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2008年6月13日 (金)

“天の怒り・神の怒り”に謙虚になろう!

 120回目のブログです。

 5月23日のブログで、山の辺の道を歩いたことを記したなかで、美しい山そのも
のが御神体として崇められている「三輪山」について触れました。わが国の古代人
は、山、川、沼、池、湖、樹木、石などの“自然”というものに、精神が宿るものと
して、深い敬意を表していましたが、その象徴が三輪山ではないでしょうか。

 わが古代の人は、あるいは中世の人でも、自然を怒らせないよう心を配ってきま
した。自然の脅威、猛威に恐れをいだいていたことは間違いのないことでしょう。
“♪神の怒りか地の声か“♪天の怒りか地の怒り”という有名な歌詞がありますが、
これは、大きな自然災害は人智を超えたところに発生することを意味しているとも
言えます。

 先年、わが国では、阪神淡路大地震や中越大地震があり、つい最近では、中華
人民共和国の四川省で巨大な大地震があり、甚大な被害が生じていることは周知
のことです。

 地震の原因は、当然ながら科学的見地からそのメカニズムを解明しようとして
いますが、未だ十分なるものではありません。一方、歴史的な他の見方からすれば、
人智の及ばない大災害は天の怒り、神の怒りのあらわれとも言うことが出来るかも
知れません。

 今、中国(中華人民共和国)でこれに関してホットな話題が沸騰しています。

  シャロン・ストーンさんに批判集中 地震とチベット問題絡め

   チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と親交がある米国の女優、
  シャロン・ストーンさんがこのほど、チベット問題への中国当局の対応が良く
  ないために四川大地震が起きたのではないかという趣旨の発言をし、
  インターネットなどで批判を浴びている。

  香港紙などによると、ストーンさんは、カンヌ国際映画祭が開かれたフランス
  のカンヌで香港のテレビの取材に対し「中国のチベット人に対する待遇に
  不満を持っている。良き友人であるダライ・ラマへの対応も良くない。
  地震が起きて『これはカルマ(業)かしら』と思った」と述べた。

  これに対し、香港の芸能人が「中国人の共通の敵」と批判したほか、ネット
  上では「中国人の感情を深く傷つける発言で受け入れられない」と、ストーン
  さんがモデルを務めるディオールの商品の不買を宣言する書き込みもある。
  (共同)
                        (2008/5/26 MSN産経ニュース)

 シャロン・ストーンさんは、わたしでも知っている有名な米国女優ですが、どうも
このニュースは為にするものではないかとチェックしましたところ、実際の発言は
次の通りでした。(大意)

  “ああいうふうなやり方で中国がチベットを扱うってことに我慢がならな
   かったの。なんとかチベットの力になりたいって何度か考えたわ。で、
   地震が起こったときに私は「カルマ(因果応報)」だと感じたの。他人に
   対して思いやりってものを忘れたら、悪いこととして返ってきたりしない?

   でもその後チベット基金の人から手紙を受けとったわ。今回の災害で
   自分たちもなにか手伝いたいって思ってるって。それを聞いて涙が出たの。

   ひとはたとえ不当に扱われたとしても、手を差し伸べることがあっていい
   のよ。
また差し伸べるべきよ。私にとってはひとつ、いい勉強になったわ”

 シャロンさんの発言は非常に率直であり、人間性に富み、素晴らしいではありま
せんか。この発言に何の問題もないどころか、これほど明確に人間性・精神性
表現していることに対して、高い評価をすべきではないでしょうか。天を畏れ、神を
敬い、仏に縋る…これは崇高な精神であり、これこそ宗教心の基となるものです。
メディアは、一単語(今回の場合はカルマ)に異常に反応し、前後のニュアンスを
無視するなど、しばしば歪んで報道する傾向があり、特に中国系、中国シンパの
メディア(内外を問わず)には注意が必要でしょう。

 古来、為政者は治山治水に尽力し、国民の安寧と経済に意を尽くすことを本来
の役割としてきましたが、その逆である、極度の悪政、極度の悪事を行った場合に
生じる大災害を、中国では「天罰」、わが国では「神罰」、仏教の世界では「仏罰」
言ってきています。

 菅原道真公をお祭りする天満宮の故事にもあるように、天の災いを避くるには、
もちろん科学の対応もありますが、加えて目に見えないものへの畏れの姿勢を保つ
ことも大事なこととして来ています。

 阪神淡路大震災の時でも、時の政治の出鱈目さに対する神罰ではないかという
声が巷で澎湃と起こっていました。大方の民心はそのようにも捉えていたのです。
当時の混沌とした歪な政治状況から判断すれば、天変地異は神の怒りだとの見方
もあながち間違っているとも言えません。

 天の声を大事にしてきた歴史ある中国で、果たしてどのような声が出るかは、
それこそ、天のみ、神のみぞ知るということでしょうか。

 それにしても、わが国の政治姿勢は卑屈なほど軟弱と言っても間違いないと思
いますが、中国のそれは「傲慢×傲慢=(傲慢)2」と言えるでしょう。徹底した反日
憎悪教育(ex.南京・靖国・領土領海・ギョーザ)や徹底したチベット弾圧など、誰が
見ても傲慢な姿勢を速やかに反省し、世界の誰が見ても納得する「謙虚な姿勢」
に改めないと、それこそ又、天の怒りが生じるのではないかと心配するところです
が…。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回も
時事エッセー
です。

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