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2008年2月 8日 (金)

“正直”は道徳の原点!

 102回目のブログです。

 先週のブログでは、何とか佳い話(阪神大震災の被災者と自衛隊)を拾い上げ
ることができましたが、世の中は相変わらずとんでもない事件が多発しており、
悪い話、暗い話をピックアップするのに苦労はありません。今、パニック状態に
なっている事件を新聞から拾ってみます。

 中国製冷凍ギョーザで食中毒、千葉と兵庫で3家族10人

   千葉、兵庫両県の3家族計10人が昨年12月28日から今月22日にかけ、
  市販されていた中国製の冷凍ギョーザを食べた後、吐き気や下痢など食中毒
  の症状を訴え、女児(5)が一時、意識不明の重体になるなど9人が入院して
  いたことが30日、分かった。

    両県警が調べたところ、ギョーザとパッケージの一部から有機リン系農薬
  「メタミドホス」が検出された。

   商品は、いずれも中国・河北省の工場で製造されており、輸入元で日本たば
  こ産業(JT)の子会社「ジェイティフーズ」(JTF)は同日、この工場で生産された
  23品目の商品の自主回収を始めた。

     JTFなどによると、問題の冷凍ギョーザは、東京都港区の商社「双日食料」
  が、中国の「河北省食品輸出入集団天洋食品工場」に発注し、天洋食品が
  加工から包装まで製造過程のすべてを行っている。双日食料は、中国で商品
  の品質や規格をチェックし、JTFが輸入、販売。

   厚労省幹部は、「原料の野菜などに残留していた農薬であれば、今回のよう
  な急性症状を起こすことは考えにくい」と述べた。

   今回のようなケースでは、だれかが故意に農薬を混入させた疑いが強い場合、
  警察は殺人未遂容疑で捜査するが、誤って混入された疑いが強い場合には、
  業務上過失致傷容疑などでの捜査が検討される。
                                (2008/1/30  読売新聞抜粋)

 中華人民共和国(中国)からの食品輸入は激増していますが、安全管理が手抜
きされていることは常識であり、それ故に、わたし達国民の安全が脅かされている
ことはまぎれもない事実です。

 今回の事件が、単なるケアレスミスか、安全管理の落ち度か、民族性の本質的
なものなのか、国内向けの暴力行為なのか、あるいはテロ行為なのか、予断を許
しませんが、徹底的に調査してほしいものです。

 それにしても、雑誌「週刊文春」が、2001年9月13日号において、劇薬・毒薬
漬けの中国食品
をスクープし、政府や国民に注意を喚起したにもかかわらず、
政府、マスメディア、政治家は、誠実に、真剣に対応しませんでした。

 と言いますのも、わが国においては、中国に対しては腫れ物に触るように土下座
につぐ土下座を繰り返すことが慣しであり、それが一種の進歩的正義として通って
いますから、ほとんど対応策を講じなかったのです。

 その意味では、この事件は、週刊文春の指摘に誠実に対応していれば、輸入を
くい止めることができたわけであり、ある種の人災ということもできますが、本質は、
中国食品に致命的な問題点が内在していることです。

 今回の事件の教訓は、卑屈な姿勢は国家・社会に害毒をもたらすばかりであり、
対等な姿勢こそ正常な社会を築くものであることが明白になったことです。
わたし
達日本人は、もう、“卑屈”から卒業しようではないですか。

 しかしながら、ことここに至っても、たとえば、TV朝日・報道ステーションの古舘
キャスターは、「この毒入りギョーザ事件の遠因は日本側の輸入姿勢にあり、中国
側も大変ですね」などと、中国側を徹底的に擁護しています。

 バカも休み休み言ってもらいたい。死に至ろうとする事件に対してどうしてこんな
に鈍感になれるのか。おそらく、親中国(中国に諂うこと)のイデオロギーの方が
大切であるとの考えがこびりついているとしか考えられません。このような人々に
人間性のかけらも感ずることが出来ないのは、ひとり私だけでしょうか。

 さて、この毒入りギョーザの輸入を防げなかったJT(日本たばこ産業)は、中国
からの食品輸入に対して、どう考えていたのか調べてみました。

 驚くなかれ!です。 取りあえず、JTの主張をお読みください。日本たばこ産業
のホームページ ≪JT delight world≫ より、引用します。

  加工食品について(Q&Aより一部抜粋)

    :中国産の野菜を使っているものがありますが、残留農薬は大丈夫で
      しょうか?

    :中国製にかかわらず、全ての原料は安全性を確認した上で加工して
      おりますので、安心してお召し上がりください。

 えっ!まさか!嘘を言いなさんなと言いたくなります。このQ&Aを読みますと、
安全・品質については、JT側の自信満々の姿勢をうかがうことができます。しかし
ながら、JTは本当に自信満々だったのでしょうか。と言いますのも、毒入りギョー
ザ事件が1月30日報道されると、このQ&Aの項目だけ、黙って、密かに、即座に
削除されたからです。安全について自信があるなら、この項目を削除する必要は
ないのではないでしょうか。

 連日の毒入りギョーザ事件の報道から判断しますと、JT側が、安全性を確認して
いなかったことは明白です。ですから、JT側も多少は持っていたであろう良心が咎
め、このQ&Aを密かに、こそこそと削除したものだと、容易に推測できます。

 近年、わが国においては、いわゆる偽装問題が噴出してきましたが、なぜ、JT
(日本たばこ産業)は、それを、自分の会社に照らさなかったのでしょうか。わが国
の各種の組織に、それが官であれ、民であれ、大きな歪みが内在していること、
また、その組織に属している人たちに、『正直な心』が失われ、嘘をつくことが平気
になっていることが、その原因に挙げられると思います。

 JTのような巨大な企業は、本来、国家や社会、あるいは国民の模範的立場で
あるべきにもかかわらず、このような体たらくですから、今や、わが国は、のっぴき
ならない社会病理を抱え、呆然と佇んでいる状態だと言っても言い過ぎではありま
せん。

 “正直”という言葉やその意味は、義務教育の初歩の基本的徳目であり、わたし
達社会人、企業人がその本道を歩まなければ、子供達に対して、示しがつかない
のではないでしょうか。

 あらためて言いましょう。ことはわたし達日本人の生命がかかっているのです。
 
  わが国は、これを機に、諸外国、特に中国に対し、卑屈な姿勢をあらため、
    堂々と主張しなければなりません。

  わたし達は、正直は道徳の原点であることを認識する必要があります。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回も
時事エッセー
です。

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