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2007年5月18日 (金)

祭りだ、わっしょい!

 64回目のブログです。

 先日、5月3日の憲法記念日に「日野祭」に行きました。日野祭は滋賀県蒲生郡
日野町の馬見岡綿向神社春の例大祭として盛大に催されています。日野町は、
NHKの大河ドラマで有名な歴史の町であり関西で最も人気の高いウォーキング
コースでもある、琵琶湖東岸の近江八幡市から、鈴鹿山寄りにバスで約40分の
位置にあります。

 わたしの日野町についての知識は、昔の武将蒲生氏郷の地だということくらい
でしょうか。ところが、訪れてみて、驚愕の連続でした。日野町は近江日野商人
として、全国に一世を風靡した、豊かな商人の街だったのです。

 その面影は随所に見られ、旧街の道路幅は広く、各家の造りも江戸時代の風格
ある家屋が連綿と続いています。庭の木もそれなりに手を加えられており、往時を
偲ばせるにこと欠きません。もちろん、その他に、神社、仏閣、遺跡など、歴史探
訪のための散策に、興味は尽きることがありません。「歴史の街・日野」、「豊か
な街・日野」
と言えるでしょう。おそらく、まだまだ、人口に膾炙していないようです
から、訪れるなら、早いほうが良いかも知れません。

 祭りの期間は、街並みには、緋毛氈が各家の窓から提げられ、えも言えぬ雰囲
気を醸し出しています。赤系の色は、牡丹色、紅色、朱色、葡萄色、茜色、桃色、
臙脂色、薄紅色、紅梅色、桜色 珊瑚色など数多くありますが、緋毛氈の鮮やか
な緋色は、古の豊かな街を象徴する伝統色であり、それが、街全体にバランス
よくフィットしています。これは、全ての家が、この伝統ある行事に参加していること
を示しています。その意味で、日野町の人々は、心豊かな人の集合体、心豊かな
人の共同体であり、他府県各地の町造り、街造りに非常に参考になるのではない
でしょうか。環境設計、グランドデザインにかかわっている方の情熱と精神に敬意
を表したいですね。上記に「豊かな街・日野」と書きましたが、「心豊かな街・日野」
と表現すべきかも知れません。

 わが国で最も大きな祭りは、大阪の天神祭、京都の祇園祭、東京の神田祭の
三大祭と言われています。これらについては、わたしは全て見ましたが、非常に
大規模であるとともに、今や、見学、観光の対象にもなっています。全国には、
あらゆる地域でこれに準ずる規模の祭りも数多くあると思われます。

 もちろん、この日野祭は、わが国三大祭の規模ではありませんが、神輿が三基、
曳山が十六基
の、まことに堂々とした布陣です。人口2万3000人の町としては、
破格の規模と言えるでしょう。又、この神輿、曳山の芸術性は、この町が近江商人
の町であったことから、容易に想像がつくのではないでしょうか。まことに、素晴ら
しい工芸品であり、最高の芸術品であると言っても過言ではありません。

 さらに、綿向神社の社(やしろ)としての雰囲気は、氏神様として、氏子を大きく
懐に抱くに相応しい威厳を有しています。わたしも、結構いろいろな神社にお参り
しますが、心に響く、印象に残る神社です。氏子がこぞってこのお社を護り抜いて
現在に至っていることに、なるほどと納得するものがありました。

 今回初めて日野祭を訪れたのは、わたしの古くからの畏友であるN氏より、
たってのお招きをいただいたからです。N氏は民間企業勤務を終え、この地元
日野町で、地元の発展に尽くそうと、私塾をひらいている、今時稀有な志ある
人物です。その私塾の看板(みごとな銘板)に、不肖、私が書道の未経験もかえ
りみず、「日新庵」という文字を書かせていただいた経緯があります。私塾の
名称は、中国古典の「大學」にある、“苟日新、日日新、又日新”(まことに日に
新たに、日々に新たに、又日に新たなり)から採ったそうです。N氏の清新の気持
がひしひしと伝わってきます。

 N氏の知人やご親族ら二十数名と、美味しいお酒をいただきながら、奥様手づ
からの、お祭りのお持て成し料理を堪能しました。特に、見事な鯛素麺には舌鼓
を打ちましたが、この鯛は、福井若狭湾から運んできたもので、世に言う鯖街道
ならぬ鯛街道を通ったものでしょうか。ゆったりとしたほろ酔い気分に浸りながら、
お祭り特有の華やいだ歓談の中で、わたしも、ついつい、故郷、広島県の片田舎
の祭り(けんか神輿)に思いを馳せた次第です。

 民俗学の泰斗、柳田国男が、民俗の祭りが民族の原点だと述べているそう
ですが、確かに不思議なことに、祭りは、その地域、人々を一体化させる力を
持っています。それにしても、お祭りは素晴らしいですね。

 わっしょい! わっしょい! 祭りだ、わっしょい!

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回も
時事エッセー
です。

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コメント

ソムリエ森山英子様

ちょっと歴史ある町や村のお祭りは素晴らしいですよ。
わたしも、「日野祭」の感激が覚めやらず、ブログに投稿した次第です。
これからも、折りあらば、お祭りに参加(もちろん、見学が主ですが)
したいと思っています。今から、この秋が待ち遠しい気持ちです。
その時は、美味しいワインで乾杯します!

投稿: のんちゃん | 2007年5月24日 (木) 20時33分

なかなかコメントが書けなくてすみません。
いつも拝見させていただき私のようなワインしか
知らない無知なものでも勉強させていただいています。
お祭は大好きです。
横浜の新しいエリアに住んでいるので、祭といってもフェスティバルという感じでつまらないです。
ほのかに暗くて、ドンドンと聞こえる太鼓の音、夜店の甘い匂い、なんだか怖い雰囲気のお社、
そんな懐かしいお祭に行ってみたいなぁと思います。

投稿: ソムリエ森山英子 | 2007年5月23日 (水) 11時22分

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