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2006年10月13日 (金)

ビジネスマンの心構え・判断の時

 33回目のブログです。

 先週のブログでは、安倍内閣の人事を前説で取りあげ、会社などの人事考課を本
文で取りあげましたところ、いろいろな反応をいただきました。そのなかで、S教授か
ら、政務の性格上からみると、論功行賞だけでは問題ではないだろうかとのご指摘
がありました。
 メディアの幼稚な言葉遣いに激し、ついつい、筆足らずの表現をしてしました。ある
べきは、「論功行賞+適材適所(政務の性格と本人の素養)」だと考えます。

 さて、秋本番となりました。こういう季節こそ、山歩き、丘歩きが楽しく、自分自身の
リフレッシュを実感できます。空をみあげれば秋晴れ、空気は清澄そのもの、耳に
聞こえる音はさざめき、気温は清涼、目には深みのある緑一色、これこそ快適な
「森」のイメージです。

 古代においては、山は森そのものとして、神と考えられていました。私たち日本人
にとっては、神々をお祀りする神聖な場所、これこそ「自然」であったのです。私たち
の先人は、自然の恵みを、頭の天辺から足のさきに至る全身に浴び、長くて豊かな
歴史と伝統を育んできました。

 その自然の恵みの最たるものが、「森」です。今や、森林は減少したと思われるで
しょうが、それでも国土の50%を森林が占めます。古より、わが国の先祖は、鎮守
の森あるいは鎮守の杜
を据え、森を中心とした自然とともに生き、天地の平安と人
々の安寧を祈ってきています。(ちなみに、森は多くの木の集まった森林を意味し、
杜は木をひと所に集めたところという意味で、国字です。)
 その意味において、私たちは、わが国における崇高なる信仰、祈りは、自然の営み
のなかにあることを認識し、この伝統を守り伝えなければならないと思います。

 近年、環境問題が大きな課題として、論議されていますが、私たちは、これに対し
て、歴史に学ぶべきだと思います。すなわち、わが国は、太古より自然と共生し、
自然と調和してきたという誇るべき歴史と自然観を持っている
のではないでしょうか。
そのなかに、解決のヒントがあると考えなければなりません。

 そのためには、歴史を尊ぶ姿勢を自分自身が持つととともに、その姿勢を、子や
孫に、部下や関係者に示す必要があります。
 歴史を尊び、歴史に学ぶということは、『栄光の歴史には誇りを、悲劇の歴史には
同情を』
ということだと思います。そういう心構えでなければ、歴史というものを実感
できないのではないでしょうか。歴史を愛することが、国を愛することであり、また、
国を愛することが、歴史を愛することでもあります。

 その第1歩が、鎮守の森を守り、鎮守の杜を維持することに堅い決意を示すこと
です。評論家的な他人まかせではなく、自分自身が先頭に立ってはじめて、環境
問題に発言する資格と、説得力が生まれるのではないでしょうか。

 みなさんはどのようにお考えになりますか。

「君はサラリーマンかビジネスマンか」の第33回目です。
(毎週金曜日・30~40回を予定)
ビジネスマンへの道をしめせれば幸いです。
必ずお役に立ちます。ご期待ください。

『君はサラリーマンかビジネスマンか』…33
[9章]ビジネスマンの心構え
[9章-2]判断の時

 サラリーマンとしてではなく、ビジネスマンとして、一番悩ましいのは、新規案件を進
めるべきかどうか、この得意先と提携するのがよいのか、というような大きな課題は
もちろんのこと、これを上司に報告すべきかどうか、この客先と取引すべきかどうか
などの比較的小さな課題に関して、いつ、どのように判断すればよいのかということ
です。

 たとえば、ひとつの新規案件について考えてみましょう。最終案にまで纏め上げる
には、かなりの時間をかけ、エネルギーを大きく費やしてきたにちがいありません。
この時に至り、最終の判断をしなければなりませんが、判断の要諦はつぎの通りで
す。

   ① 関連する人の各様の意見を聞き、相談もしたか。
   ② すべてに亘り、ベストを尽くしたと言い切れるか。
   ③ 成功への確信を持っているか
   ④ 今、虚心坦懐になっているか。
 
 自分自身の考えだけでは、落とし穴に陥る可能性があり、多くの関連する人達の
意見を求め、相談することは、極めて重要であり、安心感を持てるようにもなります。
もちろん、最後は、自分の考えを前面にださねばなりません。

 すべてに亘り、ベストを尽くすことは、並大抵のことではありませんが、ベストを尽く
したかどうかを自問自答し、それに納得できれば、大きな自信につながると同時に、
説得力の大幅アップにもつながります。

 成功への確信は、そうなかなか持てるものではありませんが、おぼろげであっても
よい、内心に確信を持てる段階に至る必要があります。

 以上の三段階をへて、虚心坦懐、己を虚しゅうして、判断することが大事でしょう。
まずこれで、問題は無いと考えます。

 それでも、最後に重要なことを指摘します。最終の判断、決断の時間は、先の人事
考課の項でも延べましたが、深夜は絶対に避け、昼間の明るい時、できれば昼食後
の太陽が天にある時に行わなければなりません。
 夜は情痴の世界であり、実業の世界ではありません。また、人間は動物であり、動
物的勘は昼間に正常に働くと言われています。情痴、怨念の勘ではなく、正常な勘で
の判断こそ、成功への切符ではないでしょうか。
 
次回は
[9章]ビジネスマンのこころ構え
[9章―3]投資
です。

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