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2010年3月 5日 (金)

「地球温暖化」は真実?…環境問題の嘘を考える…

 210回目のブログです。

 このブログを始めたのが平成18年(2006)3月3日ですから、4年を経過したこと
になります。振り返ってみれば、長期間のように思えますが、あっという間の印象
しかありません。

 それでも、丸4年、週1回とはいうものの、一度も欠かすことなく続けてこられた
のも、数多くの方が、このブログにお目を通していただいているからに他ならず、
あらためて感謝申しあげます。

 毎週とはいうものの、楽にキーボードを打てる時もありますが、なかなかテーマを
決めるのに苦心する時もあります。テーマもありとあらゆるもの、中身も重いもの
から軽いものまで、一応ブログ(電子日記・ウエブ日記)ということで、余り堅苦しく
考えないようにしてきました。

 さて、2年前の119回目のブログで、“「環境問題への素朴な疑問」…報道の裏
を読もう!”
を書き、環境問題をめぐって胡散臭い動きが感じられることを指摘
しましたが、今、それがズバリ表面化しました。

  地球温暖化 不信を広げる研究者の姿勢

  地球温暖化問題の前提とされてきた科学的な論拠を巡り、国内外で場外
  乱戦が起きている。
 

  温暖化の主因は、人類が出した二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス
  とされてきた。以前から、これに懐疑的な研究者は少なくないが、両者の
  論争は今や、スキャンダル絡みの様相も呈している。

  ことの発端は「クライメート(気候)ゲート」事件だ。

  地球温暖化に関する報告書をまとめている国連の委員会「気候変動に関する
  政府間パネル」(IPCC)で中心的存在とされる英国人研究者の疑惑(温暖化
  を裏付けるのに都合の悪いデータを隠蔽)が指摘された。

  英議会もデータ隠蔽などの調査に乗り出した。その騒ぎの最中、地球温暖化
  対策の基礎となるこの報告書に、科学的根拠の怪しい記述や間違いが指摘
  された。「ヒマラヤの氷河は2035年までに解けてなくなる可能性が非常に
  高い」との記述はその例で、根拠がなかった。IPCCも公式に誤りを認めて
  いる。

  さらに、IPCC幹部が、温暖化対策で利益を得る企業から多額の資金提供
  を受けていた疑惑
も報じられている。
                           (2010/2/25 読売新聞一部抜粋)

 やはりそうだったのか! わたしは前々から、胡散臭いと睨んでいました。
ウォーターゲート事件になぞらえて、クライメート(気候)ゲート事件といわれている
ように、悪質極まりない大スキャンダルです。

 IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change・気候変動に関する
政府間パネル)は、地球温暖化についての科学的知見の評価を行う政府間機構
であり、何と、2007年にはノーベル平和賞を受賞しています(アル・ゴアも同時
に受賞)。

 わたし達日本人は、国連とかノーベル平和賞と言えば“錦の御旗”、特に環境
問題におけるIPCCの評価・結論・方向は逆らうことのできない神の声として、政府
やメディアから報じられるままを受け留めてきました。

 しかし、最近、IPCCの主力科学者は、2035年にヒマラヤの氷河が溶けて無く
なるというでたらめなデータ隠蔽・改竄(かいざん・悪用するために、勝手に直す
こと)などを精査していなかったり、あえて見逃したりしていることが判明したのです。
(もうそろそろ、わたし達は、国連やノーベル平和賞は神聖なものではなく、かなり
胡散臭い存在だということを理解しようではありませんか。)


 欧米のマスメディアでは、このオリンピック期間中にもかかわらず、IPCCのウソ
が続々と報道されているようですが、
わが国ではオリンピック一色、五輪よりも10
倍も100倍も重要なこれらの事件を完全に無視するとは、一部の新聞を除いて
わが国のマスメディアはあまりにもおかしいと言わざるを得ません。

 「IPCCの論拠には絶対誤りなし」と主張してきたわが国の専門家(国立環境研
究所・NHK・環境省など)
は、その根拠が改竄・隠蔽・間違い・曖昧・薄弱である
と判明した今、どう主張するのでしょうか。

 また、脱税王と揶揄されている、わが国の首相・鳩山由紀夫氏は、専門的な議論
を一切行わず、CO2削減25%を独断的に国際公約しましたが、地球温暖化論文
の基本的数値が誤っているとすれば、どのように修正するのでしょうか。
白紙撤回
してもらいたいものですが、おそらくは、事実・真実は棚上げして、ほっかぶりのまゝ
だと思われます。

 そもそも、科学者は“事実”“真実”を誠実に積み重ねていくべきであり、いやしくも、
政治的観点やイデオロギーや欲得利権で「隠蔽」や「改竄」などの行為をすべき
ではありません。

 国連とか環境問題などは、その組織そのものやそれを運用する人物に、いかが
わしさが常に存在しているわけですから、無条件に神聖視すべきではなく、距離を
おいて対応することが国益にかなうと言えるのではないでしょうか。

 みてごらんなさい。ノーベル賞を貰ったゴアさんは、今は口を閉じています。あれ
だけ積極的な発言した方がおかしいとは思いませんか、何か裏がありそうです。

 また、シーシェパードのわが国捕鯨船へのテロ攻撃を見ても、欧米や日本の
環境人(環境問題に積極的に取り組んでいる人)のなかには、いかにもいかが
わしい人物が多数いること、
それも高学歴者に多いことにも注視する必要が
あります。

 もちろん、真面目な人もいることは重々承知していますが、要は、一方的な見方
だけでなく、違った観点からも見ていく必要があること、すなわち、バランス感覚を
持たなければなりません。

 「環境」だけが絶対なのではない。国民、家族、地域社会、国家、歴史、国土、
国民精神、および諸外国との調和が大切であると考えます。

 その観点から言えば、わが国の歴史と風土に則った政策や方法を採用すべき
であり、間違っても、「排出権取引」などのいかがわしい政治的金融商品を創出
すべきではないと考えます。それでも、まことに愚かなことと思いますが、わが
政府や商社・金融・企業などは排出権取引の創設に、力を入れているようです。

 国連神話、IPCC神話、環境神話、……、古代の神話には美しいロマンが宿って
いますが、現代の神話には、美しく飾られた仮面の裏に薄汚い心が横たわって
いることを、あらためて認識する必要があるのではないでしょうか。

 IPCCのデータ捏造から、環境問題の基本について大いなる疑問を呈しました。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回も
時事エッセー
です

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コメント

それほど長くないので、ぜひ全てお読みを。

温暖化科学の虚実 研究の現場から「斬る」!
http://eco.nikkei.co.jp/column/emori_seita/article.aspx?id=MMECza000029012009

投稿: 是々非々 | 2010年3月29日 (月) 00時25分

絶え間ないblog更新ご苦労様です。いつも、拝見させております。
ところで、ゴアが必死にやっていた地球温暖化防止キャンペーンですが、あれはブッシュを始めとする石油利権グループに対向するものです。ゴアは、ロスチャイルド家と結託し、世界的に石油を使わない方向へ原子力発電の方向へと向かわせたかったんですね。そして、それはうまく成功し、アメリカでは原子力発電が再開されるという見通しも立ちました。これで、ロスチャイルド家も万々歳です。
世界のこのヒステリックなまでのCO2削減は、なんだったのでしょうか?

投稿: シンゴ | 2010年3月11日 (木) 17時54分

「地球温暖化問題」に関する、メディアを通じての様々な分野の論調には、かねてより小生も非常に胡散臭いものを感じていました。「排出権取引」などという代物にいたっては言語道断と言わざるを得ません。
 例え話というものは、物事を理解する上での手助けになるようでいて、うっかりすると誤解のもとになりかねないものです。それに生半可な浅いところで理解出来たと妥協してしまうこともあります。それでも敢て一つだけ例え話を挙げますと、上記の「排出権取引」は、極悪人がその地位や権力や金力によって犯した罪を軽減して貰うようなものです。どこかの国の政治環境に似ていませんか?

投稿: 木下訓成 | 2010年3月 5日 (金) 08時38分

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