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2008年7月18日 (金)

財政難ワースト市大阪府に集中…市長・府民の鈍感さ!

 125回目のブログです。

 京都祇園祭、東京神田祭、大阪天神祭を日本三大祭と言いますが、いよいよ
来週には「天神祭」が行われます。歴史ある祭ですから、祭は祭として賑やかな
ものになるでしょう。一方、今、大阪では大阪府の橋本知事が財政再建の大鉈
(おおなた)を振るい、府民の圧倒的な支持(80数%)を得ているなかで、議会で
ホットな論戦がなされています。

 橋下知事は、4ヶ月間という超短期間に、平成20年度本格予算案を作成しまし
た。総額1100億円削減のため、公務員一般職の基本給を4~16%、退職金5%
カット。私学助成は、小中学校25%、高校15%、幼稚園5%カット。公共施設の
整理など、ゼロベースからの対応策であることが特徴ですが、それでも、1100億
円の削減に至らず、185億円の退職手当債の増発をやむをえないとしています。

 これだけの思いきった案を作成した橋下知事以下のスタッフの懸命な努力に、
ほとんどの府民は共感を覚えています。橋下知事の信念、エネルギー、手法、
情報公開、優秀なスタッフの結集
など、目を見張るものがあります。特に優柔不断
に見えてしまう大阪市長と比較すれば、歴然としています。それにしても見事ですね。
大阪府知事と大阪市長の格差は、その信念、覚悟、手法などにおいて、180度
異なっていることに注目する必要があるでしょう。

 このように、大阪府が不退転の決意でもって財政再建に向けて、予算案を提示
していますが、大阪府内各市の財政状態はどうなっているのでしょうか。

  財政難自治体、人件費比率高く

  全国の財政難の市 ワースト23
    (平成15年度 経常収支比率100以上)
     <経常収支比率=人件費・公債費などの義務的経費のみ÷財源>

   1.北海道夕張市     109.8 炭鉱閉山・対策事業増大
   2.大阪府高石市     109.7 人件費・下水道整備費
   3.福岡県山田市     107.6 炭鉱閉山・生活保護費増
   4.大阪府泉佐野市    106.6  関西空港関連公債費増
   5.大阪府守口市     106.1 施設職員多・生活保護費増
   6.奈良県御所市     105.6 景気低迷税収減・人件費負担大
   7.大阪府摂津市     105.4 公債費増・下水道整備費
   8.和歌山県御坊市    104.9  固定資産税減・地方交付税減
   9.大阪府四条畷市    104.3  税基盤脆弱・施設整備増
  10.高知県室戸市     103.5  遠洋漁業不振
  11.北海道三笠市     103.1  炭鉱閉山・対策事業増大
  12.大阪市           102.5  固定資産税減・生活保護費増
  13.北海道歌志内市    102.2  炭鉱閉山事業
  14.大阪府池田市     〃   税収減・施設職員多
  15.兵庫県芦屋市     〃   阪神大震災復興事業費
  16.鹿児島県阿久根市 101.7  漁業不振・地方交付税減
  17.奈良県大和高田市 101.6  人口減・高齢化・ハコモノ
  18.大阪府豊中市     101.3  税収減
  19.神戸市           100.9  阪神大震災復興事業費
  20.大阪府泉南市     〃    関西空港関連公債費増
  21.大阪府門真市     100.8  施設職員多・生活保護費増
  22.北海道赤平市     100.6  福祉直営人件費・炭鉱閉山
  23.大阪府東大阪市   100.2  税収減・生活保護費増
                                                    (平成17年11月9日 読売新聞)

 驚き、桃の木、山椒の木。何と、比率100を上回る市が全国で23ある内、大阪
府内の市が11も
。ウーン!絶句。 とにかく無茶苦茶であることが明確ですね。
公務員職員の給与水準が高く、職員厚遇当たり前、不法不正行為横行、いわゆる
人権G超々厚遇、統一的文化政策なきハコモノ行政などなど、とんでもないこと
ばかりです。その結果が上の表に現れています。

 この責任は当然ながら、府民、市民にもあるわけで、無責任な政治家、力なき
2世家業政治家、面白おかしいお笑い政治家、左翼人権反日政治家、能力なき
政治家、そして最も基本的なことである志なき政治家などを選んだのが、このよう
な結果になったと断言できると思います。

 そして、府民、市民も行政や政治家のチェックを長い間してこなかったのです。

 このノーチェックのなかで、大阪府内の全市長が、府民の圧倒的支持を得ている
「橋下行革」について、新聞紙上連載で次のように述べています。彼らがどんな
考え方をしているかを一端を見てみましょう。

 ・ 橋下知事の「大阪維新プログラム案」は評価せざるを得ない。
 ・ 4ヶ月のスピードでこれを策定したのは評価できる。
 ・ 府内各市に大きな影響のないように対処してほしい。
 ・ しかし、この改革の先にはどんな夢があるのかぜひ示して欲しい。
 ・ もうすこし行政というものを勉強し、理解し、きちっとした政策を持ってから取り
  かかっても遅くない。

 ・ 仕切り直して、自分のポリシーをきちっと作り上げてやってほしい。1100億円
  などとちまちませずに、5000億円くらいは削減できるはずだ。

 要するに、彼らは、最初は橋下知事を新人の素人として見下し、えげつないまで
の罵詈雑言を浴びせていましたが、橋下知事がそれをはねのけ、信念の予算案を
策定しました。

 それを府民のほとんどが支持する現象が生じると、今度は手のひらを翻し、上
から目線ではありますが、評価すると言い出したのです。上の記事を見てください。
彼ら市長は、大阪府から補助金であろうが何でも良い、今まで以上の金をくれれば
いい、また「改革なんてゆっくり行こうよ」という考えなのです。もうすこし勉強して
から府政改革をやれということは、やるなということと同意語
ですから、とにかく真
の改革、次代のための改革に手を着けたくないことを意味しています。彼らには、
とにかく「反省」という言葉は全く見つかりません。

 (わたしは、この連載記事を読み、謙虚さと責任感のない、すべての市長に不信
  感を持つに至りました。まことに残念なことだと思います…。)

 とにかくとんでもない鈍感さではないでしょうか。もう、破綻は寸前に来ているにも
かかわらず、自ら積極的に動こうとはしていないのがありありです。そういう状況
ですから、いろいろ問題は孕んでいるでしょうが、橋下知事の捨て身の行動が際立
つのではないかと考えます。(本当に捨て身ですよ。実際、今、身辺警備を強化
しているそうです。ヤバイですから。)

 それにしても、われわれ市民がそれぞれの市の実態を見聞し、メスをいれなけ
れば、市という地方自治体は決して良くならないのではないでしょうか。今こそ、
良識ある一般市民の出番です。大分県がいい例ですね。政治家(政治屋)とお役人
と組合(日教組を含む)の腐った関係は、どこにでもあるのかも知れません。

 良識ある市民の積極的な行動が待たれます。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回も
時事エッセー
です。

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