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2007年3月 9日 (金)

時事エッセー・TVの嘘、新聞の嘘

 54回目のブログです。

 最近のメディア業界(マスコミ業界)では、不祥事が続出しています。粉飾決算、
巨額横領事件、記事盗作、ハレンチ行為など多岐にわたりますが、極めつけが、
捏造記事、捏造事件と言えるでしょう。

 以前は、そんなに捏造記事は無かったと思いますが、近年は、NET社会が発
達したり、雑誌の報道姿勢の変化により、即座にごまかしが指摘されるように
なったために浮かび上がったものと考えられます。

 最近のTV業界では、わたし達の知らないヤクザ顔負けの、業界専門用語が
あるようです。「捏造」は人口に膾炙されていますが、その他に、「やらせ」、
「サクラ」、「仕込み」「ダマシ」など豊富な隠語に驚かされます。

 その内で、思いつくままに、捏造記事、事件をピックアップしてみます。

 ①(関西TV・フジ系列)「発掘!あるある大事典Ⅱ事件」
   つい最近のことで、誰しも知っていることですが、納豆のダイエット効果を
   訴えるために、実際には存在しえない実験結果や事実と異なることを捏造
   して、番組を制作した、悪質な事件です。さらに、過去に放映された中にも、
   捏造したものが、数多く存在することが判明しています。

 ②(TBS系列)「白インゲン豆事件」
   これもつい最近起きたことですが、白インゲン豆にダイエット効果があると
   放送され、これを信じた視聴者が嘔吐や下痢で入院するといった事件です。

 ③(TBS系列)「サンデーモーニング石原発言捏造事件」
   2003年10月、石原都知事が「私は日韓併合を100%正当化するつもり
   はない」と発言するも、番組は、「私は日韓併合を100%正当化するつもり
   だ」と、まるで逆の意味の発言とし、更に、故意に、文字テロップまで流し、
   数人のコメンテーターが石原バッシングを重ねたという、悪質極まりない
   事件です。

 ④(TBS系列)「ニュース23安倍首相悪印象付与事件」
   2006年、第2次大戦中の731細菌部隊の報道のなかで、敢えて、全く
   関係のない安倍首相の写真をサブリミナル的に巧妙に潜り込ませ、安倍
   首相に強いダメージを与えようとした事件です。

 ⑤(テレビ朝日)「イラクデモ報道捏造事件」
   2003年12月、イラクの首都バグダッドで、「テロ」を非難する、2万人の
   大規模なデモが行われたが、TVでは、2万人の「反米デモ」と報道、更に、
   故意に、文字テロップまで流すという、反米姿勢捏造報道事件です。

 ⑥(朝日新聞)「珊瑚礁落書き自作自演事件」
   忘れもしない平成元年、朝日新聞記者が、沖縄にある珊瑚礁(自然環境
   保全地域・海中特別地区)に、K.Yという落書きを発見し、“~日本人は
   落書きにかけては今や世界に冠たる民族かもしれない。この落書きは80
   年代日本人の記念碑になるに違いない。百年単位で育ってきたものを、
   瞬時に傷つけて恥じない、精神の貧しさの、すさんだ心の……。にしても、
   一体「K.Y」ってだれだ。”と、環境問題への格好の記事にしました。
   ところが、その後の調査の結果、これは、この記事を書いた当の朝日新聞
   記者が、自ら傷つけ、得意気な記事にした、自作自演報道であることが、
   判明したのです。

 その他にも、新聞では、産経の写真合成事件、毎日の西山事件、読売の不適
切取材など多数あり、盗用に至っては、数限りがありません。一方TVでは、捏造、
やらせは日常茶飯と言われています。
 また、従軍慰安婦問題、南京30~3000万人殺人問題、日本刀100人斬り
問題なども、証拠皆無の議論が大手を振って横行しています。このことは、外交
的に特に大きなマイナスとなっていますから、メディアの真摯な、科学的な、事実
重視の対応を期待したい
のですが、事実よりもイデオロギー優先のメディアの
方々には、無理な注文ということでしょうか。

 わたしは、メディアの捏造の体質を次のように分類しました。
 
  視聴率の維持、アップには、かなりのごまかしは許されるとする体質。
  自分の優秀さをアピールするためには、他を省みないという独善性。
  自番組、自社の論調に対立する考えの人に対しては、巧妙に引きずり降ろ
   すという、イデオロギー思想優先の体質。

 それにしても、メディアのやり口は、あまりにも、悪質であり、煽り・扇動を主にし
過ぎており、人間性にもとると言われても仕方がないのではないでしょうか。
 わたしは、この体質はなかなか変わらず、また、メディアというものは、極々一部
分にしか、焦点(フォーカス)を当て得ない特質をもっていることから、常々、次の
ように考えるようにしています。

       ・ 新聞の真実は30%、新聞の嘘は70%
       ・ TVの真実は10%、TVの嘘は90%


 そんなことはないんじゃないかと思われる人もいるでしょうが、このように思って
いれば、少々の捏造や、ごまかしや、煽りにも平然としいていることができますし、
また、精神的にも、気軽な気持ちでいることにもなります。

 そうは言っても、マスメディアは、大手菓子メーカーの「不二家」賞味期限切れ
使用事件の責任と対策を厳しく追及しますが、他の業界はさておいて、自業界、
自社の不可解な体質にメスをいれ、信頼の向上に注力されるべきだと考えます。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセー
です。

  なお、コメントどこに書けばよいのかと質問されましたのでお答えします。
  この右直下に色は薄いですが、《コメント》とありますので、そこをクリック
  してください。コメント覧がでます。そこに、メールアドレス、ニックネーム
  コメントを記入して、送信ください。もちろん、メールアドレスはオープンに
  なりませんので、安心できます。

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受信: 2007年3月14日 (水) 15時34分

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