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2006年6月30日 (金)

ビジネスマン必勝法・人脈の作り方ABC

 18回目のブログです。

 先日の土曜日、日曜日に久しぶりに田舎に帰りました。私の故郷は、以前はれっき
とした町でしたが、現在は吸収合併されて、広島県福山市になっています。福山駅か
らバスで1時間弱の所です。

 母校、府中高等学校の同窓会があり、はじめて参加しました。数百名という大人数
の出席者があり、なかなか和やかな会話に、楽しくも懐かしく充実した感激をもつこと
ができ、つかの間の幸せを感じました。偶には同窓会にも出てみるものですね。

 ところで、多少時間に余裕がありましたので、府中市の商店街を歩いてみました。
やはりというべきでしょうか、ご多分にもれず、商店街ははなはだしく劣化し、寂しい
存在になっていました。これは、メディアでもしばしば取り上げているように、全国
地方都市の共通の悩みですね。

  時代の流れの中で、商店街の活性化は、絶対的になされねばならないのかどうか。
もしもそれが必要ならば、抜本的な策を講じなければなりませんが、おそらくその
策も行き詰まっているいるのではないでしょうか。

 商店街の活性化に関して、私は何も具体案は有しませんが、何か、新たな考え
というよりか「新しい思想・戦略」を持ちこまないと回復、隆盛はむずかしいのでは
ないかと思います。地元の方々は懸命に努力されているのでしょうが、なかなか思
うにまかせないのが現状でしょう。

 それであるならば、新しい総理大臣は、政府肝いりのシンクタンクより、叡智と知恵
を結集した提案を行うことを政策に掲げてもよいのではないでしょうか。地方各処か
ら歓迎されること間違いありません。
 みなさんのご意見は如何でしょうか。

 「君はサラリーマンかビジネスマンか」の第18回目です。
(毎週金曜日・30~40回を予定)
ビジネスマンへの道を示せれば幸いです。
必ずお役に立ちます。ご期待ください。

『君はサラリーマンかビジネスマンか』…⑱
[7章]
ビジネスマン必勝法


 先にビジネスマンの武器にはどのようなものがあるかについて触れてきましたが、
いわゆる理屈、理論、評論では実際の役には立ちません。必勝法という以上は、何
としても実践に役立つことでなければなりません。ハウツーでもよいから、実際に為
になることが実感できれば、これほどありがたいものはないと思われます。

 ただ、実際に役立つハウツーを、あらゆる分野に亘ってまとめて記すのは至難です。
たとえ幅広い経験を重ねていても、何百何千といわれる業種や、何十万という個性
ある会社があるなかでは、その経験もほんの僅かでしかありません。

 しかしながら、一部の経験であっても、それを理論化したり、水平展開することにより、
ビジネスに生かす必勝法を纏めてみました。わたし達のまわりには、ビジネスマンが
数多く存在し、その中で、一頭他に抜きん出ることはなかなか困難ではありますが、
この必勝法を実践することにより、半頭でも抜きんでることを期待したいと思います。

[7章ー1]
人脈の作り方ABC

 ビジネスマン個人の力は何を基準にして測ればよいでしょうか。いろいろ考えられ
ますが、まず筆頭に挙げられるのは、人脈をどれだけ有しているかということではな
いでしょうか。

 仕事の上で、困難に遭遇したり、未経験なことに直面した時に最も役に立つのは、
他人、特に友人の率直な意見や、アドバイスや情報提供です。人脈の豊かな人は
こういうことを何度も経験しています。

 人脈と一口に言いますが、単なる友人だけに限られる訳ではありません。一般的に、
友人はこちらが積極的にならなくても、そこそこの付き合いさえ怠らなければその友好
関係を維持できるでしょうが、友人以外であれば、その関係を維持することに努力と
いうものが必要となります。
 その意味で、人脈をつくり、人脈を維持し、人脈を育むには、明確な意識をもった
不断の努力とパワーが求められます。

 このことは、そんなに難しくなく、やれば必ず出来ます。それでは、その作り方を
記してみましょう。

  ① 人脈リストを作成しよう。(次のような分類が一案です)

        (a) 親戚   
                      ・自分の家系
                      ・妻(夫)の家系
        (b) 学友    
                      ・小学時代に親しかった友人
                      ・中学時代に      〃
                      ・高等学校時代に  〃
                      ・大学時代に      〃
        (c) クラブ活動
                      ・中学校時代のクラブ活動で親しかった友人、先輩
                      ・高等学校時代のクラブ活動で       〃
                      ・大学時代のクラブ活動で           〃
        (d) 会社関係   
          ・入社同期
                      ・仕事上で特に関係の深かった部署および同僚、上司
                      ・本社および関係会社で関係の深かった同僚、上司
        (e) 異業種交流グループ
        (f ) ボランティアグループ
        (g) 趣味の会グループ
       (h) 地域社会(町内会世話役、ビル組合世話役)など

  これらのリスト(名簿)をまず作成してみなければなりません。自分自身がどの程度
の人脈をもっているか一目瞭然となるでしょう。また、自分自身の特徴がよく分かる
はずです。 今やパソコンに打ち込めばどのようにでも一覧表ができるし、応用範囲
も広く、各自の個人流儀で作成してみることを薦めます。

  筆者は社会人になって2~3年は、人脈の大切なことなど及びもつかず、したがって、
このようなリストが必要で価値のあるものだとは思えず、作成するまでに至りませんで
した。
 しばらくして、私淑する先生にアドバイスされ、とりあえずリストを作成し、その後毎年
作り替えるようにはなりました。

 ちなみに、その頃(およそ35年前)は親戚も含めて30人位だったと記憶しています
が、自称ビジネスマンの今日では400人弱となっています。
 私の親友である、著名な京都大学教授の場合は、数年前で1500人位と聞いたこ
とがありましたが、今では2000人を超えているのではないかと思われます。
 最初に聞いた時にはまさかと吃驚しましたが、よくよく考えてみれば、教授の場合は
それだけ人間関係が広く、付き合いも大切にしているようでもありますから、当然のこ
となのでしょう。立派な地位、肩書があっても人脈を大切にしているのは見あげたこと
というべきです。
 人脈意識の低い人々はことさら見習いたいものです。

  なにはともあれ、とりあえずリストアップしてみるべきです。そうすれば、人脈を強化
しようとする意識が自動的に働き、人の数が自然に、また飛躍的に増えてゆくに違い
ないでしょう。

    ② 儀礼から始まる個人間の信頼関係をつくろう。

        (a) 年賀状は必ず出す。
               年賀状を出すことに反対する人(一般的には虚礼廃止論者という)
       もいますが、年に一度位は人情の交換があっても良く、逆に積極的
       に対応すべきです。その際ほとんどの人が印刷で間にあわせている
       でしょうが、手書きの一言を添え書きされたい。心が通じ合うこと
       間違いなく、より人間関係に幅がでると思われます。

        (b) 祝電、お祝い文、弔電、お悔やみ文は厭わない。
               たとえば、一度しか会ったことがなくても、その人が「本」を出版
       したら、お祝いの手紙を書いてはどうだろうか。著者は自分が出版
       した本の反応と評価を待ち望んでいますから、反応を示せば、どん
       な著名な人でも100年の知己のような間柄になれることは間違い
       ないでしょう。

        (c) 頼まれごとには、できる範囲で、誠意を尽くして応じよう。
               いろんな頼まれごとが想定されますが、例えば、選挙の応援の場合
       は、実害のない範囲で、すくなくとも該当選挙区の知人の名簿は提
       出してあげるべきす。

    ③ 情報の個人化を徹底しよう。

       (a) わたし達は会社などの組識で情報を得ることが普通ですが、時には、
      個人の立場で社外から情報を得る場合があるはずです。そのような価
      値ある情報を往々にしてタダで他人に提供する人がいます。そういう
      人は単に人がいいというだけで、情報の使い方を知らない甘い存在です。
      また、たとえ仕事と直接関係がない情報でも、貴重なものであれば、
      他人との会話のなかで、有力な武器になることを認識すべきです。

       (b) 社内において、組織と組織との対応については、当然ながら、組織を
            相手にしなければなりません。しかしながら、あなた個人が持ってい
      る貴重な情報は、あくまでも個人宛に発信すべきです。
      たとえば、「管理部殿」ではなく、「管理部・田中一郎様」としなければなり
      ません。その場合でも、管理部はカッコ付き(管理部)であり、本命は
            田中一郎という名前の方なのです。
            受け取った相手は内心大喜びし、ニタッと笑みを浮かべるに違いありま
      せん。
            なぜならばこの情報は自分宛にのみ来たと思っているからです。
            たとえ、それが新聞記事であっても、あなたからの個人ルートであれば、
            万金に値すると言っても過言ではありません。
            これは、社内であっても、社外であっても通用する重要なハウツーです。
            一度試すことを薦めます。こようなやり方を三度実行すれば、相手と貴方
      の間には、強い信頼関係が築かれてゆき、確かな人脈となるであろうこと
            を断言したいと思います。

◎次回は
[7章]ビジネスマン必勝法
[7章ー2]ごまのすりかたABC
です。

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コメント

激励を頂戴し感謝します。新鮮で、真実性あるネタを
切らさないようにし、づっと読んで頂ける様に努めた
いと思います。

投稿: のんちゃん | 2006年7月 4日 (火) 12時59分

毎回楽しく読んでいます。
今回の人脈については、参考にさせていただき、さっそくリストを
つくってみました。
自分では、かなりの人数だと思っていましたが、意外と少ないのを
発見し、がっくりです。
もっと増やすように、幅広く、心掛けたいと思います。
これからも、有益なブログを期待しています。

投稿: 大阪の人 | 2006年7月 4日 (火) 12時50分

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