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2006年3月 7日 (火)

君はサラリーマンかビジネスマンか②

 2回目のブログになります。
 3月3日(金)が初めてでしたが、予想以上のアクセス数で、正直なところ驚いていま
す。みなさん結構関心があるテーマなんですね。引き続きよろしくお願いします。

 先月、大阪産業創造館で行われた「報道関係者が教える!マスコミ戦略セミナー
“経済紙・一般紙・テレビ編”」に参加してみました。パネリストは日経のデスク、産経、
NHKの記者でした。
 会場には、250人、立錐の余地がない満席状況で、中小企業の皆様が、商品・
製品・ソフト・ビジネスモデルなどの広報の仕方にいかに関心を示しておられるかと
いうことの現れだと理解しました。
 出席者からいろいろ質問がでましたが、広報について未経験のためでしょうか、
初歩的な質問が多く、いろいろ不安な気持ちを持っておられることがうかがえました。

 私は、10数人の会社の時、積極的な広報活動を自ら行い、業界紙はもとより、
全国紙にも、かなり取り上げられた経験を持っております。
 最大のポイントは、取り上げてもらいたい商品に関し、時代の流れに合わせた
“切り口”を明確にすることだと思います。

                 キーワードは“切り口”です。

 時代の流れを把握することについては、新聞・テレビ・雑誌記者がもっとも鋭敏で
しょう。その記者は、一応、国民(読者)の目線で記事を書きますから、広報をやろ
うとする人は、自分が記者になったつもりで、社会の動きを見ていく必要があります。
 非常に悩ましく思われますが、日頃よりこのような姿勢を保っておれば、いわゆる
切り口が見えてきます。
 これは、そんなに難しいことではありませんよ。 その他、秘策もいろいろと考えら
れます。ご相談にはできるだけ応じたいと思います。

 「君はサラリーマンかビジネスマンか」の第2回目です。
 (毎週金曜日・30~40回を予定)
 ビジネスマンへの道を示せれば幸いです。
 必ずお役に立ちます。ご期待ください。

『君はサラリーマンかビジネスマンか』…②
[2章]
ビジネスマンへの道

 われわれ一般の勤め人は、おそらくほとんどがサラリーマンといえましょう。
 学生時代から実社会に入って行く際の選択肢はそんなに多くなく、ほとんどの人が
サラリーマンを出発点としています。
 学校を出てから会社に入り、月給を貰った瞬間から、“やっと”というか“とうとう”
サラリーマンという種族の仲間入りしたことになると同時に、サラリーマンという認識
を新たにするに違いありません。これは大企業に就職しようが中小企業に就職しよ
うがサラリーマンということでは全く同じではないでしょうか。

 このままづっと定年まで勤めれば、それなりにサラリーマンとしての哀歓はあるに
しても、いわゆるサラリーマン人生を謳歌したことになるでしょう。もっとも、近年の
状況を見ると、なかなか定年までおられないような雰囲気の厳しい時代になったよう
で、謳歌というよりも、哀歌というべきかもしれません。
 一方、若い世代はもう定年という感覚はなく、就職はあっても就社はごめん蒙ると
いう考えが圧倒的になってきています。転職、転社についての違和感、拒否感は
まったく持っていないのが現実ではないでしょうか。
 やはり、時代の大きな流れを直感的によく把握しているように思えます。

 サラリーマン生活は、明るく、楽しく、伸び伸びと、上司から指示されたことをそつ
なくこなし、毎日を無難に勤めることが最上とされますが、これだけで良いのであれ
ば、サラリーマン生活ほどハッピーで羨ましいことはないと言えるでしょう。

 しかし本当に心からハッピーだと思っているのでしょうか。
おそらく、内心では、厳しくとも充実し、颯爽としたカッコ良いビジネスマンの姿や
イメージに憧れているのに違いありません。
 サラリーマン生活を謳歌しているとはいっても、自分自身はビジネスマンであると
確信したいし、他人からもそのように評価されたいというのが、偽らぬところでは
ないでしょうか。

 かなり以前、アメリカ合衆国で「ケネディへの道」という本が出版され、ベストセラー
になったことがあります。ジョン・エフ・ケネディ(JFK)……阪神タイガースのリリーフ
投手陣3本柱(ジェフ・藤川・久保田)の略称とは違いますよ、念のため……は共産
主義国家ソ連と対峙した偉大な大統領であり、凶弾に倒れた悲劇の大統領としても
記憶に残っています。今日でも、アメリカ合衆国では、歴代の大統領の中でも最も
人気ある大統領の一人に数えられております。
 ケネディは、常に理想を燃やしながらアメリカ大統領に上り詰めていった偉大な
人物なのです。

 そう、ケネディのひそみにならえば、「ビジネスマンへの道」もあるはずです。
 はたして、自分のような者でも、ビジネスマンになれるのだろうか?
 ビジネスマンへの道は近いか、遠いか。
 ビジネスマンへの道は易しいか、難しいか。
 このようなことを世の一般のサラリーマンはおそらく最低一度は考えたことがある
はずです。ほとんどの人がすこしは考えてはみたが、自分自身で考えるには荷が
重すぎ、何かもうひとつ核心をつかむことが出来ず、諦めたのではないでしょうか。

 日頃、難しいことを考えるのが苦手な人、これこそサラリーマンの典型と言えま
しょう。
 サラリーマンは、自主的に、積極的に、前向きに問題解決に当たることが全く
不得手で、上司の指示がなければ、動けない習性の持ち主でもあります。

 こういう人は、学生時代に、真剣に感慨にふけったり、社会問題、経済問題、
国際関係、さらには、革新的技術などに思いを巡らせたことはなかったのでは
ないでしょうか。
 学生が学生たる所以は、ものごとを論理的に考え、問題意識をもち、その解決と
展開を通じて将来に夢を実現したいと思うことです。
 考える習慣すら身に付けないようでは学生失格と言われても仕方がないでしょう。
世の中の課題は、社会問題や、経済問題、先端技術政策、医療政策、政治問題、
国際問題、あげればきりがありません。こういう幅広い問題に対し、好奇心を持ち、
これらをより論理的に考えようとするのが本来の学生といえるのではないでしょうか。

 しかし、今日の学生は、ほとんどが論理性を欠いていると言っても過言ではないと
思われます。青臭い議論をしたり、論争したり、哲学的な思索にふける学生は今
ではほんの少ししかいないと言われています。どうして思索の道を歩まないので
しょうか。またどうして議論をしないのでしょうか。

 それは、自己を確立していないからであり、あるいは、自己を確立しようとする
強い意思を欠いているからです。学生時代に自己を確立せずして、いつできるの
でしょうか。
 自分自身の精神の拠り所、理想への道筋、すなわち座標軸がないままに卒業を
迎えているのが大方の学生の実態だと思います。
 したがって、大半の学生は、卒業したら、間違いなく、いわゆる普通のサラリーマ
ンになっていくでしょう。世はサラリーマンで溢れんばかりという現象です。
 もっとも、最近は、サラリーマン以前の、就社、就職を拒否するニート現象すら
生じてきており、これも大きな社会問題となっていることは先刻承知のことです。

 これは学生自身の責任もさることながら、わが国のリーダー達にも大きな責任が
あります。わが国のリーダーで、正当な歴史観と真摯な責任感を示す人はほんの
ひとにぎりであり、ほとんどの人が歴史観と責任感の座標軸を失っていると思われ
ます。これらの座標軸を持たなければ、本当の意味での理想や夢を追求できま
せん。学生は、それらの人々の姿を忠実に写す鏡でもあります。

 そうはいっても、羊のようなサラリーマンばかりでは社会が引き締まりません。
このまま、わが国の各階層、各段階にリーダーがいなければ、組織は活性化せず、
わが国も活力を失い、徐々に衰退してゆく危険性を孕んでいるといっても過言では
ないでしょう。

 わが国が、社会を生き生きとさせ、持続的に繁栄の道を歩むには、どうしても
リーダーを欠くわけにはいきません。
 リーダーよ出でよ。
 社会でのリーダーはビジネスマンです。
 サラリーマンは一生サラリーマンで終わってよいのでしょうか。そうではあります
まい。「ビジネスマンへの道」を必ず見つけなければなりません。
 それには、サラリ-マンとビジネスマンのイメージを明確にしたうえで、認識を
改め、それなりの努力をする必要があります。そうすれば、ビジネスマンになる
のはそんなに難しくないのではないでしょうか。

◎次回は[3]充実感と生きがいです。

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コメント

現在、郷里、「日野町」の区長として地域の諸行事、諸活動を推進中です。行政の力が衰退しつつありますが、地域住民が老若男女それぞれの、持ち味、役割を果たし、「地域力」を高めていくことに腐心しております。
引き続き、野宗さんの幅広い識見を学ばせていただきます。

投稿: 中北 慎治 | 2006年3月19日 (日) 11時45分

45年銀杏会卒浜口です。ご無沙汰しています。全く同じ思いで楽しく見させて頂いています。58歳になりました。次世代のリーダーを育成すべく心を砕いています。参考にさせていただいています。どんどん書いてください。

投稿: 浜口訓路 | 2006年3月13日 (月) 21時47分

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