さあ、ブログに挑戦しよう!
128回目のブログです。
一昨年(平成18年・2006年)の3月から毎週このブログを発信し始めてから、2年
半になろうとしています。最初はブログのブの字も知らないところからでしたが、多
少かじったことになりますので、少しブログの世界を覗いてみたいと思います。
■ <ブログ>世界一は日本語 言語別発信、英語上回る 総務省
インターネットで公開されている国内のブログは08年1月末現在で
約1690万あり、国内のネット利用者(約8811万人)の約2割が
利用し、記事総数は約13億5000万本と、単行本約2700万冊の
情報量に匹敵することが2日、総務省情報通信政策研究所の調査報告
書でわかった。04年以降に急増したブログの本格的な実態調査は国内
初めて。
報告書は、同時に米国の会社による調査結果(削除済み分を含む)を紹介。
ブログは世界に約7000万あり、使用言語別では日本語が約37%と、
2位の英語約36%、3位の中国語約8%を抑えてトップとなり、日本人
のブログ好きが浮かび上がった。
(2008/7/2 headlines.yahoo 毎日新聞)
ブログ(Weblog)は発信も受信も誰でもいいのが特徴で、2005年が335万人、
2006年が868万人、今年の初めが1700万人だとすれば、倍々ゲームのように
増えているわけですから、物凄いですね。
また、会員制のブログといわれるSNS(Social Networking Service)は、2005年
が111万人、2006年が716万人、この7月14日大手のミクシィが会員数を
1500万人と発表しましたから、このSNSは倍々ゲーム以上でしょうから、これまた、
恐るべき現象です。
さらに、通信教育大手のユーキャンの調査によれば、子どものいる20代~40
代の専業主婦の4人に1人がブログを開設しているそうですから、わが国のブロ
グの規模、影響力はかなりのものがあると考えられます。
それにしても、最も驚くべきことは、世界のブログで、日本語がナンバーワンの
地位を占めているということです。これは素晴らしいことであり、ある意味で、もっと
誇って良いのではないでしょうか。そして認識あらたに、わたし達日本人は、日本
語に自信を持たなければなりません。
(それに引きかえ、総理大臣をはじめとする政治家の言語の貧しさはどう理解
したらいいのでしょうか。本来優れた教養と志をお持ちなので政治家になられたの
でしょうから、もっと力強い「日本語」の発言、発信をしていただきたいものです。)
これだけブログ発信が多いということは、わたし達日本人が、日記のように、伸び
伸びと自由に書くことが基本的に好きで、また情報発信力を有してもいることを
証明しているとも言えるでしょう。
これは、歴史的、伝統的なもので、紀貫之「土佐日記」、清少納言「枕草子」を
はじめ数多くの古典が残されていることからも、男女を問わず、書くことが好き
だったのです。
特に女性の表現力は、世界に冠たるもので、それは現代に引き継がれ、先日
発表された芥川賞・直木賞はともに女性です。(芥川賞は中国人の楊逸女史「時
が滲む朝」、直木賞は井上荒野女史「切羽へ」)。一般の主婦が日記を楽しむ土壌
は中世から現代まで脈々と続いているのですから、今ブログに結びついても何ら
不思議なことではありません。
ところで、インターネットやブログが爆発的に発展している基本的な背景には、情
報革命があります。新聞は4600万部とは言われていますが、徐々に部数が減り、
全国紙でも(読売1000万・朝日800万・毎日390万・日経300万・産経200万)押し紙
(無理やり販売店に押し付ける新聞紙)が噂されるほど、苦しんでいるそうです。
出版業界も読書人口、読書時間の減少で四苦八苦。広告業界も伸びているのは
ネットのみというのが現実です。
さてここで、わたしの経験からブログの効用をまとめてみます。
① 好奇心が旺盛になる(頭脳活性)
週わずか1回とは言え、テーマ探しには苦労しますので、常に「変化」、
「新しいもの」、「歴史」に注目するようになります。対象は、新聞・TV・
雑誌・ポスター・近所・役所・スーパー・デパート・映画などなど。
② 小旅行、出歩きが増える(健康向上)
場所を変えると必ず刺激があります。今まで出向いた所は、造幣局・万博
公園・田舎・ブラスバンド・ドーム野球・江田島・安土城・情熱大陸音楽
祭・Jリーグサッカー・祭・大和山の辺の道・阿蘇湯布院・知覧鹿屋・
奥能登などなど。
③ 徐々に文章を書くことが苦にならなくなる(精神健全)
数打ちゃ当るで、段々に文章を書くことに慣れていき、苦ではなくなりま
す。なぜなら、これは日記(ブログ)であり、論文でもなんでもないわけ
ですから、肩肘を張る必要がありません。しばらくするとこんな気持ちに
なります。
ブログを書くにあたっての注意事項は次の通りでしょうか。
① 嘘を書かない
② 人を誹謗・中傷しない(批判、評論、評価、批評はOK)
③ 実名orニックネーム使用を検討する(リスクの計算)
④ できるだけ易しく書くこと
(わたしのこの文章でも難しいと言われています。かなりくだいて
書いているつもりですが…。)
⑤ 肩肘を張らない
わたしは全くのブログ知識ナシから、ブログを開設しました。「ココログでつくる
かんたんブログ&ホームページ」(九天社・1400円)という本の通りに従い、上手く
いきましたが、費用は500円/月です。(ちなみに、ココログとはニフティのブログ
のことです。)みなさんにもブログをお薦めします。若い人はもちろんのこと、特に
60歳以上の方、いかがでしょうか。
“60歳、さあブログに挑戦しよう!”(定年後をどう生きるか)
“何人も死をまぬがれない。だが、終わりの時が訪れる前に、何らかの
高貴な仕事をなしとげる余地がまだ残されているかもしれない…”
(テニスン「ユリシーズ」より)
みなさんはどのようにお考えでしょうか。
次回も
時事エッセー
です。
| 固定リンク
コメント