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2006年7月14日 (金)

ビジネスマン必勝法・スピード

 20回目のブログです。

 早いもので、このブログも20回目を数えるようになりました。本来ブログは、毎日、
発信すべきものだそうですが、私のような形式ではそうはいかず、今後も週1回で続
けたいと思います。

  最近、内外ともに物騒な事件が続発していますが、今日は、親子殺しを考えてみた
いと思います。戦国時代は、親が子を、子が親を、兄が弟を、弟が兄を殺すことは、
それなりに多く存在していました。その場合でも、殺す動機ははっきりしており、明確
な目的、確信的な意思に基づいて殺したと言われています。

  ところで、最近の事件の報道によりますと、その理由もなんとも不明確で、「勉強し
ろとしつこく言われたから」とか、「何となく、むしゃくしゃしたから」とか、本当に幼い動
機に基づいているようです。戦国の世と較べれば、余りににも差があり過ぎ、緊張感
のない時代を感じさせられます。

  その意味で、今、わたし達は『国民精神』をあらためて考えてみる必要があるので
はないでしょうか。
  先日、宗教心について話す機会がありましたが、わたしは、健全な宗教心を持つと
ともに、健全な国民精神を認識し、育むことが肝要
であるとまとめました。国民精神と
言えば、芳賀矢一の“国民性十論”が嚆矢でしょう。これは、明治40年に著されたも
ので、留学の経験から、わが国の文化的、精神的特徴を指摘したものです。
  10の項目は次の通りです。

      ① 忠君愛国
      ② 祖先を崇び家名を重んず
      ③ 現世的実際的
      ④ 草木を愛し自然を喜ぶ
      ⑤ 楽天洒落
      ⑥ 淡白瀟洒
      ⑦ 繊麗繊巧
      ⑧ 清浄潔白
      ⑨ 礼節作法
      ⑩ 温和寛恕


  現在では、死語になった観の言葉もありますが、明治時代の精神的な気高さを彷
彿とさせるものがありますね。芳賀矢一は、世界の中の日本として、この国民性十論
を認識したそうです。
 
  翻って、わが国の現在は、明治の誇りをどれだけ継承してきたのか、まことに心
もとないものを覚えます。
  平成の国民性十論はどういう言葉になるのでしょうか。識者は何も語っていませ
んね、語るだけの自覚を持ち合わせていないのでしょうか。
 国民精神を語らずして、国のリーダーは務まりません。
 みなさんはいかにお考えでしょうか。
 
「君はサラリーマンかビジネスマンか」の第20回目です。
(毎週金曜日・30~40回を予定)
ビジネスマンへの道を示せれば幸いです。
必ずお役に立ちます。ご期待ください。

『君はサラリーマンかビジネスマンか』…⑳
[7章]
ビジネスマン必勝法
[7章―3]
スピード

 いまや、世の中は一大変革の真っ只中です。アメリカの動向、近隣諸国の問題、
石油価格の暴騰、中東問題、などなど世界情勢が刻々と変化しているなかで、内包
している諸問題を果敢に変革していかなければ、世界から落伍してしまうのが現状で
しょう。
  わが愛すべき日本も、永年にわたって、いわゆるバブルの後遺症に悩み、その脱
却に全力を傾けてきました。今やっとバブル後遺症を克服し、次の課題解決へ歩み
出したと言えます。それにしても、時間が掛かりすぎた印象は捨て去ることができま
せん。

  責任ある立場の人が、責任を自覚し、ことの深刻さに気付き、真剣になやんでいた
ならば、その対応も早期に効果を発揮したでしょう。が、誠に残念ながらスピードが遅
すぎたのです。その結果は推して知るべしと言えるでしょう。とりあえすバブル後遺症
は脱したとしても、それが余りにも月日が掛かりすぎたために、本来ならば他の課題
に真剣に取り組んでいなければならないにもかかわらず、それもままならない状況で
す。

  ことほど左様に、今は「スピード」が命です。スピード感覚がなければ、どうしようも
ないのではないでしょうか。
  この十数年間は、わが国の舵をとるべき政治家、官僚、経営者、労働組合がそれ
ぞれの使命感(Mission)や歴史観を喪失したなかで、ことなかれの心理と、もたれ
あいの気分に浸り、時代を解決すべき最大のキーワードであるスピードの認識を大き
く欠いたと言えるでしょう。

  ビジネスマンの立場でみても同感できます。この期間は、大方のビジネスマンも同
じように、右往左往していたのではないでしょうか。サラリーマンであれば、それも仕
方ないと思いますが、ビジネスマンであるならば、ことの本質を理解し、即刻、企業防
衛やビジネス戦争にスピード感をもって立ち向かわねばならないことはいうまでもあり
ません。

   現代において、企業の資源は、人、物、金に加えて、情報と言われていますが、更
に付け加えるならば、スピード感を付け加えるべきです。世の中の動きは速すぎるくら
い速く、一瞬の躊躇も許されない状況なのですから。

  この厳しい、激動する状況に、機敏に対応していかなければ、組織を維持すること
すら困難になることは火を見るよりも顕かです。ある意味で、スピードこそが求められ
ているといっても過言ではありません。

  ビジネスマンは事業展開、新製品開発、営業展開などにマトリックス手法を使って
いるでしょうが、これからは今まで以上に時間の座標軸を短くしなければなりません。
時間の座標軸をいかに設定するかの課題のなかで、スピード指数の更なるアップに
極力留意されたいと思います。

◎次回は
[7章]ビジネスマン必勝法
[7章ー4]言葉づかいと言葉の責任
です。

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