小論「君はサラリーマンかビジネスマンか」好評ベストスリー
40回目のブログです。
いよいよ師走に入りました。師走という言葉だけで、何となく慌しい気分になり
ますが、今年最後の月として、慌しくも、平穏な時を刻んでほしいものですね。
先週は、過去のブログから、時事エッセー・反応ベストスリーについて記しまし
たが、今回は、小論「君はサラリーマンかビジネスマンか」の中での反響ベスト
スリーを取り出してみたいと思います。
①「言葉づかいと言葉の責任」(7/21・21回目)
「綸言汗のごとし」という言葉が死語となっていることからも分かる
ように、最近の政治家、企業TOP、官僚、ジャーナリストなどが発言
する“言葉”には、豊かな語彙が発せられず、したがって、重みがなく、
品位に欠けるものが多くなってきています。
その影響で、ビジネスマンにも同じような現象が現れてきました。
そこで、ビジネスマンにとって的確な言葉づかいのためには、(ⅰ)論理
的につかう、(ⅱ)感性豊かにつかう、(ⅲ)知性溢れる言葉をつかうこと
が大切であり、その習得方法を示唆しました。
最近のメディアなどを見ていますと、真の意味からはほど遠い、安っ
ぽい言霊思想に取り憑かれ、議論排除、言葉狩などが横行しています。
今、あらためて、言葉と言うものを考える必要があるのではないでしょう
か。
この項は、非常に関心を呼びました。
②「人事考課」(10/6・32回目)
人事考課については、各自がそれなりの考え方で行うべきものであり、
特にアドバイスしたり、斬新なアイデァを提供したりする能力は持ち合わ
せません。それでも、人事考課をする時は、いろいろ悩むのではないで
しょうか。その意味で、自分の経験から、その心構え3ヶ条を記しました。
(ⅰ)できるだけフェアーに考課するように努める。
(ⅱ)考課項目をあまり細分化しない。
(ⅲ)考課は、昼間の明るい時間に行う。
この内、最も関心を引いていただいたのが(ⅲ)の考課の時間でした。
人はよく、深夜に熟考すれば、それがベストだと思い勝ちですが、深夜
は、限りなく情痴、情念、怨恨の世界です。実業はそれの対極にあり、
明るい日中に行わなければなりません。
“考課は昼間行うべし”ということを強調しましたが、これは、実は、
日本人のニューヨーク在住の世界的な為替ディーラーから直接ヒント
を受け、自分なりの結論に結びつけたことなのです。
ちょっとユニークな見方だと思われないでしょうか。
③「2・2・6の組織理論」(3/24・4回目)
全ての組織は、3クラス、(上位20%・中位60%・下位20%)に
分かれるという、組織区分法を紹介、解説しました。
私は、視点を変えるべく、この2・2・6の組織理論に人材論をかぶせ、
人財―――2割
人材―――6割
人罪―――2割
であることを示し、幹部は、下位の人罪に目を奪われることなく、中位の
「人材」クラスにポイントを置くべきであるとしました。
少なからずの人から、始めて聞いたとの反響があり、私としても、驚き
を隠せませんでした。まあ、少しでも話の種を提供できればと、軽い気持
で書いたものです。
次回は「時事エッセー」
です。
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