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2006年11月10日 (金)

ビジネスマンの心構え・文化と教養

 37回目のブログです。

 先週の11月3日は、文化の日でした。何か文化的なことでもあったかなという
くらい、文化センスに欠ける私ですが、すくなくとも文化勲章の受賞日であること
などは知っています。

 以前5月頃のブログで、祭日、祝日、休日ということについて、拙論を述べまし
た。この11月3日は旧来の表現をすれば明治節ですが、平成の今では、明治
の日という方がぴったりときますね。わが国の歴史に燦然と輝く、司馬遼太郎の
いう坂の上の雲、明治時代のバックボーンであった明治大帝のご誕生日であり、
歴史を誇る、国民の祝日です。

 今、高校生のかなりの生徒が、歴史(世界史、日本史)を学ばずして、卒業して
いることが表面化し、大きな問題を投げかけています。さらに、これに加えて、
11月3日を文化の日と言っているように、言葉としても、歴史感覚を無くすような
ことになっています。11月3日は、本来は文化の日ではなく、歴史の日です。この
ことを明確に認識しなければならないと思います。

 現代の若人は、同年齢の横の人間関係にはそこそこ自信を持ってはいますが、
歪な環境や偏った教育から、歴史という縦のラインを意識することに極めて大きな
弱点を有しています。したがって、この縦と横の交差点に存在する、極めて重要で
あろう地域社会が健全さを失っていると見るべきでしょう。 

 今や、わが国の社会は、異常な犯罪が激増し、ますます不安視され、ギスギス
した様子を醸し出していますが、どのように対応すればよいのでしょうか。
 それには、わたし達は、今一度、社会を構成する三つの要素である、
   ① 縦の流れ(歴史に共感、先祖に感謝、先輩後輩の関係)
   ② 横の関係(濃密な家族、信頼する友人)
   ③ 面(縦×横の交差点周辺=地域共同体、地域連帯感、)
をバランスよく纏めてゆくことに努力を続けなければならないでしょう。これが、真
の文化センスであり、文化が地域に活力を与え、それがひいては国民の連帯感
の回復に繋がるのではないかと考えます。

 すべての国民が社会の健全化に知恵をしぼり、努力を傾ける秋がきました。
 みなさんはどのようにお考えですか。

「君はサラリーマンかビジネスマンか」の第37回目です。
(毎週金曜日・38回を予定)
ビジネスマンへの道をしめせれば幸いです。
必ずお役に立ちます。ご期待ください。

『君はサラリーマンかビジネスマンか』…37
[9章]ビジネスマンの心構え
[9章-6]文化と教養

 ビジネスマンの本質は、自分は会社を代表しているという意識を根底に持って
いることです。ビジネスマンは、代表取締役や役員でなくとも、対外との交渉の場
面では、強烈に会社の代表選手としての発言をします。
 これは、どこから来る意識でしょうか。会社が命令したことでもなければ、自分自
身が明確に意識したことでもないのに、自然とその思いにかられてくるのは、その
本人の文化水準の高さと教養のなせる技ではないかと考えられます。

 日ごろ、文化というものを意識することはめったにありませんが、自分の国や社
会の、永い、悠久の歴史を認識し、自分自身がその縦の流れの中に位置している
ことを実感することこそが、文化の感覚ではないでしょうか。
 その意味で、国の歴史と同じように、自分の所属する会社の歴史や、その社会
的存在価値に思いを馳せることが大事であり、この感覚が、会社の代表選手意識
を自然と育んでいるとみるべきでしょう。

 一般的には、サラリーマンは、自分の会社の存在を、現時点における横の観点
すなわち、同業他社や、同クラスの企業との比較で捉えますが、ビジネスマンは、
横の観点は当然のこと、縦の観点、すなわち歴史の流れでも捉えようとします。
これは、このビジネスマンの文化水準の高さであり、重厚感を示すものといえます。

 今やビジネスは世界を股にかけるものになってきました。だれしも、グローバル
時代に入ってきたことを実感していない人はいないと思います。このグローバル時
代に何が重要かを考えてみますと、古びた言葉かも知れませんが、教養というキー
ワードが浮かんできます。

 今から20年くらい前までは、大学にも、教養部というリベラルアーツの部門があり
ましたが、残念ながら廃止の憂き目を見、教養という言葉さえも人々の口の端に
あがらなくなりました。

 教養とは、学問、知識などによって養われた心の豊かさを意味します。現代のビ
ジネスマンに要求されることは、自分の担当する商品、サービスに関する知識は
もちろんのこと、業界情報から世界情勢までの知識です。また、さらにはその商品
の学問上での位置付けや、周辺への影響などの心配りまでできれば、まさに鬼に
金棒です。これこそ、豊かな感性であり、本物の教養と言えるのではないでしょうか。

 ビジネスパートナーと自分自身との間、すなわち個人間の信頼関係は、ビジネス
マン本人の文化意識、文化感覚の深さと教養の広さを併せ持ったところに、強固
に成立します。その意味で、わたし達は、あらためて、文化意識と教養を身につけ
るべく努力しなければならないことは、言うまでもありません。

次回は
[9章]ビジネスマンの心構え
[9章―7]志

  ( 「君はサラリーマンかビジネスマンか」の小論はあと1回で終わります。いよ
       いよ最終です。気合を入れたいと思います。小論については、次回最終の
      
文をお読みになられたら、ぜひ、ご感想を投稿願います。)

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