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2010年8月 6日 (金)

夢のフェスティバル・野外LIVEは最高!

 232回目のブログです。

 今年の夏は特に暑く、連日35度を超す日が続いていますが、“暑さ寒さも彼岸
まで”、
8月16日が京都大文字の送り火ですから、通常の季節感からいけば、あと
10日で暑さも和らぐのでしょうか。

 しかし、今年は世界的に異常気象のようで、わが国内でも、酷暑・熱暑ではあり
ながら、ゲリラ豪雨の所もあれば雹(ひょう)や霰(あられ)で農産物に被害甚大な所
もあります。

 政治の世界も異常・異状の様相が明確になってきましたが、これは、天が荒れて
いるから政治が荒れるのか、あるいは、政治が荒れているから天が荒れるのか、

何か不気味な感じを懐かざるを得ません。

 天が荒れ、相変わらずの酷暑、熱暑が続くのであれば、逆に、一層のこと炎天下
を楽しもうと、先週土曜日、妻と一緒にミュージックライブの鑑賞に行きました。

 わたしの住まいは、たまたま大阪万博記念公園のすぐ近くであり、この公園は
自分の庭みたいなもので、月に1~2回はウオーキングをしています。ここで毎年
行われる「情熱大陸スペシャルライブ」ですが、昨年はチケット入手ができず、今年
は一早くチケットを入手しました。

 開演は12時30分、終演は19時30分。なんと7時間という長時間を、炎天下、
芝生の上で、それも休憩なしで聴くわけですが、それはそれで結構楽しいものです。

 「情熱大陸」は毎日放送・TBS系列のテレビで毎週日曜日午後11時に放送される
番組で、スポーツ・演劇・音楽・学術など、第一線で活躍する日本人にスポットを当て、
その人の魅力と素顔に迫るものであり、非常に質の高い優良番組です。この番組
のテーマミュージックの作曲者が著名な葉加瀬太郎さんです。

 葉加瀬さんは、この万博公園のある大阪府吹田市の生まれで、天才ヴァイオリ
ニストの名をほしいままにし、現在42歳、エネルギッシュな活動と演奏は、誠に
素晴らしいものがあります。(因みに、夫人はタレントの高田万由子さん)

 このフェスティバルは正式には、『情熱大陸 SPECIAL LIVE SUMMER TIME
BONANZA 2010』
と言い、葉加瀬さんがプロデュース、主演したものです。

 わたし達は今年で3回目になりますが、これまでと同じ好印象を持ちました。
とにかく充実した野外音楽フェスティバルであり、7時間という時間が短かすぎると
感ずるくらい、たっぷりと愉しみに浸ることができたのです。まあ、言ってみれば、
暑い夏に催される洋楽の盆踊りの感じだったでしょうか。しかも、ボーカルは皆、
個性的で、その迫力に圧倒されました。

 出演者のこの幅の広さはどうですか。一応名前を並べてみましょう。

    葉加瀬太郎(ヴァイオリニスト)
    押尾コータロー(ソロギタリスト)
    SING LIKE TALKING(佐藤竹善・藤田千章・西村智彦)
    中孝介(シマ唄)
    森山直太朗(シンガーソングライター)
    森山良子(ヴォーカリスト)
    KREVA(ヒップホップMC・トラックメーカー・作詞家)
    JUJU(シンガーソングライター)
    鈴木雅之・村上てつや・酒井雄二(ミュージシャン・ゴスペラーズ)
    秦基博(シンガーソングライター)
    WEAVER(3ピース・ピアノ・ロックバンド)
    植村花菜(シンガーソングライター)
    藤澤ノリマサ(ポップオペラ)
    おいしいうたファミリー(特別ユニット)
    SLUG & SALT(スーパーミュージシャン・ニューバンド)

 いやあ、超豪華メンバーですね。このメンバー全員、個性的で、声量感溢れ、
情感もいやが上にも増すなど、驚きの連続でした。

 葉加瀬太郎さんをはじめ、すべての歌手が言っていましたが、野外、それも見上
げれば青い空と白い雲、足元は目がさめるような緑に囲まれ、なお且つ、聴衆1万
7000人
の熱気のなかでのライブは、いつもにも増して、ハートが昂揚するそうです。

 わたし達聴衆も同じ思いだったに違いありません。延々と7時間に及ぶ長丁場
ではありましたが、広がりのある芝生の上というのは開放感に溢れ、真夏ですから
汗は滝のように流れますが、何の苦痛も感じません。これこそが、ライブの魅力で
あり、効用でしょうか。間接話法より直接話法。ライブ、ライブ、ライブに優るものは
ありません!

 それでも、こういうご時世ですから、「熱中症」には充分注意し、塩アメをなめながら
も水はペットボトル5本/1人も飲み干しました。すごいものですね。

 さらに、京都吉兆の徳岡総料理長みずから料理された「穴子そうめん」(限定販売)
さすがに京都一の料亭の味、美味しくいただきました。

 これだけのミュージシャンを集め、纏め上げる葉加瀬さんは、偉能にして、異能の、
八面六臂の活躍をする天才アーティストと言っても過言ではないと思います。

 一昨年、彼は“10年先には、わたしは、御堂筋を1週間ぶっちぎりで、このような
野外フェスティバルをやりたい。やらせてほしい。これが、わたしの夢です”
と語って
おりましたが、今年はこのことばを聞くことは出来ませんでした。
   
 この夢の実現はそんなに生易しいものではありません。現在、大阪府は橋下知事
のもと、懸命の再建策が講じられていますが、大阪市をはじめ、府下の各市はまだ
まだ危機感さえ有していない
状態と言わざるを得ません。府民全員が危機を共有
・共感して始めて新しい息吹となるとすれば、まだまだ時間がかかると見るべきで
しょう。

 わたし達は、この葉加瀬さんの力強い言葉に真剣に耳を傾け、できるだけの協力、
支援をする必要があります。大阪・浪速・上方・関西は、かつては豊かな文化・芸術
を育み、それに、官民、上下すべての人が喜びを共にした歴史を有します。それ
だけに、一層お互いに努力を重ねて行かねばならないことは言うまでもありません。

 今、大阪府の橋下知事と大阪市の平松市長が“大阪都構想”“関西圏構想”
いがみあっていますが、こんな状態ではいつまでたっても葉加瀬さんの夢は実現
できそうにありません。大阪府と大阪市がニ重行政の非効率自治体であるとする
ならば、一刻も早く合体、再編しなければならないことは、常識中の常識ではない
でしょうか。

 このような素晴らしいフェスティバルが、わが国の各地で催され、荒みつつある人
の心が和やかになっていくことを期待したいものです。
 
 葉加瀬太郎さんに感謝します。

みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回も
時事エッセー
です。

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