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2009年9月 4日 (金)

民主党圧勝・自民党惨敗! …衆議院選雑感…

 184回目のブログです。

 朝夕は肌寒さも感ずる時もあり、空を見上げれば一点の曇りもない時もあるなど、
いよいよ凌ぎやすい秋となりました。

 8月は、特に街中や駅頭では衆議院議員選挙の騒がしい1ヶ月ではありましたが、
月末30日の投開票で、それも収まり、再び静けさを取り戻しています。とはいう
ものの、前回の郵政選挙と真逆の結果(民主党圧勝・自民党惨敗)となり、その余韻
は当分続くように思われます。

 それにしても、民主党の完勝は見事であり、一方、自民党の無残な敗戦は気の毒
ではありますが、自業自得、その結果については甘受しなければなりません。
この
選挙についての感想をアトランダムに記します。

  自民党惨敗の理由

  7月の都議選に自民党が敗北した時、その真の敗因をブログで指摘しましたが、
  あらためて列挙してみましょう。

  「立党の精神」を喪失!

    昭和30年(1955)党の政綱(国民道義の確立と教育の改革・政官界の刷新
    ・経済自立の達成・福祉社会の建設・平和外交の積極的な展開・独立体制
    の整備…憲法の自主的改正と自衛軍備の整備…)を発表しているが、これ
    を実現するための不断の努力を怠ってきた。
    特に、「年金」に関して、深刻なる謝罪と反省と対応を行わなかったことが
    徹底的な致命傷となった(国民目線である“国民政党”の忘却)。

  「絶えざる組織改革」の放棄!

    自民党政治の世界で、相変わらず、政・官・業のトライアングル癒着が続いて
    おり、国民は、それを極めて胡散臭いものと見ている。この古い体質の塊の
    ような幹部がゴロゴロおり、それを排除できない組織のままであり、組織改革
    を放棄してきた。

  「志ある政治家」を育成・擁立せず!

    単にマスコミで人気があるとか、世襲というだけで、国政、地方政治の議員
    に立候補させたりする、愚かな実体、これが自民党の大きな欠点である。
    特に世襲議員が35%いるとは論外。政治は本来、高貴な行為であり、国民
    の生命、財産、主権、歴史を双肩に担う覚悟に欠けていた
。「志ある政治家」
    の激減が自民党の実状。

  「真の広報」が欠如!

    広報はプロパガンダ(特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する宣伝)では
    なく、意志ある真実の言葉を発信することであるにもかかわらず、今回は、
     その逆を推進した。

  「戦い方」が拙劣!

    自民党のイメージは、胡散臭さ・汚い権力(自+公)など、負のイメージが
    ついていたにもかかわらず、その反省を欠いていた。また、マスコミを敵に
    まわした。さらに、一部には、自民党議員が比例区を公明党にと呼びかける
    など、全く、真剣さと誠実さと清醇さを欠お笑い種と見られた。

  「麻生首相」の特異なキャラクター

    麻生首相の言動に問題あり、特に言葉の貧困さが輪をかけ、不人気を
    大幅に拡大した。

  民主党圧勝の要因

  「政権交代」というスローガン1点に絞った。
   選挙至上主義を貫き、その点で党内は一致団結。
   マニフェストに工程表を掲げるなど工夫をこらした。
   たとえポピュリズムと言われようとも、国民大衆の関心度の高い、家計、
    教育費、社会保障などの経済や、官僚への嫉妬・反発に最大の力点を
    置いた。
     (一方、党内対立の安全保障などはうまく棚上げして逃げた)
   他の野党との共闘体制を敷く。
   国民の、長期にわたる自民党政治への飽き、および自公体制の胡散臭さ
    への反発。
   自民党の滑稽なほどの『自転』(自ら坂道を転がり落ちること)。

 勝因、敗因はその他いろいろあるでしょうが、プロ野球野村監督の名言 “勝ちに
ふしぎな勝ちあり、負けにふしぎな負けなし”
にある如く、今回の自民党惨敗は当然
の帰結だと言えます。

 メディアでは、前回の郵政選挙と今回のいわゆる政権選択選挙が真逆になった
ことで、「ポピュリズム」(大衆迎合主義)のあらわれではないかと主張する向きも
ありますが、わたしはそこまでは思いません。

 国民は、たしかに大所高所からの議論には弱く、身近なことにのみ関心を抱き
がちですが、それは致し方ないことであり、国家の総合的政策(安全保障・経済・
教育など)については、国政を預かる政治家が心を配り、それを常日頃から国民
に熱く、分かりやすく説明、説得するのが使命というものです。

 たしかに、ポピュリズムの風潮が流れているきらいはありますが、それを煽りに
煽っているのがマスメディア、特に、テレビ、新聞であり、わが国の健全な発展を
望むのであれば、無自覚から脱却して“自戒”をしてもらいたいと思います。

 それにしても、わが国を取り巻く環境は、内外を問わず、容易ならざるものがあり
ます。国際経済(金融・ドル・米経済・資源)、国際政治(安全保障・日米・近隣アジア、
核、領土・拉致・テロ)、国内経済(雇用・経済成長・公共投資・地方経済・年金・
社会保障)、国内政治(教育・統治体制・憲法・官と民)どれをとっても難問ばかり
であり、民主党政権でも大変なことに変わりありません。

 とはいうものの、民主党が新しい政権として政治に取り組むわけですから、次の
ことを望みたいと思います。

  公約(マニフェスト)のうち、経済面の重点施策は実行してほしい。

   せっかく政権交代がなされたのであり、重点項目を実行すべきですが、そう
   すれば、必ず「しわ寄せ」が生ずるでしょう。仕方ないでしょう。プラスがあれば
   マイナスがあるのは世の常ですから。

  「国家主権」の意識を持ち、まちがっても主権の譲渡は行わないでほしい。

   民主党のアキレス腱は、主権と安全保障と言われていますが、領土の譲渡
   や外国人参政権など、国家の弱体化に直結する政策は即時中止してもらい
   たいと思います。

  経済成長戦略の構築を望む。

    新しい観点から見直しをするにしても、所詮、経済成長ナシには前進できない
    と考えます。民主党の欠陥は経済成長の視点を欠いていることであり、早急
    に対応しないと、諸外国から非難されることは必定です。
  
 民主党新政権には、わが国の道を誤らない範囲で、諸課題の解決にむけて全力
を傾注してもらいたいと思います。

 また、自民党には、健全野党として力を蓄え、早急な政権交代をめざしてほしい
ものです。民主党の左翼リベラリズムには限界があるため、自民党としては、若さ
あふれる国民政党として再起すべき
でしょう。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。
 
次回も
時事エッセー
です

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