「北」・「新型インフルエンザ」…外敵と戦う姿勢を!
170回目のブログです。
不気味な「新型インフルエンザ」が関西(兵庫県・大阪府)を中心にして、猛威を
振るい、幼稚園から大学まで全て休校となっていましたが、今週初めから、ほとんど
の学校は正常に戻ってきました。まだまだ完全終息には至ってはいませんが、取り
あえずは一安心といったところです。
先週までは、街なかではマスク姿がほとんどであり、その風景は多少異様にも思
えましたが、慣れればそれもそれ、そんなに違和感もありません。今週の月曜日
からは、通勤電車内もマスク姿が大幅に減り、一部の人、およそ2割弱くらいの人
がマスクを着用しています。
マスメディアの一部では、最近になって、マスクを着けるのは日本だけであり、
自分だけ掛からなければ良いという島国的な悪い思想である、なんて言う、例に
よって反日的、冷笑的な言動が出始めました。かれらは、常に、一般国民、市民の
ささやかな防衛的行動にケチをつけ馬鹿にします。わたしが日頃から、エセ評論家、
エセ解説者、エセコメンテーターの人間性を疑うゆえんです。
良いじゃないですか。たとえその効果が薄くとも、自分の身は自分で守るという
姿勢、行動は見上げたものだと考えます。この姿勢が家族を守り、更には会社や
地域を救い、引いては国を防衛することにつながるのではないでしょうか。
ところで、つい先日気づいたことですが、マスクを着けている人、それは女性で
あっても男性であっても、その人々が非常に凛々しく、聡明、かつ美しく感じられる
ことです。何故このような印象を持つのかはよくわかりませんが、一つには、マスク
という仮面の特性として、キリリとした内面を演じようとすることであり、二つには、
マスクを着用することにより、新型インフルエンザという外敵に、正面から向おうと
する厳しい精神が目の輝きに表れているのではないかと推測しています。
わが国が新型インフルエンザ問題に直面している折、近隣の問題国・北朝鮮が、
いよいよキバを剥きはじめました。先月初めのミサイル発射に続き、5月25日には
核実験を実施。さらに……。
■ 北朝鮮、26日は合計3発のミサイルを発射
北朝鮮は26日夜、短距離ミサイルを1発、発射した。
聯合ニュースによると、北朝鮮はこれまでに地対空ミサイルと地対艦ミサ
イルをそれぞれ1発ずつ発射しているため、同日で合計3発のミサイルを
発射したことになる。
北朝鮮が25日に2回目となる核実験を実施したことで、国際的な批判
が高まっている。こうしたなか韓国は、大量破壊兵器の運搬が疑われる
北朝鮮の船舶を捕捉するための米国主導の作戦に参加する意思を表明。
北朝鮮はこうした事態になれば宣戦を布告することも検討すると警告して
いる。
( 2009/5/27 ロイター 抜粋 )
まさに、いよいよです。世界の問題国・「北朝鮮」(逆説的ですが、“朝鮮民主主義
人民共和国”が正式名称、民主主義も落ちたもの、人民もどうしようもなく、共和国
も名前だけ)は、わが国にとっても、まさに、外敵と言うべき存在です。
わが国からわが国民を拉致するという、とんでもない主権侵害を、最TOPが平気
で指示する国、それが北朝鮮ですが、『拉致』は、主権の侵害であり、人道にもとる
行為でもあり、断じて許す訳にはいきません。
しかしながら、日本のリーダーは一枚岩ではありません。国政にあたる政治家
の全てが、北朝鮮を悪いとは考えていないのが実状です。自民党のなかにも民主
党にも、悪いのは日本であると本気で思っていたり、利権に群がったりする、日本
のための政治家でない人がかなり存在していると思われます。これでは、いつまで
たっても拉致問題は解決しません。
北朝鮮の核実験、ミサイルに対しての危機感は、全国民が共有しなければなら
ないのですが、今回の件に対しても、一部の政治家、それも有力な政治家が、
憲法九条の戦争放棄平和愛好の心や友愛の心などで宥(なだ)めれば、すべて
解決する“ハズ”であり、話し合いをすすめるべきであると主張しています。
バカも休み休み言ってもらいたい! 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)はそん
なに甘い国でないことは、わが国のほとんどの国民が認識しています。国際政治
や外交が冷厳な現実主義で動いているのは、まさしく歴史の証明するところであり、
厳しい現実を無視した九条主義者や友愛主義者のような、希望的観測に基づいた、
甘ったれた融和的対応が数々の動乱や戦争を惹起してきたのではないでしょうか。
今まで、中国、ロシアはもちろんのことですが、わが日本はそれ以上に北朝鮮に
ハレものに触るように穏やかに対応、甘やかせてきた(援助・優遇・総連支援など)
ために、北朝鮮が今日のような強い軍事力と凶暴性を保有するようになったのは、
紛れもない事実です。
同じように、新型インフルエンザも、今は、弱毒性ということで安心していることが
できますが、いつ強毒性に変化するかも知れず、耐えず監視しなければなりません。
そして、その対策については万全の準備を怠るべきではないでしょう。
タイトルに記しましたように、「北朝鮮」も「新型インフルエンザ」も外敵と認識す
べきです。北はミサイルを日本海や太平洋にぶち込んできました。核実験もやり
ました。核の恐怖は指呼の間(すぐそば)です。外敵と認識した上で、いかに付き
合うかを模索しなければならないと考えます。
もう、甘い対応は止めるべき。徹底した厳しい対応しかないでしょう。
このような危機に際して、わが国は、国民全体で、防衛力・自衛隊・日米安保条約
・スパイ・基地・憲法・核・ODA・貿易秩序など本腰を入れた防衛体制について、今
すぐ議論しなければなりません。
みなさんはどのようにお考えでしょうか。
次回も
時事エッセー
です
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