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2007年12月21日 (金)

織田信長ゆかりの安土城下を歩く!

 95回目のブログです。

 今年は紅葉のシーズンが大幅に遅れましたが、それでも観るべきものが多少は
残っているかのという微かな期待を持ち、先日、信長ゆかりの安土城下を歩いて
みました。

 安土城址はJR琵琶湖線安土駅の近くにあります。JRも民営化してかなりの年数
になりますが、まだ一部には官のイメージが少しは残存しているでしょうが、今や
民間会社として堂々たる存在となっています。売上増、収益増のための諸策を
次々と打ち出しており、たとえば、ハイキング・ウォーキングブームに積極的に参画
し、駅からはじまるハイキングコースなどの推奨に力を入れています。
(これも、民営化ならではでしょう。わたしは積極的民営化論者であり、民営化でき
るものは全て民営化すべきであると考えています。)

 JR西日本の駅からはじまるハイキングで、平成19年秋の関西でのベスト3は、
次の通りです。
   ① 安土コース(最寄駅:琵琶湖線・安土駅)
   ② 多武峰街道コース(最寄駅:桜井線・桜井駅)
   ③ 打田コース(最寄駅:和歌山線・打田駅)

 わたしは、JR西日本が推奨している50コース(その他大阪市内10コースあり)
のうち、少なくともベスト3は行きたいと思っており、とりあえず一番人気があると
いう安土コースを歩くことにしました。

 一日たっぷりと時間がかかると思っていましたが、茶の湯に使われた梅の川、
神学校セミナリヨ跡、時代の象徴・安土城跡、絢爛たる安土城天主信長の館を
見るだけで日が暮れてしまいました。特に安土城跡は、そんなに大きなお城跡
ではありませんが、予想外に時間がかかったのが印象に残ります。

 まず最初は、「梅の川」です。安土の里に降った雨が伏流水となった梅の川の
湧水で点てたお茶を信長が大いに気に入ったという、湧水場は非常に小さな場
所ですが、今も湧き出でていました。山があり、里があり、琵琶湖がある安土は
豊かな水に恵まれた土地であろうと推測できます。

 梅の川からしばらく歩きますと、「セミナリヨ跡」に辿りつきます。天正8年(1580)
織田信長がイタリア人宣教師に許可し建てられた日本で始めての神学校(純和風
3階建)であり、東西文化交流の場となりましたが、安土城炎上とともに焼失しまし
た。今は史跡公園となっていますが、信長の西洋社会に対する関心を窺うことが
できます。

 次に「安土城跡」を登りました。安土城は天正7年(1579)わが国で初めて天守
閣(安土城の場合は天主閣という)をもつ城として完成しました。一応平山城といわ
れますが、405段のデコボコ階段、それも段差の大きい階段であり、登るのに結構
苦労するほど急峻です。これもおそらく敵に備えたものでしょう。

 安土城の天主閣に登る大手道には、左右に徳川家康、前田利家、羽柴秀吉と伝
えられる各邸跡があり、歴史の主役をめぐる微妙な人間関係を想像させられます。

 天主跡に登り、四方を眺めると、素晴らしい景色に心が動きます。現在でさえそう
ですから、往時はさぞ見事な眺めであったことと思われます。本丸跡、信長公本廟、
お寺本堂、三重塔、二王門などを観ながら城を下りましたが、筑後わずか三年で
炎上したとは言え、歴史の主たる舞台であったこの安土城には、類まれなる武将
である天下人織田信長とともに深い感懐を覚えました。

 わたしは安土城を今回はじめて訪れましたが、自分の反省としては、もっと若い
時に訪れるべきでした。信長が大好きだと言う現在の若人には、京阪神からすぐ
の距離にある、この由緒ある、歴史そのものの安土城を是非とも訪れ、歴史への
興味と共感を持ってもらいたいと思います。

 歴史と言えば、今、日本史は高校では必須科目になっていないとのことですが、
自国の歴史を知らずして世界にはばたくことが出来ないのは明白です。日本人と
してのアイデンティティを確立するためにも、日本史を必須科目にすべきでしょう
もしも、それが難しいのであれば、せめて世界史のなかで、日本史のウエイトを
かなり大幅にアップする必要があります。

 ところで、日本史のなかで安土と言えば、時代区分として、安土桃山時代を指し
ますが、安土は分かるにしても、桃山は理解できません。時の中央権力、政治
権力による時代区分から言えば、逆説の日本史を著している井沢元彦氏も唱えて
いますが、安土大坂時代(織田信長の安土、豊臣秀吉の大坂)とすべきではない
でしょうか。

 最後に「安土城天主・信長の館」を観ました。1992年スペイン・セビリア万国博
覧会の日本館に展示された安土城天主の最上部5階6階部分を、ここ安土に移築
されたものです。

 天主5階には、仏教の世界観が金箔と朱漆塗りを背景に、釈迦説法図などが描
かれています。天主6階には、狩野永徳などが描いた金碧障壁画や、金箔10万
枚を使用した外壁など、どれも近くでじっくり観ることが出来ます。織田信長の壮大
な宇宙観が凝縮した絢爛豪華な安土城天主が、当時の最高の技術と芸術で創り
上げられたことを実感できるこの信長の館は、じっと観つづけても飽きることは
ありません。

 とりあえずは気軽なハイキングと思っていましたが、歴史に燦燦たる安土城跡や
天主信長の館を観ては、この安土城下を歩くことが、関西でのハイキングBEST1
であることに納得した次第です。それにしても、わが国の歴史や文化は豊かですね。
それを再認識したハイキングでした。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回も
時事エッセー
です。

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