2026年4月 3日 (金)

移民政策の再考を…日本が危ない!

 955回目のブログです。

2026431

     『春暁』  孟浩然

  春眠不覚暁(春眠あかつきを覚えず)
  処処聞啼鳥(しょしょ啼鳥を聞く)
  夜來風雨聲(やらい風雨の声あり)
  花落知多少(花の落つること知りぬ多少)

 (孟浩然は盛唐の代表的詩人)春の眠りは心地よく、夜が明けたことも気づかなかった。あちこちから鳥のさえずりが聞こえてくる。昨夜は激しい風雨の音が聞こえていたが、花はどれほど落ちてしまったことだろうか…。

 日本列島、いよいよ桜の季節を迎えました。テレビでは全国で花見の光景が映されており、老若男女、雅な言葉でいう “桜狩り” を満喫しているように見受けられます。春の楽しみの大きなひとつである桜をを心から観賞したいと思うところです。

 この季節、朝起きた時、わたしは、ついつい孟浩然の  “春眠、暁を覚えず…” を口に出してしまいますが、五言絶句『春暁』の見事な漢詩は、心からゆったりとした気分に浸させて呉れます。

 自然は桜花、心情は春眠。これ以上の穏やかさはありませんが、国際政治、国内情勢は大きく荒れており、わが国は厳しい局面にあると言っても言い過ぎ下はありません。

 さて、外国人が日本国籍を取得する「帰化」について、政府は、4月1日から審査を厳格化することを明らかにしました。

  【 “帰化” 要件厳格化のイメージ】

        <これまで>   <4月1日~>
  居住    5年以上   ⇒ 原則10年以上
  納付確認  税 1年分  ⇒ 税 5年分
    〃   社会保険料1年分 ⇒ 社会保険料2年分

 法務省によると、令和7年の帰化許可申請者数は1万4103人、同年中の許可は9258人、不許可は666人。上記の条件変更の他に、従来通り「日本社会との融和」(素行が善良、生活費を稼ぐことが出来るなど)も要件としています。

 参考までに

 【国籍別の帰化許可者数(令和7年)】(法務省)

   (1)中国:3533人
   (2)韓国・朝鮮:2017人
   (3)ネパール:695人
   (4)ブラジル:409人
   (5)ベトナム:357人
   (6)フィリピン:352人
   (7)ミャンマー:273人
   (8)スリランカ:248人
   (9)バングラデシュ:229人
   (10)ペルー:180人
     その他:965人
     総 数:9258人

 中国人3533人(38%)、韓国/朝鮮2017人(22%)、が際立ちますが。極度の反日教育をうけた中国人の多さに対しては特に留意しなければならないのではないでしょうか。

 今、ヨーロッパでは移民に対しての議論が激烈に行われています。ドイツ在住作家の川口マーン惠美さんは「医療財政が崩壊寸前だ。もともと高額な保険料が今年さらに上がった。もちろん、少子高齢化の影響もある。しかし無視できないのは、2015年以降、大量に受け入れられた難民の存在だ」と述べています。

 ドイツでは人口の8%、550万人が「市民金」(ベーシックインカム)の受給者、そして、何とその約半数が外国人移民者という大変な事態に遭遇しているのです。誰にでも一定の生活水準を保障しようという福祉国家と大量移民は両立しない」という事例がドイツに存在するのです。

 ところが、わが日本では、高市総理を含む自民党を筆頭にすべての政党が、バックの業界の支援要請の意向に唯々諾々と応じています。政治家も各種業界もヨーロッパの悲惨な状況に目を塞ぎ、近い将来の不幸を考えようともしない、思考停止状態に陥っているのが実態だと思います。

 移民を放っておけば、「1クラスに2〜3人、日本語の苦手な子供がいてもどうにかなるが、10人もいたら、もう取り返しはつかない」と言われています。

 今、「外国人労働者がいないと社会が崩壊する――」こんな言説が支配的ですが、経産省が1月26日に発表した2040年の就業構造推計(改訂版)は、この大前提を真っ向から覆すものです。同レポートによれば、現場人材や生産工場従事者、AI・ロボットなどの利活用人材は大きく不足するものの、合理化や事務職における437万人の余剰分などの雇用流動を加味すれば、2040年時点でも大きな人手不足は生じないと結論付けているのです。…素晴らしい推計に驚きを隠せません!

 しかし、高市早苗政権の方針は真逆の対応です。レポート発表のわずか3日前の1月23日の衆議院解散直前の閣議決定では、特定技能の対象分野に「リネンサプライ」など3分野を新たに追加。外国人労働力の供給をさらに拡大する決定を下しました。これは、同分野で働く日本人労働者の賃上げを抑制する要因ともなることは自明です。

 日経新聞が昨年11月に行った社長アンケートで、実に「9割超」が外国人労働者の受け入れに賛成だと記しています。要するに、企業側は「外国人がいないと回らない」という脅迫まがいの言説で与党・自民党をはじめ他の野党に「できる限りの移民受け入れ」を迫っているのです。

 本当に、川口市のような移民に伴う紛争をあえて生じさせても、移民に頼らなければならないのでしょうか。よくよく検討する必要があるのではないでしょうか。

 伊藤忠総研は23年に「『年収の壁』で就業調整する非正規労働者は445万人、賃金上昇に応じた引き上げで労働力は2.1%拡大」とのレポートを発表。「年収の壁」の調整だけでも、外国人が現在働く労働力不足分野の大半をカバーできるとの見方も示されているのです。

 そして、AIとロボットがもたらす劇的な変化。労働時間に制限がないロボットは「人型」でも、時給換算では「数百円以下」になると見込まれています。償却資産の設備となるロボット導入は人間を雇うより、コスト・税制的にも圧倒的に有利で、今後は飛躍的に導入が進むのではないでしょうか。

 などなど、PRESIDENT online 九戸山氏の論稿を参照し、考えれば考えるほど、高市首相や自民党の「移民政策」には邪な暗部があるように思えてなりません。国民にとっての受け入れのメリットは、デメリットを本当に上回っているのか、詳しく説明してもらいたいものです。

 高市首相には、くれぐれも、現状の「移民政策」を「秩序ある共生社会」の推進だとごまかすような言説は取らないでいただきたいものです。

 移民は極めて重要なテーマ。目先の損得で取り扱うような事柄でないことをわきまえ、欧州で社会問題化している数多の実例を参考にし、慎重の上にも慎重を期さなければならないのではないでしょうか。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2026年3月20日 (金)

自民・中道、勝敗の分かれ道はSNS戦略の差! 

 954回目のブログです。

20263201

 “またや見む 交野のみ野の 桜狩り 花の雪降る 春のあけぼの”
                藤原俊成(新古今和歌集)

 また再びこのような情景に出会うことがあろうか、望めはしまい。交野の桜狩の、桜の花が雪のように散る、この春の曙の美しい景色よ…。

 交野は、大阪府交野市のこと。桜狩は、桜の花を見て歩いて観賞することであり、旧制大阪高等学校の端艇部(ボート部)部歌にも歌われています。六番までありますが、三番までのみ記しました。

  (一)落花の雪に踏み迷ふ  交野の春の櫻狩り
     古き歌人しのびつゝ  春の流れを上るかな

  (二)巨椋ヶ池の秋の月   渚に立ちて思ふ時
     旅に悩める若人の   瞳に愁の涙あり

  (三)淀の流れよいざさらば 消え且つ結ぶうたかたの
     はかなき姿見やりつゝ 彼の海原に漕ぎ出でん

 旧制高校のロマンティシズム溢れる部歌の見事さに心から敬意を表したいと思います。

 雅な桜狩りもぼつぼつ始まろうかなとしていますが、内外の情勢は緊迫の度合いを増しています。しかしながら、まだまだ一部の政界人はのほほんとしたままです。その証拠に、中革連の小川代表が、国会の予算委員会で全閣僚に対して「WBC」(WORLD BASEBALL CLASSIC)を観戦したか否かの質問をしたのです。まさに愚問、無駄、レベルが低すぎます。予算委員会です。これで、衆院選に完膚なきまでに敗北したことがよく分かりました。

 今一度、総選挙を振り返り、SNS(YouTube、X、Instagram、LINE、TikTok、Facebookなどsocial networking serviceのこと)で注目を集めている『YouTube』について考えて見たいと思います。

 YouTubeの一般社会での近年の爆発的な拡がりをご覧ください

 【選挙期間中の選挙に関連したYouTube再生数の推移】

   令和6年(2024)衆院選  2.7億(再生数)
   令和7年(2025)参院選 17.4億(   〃 )
   令和8年(2026)衆院選 28.0億(   〃 )
                (選挙ドットコムより)

 驚くべき新時代の流れ。再生数は、3年前の約10倍です。特に若い世代、現役世代による再生数が多く、彼らの世代の政治への関心が顕著に高まっていることに注目しなければなりません。(投票率は、前回の衆院選53.9%⇒今回、多くの地域での降雪にもかかわらず56.3%に増加)

 1/26にYouTubeの自民党公式チャンネルに投稿された、高市早苗首相が出演する動画(【高市総裁メッセージ】日本列島を、強く豊かに。)の再生回数は投開票日の2/8時点で1億回を超え、選挙後も再生回数は伸び続け、2/25時点で1億6000万回を突破しています。

 このような社会の変貌を見るにつけ、政界と言えどもSNSを無視するべきではなく、積極的に前向きに対処しなければ時代に取り残されてしまいます。

 今回の中革連の大敗北の象徴に「重鎮」議員の落選があります。安住淳(幹事長)・岡田克也(外相)・小沢一郎(民主党代表)・玄葉光一郎(衆院副議長)・枝野幸男(官房長官)・長妻昭(厚生労働相)・馬淵澄夫(選対委員長)…などなど。 敗北した落選者の陣営などから敗因の中心にSNSのデマを指摘していますが、わたしは、全体的なイメージ戦略の敗北だと考えます。上に掲げた議員はまさに重鎮議員であり、暗いイメージ、怖いイメージが浮かんできます。

 例えば、元民主党代表の岡田克也氏は、敗因を「高市旋風」「ネットによるデマや批判」と分析。実際に「中国のスパイだ」という投稿が拡散したことに触れています。

 しかし、如何でしょうか。これを見ると、岡田氏は、自ら反省することがなく他責思考の人というべきでしょう。さらに過去には「国民感情をコントロールしていいかなければならない」という発言もあり上から目線の怖い人物でもあります。

 中道の幹事長だった安住淳氏は、車内で足を組みながらクリームパンを食べている動画が「偉そうだ」などと炎上しましたが、落選が確実になった後、敗戦の弁で「SNSの誹謗中傷」もあったと述べています。

 しかし、如何でしょうか。食事のマナーについて軽く注意を受けたのであれば、「有難うございます、以後気をつけます。」とどうして素直に応対しないのでしょうか。日頃より傲慢印のレッテルが顔に貼りついていると揶揄されている人であるだけに仕方ないのかも知れません。

 選挙は戦いであるだけに、双方からデマが飛んできます。例えば、野党支持者からの「自民躍進で戦争になる」「高市政権を続投させれば必ず戦争が起きる」という言論は事実に基づかない虚偽、デマであり、悪質と言わなければなりません。

 このようなデマに対し、高市自民党は応戦せず、“ブレない指導者” を演出したのです。敵をディスるのではなく、自らの「魅力を強くアピール」することに徹しました。自民党は「戦争が起きる」系の風評には、“野党との対決姿勢”を表に出さず、「優しい女性首相」のイメージで押し、結果的に、圧勝となりました。ことに当たって、negativeに対処するよりも、positiveに捉える方が、国民に好印象を与えたと言えるのではないでしょうか。

 さいごに、総選挙用のポスターを検討して見ましょう。

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 自民党の広報戦略を担ったのは、鈴木宗男氏の娘・気鋭の40歳 “鈴木貴子” 衆議院議員。高市首相は、自民党の広報戦略をSNS時代に適応すべく、鈴木貴子氏を口説き、党7役の広報本部長という重責に抜擢しました。(党七役:幹事長・総務会長・政調会長・選挙対策委員長・国会対策委員長・組織運動本部長・広報本部長)

 鈴木貴子広報本部長は、広報戦略として、① 史上初の女性総理/高市早苗の「信頼性(善)」を明瞭に打ち出す、② 第一印象で、有権者の潜在意識に訴求する、③ SNSでの情報拡散を若い世代、働く世代に徹底する。でした。

 自民党のポスターをご覧ください。高市首相のメークも従来と異なり、ブラウンの柔らかい眉、ナチュラルな口紅は、「親しみやすさ」「暖かさ」を演出しています。そして、上掲の左のバック白色の写真では右手を国民の一人ひとりに差し伸べているポーズを取っています。…優しさと誠実さがにじみ出しているように見えるのではないでしょうか。

 ポスターひとつにも細心の気配りをしていた鈴木貴子広報本部長の面目躍如、その手腕は素晴らしいものです。

 You Tubeに登場する鈴木貴子広報本部長の総選挙がらみの対談映像をごらんになってください。一般の企業戦略などにも参考になるのではないでしょうか。

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 次に、大惨敗した中道改革連合のポスターを見ましょう。まず、政党名「中道改革連合」よくわかりません。中道は池田大作氏のよく使った仏教用語であるとすれば、新政党・中道改革連合は実質的には創価学会(=公明党)の差配する政治団体ということになります。とすれば、立憲民主党支持者はどん引きします。

 また、ポスターにある公明・齋藤氏と立憲・野田氏のどちらが実質の党首なのか、皆目見当もつかず、二人ともオジサンでは、新設の政党の溌溂としたイメージが浮かんできません。そして、二頭政治が上手くいかないのは世の常ではないでしょうか。

どう考えても、野党のイメージ戦略の失敗が、対照的に高市氏を際立たせたといえるのではないでしょうか。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2026年3月 6日 (金)

創価学会の変容を探る!

 953回目のブログです。

2026362
   (仁徳天皇国見の図)

 “国守る 大臣や知るや 知らざらむ 民のかまどの 細き煙を”
          勝海舟(江戸~明治・幕臣/政治家)

 国家を守護する重責を担っている筈の大臣等よ、貴公等は承知しているのか、多分承知していないのだろう、民のかまどから立ち昇る炊煙が細々として哀れなる有様なのを…。

 幕末から明治維新にかけて大活躍した勝海舟の詠った和歌です

 仁徳天皇の故事から。仁徳天皇におかれては高台から民の家々をご覧になり、夕ご飯を炊く煙が上がっていないと気づかれ、税を取るのをおやめになって天皇陛下も皇后陛下も困窮されたと伝えられています。何年も耐えられて、やがて煙が再び上がるのをご覧になって、よろこばれたときの大御心がこれです。

  “高き屋に 登りて見れば 煙立つ 民のかまどは 賑ひにけり”
                仁徳天皇(第16代天皇)

 翻って、現代の国家のリーダーは、果たして仁徳天皇にまつわる歴史的に有名な故事をどのように捉えているのか、問うてみたいものです。

 さて、先日、衆議院議院選挙が行われ、高市自民党が圧勝、新たに結成された中道改革連合(立憲民主党+公明党)は惨敗に終わりました。その前に、昨年10月10日、公明党が自民党との連立政権を解消し、政界再編の幕が切って落されていましたが、ここで注意すべきなのは、公明党の実態です。公明党と創価学会の関係は不即不離と言われ、公明党は創価学会あっての政党であり、学会の意向が最優先されるということを知らなければなりません。

 さて、宗教界の内部は伺い知れないところがありますが、創価学会は、近年大きく変容していると報じられていますので、わかる範囲で記してみたいと思います。

 【少子高齢化に対応できず

 「創価学会にとって、選挙活動とは宗教活動である」と言われ、創価学会員の言動は一糸乱れぬ日本一の集票マシーン…、そんなイメージが創価学会・公明党にはありますが、近年それは実体とかなりかけ離れた幻想に近い様相も見せています。

 一番確かな数字が近年の公明党比例得票数です。

    平成17年(2005)衆院選898万票
    令和 6年(2024)衆院選596万票
    令和 7年(2025)参院選521万票

 この20年間で目も当てられないほどの大幅ダウン。公明党支持者の減少が止まらなくなっていることは確実です。

 今回の総選挙で創価学会の主導による新党「中道改革連合」を立ち上げ、公明党一派は比例区にて全員当選するも、相方の立憲民主党一派はこれこそ目も当てられない大惨敗という有様。創価学会の力も大いに地に落ちたと言わねばなりません。

 これも、月に一度開かれる地域の座談会に参加しても、集まるのは60代から70代の高齢者ばかり。かつては活気に満ちていた会場も、いまではすっかり落ち着いた雰囲気になってしまい、若い世代の姿はめっきり減少。とのことです。これでは、往年の選挙活動は望めないのも致し方ありません。

 【聖教新聞の配達員制度が維持できず

 従来、聖教新聞を各家庭に配達するのは無冠の友という信者の配達員。しかしながら、配達員制度が維持できず、聖教新聞が発刊された初期から学会を支えてきた誇り高き制度でしたが、2020年5月をもって幕を下ろし、配達は読売新聞に委託されることになりました。

 長年、当然のように機能してきた各家庭への配達システムが、会員の高齢化により実働部隊が減少する事態に至り、由々しき状況に追い込まれてきたことを意味しています。学会の弱体化をこれ以上如実に示す事例はありません。

 【組織の統合と解体続く

 従来、学会の女性組織は、①30代以下の未婚女性による「女子部」と②既婚者および原則40代以上の女性による「婦人部」の2つに分かれていましたが、令和3年(2021)これら2つを女性部として統合しました。組織を拡大したのではなくやむを得ず縮小したと見られます。

 ご存知のように、学会の選挙活動において中核的な活動を担っていたのは「婦人部」であり、彼女らの激しい選挙活動の実態はマスコミに度々取り上げられてきました。

 学会組織票の中核的存在だった「最強の婦人部」の姿は、今や世代交代が進まず、確実に過去の話になりつつあるのではないでしょうか。

 さらに、今年7月末、男子部の「創価班」「牙城会」が解体されるとの情報が聖教新聞で報道。彼らの業務は若い男性部員の「人材育成」と全国にある「会館」の運営を担うものであり、すべて無償のボランティアと言われています。

 彼らは若手の登竜門として意気に感じて役割を分担していたのでしょうが、組織の解体によって彼らのモチベーションが下がる懸念もあるのではないかと考えられます。

 信仰の継承がうまくいっていない

 熱心な創価学会信者は自分の子どもも信者になってほしいと熱烈に望んでいますが、親から子への信仰の継承が上手くいっていないのが実情です。それは、親が学会の活動で多忙すぎて、子供のケアが十分にできず、皮肉なことに、子供が学会から離れてしまうケースが少なくないからです。

 わかりやすい例が、創価高校や関西創価高校の入試倍率。'90年代後半は5~6倍程度と言われていましたが、今は実質1.1~1.3倍程度に落ちているのです。

 その他、家族間の問題として統一教会(世界平和統一家庭連合)などで問題になった宗教2世問題があります。創価学会でもこの問題は避けて通れません。自らの宗教を強烈に信仰する親が子の意志に反してそれを押し付けることの、親子の葛藤、対立から生じる社会問題にも目を配らなければなりません。

 創価学会は大勝利できるのか?

 創価学会のシンボル「三色旗」の色は、。その色の意味は、青色は平和、黄色は栄光、そして赤は勝利。そして、池田大作会長がたびたび檄を飛ばしたキーワードが大勝利です。そしてそれを実感できる唯一の機会が公明党の選挙結果です。

 ところが、近年は厳しい結果の連続。2024年10月の衆議院選では、石井啓一代表が落選、2025年6月の東京都議会選挙と、同年7月の参議院選でも現有議席を下回る結果となっています。“大勝利” にはとても覚束ない結果です。

 そして、2月8日の衆議院選は、中道改革連合として大敗。(但し、公明党/創価学会一派は比例区で全員当選なるも 赤っ恥をかく)

 さらに、東京24区(小選挙区・八王子市・創価大在)の仏敵・自民党の重鎮・萩生田光一氏を落選させるべく選挙活動に全力を上げるも、残念ながら当選を許す結果となりました。

 と見れば、大勝利の美酒は遥かな過去の話となっています。

 創価学会の変貌、変容は急激なものがありますが、そうではあっても、日本国内では異形の大組織であることに、それなりに留意する必要があるのではないでしょうか。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2026年2月20日 (金)

総選挙…自民の勝因、中革連の敗因を探る!

 952回目のブログです。

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 “春霞 たてるやいづこ みよしのの 吉野の山に 雪はふりつつ”
               詠み人知らず(古今和歌集)

 もう春にはなったが、いったい春霞が立ちこめている所はどこにあるだろうか。この吉野の里の吉野山にはまだ雪がちらちら降っていて、いっこうに春めいても来ない。

 立春とは名のみで、雪の消えない山里の人々が花咲く春の到来を待ち望んだ気持ちを詠んでいます…。

 2月8日、衆議院議員選挙、いわゆる総選挙が行われ、劇的な結末となったことはご承知の通りです。浮き浮きとした気分の明るい春を迎えた政党もあれば、沈鬱の敗北を喫した政党もあり、様々な政治的人間模様を描いています。

 そこで、勝利の勝鬨をあげた高市自民党と、壊滅的な敗北で打ちひしがれている中道改革連合(中革連)の勝因と敗因について考察してみたいと思います。

 プロ野球の野村監督がしばしば引用した言葉として勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなしがありますが、これは、江戸時代の肥前平戸藩の藩主で剣術の達人である松浦静山の有名な名言です。“負けるときには、何の理由もなく負けるわけではなく、その試合中に必ず何か負ける要素がある”という意味です。特に壊滅的な敗北を喫した中革連の敗因には詳しく見ていきたいと思います。

 まず、圧倒的な勝利を収めた、高市自民党の勝因から。自民党の獲得議席は驚くなかれ316。過半数の233はもとより、3分の2の310を超す有様であり、与党の維新36を合わせると352という超圧勝。以下に勝因を記します。

 【人間性・人格の素晴らしさ】

 国民は選挙戦を通じて、高市早苗総理・総裁の人間性、人格を肌感覚で理解したのではないでしょうか。TRFのメンバーでダンサーのSAMさんが、高市首相の選挙戦「最後のお願い」の舌戦を引用したXの投稿をご覧ください。その素晴らしい人物評を!

 〇「いろいろ見てて感じるのは 高市さんは決して他党を批判しない」
 〇「そこにはネガティブな悪口や、誰かを貶める誹謗中傷は一切なく
   自分たちの政策を真っ向から伝える真摯でポジティブで清々しい
   空気が流れている」 
 〇「人が人を信用する時にはこう言う空気感が伝わって気持ちが
   動くんだよなぁきっと」

 【溢れるスピード感】

 高市首相の従来自民党にない「スピード感」が、外交に留まらず、内政にも存分に発揮されたことに国民は着目したのではないでしょうか。例えば、国民民主党が熱く提唱していた「ガソリン税の暫定税率の廃止」や「103万円の壁を178万円」を、だら~んとして何もできなかった石破政権とは異なり、政治の不作為に果敢に風穴を開け、真の政治主導にもっていき実現させた「高市政権」の行動力の見事さを。

 【明確な政治課題】

 高市首相の政治的挑戦が分かりやすく明瞭であること目を見張ります。世界の潮流と国益をふまえ、自らの政治課題を大胆に、明確に述べた首相の勇気に大半の国民が賛意を示したと思われます。

  〇 防衛強化・憲法改正・経済安全保障 ……(保守の思考)
  〇 積極財政・賃上げ支援・中小企業救済 …(再分配政策)

 【乾坤一擲の勝負…それが衆議院選】

 30年間不作為の政治空間。その閉塞感を積極的に打破するための政策を実行するには権力を握ることが不可欠であり、その場が現代の武器なき戦場であり総選挙というものです。これに対して、乾坤一擲(天下をかけた、のるかそるかの大ばくち)の勝負をかけた高市早苗総理の勇気と気迫に大半の国民は賛同したのではないでしょうか。特に、若い世代、女性層、保守層、無党派層、SNS層などは “推し活” 状態の声援を送ったのではないかと思います。

 次に、衆議院の立憲民主党と公明党により総選挙前に急いで結成された「中道改革連合」(中革連)の壊滅的な敗北の要因について考察してみましょう。中革連は、172人から49人へと激減(71.5%減)。

 「中道改革連合」の “中道” 名が創価学会・池田大作会長用語であり、政党名として創価学会の配下と受け止められ、立憲の雰囲気が極めて薄い存在となり、選挙活動に齟齬を来したのではないでしょうか。名は体を表すとも言いますから。

 公明党出身者は全て比例区で最上位処遇であり、候補者28名、全員戦う前から全員当選確実の面妖さ。不可解としか言いようがありません。

 その結果、公明党の支持母体の創価学会の選挙活動の熱量が薄くなったことは否めず、また立憲民主党の支持者にしてみれば積極的に選挙活動をするのがあほらしくなったのではないでしょうか。ごらんください、比例での得票が、前回1757万票(立憲+公明)が今回の中革連では1044万票という有様(40.5%減)。

 今回、「惨敗」した中革連(旧立憲民主党)のパブリックイメージといえば、やはり首相への悪口が多いということ。これは、対戦相手の高市総理と真逆の言動であり、国民は立憲民主党の振る舞いに辟易としているのではないでしょうか。

 ・また、選挙ドットコムとJX通信社の調査によれば、有権者が重視している順番に上から「物価高への対策」「景気や雇用、賃金」が並んでいますが、中道改革連合がトップに立っているのは「政治とカネの問題・政治改革」です

 国民の目線は、もう、いつまでも、政治とカネのいわゆる「裏金問題」ではなく、物価高・景気・雇用・賃金などの「国民の生活」です。中道改革連合の目線が一般国民の目線と乖離があり、そのことが敗因の大きな要素のひとつだと考察します。

 時代の空気感の把握が不足していることを反省すべきではないか。

 昨年12月のFNN世論調査の年代別の支持率に注目。立憲民主党の18~29歳の支持率がなんと「0%」。30代の支持率も1.4%、40代も2.5%で、50代は3.1%です。若い世代、働く世代からそっぽを向かれた立憲。

 中道改革連合は、おそらく若者を獲得することを目的に公明党と連携しようとしたのではないかと思われますが、その兆しを見ることはできたのでしょうか。現段階では、何も得なかったように見えます。

 今回の総選挙は、創価学会の熱量の減退、立憲民主党の足腰の弱さ、公明党の我欲、中革連幹部のセンスの古さなど、見直すべきところ多く、ゼロからの出直しが必至ではないでしょうか。

 政治は、理想を心に秘め、現実を引き受けることから開けます。その覚悟を示せば必ずや若者に振り向いてもらえるはずです。それには誠実さ以外にはありません。高市総理に学びましょう。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

 

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2026年2月 6日 (金)

衆議院議員選挙(総選挙)…異聞!

 951回目のブログです。

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 “ほどほどに 見るにはかなし 蜘の網の それにもかかる 虫の命よ”
            後柏原天皇(第104代天皇・柏玉集)

 それぞれにおいてはかなく見えることだ。弱弱しく破れてしまいそうな感じがする蜘蛛の巣も、それにさえ引っかかってしまう虫の命も‥。

 蜘蛛の巣の頼りなさ、それに引っかかる虫の哀れな姿を詠んでいます。

 いよいよ総選挙の投開票日(2月8日)がやって参りました、権謀術数が渦巻く中、初めて見る光景、とんでもない景色、それらは、上掲の和歌に詠われている如く、弱弱しい蜘蛛の糸に容易にかすめ取られているエリート(?)人間集団の滑稽さと哀れさを感じさせてくれます。

 特に、人間の権力争いは奇妙なほど可笑しく、また、哀れを誘うほどであり、見聞きする中での異聞を窺ってみたいと思います。

 【中道改革連合の正体】

 まず最初に、国民の代表である政治家がどうして簡単に信念、政策、主義、主張を変えることが出来るのかということに疑問を持ちました。総選挙が行われる前に、立憲民主党と公明党は、参議院は従来のままに置いて、選挙互助会を目的にそれぞれの衆議院議員のみの合併を決意しました。

 その名称は『中道改革連合』(中革連)。この政党は政権を担うことを使命にしていることを広言しました。中革連の細かい政策においては、旧立憲民主党的なリベラル色が色濃く残されていますが、エネルギー、国防、外交といった国家の根幹に関わる部分においては、完全に公明党のリアリズムが貫かれています。すなわち、

    ・「原発再稼働に賛成」
    ・「安全保障関連法制を容認」
    ・「辺野古移設に賛成」

これは何? これらは、旧立憲民主党の基本政策をなすものであり、立憲民主党のアイデンティティであったものです。

 その、昨日まで金科玉条に主張していたものを、いとも簡単に捨て去り、180度転換させることに同意したのでしょうが心に葛藤はなかったのでしょうか。また、残った参議院立憲民主党と新しい中革連との政策の差異はどうするのか、余りにも未熟過ぎて論評もできません。手下に抱えた公明党を自在に動かし、立憲民主党を掌て転がすことが出来る組織は、宗教という衣を被りフランスではカルトと認定されている創価学会をおいて他にはないのではないでしょうか。

 それにしても、何とも理解しがたく、人って、政治家って、そんなに軽い存在なのか、開いた口が塞がらないのが率直な感想です。

 【中革連の比例名簿の怪しさ】

 公明党出身者は、当選が厳しい小選挙区には立候補せず、全てを比例区とし、比例名簿にはほとんどを1位に優先固定し、全員当選を確実にしたことです。

 割りを食ったのが旧立憲民主党側で、公明党側に押し切られました。立憲側が抗わなかった背景には立憲の「弱点」が何かあるとしか考えられません。傍から見ていても腑に落ちませんが、公明党=創価学会の戦術に立憲が「罠」に嵌ったと見るべきでしょう。

 近年の公明党比例得票数は、2005年衆院選898万票、2024年衆院選596万票、2025年参院選521万票、と長期釣瓶落としの傾向にあります。そうであればこそ、今回の「全員当選確実」の戦術は、創価学会、公明党にとって笑いが止まらないのではないでしょうか。(下記の推移をごらんください)

     【衆議院選:当選者の推移】
     前々回    前回    今回
     32名 → 24名 → 28名(全員当選確実!)

 【高市自民党の圧勝報道の真偽】

 総裁選の中盤から終盤にかけて、大手メディアの情勢調査が発表され、自維300議席超うかがう、中道半減も(朝日2/1)などと報道。オールドメディアすべてが、自民好調、中道不調と筆を揃えていますが、アンダードッグ効果orバンドワゴン効果の狙いがあるのか不明ですが何か臭うものを感じますが‥。

 (アンダードッグ効果)劣勢な状況にある人や組織に対し、同情や共感を抱き、応援したくなる心理現象。「判官贔屓」とも言う。
 (バンドワゴン効果)大勢の人が支持している人や事象は、そのことによっていっそう支持が大きくなる現象。「勝ち馬に乗る」とも言う。

 【学会が「重点108選挙区」に中革連支持の司令】

 いよいよ総選挙の実力者・黒幕が表に出てきました。小生もたまたま見ていましたが、2/1、ジャーナリストの門田隆将氏はyoutubeの配信で、衆院選の帰趨を決定づける極秘情報を明らかにしました。

 選挙の黒幕・創価学会は1/31、全国289選挙区のうち、当落が拮抗している「108の重点選挙区」を指定し、会員に対して中道改革連合の候補に票を投じるよう明確な司令を出したそうです。さすがに宗教団体「108という数字はまさに煩悩の数」だと門田氏は言います。

 創価学会はわが国最強の宗教団体のひとつであり、また、隠れた最強の政治団体のひとつでもあることは承知の事実です。創価学会は若い世代が減り足腰が弱まったと言われますが、まだまだ動員力を誇り決して侮れません。

 創価学会の選挙活動といえば、緻密な票読みと報告システムで知られ、日々の活動報告が下記の項目で報告されます。ごらんください。

  「○K(マルケー)」:支援活動を行っている活動家の数
  「F」:友人に選挙の話をした数(FriendのF)
  「○F(マルエフ)」:自発的に支援活動をしてくれる友人の数
  「Z」:期日前投票を済ませた友人の数
  「J」:投開票日当日に投票した友人の数
  「内H」:内部票、つまり創価学会員の投票数

 徹底した数値管理であることに驚きを隠せません。学会の積極的な選挙活動は残りの、6日(金)、7日(土)、8日(日)と3日間もあります。彼らは、8日の日曜日も、投票のお願いや投票への誘い出しなど選挙活動一色です。凄いパワーであることに留意が必要です。

 さて、選挙がどのような結果となるか。

 あなたの投票する1票がわが国の方向を決めます。投票に行きましょう。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2026年1月23日 (金)

政界再編第2弾!‥混迷か整然か

 950回目のブログです。

20261231

“わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣り舟”
                参議篁(古今集・百人一首)

 広い海を、たくさんの島々を目指して漕ぎ出して行ったよ、と都にいる人々には告げてくれ、漁師の釣り船よ…。

 参議篁(さんぎたかむら)は漢詩の天才で「日本の白楽天」と称されます。篁公は遣唐使の副使に選ばれ、唐に向けて出発しましたが、二度にわたり渡航が失敗した経緯も有しています。

 遣隋使や遣唐使は、大陸の制度や文化を取り入れるという崇高な目的のために、命を掛けて渡航したものですが、今、眼前で行われる政界再編についても、国家、国民のために真摯な努力を傾けてほしいものです。

 1/19、高市総理は官邸で、1/23召集の通常国会冒頭で衆院を解散し、衆議院選を「1/27公示、2/8投開票」の日程で実施すると表明しました。

 政界の再編は、10/10、第1弾として、与党が「自民党+公明党」から「自民党+日本維新の会」に組み換えとなったことです。公明党が26年間連れ添った自民党から離脱したのです。そして、その余震がつづき、今回第2弾として、公明党と立憲民主党のそれぞれの衆議院議員が合併し統一体として「中道改革連合」(略称:中革連、中道)を結成することになりました。

 今回の政界再編第2弾は、毀誉褒貶が渦巻いていますので、何が生じているのか覗いてみたいと思います。

 新党名は「中道改革連合」。中道政治はそもそも政治用語ではなく、創価学会の故池田大作会長が「仏法の中道主義を根底にし、その生命哲学にもとづく、人間性尊重、慈悲の政治」と説いたことに由来するものであり、学会色そのものと言わねばなりません。

 とすれば、名は体を表すというように、新党の構図は、創価学会=公明党>立憲民主党 の図式になります。今までは、宗教団体/創価学会が政党組織/公明党を「裏」から差配していたものが、これからは創価学会が「表」から「中道改革連合」(中革連)を差配すると見るべきではないでしょうか。まさしく、政教一致と言うべきかも知れません。

 新党を結成したとはいっても、参議院議員は従来通り、それぞれ「公明党」「立憲民主党」として残ります。これは何を意味するかと言えば、ある意味で選挙互助会の為の新党でしょうし、政党助成金の問題もあるのかも知れません。どちらにしても、なぜ衆参全議員が新党に参加しないのか判然とせず面妖です。立憲民主党が創価学会にひれ伏し、折伏されたと考えるのが妥当とも考えられます。

 公明党と立憲民主党は基本政策において水と油、体質においても大いに差異があり、果たしてそれをどうやって克服したのでしょうか。

 例えば、立憲民主党は、「安保法制」については激しく違憲を主張、いっぽう、公明党は、自民党と与党連立を組んでおり合憲を主張。基本政策においてこれだけ違いがあれば苦悩、苦慮するはずですが、何と、立憲はべた降り、自らの主張を取り下げたのです。何の説明もなく公明党(=創価学会)にひれ伏すとは、これが政治家とは‥‥。

 次に、原発(原子力発電)稼働の問題。公明党は稼働容認。立憲民主党は原発廃止を主張。これも水と油です。電力は産業、生活のベースインフラであり、国家、社会の生命線でもあります。観念的な安物のイデオロギーに基づいてその稼働を判断すべきものではありません。国家の将来を見据えて叡智を傾けて方向を決断しなければなりません。この問題も立憲がべた降りとなりました。

 政党の主義、主張がこんなに浅く脆いものとは‥‥。

 ざっと考えて見ても、今回の政界再編第2弾の中心をなす「中道改革連合」は、誰が見ても衆議院選目当てのものだということは上記の経過を見ても明らかではないでしょうか。とすれば、それが見込み通り実を挙げるのかどうか、検討してみましょう。

 公明党の近年の実力は釣瓶落としの状況を示しています。公明党は創価学会の選挙応援で1選挙区あたり1万5000票から2万票を持つと言われていましたが、いまやそれは幻想にすぎないと言われています。比例区の得票数をごらんください。

   2005年 衆議院選 898万票(ピーク)
   2024年 衆議院選 596万票  ↓
   2025年 参議院選 521万票  ↓

 ピークの898万票から何と521万票へ! そして今回は400万票台へとの噂がもっぱら。立憲民主党は、過去の主張、政策、イデオロギー、信念をかなぐり捨てて、公明党が持つと言われている学会票が選挙互助会の「中革連」に投票してくれるものとの淡い期待を示していますが、果たしてそんなに上手くいくのでしょうか。

 それは、ひとつには学会票の大幅ダウン、その要因は高齢化による足腰の衰えと池田大作というカリスマの不在。ふたつには、公明⇔自民との26年間に亘る現場での腐れ縁がそう即時に遮断できにくいのではないか。…と考えられるからです。

 そして、立憲民主党は昨日まで “仏敵” としていた創価学会員がどこまで本気に支援してくれるかは未知数、 加えて、立正佼成会などの新宗連や、浄土真宗本願寺派などの支持団体の支援がなくなるマイナスも勘定に入れる必要があります。

 また、昨年の参院選で立民と選挙協力を行った日本共産党の問題。歴史的に見て、共産党と創価学会は “天敵” とも言える間柄であり、遅かれ早かれ、政治と宗教のあり方について火花が散る場面がでてくるのではないでしょうか。

 高市総理は、「高市早苗が首相で良いのかどうか、主権者たる国民に決めていただく。連立政権合意書に盛り込んだ政策について信を問い、与党で過半数を目標とし、首相としての進退を懸ける。」と総選挙に当たっての覚悟を示しました。

 高市首相の内閣支持率は、支持する70.4%支持しない23.0%1/12~1/18:「世論レーダー」ジャッグジャパン)に示されているように高い支持率を示しています。その中には、中国に対し毅然とした姿勢で臨んでいることに評価が高いと見られています。一方、中道改革連合は、公明も媚中ならば、立憲も媚中ですから、「媚中×媚中」、媚中の2乗という片寄りとなりますので、国民がどう判断するか見守りたいと思います。

 ところで、支持率、人気は危ういもの。果して、高市内閣はこのままの高支持率を投票日まで維持するのかどうか、政局は一寸先は闇であり、予断は許せません。

 選挙は激しい「権力」の争闘です。今回の選挙は、次のように近年まれに見る明快な対立軸で争われます。

    反高市vs親高市、
    媚中派vs独立派、
    中高年世代vs若い世代、
    オールドメディアvsSNS
    緊縮財政vs積極財政、
    左派vs右派、‥‥。

 このことを考えれば、選挙の決め手は、圧倒的な高市支持の若い世代(10代~50代)がどのような投票率を示すかに依るのではないでしょうか。

 果たして、時は高市首相に味方するか、創価=公明党/立憲に味方するか!

 貴方の投票する1票がわが国の方向を決めます。投票に行きましょう。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2026年1月 9日 (金)

今年の世界10大リスク‥No.1は「米国の政治革命」!

 949回目のブログです。

2026191

  “田子の浦ゆ うち出でて見れば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける”
                山部赤人(奈良時代・万葉集)

 田子の浦に出かけて、遙かにふり仰いで見ると、白い布をかぶったように真っ白い富士の高い嶺が見え、そこに雪が降り積もっている‥。

 年頭にあたり、風格のある、万葉集屈指の山部赤人の名歌を取り上げました。

 今年こそは、上に掲げた富士山のような気高く凛とした姿の “日本国” を期待したいものです。みなさまには、引き続きご支援をお願い申し上げます。

【今年の暦】を見てみましょう。

   令和8年    (年号)
   皇紀2686年 (神武天皇ご即位を紀元・BC660)
   午       (十二支・午)
   丙午      (十干十二支・ひのえうま)
   西暦2026年 (キリスト生誕を紀元)

 今年の干支は「丙午」。十干の「丙(ひのえ)」は「火の兄」を指し、陽の火のエネルギーを象徴します。十二支の「午(うま)」もまた火の属性を持ち、この二つが重なる丙午は「天も地も火」という、60の干支の中で最も激しいエネルギーが巡る年とされています。

 とすれば、今年はチャンス。高市早苗内閣には、わが国が持つ潜在的なエネルギーを遺憾なく発揮し、全てにおいて上昇気流に乗せたいものです。

 ところで、年明け早々の出来事に驚いた人も少なくないと思います。米国のトランプ大統領が南米ベネズエラに攻撃。米軍の作戦は1月2日夜に開始。空爆などで防空システムを破壊したのち、ヘリコプターで首都カラカスに到着した部隊がマドゥロ大統領の邸宅に突入し、マドゥロ氏と妻を「拘束」、その後、米軍の船と航空機でニューヨークに移送しました。

 事変ともいうべきこの米国によるベネズエラ攻撃は、何と1時間半の単時間で米国の成功裡に終わりました。一部の学者や、オールドメデイア、あるいは、中国、ロシアは米国を国際法違反として糾弾していますが、如何でしょう。

 アメリカの側面をリアリズムで見れば、経済的側面からは石油利権、政治的側面からは南米への影響力の排除、社会的側面からは麻薬戦争、の3点があげられると思います。

 わたしたちは、アメリカが厳しいリアリズムでしか動かないことを冷静に認識しておく必要があるのではないでしょうか。米国のリアリズムが米国の利益と信頼を基底に発揮されると考えれば、例えば、中華人民共和国が台湾に侵攻した時、アメリカが真に台湾を支援するかどうかについては、このことを基底に置かねばなりません。

 さて、世界最大規模の政治専門コンサルティング会社であるユーラシア・グループにより、例年注目される「世界の10大リスク(2026) 」が1月6日に発表されました。

 因みに、昨年の「世界の10大リスク」No.1は「深まるGゼロ世界の混迷」として、国際秩序を維持する意思・能力を持つ国家や国家の集まりが存在しない状態、すなわち、“国際政治における権力の空白”を挙げていました。

 【世界の10大リスク】(2026)をご覧ください。

   1位:米国の政治革命
   2位:「電気国家」中国
   3位:ドンロー主義(トランプ版モンロー主義)
   4位:包囲される欧州
   5位:ロシアの第二の戦線
   6位:米国式国家資本主義
   7位:中国のデフレ
   8位:ユーザーを食い尽くすAI
   9位:USMCAのゾンビ化
   10位:水の武器化

 ユーラシア・グループ 2026年世界10大リスクの報告書の冒頭の部分から一部を引用しましょう。

 2026 年は転換の年だ。地政学的な不確実性が極めて高い年になる。

 米国は自ら、自らが作り上げた国際秩序を解体しつつある。世界最強の国が政治革命の真っただ中にある。

 世界中の他の国々にとって、米国は予測不可能で信頼できない存在となった。この新たな現実に適応することは、喫緊の地政学的課題となっている。成功する国もあるだろうし、失敗する国もあるだろう。

 この新たな現実に適応する過程で、我々は多くの不安定を目にすることになる。今日の世界では約60の紛争が進行中であり、これは第二次世界大戦後で最多だ。一部が停戦に至ったとしても、安定にまでこぎ着けるものはほとんどない。混乱の時代にあっては、どの国も自らの秩序維持を最優先するからだ。

 これらすべては、驚異的な技術革命の真っただ中で起きている。人工知能(AI)ブームは、人類がこれまでに生み出した最大の機会であると同時に最大の危険でもあるが、統治、連携、調整はほとんど存在しない。

 何という時代に我々は生きていることか。

 さて、【首位:米国の政治革命】の要点のみを記しましょう。

 ドナルド・トランプ大統領が権力の抑制を組織的に解体し、政府機構を掌握して敵に対して武器として使う可能性が指摘。特に、大統領の任期が残り3年となり、中間選挙で民主党が下院で多数派になる見込みがあるため、トランプ氏がリスク回避的になるどころか、さらにリスクを取る行動に出るだろうと予測されています。

 それにしても、令和8年(2026)は、内外ともに大変な年になる予感がしますが、今年のキーワードは国家 ということになりそうですね。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2025年12月26日 (金)

令和7年を振り返る! 

 948回目のブログです。

202512261

    “ ゆく年や 膝と膝とを 突き合わせ ”
                 夏目漱石

 今年も残り少なくなった。一年を振り返ると私たちは、心を許し親しく接する間柄であった。今、くる年に向かって語り合っている。次の一年もこうありたいものだ…。

 年の瀬、友と語り合う人間関係、心の底から素晴らしいと思える絆、いいなあ…。

 文豪漱石にして心の通う人間関係の限りない喜びと価値を見出しています。それは、明治や大正の時代であっても同じで、世の中が、がさついていればいるほど心に沁みるものがあったからではないでしょうか。

 翻って現在の世の中は。

 いよいよ、令和7年、西暦2025年が数日後過ぎて行きますが、相変わらず続く緊迫した世界情勢のもと、わが国周辺もきな臭くなり予断の許せない状況に至っており、小ブログから関心の大きかったものを選んで見たいと思います。

 ① 政界再編へ!…高市総裁選出・自公連立解消 (10/17)

 10/4、自民党総裁選が投開票され、高市早苗、小泉進次郎、林芳正、小林鷹之、茂木敏充の各氏が立候補、覇を競いましたが、1回目投票で決着せず。

  【決戦投票結果】

    高市早苗  185 (国会議員票149/党員票36)
    小泉進次郎 156 (国会議員票145/党員票11)

のように、高市早苗氏が新総裁に選出されました。

 戦前のオールドメディアの予測は、小泉進次郎氏の圧勝でしたが、それが何と大外れ、史上初の女性総裁として高市早苗氏が新総裁に選ばれたのです。それにしても、近年のオールドメディアの偏向とそれに伴う “信頼感の失墜” をまざまざと見ることになりました。

 そして、多少の紆余曲折があったにしても、高市総裁が総理大臣に選ばれるものと思われていましたが、ここで10月10日、政権与党として長年自民党と組んでいた「公明党」が突然『自公連立政権』から離脱するという大事件が勃発。

 公明党斉藤代表は、自民党に対する不満として、表向きには、政治とカネ問題、歴史認識と靖国参拝問題、外国人との共生問題、を挙げています。しかし裏を暴けば、公明党は非親中、右派的な高市総裁を嫌い、バックにいる「創価学会」「チャイナ」の意向による連立離脱でした。

 ・わたしなりに考えますと、26年間に亘る自民党と公明党の癒着の歴史が日本の政治(内政・外政)を歪め、本来、歩まねばならない正統な道を外してきたように思えてなりません。公明党との連立離脱は、自民党にとっては厳しいながらも明るい未来に繋がる可能性があり、理想主義的保守主義への道に戻る時が来たと、前向きに捉えるべきではないでしょうか。

 そして、新たなスタートとして、与党の構成は、「自民+公明」⇒ 「自民+維新」となりました。とりあえずは政界再編、第1段ということでしょうが、高市政権の切れ味を期待したいものです。

 小ブログは政界再編を予測していましたので、予測を外した偏向マスコミよりは澄んだ目でものごとを見ているのかなと思っているところです…。

  ② 高市早苗総理に期待する! (10/31)

 高市早苗新総理の思想や人となりに触れました。

 高市総理の尊敬する人は「鉄の女」と称された英国のマーガレット・サッチャー首相。高市首相は、小ブログの見立てを言えば「鋼(はがね)のおんな」ではないでしょうか。鋼は鉄よりも粘りがあり、叩けば叩くほど強くなる性質を持っています。

 ・【ふたりの首相の政治哲学】

   サッチャー首相:「国家よりも市場を信じる」(市場)
   高市早苗首相 :「国家を信じて市場を再設計する」(国家)

 ・【高市総理の挑戦】

  〇 防衛強化・憲法改正・経済安全保障 …(保守の思考)
  〇 積極財政・賃上げ支援・中小企業救済 …(再分配政策)

 高市総理は、わが国は「国家の機能」が麻痺していると見立てています。移民問題、人口問題、外人土地取得問題、ODA、治安問題、対中問題、領海・島嶼問題などなど、どれをとっても問題認識が甘く、根本的対策がtoo late。今や、国策を樹立することが求められ、そのためには、国家機能の回復が急務と考えているのです。

 ・高市総理の目を見張る政策行動力を。

  ・いわゆる「ガソリン税の暫定税率」の廃止。
  ・いわゆる「103万円の壁」を178万円にあげる。
  ・中国(チャイナ)に対して毅然と対処している姿。

 ※財務省(旧大蔵省)の僕(しもべ)に堕した自民党政治家の不作為に、果敢に風穴を開け、真の政治主導に持って行った高市政権の行動力の見事さに目を見張ります。ごらんなさい、石破政権はだらっとして何もできなかった、やらなかったと言っても過言ではありません。

  ③ 高市内閣の驚異的な支持率をご覧ください。(12月度)

   産経   75.9 (%)
   日経   75
   読売   73
   朝日   68
   毎日   67
   共同   67
   時事   59.9

 国民はよく見ているのではないでしょうか。

 高市総理はじめ内閣のみなさんにはお身体に留意され国民のための政治をよろしくお願いします。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

 どうぞ佳いお年を。来年もよろしくお願いします。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2025年12月12日 (金)

日中対立…情報戦の行方!

 947回目のブログです。

202512121

 “ゆく秋の 大和の国の 薬師寺の 塔の上なる 一ひらの雲”
               佐々木信綱(国文学者)

 秋がもう終わりをつげようとしている頃、大和の国の古い御寺、薬師寺を訪ねて来てみると、美しい形相を誇って高くそびえる宝塔の上には、一片の白雲が静かに浮かんでいて旅愁をいっそう注がれる…。

 うるわしい大和の逝く秋、1300年の歴史を刻んだ古典的な高塔、その上にある一片の雲、…その素晴らしい光景に旅の心が静かにうごかされます。

 短い秋がようやく終わり、いよいよ冬、師走と景色が異なって参りましたが、世間はなかなか落ち着かず、近隣のかの国との諍いは相変わらずがさつな動きを見せています。

 どのように落ち着くのか、あるいは、このまま推移するのか、とりあえず状況を概観してみたいと思います。

 11/7、衆院予算委員会で、立憲民主党の岡田氏は台湾有事を念頭に「どういう場合に存立危機事態になるのか」と繰り返し繰り返し質問。高市総理「(中国が)戦艦を使って、武力の行使も伴うものであれば、どう考えても存立危機事態になり得るケースだと私は考える」と答弁。 高市総理は従来の政府見解の範囲でわかりやすく発言したものと思います。

 これに対して、中国の薛剣在大阪総領事「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟ができているのか」とXに投稿。中国高官の高市総理に対する殺害予告とも思える表現に驚きを隠せません。

 中国は、台湾のことについては内政問題と考えており、日本の首相が台湾問題に触れることに怒りを覚えたことが殺害予告張りの表現になったのでしょう。あるいは、内政において、経済が極度に悪化、若者の就職もままならない状況など、社会不安の兆候が全国的発生しており、人民の目を外に向ける必要があった為とも考えられます。

 その後、中国政府は、矢継ぎ早に「制裁」を繰り出してきました。

 日本への渡航自粛を呼びかけ
 日本への留学に注意喚起 よって、中国からの留学生の減少
 日本産水産物の輸入停止(中国が事実上の再停止)
 文化交流イベントのキャンセル
 「日本にパンダが一頭もいなくなる」可能性
 外交的非難と発言撤回要求

 中国人の渡航自粛について。京都や大阪を見ればお分かりのように、わが国は現在「オーバーツーリズム」で観光客が溢れており、その内マナーの悪い人が一番多い中国人の観光客が減ることには歓迎ムードとなります。また、中国人観光客は、飛行機、タクシー、宿泊、土産物など、全て中国人同士だけで完結する経済圏「一条龍」(一匹の龍)のなかでビジネスが行なわれており、日本経済への恩恵は少ないと見られています。

 中国人留学生の減少は教育の正常化にとって朗報。

 日本産水産物の輸入停止。わが国は、これまでの禁輸措置で脱中国に成功しつつあります。例えば、ホタテについてはベトナムや米国へ市場を確保しているのです。中国ヌキでのホタテの全世界への輸出額をご覧ください。

 【ホタテの全世界への輸出額】(水産庁)

   23年689億円。
   24年695億円。
   25年も9月までで602億円と(前年同期比38%増)。

 さて、中国が世界シェアーを牛耳っている「レアアース」をわが国に対して「禁輸」したらどうなるか。中国が、日本向けへレアアース輸出を止めれば、日本は音を上げると読んでいるとすれば、日本の「反撃力」を見落としていると言わねばなりません。対抗するには「半導体素材」で堂々と反撃すればよいのではないか。わが国は、下記の素材については世界的な高シェアを誇っていることを認識しなければなりません。(参考:勝又氏の論稿より)

  【日本の世界シェア・半導体素材】

    素 材    日本の世界シェア 中国の代替困難性
  フォトレジスト(EUV) 約90%       極めて高い
  高純度フッ化水素    約70%     高い
  シリコンウェハ     約60%     中~高

 半導体素材のフォトレジスト(EUV)の日本の世界シェアは90%。であれば、中国半導体企業の9割は、必ず使用している計算になります。もしも、日本が素材輸出を一斉に禁止すればどうなるでしょうか。

 半導体生産過程では、素材と製造機械との親和性が極めて高く、素材を変えると、途端に「歩留まり率」が低下する事実が知られています。歩留まりを確保するには年単位の時間がかかるのです。わが国は、半導体素材においては高品質を誇っており、そのことを有効に利用しない手はありません。

 ところで「レアアース」を巡りさや当てが行なわれています。中国は現在、世界のレアアースの約70%を採掘し、精製では、世界の90%。ところが、ここで登場してきたのが、わが国です。

 南鳥島のEEZ(排他的経済水域)内の海底(5,000メートル超)で膨大な「レアアース泥」の存在を発見。これが、中国の陸上鉱山の20倍の品位を持つ世界最高品位の「超高濃度レアアース泥」であることに注目したいものです。2026年1月より採掘試験を開始の予定。期待が大きく膨らみます。

 さいごに。2020年に設立された「対中政策に関する列国議会連盟」(IPAC:44ヶ国)の声明文をお読みください。

 ≪IPACの加盟議員一同は、中国の大阪総領事が高市総理大臣に対して行った威圧的な発言を強く非難いたします。このような暴力的な言辞は断じて容認できません。北京当局は外交的規範への敬意を著しく失っており、近年世界各地で同様のことが繰り返されています。
私たちは、高市総理が台湾海峡の緊張激化に伴う広範なリスクに警鐘を鳴らされたことは極めて正当であると考えます。

 「存立危機事態」を巡る総理の発言は、挑発ではなく、慎重で戦略的な判断に基づくものであり、「台湾の安全保障は世界の安全保障である」という国際社会における認識の拡大を反映するものです。抑止や緊張緩和に失敗すれば、世界経済は深刻な不況に陥るでしょう。

 私たちはそれを傍観するわけにはまいりません。G7(先進7カ国)が一方的な現状変更への反対を改めて表明したことは極めて正当な判断でありますが、今こそその呼びかけを行動に移す時です。

 私たちは、各国政府に対し、日本への明確な支持を公に表明し、台湾周辺における「越えてはならない一線」を明確にし、衝突を抑止するための政治的・経済的措置を緊密に連携して打ち出すよう求めます。

 台湾の人々は、自らの未来を自由に決定する権利を有しており、世界の繁栄を脅かす行為は抑止されなければなりません。≫

 このように、対中政策に関してほとんどの国が日本を支持しています。

 習近平主席をはじめとする中国指導部は、焦っているのではないか。国内経済の悪化と台湾統一の展望の暗さを見れば、追い詰められているのは中国のほうということも出来るのではないでしょうか。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2025年11月28日 (金)

集団メディアスクラム!…兵庫県政ゴタゴタ続く

 946回目のブログです。

202511281

 “見渡せば 花も紅葉も なかりけり 浦の苫屋の 秋の夕暮れ”
    藤原定家(平安末期~鎌倉初期「新古今和歌集」)

 見渡すと、色美しい春の花や秋の紅葉もないことだなあ。この海辺の菅や茅で編んだ漁師の仮小屋のあたりの秋の夕暮れは…。

 春秋の花や紅葉の華やかさも素晴らしいが、寂しさを感じさせるこの景色もまた良いものだ。…と詠った三夕(さんせき)の歌のひとつです。

 晩秋から初冬へ、季節はめぐりそれなりの風情を感じさせる今日この頃ですが、世間の風は大きく荒れ、まだまだ穏やかな雰囲気を醸す情勢にはありません。

 ここで、以前にも取り上げた兵庫県政の相変わらずのゴタゴタに目を向けてみましょう。

 兵庫県警は11/9、名誉棄損の疑いで「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏を逮捕し、送検しました。

 立花氏は兵庫県知事選の演説などで「竹内県議は警察の取り調べを受けているのは間違いない。どうも明日逮捕される予定だそうです」などの虚偽の情報を発信し名誉を傷つけたとしたもの。竹内県議は斎藤知事の再選後に県議を辞職、今年1月死亡。竹内氏の妻は、SNSなどでの誹謗中傷で精神的に追い詰められて自殺したと訴えていました。

 一方、神戸地検は11/12、昨年11月の兵庫県知事選で再選された斎藤知事の公職選挙法違反(買収)の罪で告発された問題で、全てを嫌疑不充分で「不起訴」としました。

 主だったものは、PR会社にポスター代(企画代・デザイン代・製作費などすべて)として715,000円支払ったことが違法な報酬として告発。斎藤知事と片山副知事は令和5年のプロ野球阪神・オリックス優勝パレードを巡り金融機関への補助金を増額することでパレードへの寄付金を支払わせようと考え3億円の損害を与えたとして告発。ワインの受領で告発、など。

 立花党首の逮捕と齋藤知事の不起訴についてどう考えるべきでしょうか。

 立花氏は “トリックスター” と言えるのかもしれません。トリックスターとは、神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破り、物語を展開する者のことを言い、善と悪、破壊と生産、賢者と愚者など、異なる二面性を持つのが特徴です。なるものとしては、SNSを活用して政界・メディアの闇をあばいたこと、なるものとしては、他の候補者(斎藤氏)を応援するために自ら立候補する奇策(2馬力選挙)を実行したことではないでしょうか。

 立花氏は、反斎藤派の竹内県議などに厳しい罵声を浴びせることもありましたが、街頭演説では聴衆に興味を持ってもらうために、往々にして話を盛ることがあったのではないか。小生が聴いた演説ではそんなに違和感は持ちませんでした。それでも、気の弱い人は多少恐怖心を懐いたのかも知れません。政治家には傍若無人の人が多く、繊細な人はほとんどいないと言っても間違いなく、そのような人は政治家には不向きだと思います。

 次に、斎藤知事のポスター代ですが、小生の経験からすれば、企画代やデザイン代も含めれば715,000円は妥当な価格(少し安め)だと思います。こんなことで告発した大学教授や弁護士はマーケット価格を調べてから告発すべきではないか。

 その他、パレード寄付金証拠なし、ワインなどのおねだりなし、などなど、人心を惑わさないためにも、何でも告発すればいいというものではありません。やはり、兵庫県の政治空間はかなり可笑しいと思います。

 斎藤知事は、「パワハラ疑惑による知事の失職」に伴う兵庫県知事選で、再度、選出されたのであり、その時(2024/11/17)県の民意は確定しました。

 しかしながら、政争は続いています。苛烈な権力闘争が繰り広げられているのです。

 闇の一番手は、冒頭のタイトルに掲げた集団メディアスクラムという鵺(ぬえ)のような存在でしょうか。兵庫県では、メディアは本来持つであろう競争的立場から離れ、お互いにスクラムを組んで協調するという面妖な存在となっています。

 闇の2番手は、反斎藤知事派(県議会・県庁OB・マスコミ)の暗部隠蔽グループと親斎藤知事派(知事側近・SNS<youtube>)の暗部公開グループの熾烈な権力闘争です。

 思い出していただきたい。

 百条委員会に尋問された片山副知事は、「自死した反斎藤派県民局長の公用PCの内容を広く県民に公開すべきだ」と強く主張しました。この公用PCには、クーデター計画書(斎藤知事追い落とし)、県民局長の不倫行為(乱倫・10年間7人の女性職員と)の戦慄すべき文章と画像が記録されていたからです。

 ところが、何と、百条委員会奥谷委員長や、読売新聞記者、朝日新聞記者、NHK記者は、まるで脅すように、公開を激しく拒否しました。県議会と有力マスコミが強固なタッグを組んでいたとしか考えられません。

 兵庫県政のゴタゴタは、立花氏の逮捕と齋藤知事の全面不起訴によって一応終止符を打つのかも知れません。しかしながら、忘れてならないのは、政争の本質を解明できる、自死した県民局長の公用PC」が未だに公開されず、闇に閉ざされたままであるということです。(たとえば、産経新聞でも、11/11,2頁、11/13,1頁、11/17,2頁に亘り詳しく報じていますが、いまだに本質の報道は避け、『県民局長の公用PC』についても一切触れずという状況です。何をか言わんや!)

 この兵庫県の長きにわたる政争において、マスコミの異様な姿が明瞭に描き出されたことは注目に値します。マスメディアは、本来、先入観を捨てて、反斎藤知事派の主張のみを取り上げるのではなく、斎藤知事派の主張も取り上げるべきでした。ところが、マスコミは、斎藤知事を100%悪人反斎藤グループを100%正義と決めつけて報道したために真実が隠されてしまったのではないでしょうか。少なくとも、バランスを取った報道であるべきです。

 いまや、オールドメディアが没落し、ニューメディアが力を持つ時代になって来ていることを実感します。

 例えば。静岡県伊東市においては、田久保前市長の「学歴詐称問題」から辞職勧告を発した市議会を解散したものの、新議会からも不信任決議を受け、失職した田久保氏は、11/19、新たな伊東市長選(12月14日投開票)への出馬表明会見を行いました。ところが、そもそも失職の原因となった学歴詐称問題について、意外なほど記者からの追求がほとんど無かったのです。

 …このことから判断するに、オールドメディアは、学歴詐称によって2回も選挙を実施するという不道徳性と不合理性は市民にとって大して重要なことではないと見たのでしょう。

 何という感度の鈍さ! これでは没落の一途もさもありなん!

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2025年11月14日 (金)

高市総理vs習近平主席…迫真の“日中首脳会談”!

 945回目のブログです。

202511141

 “大そらを 静かに白き 雲はゆく しずかにわれも 生くべくありけり”
                  相馬御風(詩人・歌人)

 青い大空を白い雲がゆったりと流れている。あの雲のように静かに生きるべきである…。

 流れる雲のように、人生を生きようと強い決意を歌っています。雲にはやさしい風ばかりではなく、吹きちぎり吹き飛ばす風もあり、人生も順風満帆ばかりではありません。人生に起きる風雨や嵐、どんな苦楽も取捨せず、ありのまま受け入れて人生の肥やしとして大らかな心になろう…。と詠んだ歌。

 さて、下界は良い意味で時代の大きな変革を示唆しているように見えます。高市早苗氏が総理に選出されてからのスタートは外交デビュー。それはまさに「怒涛の1週間」と呼ぶにふさわしい、近来稀に見る鮮やかな日本の外交風景を描いていました。日米会談、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、日中会談、日韓会談、その中心にあって見事な存在感を見せつけたのが、何あろう、日本国の高市新総理の堂々とした姿でした。

 前任の石破首相の陰鬱で卑屈に見える姿に比べて、高市新総理の醸す、明朗、明快、闊達な雰囲気にわたし達一般国民は驚かされ、新鮮な期待感を持ったのではないでしょうか。

 【報道各社調査の内閣支持率】

  TBS   82  (%)
  産 経   75.4
  日 経   74
  読 売   71
  朝 日   68
  毎 日   65
  共 同   64.4

 特にTBSの82%は外交デビュー後(日米・日韓・APEC・日中会談後)の数字であり、驚異的な数値を示しています。他は、外交デビュー前(10/21~10/26)の数字。いずれにしても、驚くべき内閣支持率であると言えましょう。

 ここで、10/31行われた僅か30分の、日本の高市首相と中国の習近平主席との首脳会談について極めて興味ある話題が上りましたので取り上げて見たいと思います。

 高市首相と習近平主席は、日中間の懸案について戦略的互恵関係を推進することで一致、両首脳の間での対話の重要性を確認しました。

 そこで、高市首相は「懸案と課題を減らして理解と協力を増やしていきたい」と呼びかけ、下記を懸案事項として提起しました。併せて中国の懸案事項もごらんください。

 【日本の懸案事項】(高市早苗首相)

 中国公船による沖縄県・尖閣諸島周辺での領海侵入や
                                               南シナ海での軍事拠点化。
 中国当局による在留邦人の拘束。
 レアアース(希土類)の輸出規制。
 香港や新疆ウイグル自治区などでの人権問題。
 日本産の水産物や牛肉の輸入規制での前向きな対応。

 【中国の懸案事項】(習近平主席)

 “歴史を鏡”とし、未来へ向かう政治的合意を実行すべきだ。
 村山談話(植民地支配、侵略の謝罪)精神を発揚すべきだ。
 台湾問題は、中日関係の根幹をゆるがせないこと。

 中国側の習近平主席は、例によって、“歴史を鏡に”“村山談話”を梃にして、歴史の反省と謝罪、即ち過去の反省と謝罪、を執拗に要求したのです。これまでであれば、日本側は、謝罪か、弁解か、それとも沈黙か……。

 ところが、高市首相は、“過去”には触れず“現在”を突きつけたのです。

 まず「現在の東シナ海と南シナ海の情勢について、深刻な懸念を表明」しました。

 さらに「中国が設置した海上ブイの撤去問題と、尖閣諸島周辺への武装船の侵入。日本は、力による現状変更を一切認めません」…その声は、部屋の空気を一変させと言われています。

 続いて、中国の人権問題に。「新疆ウイグル自治区、香港の自由と人権。中国国内で拘束されている日本人の早期解放。人権と自由を守るという価値観は、国の大小に関係なく尊重されるべきだ」…高市総理の声は、冷静で、異様に強かったと。

 習近平主席や側近たちは、しばらく沈黙したまま……。

 高市総理が『謝るか、言い返すか』という二択を拒み、『見据えるべきは“現在”だ』と示したこの瞬間、“歴史のしがらみ”から抜けだしたのではないでしょうか。

 媚びず、怒らず、静かに突き返す高市首相のその姿勢は、多くの国民が日本の外交の変化を実感した瞬間となりました。やっと「弱腰外交」から脱却したのです。

 不思議なことに、この重要な緊迫したエピソードは地上波や新聞などのオールドメディアではほとんど報道されていませんが、SNS上では「外交戦で勝った」と称賛されています。

 高市総理の外交姿勢は、過去の歴史問題を外交カードとして利用しようとする中国の企み(意図)を無効化し、日本の立場を守る聡明、かつ戦略的判断でもあったのではないでしょうか。

 高市総理は、鉄の女以上の「鋼(はがね)の女」と称されるべき日本の輝ける太陽、希望の星と言っても言い過ぎではないと思います。

 今回の日中会談は、日本が過去の「弱腰外交」を脱し、自国の立場を守りつつ、建設的な対話を追求する姿勢を示したことにあり、国民に安心感と誇りを与えるのではないでしょうか。

 さいごに、高市総理に敬意を表したいと思います。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

 

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2025年10月31日 (金)

高市早苗総理に期待する!

 944回目のブログです。

202510311

 “あをによし 奈良の都に たなびける 天の白雲 見れど飽かぬかも”
                  詠み人知らず(万葉集)

 美しい奈良の都の大空に棚引く白雲、あの白雲はいくら見ても見飽きることがない。

 「あをによし」は奈良の枕詞。奈良の都の繁栄をかみ締めています。

 新しい総理大臣に高市早苗氏が選出されましたので、祝意を込めて、新総理の出身地である「奈良」に因んだ和歌を万葉集から選びました。

 高市さんは、9/22の自民党総裁選の候補者演説会で、冒頭、万葉集の和歌を力強く歌えあげました。

  “高円の 秋野の上の 朝霧に 妻呼ぶ牡鹿 出で立つらむか”
                 大伴家持(万葉集)

 こんな和歌を歌うなんて、聴衆も吃驚、高市さんの魅力も爆上げしたのではないでしょうか。

 高市新総理は、選出されてから、練りに練った組閣、そして、東奔西走、休む間もなく、先日はアメリカのトランプ大統領と会見。…小ブログでは、高市総理の思想や人となりに触れて見たいと思います。

 高市総理の尊敬する人は鉄の女と称された英国のマーガレット・サッチャー首相ですが、高市総理は、小ブログの見立てを言えば鋼(はがね)のおんなではないでしょうか。鋼は鉄よりも粘りがあり、叩けば叩くほど強くなります。

 高市首相は基本的に現実主義保守派であり、サッチャー首相のイデオロギー保守派とは異なります。その証拠に、あれだけ拘っていた靖国参拝を見送り、維新が「連立の絶対条件」として突きつけた国会議員の定数削減を丸呑みしました。まずは権力の維持を最優先するというプラグマティズム(実用主義)に沿ったと言うべきでしょう。高市首相は、しなやかな現実主義保守派とも言えます。

 サッチャー首相と高市首相の二人の政治哲学は全くことなります。マーガレット・サッチャー首相は「国家よりも市場を信じ」、高市早苗首相は「国家を信じて市場を再設計する道を歩もうとしています。

 高市首相の政治へのチャレンジは「サナエノミクス」と称され、財政と市場、官僚と政治、感情と制度、そのすべての矛盾を管理し「国家」を再起動させる知的で大胆な行動を取ろうとしています。

 これはすなわち、右派的思想と左派的経済運営をないまぜた構造への挑戦です。防衛強化・憲法改正・経済安全保障といった保守の思考をベースに置き、一方で、積極財政・賃上げ支援・中小企業救済という再分配政策を積極的に打ち出すことになるでしょう。

 保守とは秩序を守ることではなく、秩序を更新し続けることで初めて存続し得るというのが高市首相の信念です。そのためには構造を変える政府が必須であり、高市内閣は強力な「布陣」を敷き、早速実務に邁進しようとしています。

 わが国は、市場の硬直化、地方の衰退、人口減少による社会の収縮という“静かな危機”の中にあるにもかかわらず、適切な国家の介入がなされず国家の機能麻痺しているのではないでしょうか。とすれば、積極的な国家機能の回復を図る必要があります。

 高市氏は、厳しい政治権力の争奪選の中を勝ち上がってきました。自民党総裁選の1回目投票、決選投票で辛くも勝ち。内閣総理大臣指名選挙でも衆議院、参議院とも指名を受け勝利。

 高市内閣の船出に際して、天の恵みとも言うべきでしょうか、幸運な出来事に遭遇しました。

① 【公明党の与党離脱】

 自民党は、与党として連立をどこと組むべきかと苦悩していましたが、その時、26年間も与党として一緒に歩んできた公明党(支持母体:創価学会)が連立を降りることを通達。突然の暗雲が垂れ込みましたが、高市総裁は、それを奇禍として受け止め、日本維新の会との連立に成功しました。困難極まりない超短期間の交渉をまとめ上げた高市総裁の胆力に敬意を表したいと思います。

② 【株価5万円の大台】

 高市内閣が発足してから1週間もたたない内に、株式市場は高市内閣を歓迎、将来への明るい展望を期待できるとして、10/27、何と日経平均株価が50,512円と史上初の5万円を超えました。

 5万円の数字がスイッチとなり、年金の増加、企業の設備投資の増加、給料の増加など高市総理の積極経済政策に繋がっていくのではないでしょうか。そして、もう日本は大丈夫だと思う「心理転換」が政治にとって大きな意味を持つことは確かです。

③ 【米国トランプ大統領来日】

 10/27、米国トランプ大統領が来日。天皇陛下と会見。10/28、北朝鮮拉致被害者家と面会。日米首脳会談、米海軍横須賀基地視察。財界人と会合。天が与えた絶好の機会…それがトランプ大統領の来日ではないでしょうか。

④ 【世論調査:高市内閣支持率71%】

  ≪高市内閣支持率≫(読売/日テレ、10/21~22)

     支持する   71%
     支持しない  18%
     その他     1%
     答えない   10%

   ※(石破内閣時に実施した前回調査(9/13~14)では34%)

 高市内閣が発足してからわずか1週間の間に、・公明党の与党離脱・株価5万円の大台・米国トランプ大統領の来日・高市内閣支持率71% ……こんなに明るく大きな出来事に遭遇するとは、高市総理の「運」も大したものと思わずにいられません。高市総理は持っていますね。

 近い将来に希望が見えてきました。高市総理の奮闘に大いに期待したいものです。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2025年10月17日 (金)

政界再編へ!…高市総裁選出・自公連立解消

 943回目のブログです。

202510171

“音に聞く 高師の浜の 松ヶ枝も 世の仇浪は のがれざりけり”
               大久保利通(維新の三傑)

 評判の名高い高師の浜の松の枝も、世俗の人々の心の移ろいから逃れられないものなのだなあ…。

明治の新時代を迎えての移ろいを詠んでいます。

 やっと秋を感ずる季節を迎えました。日本の誇る四季が二季になってしまうのではないかと心配していましたが、秋の空に浮かぶ軽やかな雲に秋の風情を見ることができ、何となく心に響くものを感じます。

 とは言うものの、世情は混迷の坩堝、政界はガタガタ、これからどのようになって行くのか想像もつきませんが、一度、整理して考えて見たいと思います。

 石破茂氏の後任を決める自民党総裁選は10月4日投開票され、高市早苗氏が新総裁に選出されました。

 【1回目投票結果】 合計得票数(国会議員票/党員票)
    高市早苗    183 (64/119)
    小泉進次郎   164 (80/ 84)
    林芳正     134 (72/ 62)
    小林鷹之     59 (44/ 15)
    茂木敏充     49 (34/ 15)

 【決戦投票結果】
    高市早苗    185 (149/36)
    小泉進次郎   156 (145/11)

 戦前のオールドメディアの予測(小泉氏の圧勝)が大外れ、高市早苗氏が1回目投票、決戦投票も大健闘、見事新総裁に選ばれました。勝因は、戦略、戦術に優れた高市陣営の結束と、小泉陣営の常軌を逸した不祥事(ステマ事件・826人に及ぶ勝手な党員名簿削除事件)や気の弛み(前日の祝勝会)だと言われています。それにしても、近年のオールドメディアの偏向とそれに伴う“信頼感の失墜”は著しいものがあります。

 自民党総裁に高市氏が選出され、多少の紆余曲折があったにしても、高市総裁が総理大臣に選ばれるものと思われていましたが、ここで10月10日、大事件が勃発。政権与党として長年自民党と組んでいた「公明党」が突然『自公連立政権』から離脱したのです。

 公明党斉藤代表は、自民党に対する不満を3つ挙げています。

   ・「政治とカネ問題」
   ・「歴史認識と靖国参拝問題」
   ・「外国人との共生問題」

 この内、自民党の高市総裁と公明党の斉藤鉄夫代表の話し合いで、歴史認識と靖国参拝問題、外国人との共生問題では折り合いましたが、政治とカネ問題では齋藤代表が高市総裁に即答を求め、高市総裁は時間的猶予を求めたために決裂。(…これは表向きの話

 裏を暴くと。「公明党」は、もともと、非親中・右派的な高市総裁を嫌っていましたが、彼らのバックにいる創価学会や「チャイナ(中華人民共和国)」の意向、指嗾(しそう:悪事などを行うように仕向けること)によるものだと考えられます。たとえば、10/6、連立離脱直前、公明党の斉藤鉄夫代表は、何と、議員会館内で「中国の呉江浩駐日大使」と会っていたことが報じられています。これで十分お判りでしょう。

 不記載(裏金)について公明も自民も同類項です。例えば、公明党の斉藤鉄夫代表は、2021年、1億300万円もの大金の不記載を当局から指摘され、シレッと報告書を訂正していました。公明党も自民党議員を糾弾することは出来ないのではないでしょうか。

 つらつら考えますと、26年間に亘る自民党と公明党の癒着の歴史が日本の政治(内政・外政)を歪め、本来、歩まねばならない正統な道を外してきたように思えてなりません。公明党の連立離脱は、自民党にとっては厳しいながらも明るい未来に繋がる可能性があり、今こそ、理想主義的保守主義への道に戻る時が来たのではないでしょうか。

 一方、野党に目を向けてみましょう。与党は、自民+公明でも議会の過半数に至らないところに、公明党が与党から外れるのですから、絶好のチャンスとばかり、総理の地位をがむしゃらに狙ってきました。

 【衆議院の議席】

    自民      196
    立憲民主党   148
    日本維新の会   35
    国民民主党    27
    公明党      24
    れいわ新選組    9
    日本共産党     8
    有志・改革の会     7
    参政党       3
    減税保守こども   2

 465議席の過半数は233議席。自民党は過半数に37議席足らず、首相指名選挙は、誰も過半数をとれず、決選投票になる可能性が高いと思われます。そこで、決選投票の組み合わせをシミュレーションしてみましょう。

 自民(196)=196
 自民(196)+国民民主(27)=223
 自民(196)+維新(35)=231
 自民(196)+国民民主(27)+維新(35)=258

 立憲民主(148)+国民民主(27)=175
 立憲民主(148)+維新(35)+=183
 立憲民主(148)+維新(35)+国民民主(27)+=210

 維新や国民民主は、れいわや共産とは検討さえしないとのこと。
 公明は党首の斉藤鉄夫名で投票すると明言。
 立民の野田代表は、首相は国民民主の玉木氏でもよいと言明。
 自民で除名を覚悟の造反がないこと、公明の前言翻しがないことを
 前提とすれば、

 自民(196)=196
 自民(196)+国民民主(27)=223
 自民(196)+維新(35)=231
      VS
 立憲民主(148)+維新(35)+国民民主(27)+=210

 いずれも、維新国民民主が鍵を握っていると考えざるを得ません。

 政党が組むと言えば、過去の反省に鑑みて見れば、基本政策だけは合意しなければならず、経済政策(ガソリン暫定税率廃止・年収の壁178万円など)、エネルギー(原発稼働・最エネ賦課金徴収停止など)、安全保障問題(食料・土地・海・移民・情報など)での対話が不可欠です。

 しかしながら、立憲民主党の動きを見れば、首相指名選挙に向けて数合わせばかりを重視し、基本政策のすり合わせがなおざりにされているように思えてなりません。

 とにかく、自民党にも、野党にも、お願いしたいことは、わたし達一般国民が将来に明るい展望を描ける社会の構築に力を尽くしていただきたいことです。

 さあ、新総理に誰がなるのか、政権の枠組みがどうなるのか、期待して待ちたいと思います。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2025年10月 3日 (金)

自民党の命運が決まる総裁選 …“崩壊”か“復活”か!

 942回目のブログです。

20251031

 “御民我れ 生ける験あり 天地の 栄ゆる時に あへらく思へば”
    海犬養岡麻呂(あまのいぬかいおかまろ・万葉集)

 天皇の御民である私は、まことに生き甲斐を感じております。天も地も一体となって栄えているこの御代に生まれ合わせたことを思いますと…。

 今は苦しくても、素直に努力に努力を重ねている時は、このような気持ちになるのではないでしょうか。

 明日は10月4日。いよいよ自由民主党の新総裁が選出される日を迎えました。石破首相の往生際の悪さから自民党の党内がガタつき、見苦しいまでの醜態を見せつけられていますが、果たして誰が選ばれるのか、関心をもって見守りたいと思います。そして、新総裁のもとに大胆な政策を実行に移し、陰鬱な社会から天も地も栄える時世を期待しますが、果たしてどうなるとやら…。

【自由民主党総裁選・(日本テレビ・世論調査・党員党友)】

              <9/23~24> <9/19~20>
  高市早苗(前経済安保相) 34%   (28%)
  小泉進次郎(農林水産相) 28%   (32%)
  林芳正(官房長官)    17%   (15%)
  小林鷹之(元経済安保相)  5%   ( 7%)
  茂木敏充(前幹事長)    4%   ( 5%)
         (未定)   12%   (13%)

 確度が高いと言われる党員・党友を対象の調査では、高市氏がトップに踊り出ましたが、決選での国会議員の確保という点では小泉氏が圧倒と言われており、当日どのような結果になるか予断を許せません。

 このような時でもあり、総裁選は無道、無倫理、無茶苦茶な乱戦に陥っており、上位3者の高市小泉の3氏の陣営が権力争闘に全力投入、特に小泉陣営の違法攪乱戦には一般国民も目を剝いているのではないでしょうか。

 総裁選を通じて感じたことを記します。

 昨年の衆議院選、今年の都議選、参議院選の惨敗を受けて、自民党は、9/2、参議院選の総括を行い「国民政党としての再生に向けて」という報告者をまとめ、解党的出直しを約束、それに基づいて今回の総裁選が行われています。

 したがって、今回の総裁選の立候補者は、衆議院選、参議院選に惨敗した石破色を払拭した政策を掲げなければ国民の期待に応えることは出来ないはずです。

 ところが、どっこい。小泉進次郎氏林芳正氏石破政治を引き継ぐと明言しました。何たることでしょうか。石破首相の政策に対し、国民が厳しく「NO!」を突き付けたことに対し余りにも感度が鈍く、感受性に乏しいのではありませんか。

 国民(中産、下流階級)の生活が30年間好転ぜず、ある意味で塗炭の苦しみにあえいでいる状況に対し、全く目を向けていない自民党の政治家に、20代~40代の若い世代は愛想が尽き果て、自民党に不信感を募らせています。(小泉氏も林氏も、政治家の世襲の2世、3世であり、さもありなんと思わざるを得ません)

 ほんの少し前の過去を振り返ってみましょう。

  2024年10月の衆議院選挙で、できたばかりの石破自民は大敗。勝利したのは「手取りを増やす!」を掲げた国民民主党です。議席は4倍増。この選挙で示された民意は、【国民は、減税を望んでいる】ということでした。

  2025年7月の参議院選挙で、石破自民は、また惨敗。勝利したのは「手取りを増やす!」を掲げた国民民主党。そして「日本人ファースト!」の参政党です。この選挙で示された民意は【国民は、移民政策、外国人政策の厳格化を望んでいる】ということでした。

 小泉氏や林氏は、なぜ、明確な民意である【国民は、減税を望んでいる】【国民は、移民政策、外国人政策の厳格化を望んでいる】ことを汲み取ろうとしないのか、理解に苦しみます。頭が悪いのか、人間性に問題があるのか、そうではなく、感度が鈍く、感受性に欠けているのか。

 自民党の復活は、国民民主党の躍進のポイントである減税政策、および参政党の躍進のポイントである移民政策、外国人政策を学ぶこと以外に考えられません。

 そう考えれば、高市早苗氏による大胆な政策変更を期待する以外に自民党の復活はないと言わねばなりません。

 高市氏は、「責任ある積極財政」「戦略的な財政出動」「大胆な危機管理投資」と「成長投資」「年収の壁の引上げ」という大胆かつ積極的な経済政策を目指しており、失われた30年を回復するにはその胆力に期待する以外にはないのではないでしょうか。

 また、高市氏は、日本人ファーストの姿勢を明確に保持しており、外国人の水資源あさり、不動産トラブル、日本人住民とのトラブル、犯罪、移民の増加などを総合的に冷静に検討することをやり遂げるでしょう。また、高市氏は、前経済安全保障担当大臣として、経済安全保障の政策立案に尽力しており、この面でも問題はないと考えられます。

 小泉進次郎候補の不始末、不出来が多々取り上げられ、色んな言葉で揶揄されています。ステマ進次郎(SNSで違法なステルスマーケティング)、シャインマスカット進次郎(日本の開発したシャインマスカットを地元の了解を得ずに外国に栽培させようとした小泉農林水産省)、パペット進次郎カンペ進次郎逃げるな進次郎(海外出張で逃亡)などなど、これで総理がつとまるのか、大いなる疑問を持ちます。

 古びた自民党の体質を大胆に変えるのは、この5人の候補の中では高市氏に限られるのではないでしょうか。高市氏が総裁選に勝てば「女性初の総理(総裁)」。高市氏は、論戦力と政策の実効性に優れているため、自民党復活の鍵を握る存在となり、党の信頼回復、国民支持の拡大、保守層の結束にリーダーシップを発揮できると考えられます。

 明日の4日は自民党新総裁が選出されますが、その結果によって自民党の命運が決まります。…崩壊か、復活か 果たして誰が日本国のトップリーダーになるのか、注視したいと思います。

 さいごに、辞任を表明した石破総理(総裁)の動向を。石破氏は、9月24日、国連総会において、一般討論演説を行いました。ガラガラの閑散とした議場で、演台を叩きながらの得意満面の自己陶酔した演説姿勢には、聴衆もあきれたのではないでしょうか。

 また、石破氏は、総裁選で新総裁が選出された後、戦後80年の談話を発出する予定とのこと。過去に節目、節目で首相や、官房長官らが談話を発し大いなる物議を醸し国益を毀損しましたが、安倍首相の練りに練った70年談話でようやく決着がついた経緯があります。石破氏は個人の資格で談話を出すとのことですが、最後っ屁の誹りは免れません。

 石破首相、もういい加減総理ゴッコは止めにしませんか。あなたの品性が下がるだけであり、3ヶ月の政治空白を生んだ責任は石破総理にあります。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2025年9月19日 (金)

往生際が悪すぎる…石破首相、国連演説へ?

 941回目のブログです。

2025919

“秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花”

“萩の花 尾花葛花 なでしこの花 をみなへし また藤袴 朝顔の花”
                        山上憶良(万葉集)

 秋の七草は山上憶良が選定し今に至っています。ここで言う朝顔は桔梗のこと。上記の和歌は二首ともに憶良の歌であり、秋の花をそのまま読み上げた素朴さの中に得も言われぬリズムを感じます…。

 暑い日が続いていますが、朝夕は、気温も微かに下がり心なしか肌に涼しさを感ずる時もあるようになってきました。

 このような時でもあり、小ブログを書くに当たっても、まだまだ気が集中しませんので、多少雑駁な時事エッセーにしたいと思います。

 先日、石破首相が自民党総裁を辞することを記者会見で表明しましたが、その内容は、なかなか意味深なところがあります。「このまま臨時総裁選挙要求の意思確認に進んでは党内に決定的な分断を生みかねないと考えたからであり、それは決して私の本意でない」と苦渋の決断を強調。次期政権に引き継いでほしい政策として・アメリカの関税措置を受けた国内産業への支援・防災庁の設置・物価上昇を上回る賃金上昇・コメ政策を含めた農政改革を挙げ「何としても強力に実行し成果を得てほしい」と求めたのです。

 石破氏が退陣することにしたのは、衆議院選、参議院選に惨敗し、党内政局に敗北することが確実視されたからに他なりません。もう、格好つけても恥ずかしいだけです。

 そして、あろうことか、石破内閣で成就できなかったことを次期政権に求めるとは、地位に未練たらたら、往生際の悪さと上から目線の傲慢さを感じざるを得ません。

 石破氏って、こんな人物だったということが明々白々になりましたが、これを、マスコミや国民の過半が支持したのですから、マスコミや私たち国民は、今からでも猛省しなければならないのではないでしょうか。

 石破総理大臣は記者会見で「参議院選挙の直後に辞任しなかったことで、政治空白が生まれたのではないか」と質問されたのに対し、「アメリカとの関税交渉に一定の道筋をつけることなどに力を注いでおり、政治空白があったとは考えていない。この間、全身全霊で皆様方の知恵や力をいただきながら着実に政策を実行してきた」、また「いかなる批判も為政者として受けなければならないが、政治空白が絶対にあってはならないという思いで、【不眠不休】【土日返上】で、全力で皆さんとともに努力してきた自負はある」と述べました。

 天下の総理が政務、職務を遂行するにあたり、【不眠不休】や【土日返上】を自慢するのは、お門違い。そんなことは小物の言う台詞であり、総理ならば必要ならば不眠不休、土日返上も結構ですが、政策の中身と結果、そして自らの出処進退を自慢すべきではないでしょうか。

 また、政治空白が生まれていなとのことですが、ご覧ください。

  7月20日 参議院選の投開票(自民惨敗・党内から責任論)
  7月23日 石破首相、麻生・菅・岸田,元前首相と会談
  7月28日 両院議員懇談会(石破辞任を求める意見)
  8月 8日 両院議員総会(臨時の総裁選を求める意見)
  9月 2日 両院議員総会(参議院選総括)
          (臨時の総裁選 是非を問う手続き開始)
  9月 7日 石破総裁辞任
  9月22日 告示/候補者推薦届出受付
 10月 3日 党員投票締切
 10月 4日 議員投票および開票・党員投票の開票

 7月20日~10月4日(自民党総裁決定日)までで、何と76日間、それから首相決定まで2週間かかるとすれば、76日+14日=90日。これを政治空白と言わずして何といえば良いのか。石破首相が政治を蔑ろにしたことに大きな問題があると言わねばなりません。

 本来、石破首相は参議院選惨敗の7月20日に自民党総裁、首相の辞任を記者会見で表明すべきだったのです。莫大な時間と膨大な経費を使わなくて済んだのではないでしょうか。残念ですが、石破首相はもとより、自民党にもこのことを追認した責任があると考えます。

 ところで、石破茂首相は、9月下旬に米ニューヨークで開会中の国連総会に出席する意向を表明しました。続いて韓国も訪問する予定です。

 10月に入ると、首相選びが進み、レームダック(死に体)の状態では外交の成果が上がるものとも思えず、あまり意味のあるものとは考えられませんが、逆に、大きな懸念材料浮かんできます。

 それは、石破首相の年来の願望であった例の「首相談話」が、8月15日の終戦記念日、9月2日の降伏文書調印日、それぞれ諸般の事情で見送りになり、残念の気横溢。そのため、石破首相が最後っ屁を国連演説で発出してしまわないかと懸念されます。

 石破氏は、自虐史観、反日史観の左派的感性の持ち主。故に「首相談話」的なものは、周辺の反日国家を利するだけでないでしょうか。個人の勝手な我欲を歴史に刻もうとする行為は是非中止していただきたいものです。ご立派な石破総理の経歴を汚すことを恐れます。

 さいごに、自民党がまとめた参議院選総括報告書「国民政党としての再生に向けて」を取り上げます。

この報告者は、石破総理を含む党幹部の責任には一切触れておらず、真の反省は自民党にはないと言わなければなりません。

国民の苦痛を軽視する姿勢が顕著。実質賃金のマイナスが継続する状況は国民経済にとっては非常事態です。こんな時、自民党は減税を拒否し、現金給付という場当たり的対処さえ実現させなかった。

【経済学的な効果の序列】

   ① 恒久減税
   ② 一時減税
   ③ 現金給付

 これは、経済学の常識というものですが、自民党は、国民民主党の所得税控除拡大(103万円⇒178万円)、ガソリン上乗せ分減税(25.1円/ℓ)の両案を拒絶、現金給付2万円に固執するもこれも実現せず。国民の声を切り捨て財務省の身勝手な論理に跪きました。その結果が選挙で惨敗

自民党は、政策の失敗という本質的な問題から目をそむけ「ネット上の切り抜き動画やデマ、誤情報などのネガティブ情報が急速に拡散」とし、SNSの脅威に目を向けさせていますが、その客観的データも証拠も提示しないのでは誠実な分析と言えません。もはや、SNSの世界もオールドメディアの世界も同じレベルではないでしょうか。

それにしても、自民党の評価は大幅に落ちました。新総裁が誰になるのか、新しい総理大臣は誰が選ばれるのか。注視したいと思います。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2025年9月 5日 (金)

リーダーに求める「危機感」と「責任感」!

 940回目のブログです。

2025951

 野辺見れば なでしこの花 咲きにけり 我が待つ秋は 近づくらしも
                    詠人知らず(万葉集)

 野辺を見やると、なでしこの花がもう一面に咲いている。私が首を長くして待っている秋は、もうそこまで来ているようだ…。

 ナデシコの花言葉は「純愛」「貞節」「無邪気」「可憐」。

 連日の暑さで、野辺を見る余裕もなく、この和歌のように、秋がもうそこまで来ているとはとうてい思えず、それだけに、古の万葉時代の長閑さが羨ましく思えてなりません。そうは言っても、しばらくすると、万物は流転し秋は近くにきているのではないかとも想像されます。今しばらくの辛抱と言えるのではないでしょうか。

 さて、外政、内政ともに、多事多端であることは、万人の認めるところでしょう。こういう時勢にあってこそ、国のリーダー、なかんずく首相においては、果断な出処進退を掛けた大胆な政策実現が望まれていましたが、自公与党は、衆議院選には大敗、参議院選にも惨敗という悲惨な結果となり大胆に政治を動かす力を失ってしまいました。

 本来であるならば、石破首相は大敗北の責任をとり、即時辞任をすべきです。ところが、石破首相の脳内の感覚では、責任は自民党にあり自分にはないという奇妙なものであり、何と総理を続行することを宣言し、自民党内は混乱の嵐の中にあります。

 何か、腑に落ちませんので、リーダーに求められる「責任感」「危機感」について考えて見たいと思います。

 国家とか企業とかの組織のトップは、責任感と危機感が不可欠であり、それが無ければ、組織を維持、発展させることも不可能です。国であれば、国民を、企業であれば、従業員を守る「責任感」。そして、国家存亡、企業存亡に対する「危機感」。この二つはリーダーや藩屏の有していなければならない基本的な感覚であり、あるいは、覚悟と言えるのではないでしょうか。

 石破首相には責任感も危機感もほとんどなかったと言わねばなりません。ごらんなさい、庶民が苦しんでいる生活に対して、2万円の給付もガソリン課税一部中止も実施しなかった。このことに対して、国民にお詫びすることもなくスルーで終わり、とは、これを無責任と言わずして何と言えばよいのか。さらに、国の存亡について明確な指針もなし。

 わが国は久しく言霊の国、言霊の幸映える国と言われてきました。言霊の国、言霊の幸映える国と称されるまでに、わたし達の祖先は上下こもごも言葉を大切にしてきたのです。

 特に上流階級やリーダー層は言葉を自在に、豊かに、また丁重に使えないようでは失格とみなされました。さらには、言葉の使い方、使う姿勢に問題があった時は、自らの立場で責任をとらされてきたのです。

 その意味で、言葉に躍らされ過ぎるという局面もあるにはありますが、言葉のもつ重みはいくら強調してもし過ぎることはないように思います。

 「綸言汗のごとし」という重い格言を思い起こしてください。天子の言葉は、体から流れた汗が、再び体内に戻らないのと同じように、一度口からでた言葉は取り消すことはできないという意味です。

 重い立場の人の言葉、たとえば総理大臣などの言葉は、重大なる決意と言えば、内閣総辞職、衆議院解散を意味し、一度口から漏れてしまえば、もう止めることはできません。それが総理大臣の意図したことか、そうでないかは別にして、一度口から発せられたならば、一瀉千里に事態が展開してゆくことは、たびたび経験したことであり、これは厳然たる歴史の事実と言えましょう。

 最近は、大臣、大企業の社長、ジャーナリストなどはもとより、総理大臣といえども、大層口が軽く、その発言に重みがなく世間を徒に掻き乱している傾向があります。連日の新聞、テレビ、SNSで報道される事件を見ればよくわかるでしょう。国のリーダーとしての言葉、藩屏らしい志ある言葉を、真摯に、丁重に、豊かな語彙で語る場面を見聞きしたことがありません。少々情けないと思うのはわたしだけでしょうか。

 石破氏は、言葉の軽さは悪い意味で定評があり、また、氏は二枚舌ダブルスタンダードの天才です。

 2007年の参議院選で惨敗した安倍首相に、石破氏が退陣を求め質問。

 『こういう時だから守っていこうと言ったら、自民党は終わる。総理は替わるべきだと、言うことは言いますよ。そうでなければ、ここで落選した人たちは浮かばれない』

 と強い口調で公然と首相退陣を迫っています。

 ところが、今回、同じように参議院選で惨敗した石破首相自身は「続投」を高らかに歌い上げる、まさに、二枚舌、ダブルスタンダードの天才。あきれてものも言えません。

 マスコミにも申し上げたいことがあります。今、自民党総裁選の前倒しが行われるのかどうかについていろんな情報が飛びかわっています。その中で、いわゆる世論調査が恣意的に歪曲されていることを指摘したいと思います。

 最近、マスコミは、石破揚げに懸命で、石破首相の続投を支援する論調を下支えするために世論調査の作為(石破首相の続投を過半が支持)がなされていることに留意が必要です。

 ① 基本調査の人数が少なく世論調査とは言えない。
 ② 調査対象の内高年令層が多く、若年齢層が少ない。
   故に、年齢補正を行いバランスを正すことが必須。
   これを行なえば、石破交替>石破続投となる。

 もはや、マスコミは信頼するに当たらない存在になり下がりました。

 考えても見てほしい。衆議院選、都知事選、参議院選ともに大惨敗を喫したのであり、自由民主党においては、組織の長である石破総裁(総理)が責任を取るのは常識であり、それが良識というものではないか!

 選挙は民主主義の基本であり、その結果を無視してはなりません選挙結果よりも世論調査を重視することは間違いであり、民主主義の否定につながることを認識しなければならないのです。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2025年8月22日 (金)

石破氏よ、いい加減にせよ!… 混沌から希望の国へ

 939回目のブログです。

20258221

 “夏山の 楢の葉そよぐ 夕暮れは ことしも秋の ここちこそすれ”
             源頼綱(平安後期・後拾遺和歌集)

 夏山の楢の葉がそよぐ夕暮れは、毎年のことながら涼しくて今年も秋のような心地がすることだ…。(納涼で詠んだ歌です)

 お盆は明けましたが、夏日(25度以上)は言うまでもなく、真夏日(30度以上)、猛暑日(35度以上)、酷暑日(40度以上)が連続しており、茹だるような暑さに身体が悲鳴をあげています。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

 そんな時、暑さに輪を掛けるような振る舞いを何の衒いもなく演じているのが “石破首相” ではないでしょうか。衆議院選に惨敗、与党過半数割れ、都議選に敗北、続いて参議院選にも大惨敗、与党過半数割れ。それにもかかわらず、首相を続投する石破氏。その姿は不様を通り越して哀れというべき痴態を演じています。

 現在、自民党は総裁選の前倒しを実施する方向で進んでいますが、8月末までに参議院選総括、総裁選の段取り(選挙管理委員補充、衆、参国会議員および47都道府県代表による総裁選実施の賛否確認)を経て、総裁選実施要領を決定、総裁選実施、新総裁を選出、となります。スピード時代にこんなに悠長なやり取りです。

 それでも、石破首相は続投の意思を崩していません。本人は一生しがみつきたいと思うと同時に「戦後80年の節目に立ち、先の大戦に対する己個人の見解」を発出する気が満々です。8月15日に出すことは出来なかったのですが、9月2日(欧米の対日戦勝記念日)を熱望していると見られていますが、果たしてどうなるのか。

 もしも、仮に “石破” 氏が降伏文書に調印した9月2日に見解を発出するようなことがあれば、それまでは戦争が続いていたとするロシアの対日戦の正統性を容認、補強することにもなりかねません。ロシアは対日戦の正統性を強調するため、日本が降伏文書に調印した翌日の9月3日を「第2次世界大戦終結の日」と定めているのですから。

 石破氏個人の我欲のために、歴史の改竄や国家の名誉を毀損することは断じて許されません。

 “石破”が民主主義の道に背き、衆参両院の選挙敗北の責任を負わず、総理の地位にしがみつき、9/2に「戦後80年談話(個人見解)」を発出すれば、石破氏は、巷間嘲られている、史上最低の鳩山由紀夫、史上最悪の菅直人、を通り越して史上最凶の石破茂、と蔑称されるのではないでしょうか。

 石破氏には、国家の尊厳に傷をつける「戦後80年談話(個人見解)」は是非とも、止めるべきです。

 石破首相の異様な言動で暗い話が蔓延しているわが国ですが、視点を変えて希望の持てることに目を向けたいと思います。

 米、中の関税交渉の中で、中国の「最後の切り札」であるレアアースを巡りさや当てが行なわれています。中国は現在、世界のレアアースの約70%を採掘し、精製では、世界の90%を握る。ここで、他国が、レアアースの量産化に乗り出せば、中国の優位性は崩れる極めて脆い立場であることは明瞭です。

【生産量世界ランキング】(レアアース鉱山レベル・2022年)

  1位:中国            21.00万トン
  2位:米国       4.25万トン
  3位:豪州             1.80万トン
  4位:ミャンマー    1.20万トン
  5位:タイ             0.71万トン
         米国地質調査所(USGS)

 そこで登場してきたのが、わが国「日本」です。東大が2013年、南鳥島のEEZ(排他的経済水域)内の海底(5,000メートル超)で膨大な「レアアース泥」の存在を発見。東大の発見した「レアアース泥」は、中国の陸上鉱山の20倍の品位を持つ世界最高品位の「超高濃度レアアース泥」であることに注目されます。

 これに刺戟されたのが中国。この付近の公海で海底探索を始め、何と、空母「山東」とミサイル駆逐艦など計5隻を帯同出動しているのです。近く、コバルト等を含むマンガン団塊の採掘を始めるとみられています。

 日本が発見した南鳥島深海でのレアアース泥は、およそ100平方キロメートルの有望エリアだけでも、わが国の年間需要の数十年から数百年分に達する莫大な資源ポテンシャルをもつことが判明しています。

 官民共同の開発をごらんください。錚々たる企業軍団です。

【海洋掘削・海底資源開発関連】 
  日本海洋掘削(非上場、ENEOSグループ傘下)、三井海洋開発、東洋エンジニアリング
【レアアース関連素材・製造】
  信越化学工業、TDK
【その他コンソーシアム参加企業】
  IHI(海洋掘削技術やエンジニアリング)、AGC(レアアース関連素材の加工技術)、鹿島建設(海洋インフラ構築)、小松製作所(採掘機械の提供)、ENEOSホールディングス(エネルギー供給と日本海洋掘削の親会社)、三井金属鉱業(鉱物資源処理技術)

 内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム」は25年4月、次のような具体的開発プログラムを明らかにしました。

 計画では、2026年1月に南鳥島沖の水深6,000メートルの海底で、地球深部探査船「ちきゅう」の船上から揚泥管と接続した採鉱機を降下させ、船上への揚泥を確認する接続・採鉱試験を実施する。27年1月には、1日当たり約350トンの採鉱、揚泥試験を行い、陸上に輸送後、分離・精製する。(4/9『日刊工業新聞』)

   約350トン/1日当たり × 365日 = 127,750トン/年間

 これだけで、泣く子も黙る中国の6割。今、異例の速さで開発が進んでおり、あと2年で国産化、商業化できれば、日本の経済安全保障上のメリットは極めて大きものがあるのは間違いありません。

 成功を祈るばかりです。

 石破さん! 混沌から希望の国へ向けて、政治のバトンタッチを早急に行うべきです。

 ところで、日本人の平均知能指数が世界トップであることが発表。

 【世界のIQ(知能指数)ランキング】(2025年最新)

   1 日本               112.30
   2 ハンガリー      111.25
   3 台湾               111.20
   4 イタリア         110.81
   5 韓国               110.69
   6 セルビア         110.57

  18 スウェーデン  106.62
  24 ドイツ           105.10
  43 フランス        100.37
  48 カナダ             99.44
  59 ロシア             98.39
  67 イギリス          97.66
  75 アメリカ合衆国  96.57

 わたし達は、平均知能指数が世界トップであることをあらためて自覚し、自虐史観や、反日史観を排し、堂々とした、自立した道を歩もうではありませんか。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2025年8月 8日 (金)

政界の混迷は“大再編”への道!

 938回目のブログです。

2025881

“いつはりの なき世なりせば いかばかり 人の言の葉 うれしからまし”
                詠み人知らず(古今和歌集)

 この世にもし虚偽というものがなかったならば、人がささやく優しい言葉がどんなに嬉しく感じられるだろうか…。

 連日、茹だるような暑さが続いており、早く、朝晩だけでも涼しい夏に戻ってほしいと願っていますが、天が天なら、地も地、特にわが国の政界の混迷ぶりは尋常ではなく、特段の異常さを見せつけています。

 前回のブログ「首相続投表明…総理にしがみつく“石破”!」において醜態を晒す石破首相を素描しましたが、引き続いて石破氏の言動に触れるとともに政界の大再編について考えて見たいと思います。

 8/4の報道によりますと、石破首相は、戦後80年の節目にあたり、先の大戦に関する己個人の「見解」の発出について「形式はともかく、風化を避け、戦争を二度と起こさないために必要。旧日本軍に対する文民統制の実態を検証することを主眼に置く」との認識を示し、15日の終戦の日には出さず、後日の発出を探っているとしています。

 過去、村山富市首相の戦後50年談話や小泉純一郎首相の60年談話、安倍晋三首相の70年談話がありますが、安倍首相の70年談話を振り返りましょう。

 「~あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。」
 「~私たちは、国際秩序への挑戦者となってしまった過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、我が国は、自由、民主主義、人権といった基本的価値を揺るぎないものとして堅持し、その価値を共有する国々と手を携えて、「積極的平和主義」の旗を高く掲げ、世界の平和と繁栄にこれまで以上に貢献してまいります。終戦80年、90年、さらには100年に向けて、そのような日本を、国民の皆様と共に創り上げていく。その決意であります。」

 有識者による熟議に熟議を重ねた上での安倍首相の談話。これ以上のものがあるのでしょうか。石破氏個人によるおそらく薄っぺらな戦後談話<歴史の検証>は有害であり、中国、ロシア、北朝鮮、韓国などに軋轢をもたらすだけではないでしょうか。「個人」が勝手に出す談話であっても、国際的には「日本国首相」の発言と見られ、部分的な切り取りをされるのが落ちです。そんなこともわからないのが石破という人間であり、その本質を深堀りしてみましょう。

 政治家には、本来『人間性』『志』が備わっていなければなりません。石破首相は、①衆議院選、②都議会選、③参議院選、の3つにことごとく敗北、それも、衆議院選では与党過半数割れ、そして参議院選でも与党過半数割れという大敗北。そこで、普通の人間性を有しているならば、党の「トップ」として責任を重く感じ、自民党総裁、内閣総理大臣を即時辞任しなければなりません。

 にもかかわらず、それが続投とは!。石破氏には、蛙の面にションベンとやら、どんなにひどいことを言われても平気の平左、超鈍感の姿勢を崩していません。彼の脳内では、責任の所在はあの憎っくき安倍派の裏金議員や自民党全体にあり、寝る間も惜しんで政治に努力している石破個人にはまったくないとの認識なんです。

 石破氏の過去の発言を繙けば、歴代の総理総裁が国政選挙に敗北した時、それが、安倍首相であれ、麻生首相であれ、当人に舌鋒鋭く総理総裁の辞任を迫っています。それが、今回のわが身のことになれば、知らぬ存ぜぬを通す、誠に見苦しい所業と言わなければなりません。石破氏には「一片の人間性」「ほんの少しの志」も有しておらず、基本的に政治家失格と言えるでしょう。

 総理に執着し過ぎ! まことに往生際が悪すぎるのではないでしょうか。昔から言われているじゃないですか「敗軍の将は兵を語らず」と。将棋に例えれば、もう詰んでおり、詰む前に投了するのがプロいうもの。それにならい、潔く辞任すべきです。

 石破氏がなぜ辞任を躊躇、頑なに拒んでいるのかを考えて見ましょう。石破氏は、明日起こるかもしれない南海トラフやそのような自然災害への対応を出来るには自分しかいないとの使命感、壮大な自負心をもっています。

 大敗北の責任を取らず、なぜこのような使命感に取り憑かれているのでしょうか。それは、石破氏がプロテスタントの堅信礼(プロテスタントの教会で、幼児洗礼を受けた者が、自己の信仰告白をして教会の正会員となる儀式)を受けた長老派の敬虔な信者であり、わが国の八百万の神々を信ずるのではなく、ゴッド(一神教の神)から全幅の使命を授かっているという強烈な王権神授説を信じ切っているとしか思えません。

 王権神授説とは、王(石破)の権力は神から与えられたものであり、王(石破)は神に対してのみ“責任”を負い、他の権威による拘束を受けないとする考え方です。この思想は、中世ヨーロッパで広まり、王制や専制君主制の正当化に利用されたものです。

 と考えれば、石破首相が敗北の責任を負わない理由がお分かりいただけるでしょう。“ 石破 ”は、自分が神に対して責任を感じた時にのみそれを負えばよいのであって、下衆な下々(国会議員や国民)に責任を負う必要は全くないと認識しているのです。

 さもありなん。石破という国会議員は40年間の国会議員生活のなかで、一度も靖国神社参拝をしてこなかった人間です。40年の間には中国などが靖国参拝を問題視していない時期もありました。また、防衛大臣の時もありました。それでも、日本のために命懸けで戦った我々の先祖に対して悼む心はなかったのでしょう。

 彼が冷血極まりない精神の持ち主であることは明々白々。ご存じのように、彼は、能登半島地震にも、たった2回しか訪問していません。…しかも数か月も経ってからです。
(能登半島地震2024/1/1発生、石破氏訪問2024/10/5、2025/1/1追悼式)

 8/8には自民党両院議員総会か開催されます。総会は正規の議決機関であり、議題は「参議院総括と党運営」。選挙に負けても辞めない姿勢は日本人の美学に反し、士(さむらい)の精神という日本の精神に悖っており、自民党は重大な岐路にあります。石破総裁が正式に辞任を表明するかどうかが最大の関心事。もしも、例によってのガス抜きに終わるとすれば、自民党は、早急に解党への道を歩むと思われます。もう自民党への国民の信は釣瓶落としの状態ですから。

 とすれば、政界は大再編へ

① 「保守合同」へ
    自民右派・参政党・保守党
② 「リベラル合同」へ
    立憲左派・公明党・社民・共産・れいわ
③ 「中道連合」へ
    国民・自民左派・維新・立憲中道

 自民党の分裂をきっかけとして、「理念や政策」で再編への道が模索されるのであるとすれば、政界自体がすっきりしたものになる可能性も多少はあるのではないでしょうか。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2025年7月25日 (金)

首相続投表明 … 総理にしがみつく“石破”!

 937回目のブログです。

20257251
 蓮の花言葉「清らかな心」

 暑い盛りの選挙「参議院選」が、7/20投開票、戦前の予想通り、劇的な結果になり、政界は激変の様相を呈するものと思われます。とりあえず、選挙結果を見てみましょう。

    【参議院選】党派別当選者数

     (当選)(改選)(非改選)(新勢力) (選挙前)
自 民  39  52  62  101  114
立 民  22  22  16   38   38
国 民  17   4   5   22    9
公 明   8  14  13   21   27
維 新   7   6  12   19   18
参 政  14   1   1   15    2
共 産   3   7   4    7   11
れいわ   3   2   3    6    5
保 守   2   0   0    2    0
社 民   1   1   1    2    2
みらい   1   0   0    1    0
諸 派   0   1   1    1    2
無所属   8   7   5   13   12
    (125)           (248)

 自公(与党)の議席が大幅減。自民は52⇒39(75%)、公明は14⇒8(57%)、空前の与党惨敗となりました。

 一方、勝ち組は国民民主党と参政党。国民は4⇒17(4.2倍!)、参政党は1⇒14(14倍!)、予想を超える激増ぶりに、選挙事務所での万歳の声が聞こえてきそうです。

 ・自民党の大敗について今一度考えてみます。

  首相、幹事長の道徳、知性レベルが低すぎる。
  立党の精神(独立・改憲)を失っている。
  国民生活の実態を理解しようとしていない。
  公と私の区別がめちゃくちゃである。
  政治家に2世、3世が余りにもはびこり過ぎである。
  財政、金融の基本的知識に欠けている。
  安全保障感覚(国家・組織・個人)の欠如。
  公党間の約束(例:ガソリン減税案)を平気で破る。

 さて、国政選挙である「参議院選」の結果に鑑み、石破総理は、あろうことか、続投を表明しました。それもそうでしょう、昨年秋の衆議院選、今年6月の東京都議会選、そして今回の参議院選、の三連敗、衆議院選も与党過半数割れ、参議院選も同じく過半数割れ、この敗北の責任を感じ、総理を辞任するかと思えば何と続投とは。誠にもって理解に苦しみます。

 三球三振したのにバッターボックスから去らない打者のようなものだ。…某全国紙の社説が痛罵しています。

 翻って見れば、石破茂氏は二枚舌、ダブルスタンダードの天才です。2007年の参議院選で惨敗した安倍晋三首相(当時)に、石破氏が退陣を求めたことについての質問をごらんください。(※今は、石破氏に都合の悪い映像や発言がすべて残っています)

 『こういう時だから守っていこうと言ったら、自民党は終わる。総理は替わるべきだと、言うことは言いますよ。そうでなければ、ここで落選した人たちは浮かばれない』と強い口調で公然と退陣を迫っています。(VTR)

 総理大臣の言葉は重い。「綸言汗のごとし」という言葉があります。皇帝が一旦発した言葉(綸言)は取り消したり訂正することができないという中国歴史上の有名な格言(孔子の『礼記』)。

 ところが、石破氏は、安倍晋三首相には激越な言葉で退陣を迫りながら、自分自身は続投を表明するとは、余りにも言葉が軽すぎて責任感の全くない人に思えてなりません。

 政治家、ましてや総理大臣は言動に心を配るべきです。子供に対して、前のVTRと現在の映像を比較して、この政治家は二枚舌だと思わせたならば、教育上よろしくないと言わざるを得ません。

 先に、石破氏はダブルスタンダードの天才と言いましたが、屁理屈の天才でもあります。今回、続投をする理由(屁理屈)を下記の如く述べていますので、具体的に反論したいと思います。

 ・比較第1党という議席を頂戴した。
 ・米国の関税措置あるいは物価高という国難。
 ・明日起こるかもしれない首都直下型地震
  あるいは南海トラフ、そのような自然災害への対応。
 ・戦後最も厳しく複雑な安全保障環境といった国難。

 自公政権は連立を組み、過半数を獲得することを目標に掲げて選挙戦に挑んだはずです。石破首相はそのように明確に発言していたではないか。今更、比較第1党という議席を与えられたから云々なんて方腹が痛く、国民を愚弄していると言わねばなりません。

 関税問題は決着が付いたし、物価高対策は石破総理でなくても何ら問題ありません。驕るのもいい加減にして貰いたいものです。

 首都直下型地震や南海トラフへの対処については石破政権のようなふらふらした政権に任す方が問題です。長期にわたる問題については背骨のしっかりした総理に対処してもらいたいものです。治山、治水の大災害は、歴史的に見て、地上の政治(祭りごと)が大きく乱れている時に発生するとも言われますので、道義心に富む誠実な政治家が治めるのか一番ではないでしょうか。

 複雑な安全保障環境という国難は、国家観の立派な政治家にお任せしたいと思います。

 石破氏が続投を目論む理由は、全て私利私欲からでたものであり、申し訳けありませんが、石破総理ご自身が「国難」であることの認識をきちっと持っていただきたいと願うものです。

 みなさん、政治を正常にもどしませんか。

 新しい総理には、冒頭に掲げた写真「蓮の花」の花言葉「清らかな心」を贈りたいとおもいます。

 皆さんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

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2025年7月11日 (金)

参議院選・党首討論会 … 空虚な石破首相発言!

 936回目のブログです。

20257111

  望 海(海を望む) 藤井 竹外

鵬際晴開九萬天(鵬際<ほうさい>晴れ開く 九万の天)
無人之島定何邊(無人之島は定めて 何れの辺なる)
追風狂浪如奔馬(風を追う狂浪 奔馬の如く)
忽触巉礁砕作煙(忽ち巉礁<ざんしょう>に触れ 砕けて煙となる)

 鵬のかけめぐる大空(=水平線)は晴れわたっていて、海と空とがどこまでも遠く連なっている。かねて聞いていた無人島というのはどのあたりにあるのだろうか。島は見えないが、多分あのあたりにあるのであろう。海上に、風に乗って狂い寄せる波は、まるで奔馬のような勢いで寄せてきて、たちまち険しく切り立った岩にぶつかり、砕け散って煙のように飛び散る、まことに壮快な眺めである…。

 さて、政治は、内政・外政ともに多事多端の様相が永らく続いています。国際政治においては、ウクライナ対ロシアの戦争、イスラエルとイランの戦争、米と中の対立、米国トランプ関税貿易戦争など、目まぐるしく動いており一時も目を外すことは出来ません。

 一方、国内政治では、ここ数年、緊張感なき出鱈目な政治が続いており、国民の不満も抑えがたく、来る参議院選で大波乱の時を迎えそうな状況になって来ました。

 ここで、一度、政治の基本について冷静に考えて見たいと思います。

 去る7月2日、参議院選(7月3日公示、7月20日投開票)を前に、8党の党首による討論会が日本記者クラブ主催で行われました。その時、各党首が掲げた最も訴えたいことをご覧ください。

20257112

 石破茂(自由民主党総裁)
             『この国の将来に責任を持つ

 野田佳彦(立憲民主党代表) 
     『物価高からあなたを守り抜く』

 吉村洋文(日本維新の会代表) 
     『社会保険料を下げる改革』

 斉藤鉄夫(公明党代表) 
     『物価高を乗り越える経済と社会保障の構築』

 玉木雄一郎(国民民主党代表)
     『現役世代から豊かになろう。そして全世代へ。』

 田村智子(日本共産党委員長) 
     『自公少数で消費税減税』

 山本太郎(れいわ新選組代表)  
     『物価高だけに矮小化するな』

 神谷宗幣(参政党代表) 
     『日本人ファースト』

 8党の党首の「最も訴えたいこと」(キャッチコピー)を並べてみると、表面的にはすべてもっともらしい文言が挙げられていますが、何か物足りなさを感じざるを得ません。

 …それは、品格のある言葉がないことです。

 代表例として、自由民主党総裁・石破茂氏の掲げたこの国の将来に責任を持つという言葉を取り上げて見たいと思います。氏には責任という言葉は全く似合いません。上の写真をごらんください、問題はそのことではなく、石破氏が間違いなく、「わが国」とは書かずに「この国」と表現していることにあります。

 30年以上も前になるでしょうか、メディアや政治家がこぞって、それまでの「わが国」という言い方を「この国」というようになりました。これは、とりもなおさず、著名な小説家、司馬遼太郎のベストセラー「この国のかたち」という評論文の影響にほかなりません。

 わが国のリーダーが、自らの皮膚に密着した言葉である「わが国」という表現を捨て、あえて自分自身と距離を置く「この国」という言葉を使うことには、おそらく大きな心の変化があったに違いありません。

 それは、国というものを、自然な感情から捉えるのではなく、客観的に見るようにし、いわゆる自然な愛国心から、距離を置こうとしたことを意味します。そういう感覚が、国を愛する気持ちを徐々に弱くしていったように思えます。

 江藤淳さんによりますと、司馬遼太郎が『この国のかたち』と言った時、日本に対して、敢えて知的な距離を設定し、「そのかたち」を見直そうという意識をもっており、その時期の日本と日本人にとっては、貴重な試みであったと述べています。

 そして、彼はこうも付け加えています。この司馬遼太郎の発想は、静的なものであり、「この国」と言い替えるとき、心の底に疼くかすかな疼痛” をどこかに捨て去ってはいなかっただろうかと。

 それでは、混迷する国の状況をどのように見ればよいのか。石破首相においては、今の日本を、「この国」として、静的に、冷たく、評論家的、客観的に見るのではなく、「わが国」として、愛情を込め、同胞としての生き生きとした、ダイナミックな存在として見るべきだと思います。

 今、求められているのは、「わが国の姿」をどのようにするかであり、「この国」の根本を、外国の基準、思想、思惑に合わしていくことではありません。

 わが国のリーダーには、ぜひとも、「取り戻すべき日本の姿」を描いて欲しいし、「わが国」という愛情溢れる言葉で語っていただきたいものです。

 7/8、石破首相は、アメリカのトランプ大統領が、日本からの輸入品に対しては25%の関税を8月1日から課すとしたことについて「誠に遺憾だ」と述べましたが、遺憾砲の常套句は、もう結構です。自己の保身のためではなく、真摯に日本のために力を尽くして欲しいものです。

 今は、暑い盛り。冒頭に掲げた漢詩、『海を望む』(藤井竹外)を読み、浩然の気を養ってはいかがでしょうか。

次回は
時事エッセ-
です。

 

 

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