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2007年11月 2日 (金)

日常雑感⑤…向いていない症候群と進路!

 88回目のブログです。

 新入社員が入社してからおよそ半年が経過しましたが、新入社員にとっては、
やっと会社の雰囲気に慣れるとともに、仕事の流れもほぼ身についた頃と言える
でしょう。それとともに、もの思いに沈み勝ちな秋のせいでしょうか、今の仕事への
不安な気持ちが芽生えてくる時でもあります。

 最近では、若者の入社後3年以内の退社率、いわゆる早期退社率が30%
優に越えたと言われるようになりました。永く25%弱くらいだったそうですが、徐々
に増えてきており、今後はもっと増加するかも知れません。

 退社の理由は、いろいろありますが、よく分からないというのが答えでしょう。
“大学にもどって何か研究したい…”、“他にやりたいことが…”、“彼女が遠くに
いるから…”、“親のそばにいなければ…”などはっきりしないことばかりですが、
圧倒的に多いのが、“この仕事に向いていない…”という答えであり、いうなれば、
『向いていない症候群』を呈しているようです。

 今、わが国で何千万人の人々が仕事に従事していますが、その全ての人が己の
仕事を天職としている訳ではなく、身すぎ世すぎ、食べていくために、今の仕事に
必死の人も多いことはいうまでもありません。

 そうは言っても、できれば天職に近い仕事に従事し、充実した人生を送りたい
ものです。そのためには、自分の進路について、しっかりと考えてみることが重要
になります。考え方はいろいろあるでしょうが、わたしなりの考えを記してみます。

 まず、人生の先達に指導をことを薦めます。自分よりは長い人生を送り、
世の中を幅広く見通してきた恩師に相談すべきでしょう。社会の動向については
もちろんのこと、自分の性格、能力、適性、感性などについても客観的に把握して
いますから、適職についての適切なアドバイスを得られるはずです。恩師がいな
ければ、親、先輩に相談すべきでしょう。

 最近の若者には、華やかなもの、カッコいい職業に憧れる傾向がありますが、
そんなに単純で甘いものではありません。例えば、先週のブログでも記しましたが、
表面では華やかなパリコレの裏には、強烈な、想像を絶する厳しさが隠されて
います。ことわざにもありますが、「きれいな薔薇には棘がある」のです。

 次に、自分のすすむべき道を、自分に聞くことを薦めます。人は誰でも、漠然と
ではあっても、自分の進みたい道を知っているはずです。今の子どもたちは、親の
影響でしょうか、偏差値ばかりで自分の進路を選んでいますが、本当は、『何かを
やりたいという漠然とした希望』
もあるように思います。

 偏差値などという明快なものを基準にするより、むしろ、はっきりとしない、おぼろ
げなものを大事にして人生を踏み出してもいいのではないか
と思います。何とない、
おぼろげな動機で出発しても、いつかそれが現実の世界とかかわるうちに、ああ、
コレだったと思い当たるのではないでしょうか。

 そう考えていけば、天職なんて始めから分かるものではないし、また、めったに
あるものではなく、それは結果として人生の最期に、天職だったなと自分自身に
納得させるものでしょう。

 さいごに、若者へのメッセージを記します。

 〇人脈を大切にしよう

  大学はできれば、理系と文系を兼ね備えた大学を選ぶべきです。現代社会は、
  文・理の両方が分からなくてはニッチもサッチもいきませんから。もちろん、そこ
  で交流しなければ意味がありません。人脈ネットワークは大きな財産です。
  また、師に出会えることは幸運そのものです。これはなかなか難しいことですが、
  もしもよい評判を聞いたならば、教えを乞いにでかけていくのも方法かもしれま
     せん。

 〇読書の習慣をつけよう

  就職したとたん、忙しさにかまけて本を読まなくなるのは残念なことですね。
  社会的・総合的センスを磨くためにも月に最低1冊は読むべきでしょう。

 〇健康に気をつけよう

  健康維持は自己管理で。自己管理能力を備えることは、ビジネスで信頼される
  必要最低条件です。

 〇自分の仕事に対する知識と情報を持とう

  いうまでもなく、これを欠いては仕事を遂行できません。自分の担当する仕事の
  知識を深く吸収するとともに、関連する情報を幅広く持つことが大切です。

 〇好奇心とチャレンジ欲を持とう

  これこそ、若者の特権です。高度情報化社会、多元的価値社会をリードして
  いくには、時代へのチャレンジが不可欠でしょう。

 若者や新入社員が、“頼りなく不確かな、向いていない症候群”に陥らないことを
望みたいものです。
 わが国の将来は、若者の双肩に掛かっていますから。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回も
時事エッセー
です。

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Aunque pierdes todo, tienes el futuro todavia.(アウンケ ピエルデス トド、ティエネス エル フトゥーロ トダビア) [続きを読む]

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