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2008年9月19日 (金)

実験住宅…NEXT21を見学! 

 134回目のブログです。

 天高く馬肥ゆるの秋となり、自然の恵みを実感できる好季節ですが、世間は
なかなかに騒がしい状況が続いています。たとえ自民党総裁が決まっても、難題
は山積み、解決は容易ではなく、政治の行く先は混沌としたままであろうと思われ
ます。

 できれば早く、自民党から共産党までガラガラポン、政治思想分布を明確にして
いただきたいものですが、もうすこし時間がかかるのでしょうか。それにしても、
わたし達国民を代表する政治家は、今だけでなく未来を見据えて、覚悟を決めた
政治を行って欲しいものです。

 未来と言えば、先日、大阪上町台地にある、大阪ガス「未来型実験集合住宅
NEXT21」を、月1回の勉強仲間10人と見学に行きました。この「NEXT21」は
大阪府庁に程近い谷町6丁目にあり、周りはマンションや住宅にかこまれています
が、普通の集合住宅とは異なり、緑豊かな存在感のある建物となっています。

  未来型実験集合住宅NEXT21の概要

   用    途  共用住宅18戸
   規    模  地下1階、地上6階
   敷地面積  1543㎡( 468坪)
   建築面積   896㎡( 272坪)<58.1%>
   延床面積  4577㎡(1387坪)
   竣    工  平成5年(1993)
 
 大阪ガスは1968年から住宅の実験をはじめ、東豊中実験住宅、アイデアル住宅
NEXTを経、現在のNEXT21に至っていますから、かなりの経験を重ねてきている
と言えます。それだけに、なかなか面白い実験住宅であり、興味津々、飽きること
はありません。特に印象に残ったことをピックアップしてみます。

  住宅の長寿命化と可変性

  30年とか60年に1回潰され、建て直される建物が、100年間持つのであれば、
  廃棄物の削減にもつながります。この住宅は100年間の耐久性を持たせる
  ために、スケルトン(構造駆体)、クラディング(外壁)、インフィル(内装)に分離
  した建築システムを採用

  スケルトン(構造駆体)は変えることはできませんが、いわゆるインフィル(住戸
  内装)はその生活スタイルに応じて容易に変更できるようになっているのが特
  徴です。なかなか素晴らしいシステムであり、これからの集合住宅は「スケルトン
  ・インフィル形態」を目指すようになる可能性が高いのではないかと推測しました。

  緑あふれる、自然との共生

  屋上だけでなく、各階のテラス、中庭、外構など至る所に植栽地があり、建築
  面積(896㎡)を超える緑地1012㎡を確保。

  広大な大阪城公園が近くにあり、そこから22種類の野鳥が飛来、雛の巣立ち
  も観察。さらに野鳥などが色んな種子などを運び、桐などの樹木も自生。なか
  なか面白い現象です。

  これだけ緑が多いと、気温も低下し、より快適な生活となるようです。居住して
  いる子どもらが走りまわっていましたが、明るく充実した様子が窺えました。

  廃棄物の再資源化

  生ゴミ排水処理システムを採用し、実験を重ねていますが、18戸という少ない
  軒数では経済的には合わないようです。

  高効率なエネルギーシステム

  太陽電池、リン酸形燃料電池、小型コージェネレーションや、家庭用燃料電池
  コージェネレーションシステムなどあらゆるエネルギーシステムを実験している
  のを実際にみることができ、意欲的な開発姿勢に感心した次第です。

  18戸の異なるコンセプト

  実際に居住している18戸(社員・5年間)のコンセプトには興味を引かれますし、
  よくこれだけ異なったコンセプトに纏められていることに感心しました。

   ・ 「暖快の家」 ガス施設フル装備のウィズガス住宅
   ・ 「ファクター4の家」 環境効率4倍
   ・ 「ヤングファミリーの家」 
   ・ 「自立家族の家」
   ・ 「拡大家族の家」
   ・ 「アクティブシルバーの家」
   ・ 「すこやかな家」 自然素材を使用
   ・ 「ハーモニーの家」
   ・ 「ウッディハウス」
   ・ 「次世代<家族>の家」
   ・ 「フィットネスルームのある家」
   ・ 「ホームパーティーの家」
   ・ 「手作り工房の家」
   ・ 「安らぎの家」
   ・ 「創時間の家」 省力化機器
   ・ 「“き”がわりの家」 時期・季節・気分で雰囲気を変える
   ・ 「アーバンシングルの家」
   ・ 「DINKS APARTMENT」

 その他、印象に残ることは多くありますが、①のスケルトン・インフィル建築に
ついての説明を聞いているうちに、ある種の考えが思い浮かびました。

 今、厚生労働省所管・雇用能力開発機構の無駄使いの象徴として槍玉に上が
っている「私の仕事館」(建築費581億円・所在地京都府)は、幸いなことに、ある
いは予想していたのか、スケルトン・インフィル建築であるため、容易に使用目的
を変更できるそうです。したがって、無駄・大赤字・不要な「私の仕事館」を完全廃
止し、先端技術の京大・山中伸弥教授のiPS万能細胞研究開発所として、政府が
国家プロジェクトとして支援し、世界のリーダーを目指しては如何でしょうか。
折角、
わが国がリードできる巨大なメディカル産業の可能性が大であるにもかかわらず、
今のままではアメリカをはじめとする外国勢に負けてしまうのではと危惧します。

 NEXT21は時代の先を見るためには、非常に参考になります。ぜひ見学される
ことをお薦めします。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか

次回も
時事エッセー
です

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