歴史の事実を直視せよ!…これが朝鮮問題の基本だ
234回目のブログです。
お盆が過ぎたにもかかわらず、日本列島は相変わらずの暑さで、連日ぐったりの
状態です。こんな暑さに輪をかけるようにカッカ、カッカとさせてくれるのが政治の
世界であり、その筆頭が先週このブログに書いた、菅内閣の「日韓併合謝罪談話」
です。
もうこの菅談話で終わるのかと思いきや、出るわ出るわ、とんでもない議論が噴出
してきました。反日謝罪論者である菅・仙谷ラインの読み通りであり、彼等は内心
してやったりと、ほくそえんでいるのではないかと思わざるを得ません。
■ NHK日韓討論番組、崔洋一監督の「歴史を語る資格はない!」が
視聴者に波紋!
NHKで14日、討論番組「日本の、これから ともに語ろう 日韓の未来」
が放映された。スタジオに日本と韓国の若者や一般市民、有識者などを招き、
韓国併合から100年の節目にあたる今年、新しい日韓関係はどうあるべきか
について討論を行った。
歴史問題のテーマで、日本人ウェブデザイナーの男性、古屋さんは、当時の
日本人は韓国人が憎くて併合したわけではない。当時、世界は帝国主義列強
の時代であり、植民地支配はあたり前だった。日本が韓国を併合したことは
やむを得なかったとの趣旨の発言を行った。
この発言に対し、崔監督は「当時の日本のイデオロギーは、そういう方向に
流れていた。国そのものがそうなっていた。だけど、36年間にわたる植民地
支配がそれによって肯定されるという考え方(を持つ人)は、基本的に歴史
を語る資格がない」と強い口調で発言。
放送中からインターネット上では、「当時世界は弱肉強食の帝国主義の時代で、
植民地が正当化されていたことも客観的な事実」「討論番組で一般の参加者に
『歴史を語る資格がない』はない」「古屋さんは、あの番組の雰囲気でよく言っ
てくれた」といった崔監督へ批判や、古屋さんの意見に同調する声が多い中、
一方で「日本人は、崔監督の意見も受け入れる寛容さが必要」といった意見も
見られた。
(2010/8/15 Searchinaサーチナ 一部抜粋)
崔洋一氏は在日の著名な映画監督ですが、彼の言わんとすることは、日本人
は36年間の悪行に対して反省と謝罪をしない限り、歴史を語るべからず、語りた
ければ朝鮮人に対して常に反省と謝罪の気持ちを持ち、下手になれということ
です。
わたしもこの番組を見たのですが、これでは「討論」が成り立ちませんね。もしも、
崔氏が朝鮮人(北&韓国)のメンタリティを有した文化人だとすれば、朝鮮人を
近代人と言うことは出来ません。近代人とは、みずから思考と思想の自由を持つ
とともに、相手の思考と思想の自由を尊重する人々を指すからです。
それにしても、朝鮮人はいまだに事大主義者(勢力の強い者に追随して自己保身
を図る態度・傾向、朝鮮史では李朝のとった対中国従属政策をいう)なのでしょうか。
下手に出た相手(日本)には罵詈雑言を発し、上手(中国)にはご無理ごもっとも
恭順の意を示す。何と自主性のないことかでしょうか。…もっとも、残念ながら、
最近のわが国も逆事大主義者になりつつあります(大声で喚き度々圧力をかける
中国や韓国にへつらってばかりいます)が…。
在日の人や韓国人にこんな思想の人が多いとすれば、真の友好関係を築くこと
は極めて困難であり、これは根本的な大きな問題と言うべきでしょう。
■ 日韓の国会議員が東京で討論会 歴史問題など解決目指す
日韓併合100年を機に歴史認識や戦後補償など両国間の問題解決を目指
して、日韓の国会議員が東京の衆院第一議員会館で19日、討論会を開催
する。10日に発表された菅直人首相談話への評価も行う予定。
両国の国会議員有志は今月末までに、日韓併合が不当で無効なものだと
することなどを盛り込んだ共同声明の発表を計画。姜議員は「声明発表の
準備段階として、両国議員による決議文などをまとめたい」としている。
討論会には、日本側は、戦後補償問題に取り組む国会議員約20人が出席
する予定で、仙谷由人官房長官も参加する見通しという。
(2010/8/18 共同通信)
いよいよエスカレートしてきました。日韓併合条約無効論まで台頭しようとする
会合にわが国の官房長官が出席の意向とは、驚きを通り越し、怒りさえ覚えます。
この条約はれっきとした国と国が結んだ国際条約ではないですか。寝ぼけたことは
ベッドの上でのたまって欲しいものです。
さて、こんな反日派が悠々と闊歩しだしたわが国ですが、彼等は次の歴史的事実
をどう考えるのでしょうか。
■ 日本がハングルを学校で教えた
朝鮮の近代化は、日韓併合後の日本統治によって初めて実現した。日韓併合
100周年に当たっての菅直人首相の謝罪談話を推進した仙谷由人官房長官
は8月4日、日本の「植民地支配の過酷さは、言葉を奪い、文化を奪い、韓国
の方々に言わせれば土地を奪うという実態もあった」と発言した。あまりの無知
に開いた口がふさがらない。、
仙谷氏は、日本統治下の学校で日本語が教えられたことを、誤って朝鮮語を
「奪った」と一知半解で述べたのかもしれない。それなら、この謬論(びょうろん)
を粉砕する決定的な事実を対置しよう。
韓国人が使っている文字、ハングルを学校教育に導入して教えたのは、
ほかならぬ日本の朝鮮総督府なのである。
李朝時代の朝鮮では、王宮に仕える一握りの官僚や知識人が漢文で読み書き
をし、他の民衆はそれができないままに放置されていた。ハングルは15世紀に
発明されていたが、文字を独占していた特権階層の人々の反対で使われて
いなかった。それを再発見し、日本の漢字仮名まじり文に倣って、「漢字ハン
グル混合文」を考案したのは福沢諭吉だった。
朝鮮総督府は小学校段階からハングルを教える教科書を用意し、日本が建て
た5200校の小学校で教えた。日本は朝鮮人から言葉を奪うどころか、朝鮮人
が母国語の読み書きができるように文字を整備したのである。
これらのめざましい発展は、統治期間に政府を通じて日本国民が負担した、
現在価値に換算して60兆円を超える膨大な資金投下によってもたらされた。
日韓併合100年の首相謝罪談話は、このような歴史的事実を無視した虚偽
と妄想の上に成り立っている。それは、わが国の先人の苦闘の歴史を冒涜
するものであると同時に、日本統治下で近代化に努力した朝鮮の人々の奮闘
をも侮辱するものであることを忘れてはならない。
(2010/8/18 産経新聞正論一部抜粋 藤岡信勝教授)
いろいろあるでしょうが、このような強烈な事実の認識を持たずに、安易に「反省
と謝罪」をしても、何の効果もなく、日韓両国ともに不毛であり、大きな損失をもたらす
に違いありません。(藤岡教授の文章は素晴らしいものであり、全文を読まれること
を強くお薦めします)
歴史は直視するだけでいいのです。それ以上でもそれ以下でもありません。真の
友好は事実の認識からではないでしょうか。
今、世界で歴史問題が生じていますが、宮家邦彦氏(元外務省)によれば、フラ
ンスの著名な歴史家たちがフランス・アルジェリア歴史問題で発表した「歴史の
ための自由」と題する声明が注目さているとのことです。
① 自由な国家において政治は歴史的真実の確定作業に介入すべきではない。
② 現在の道徳的な観点から過去の出来事を評価することは歴史家の仕事
ではない。
すなわち、歴史はあくまで「真実の探求」であって、「正義の探求」であってはなら
ないということであると指摘しています。
最近は、NHKなどの一応真面目な討論番組などでも、韓国や中国の立場に阿
(おもね)り、彼等サイドの人数を多くしたり、その主張に多くの時間を割くなど、
フェアーな姿勢を欠いていますが、これも、NHKが「正義の探求」こそが歴史である
との誤った判断、反日的左翼リベラル思考によるものだと考えます。
このままいけば、日本、韓国ともに良い結果になりそうにもありません。歴史問題
においては、自国に都合のよい「正義の探求」から、双方が納得し得る「真実の
探求」を、野心の政治家ではなく、真理探求の歴史家に任せるべきではないで
しょうか。
それにしても、今の内閣では、国家解体がひとつの目標とされており、いよいよ国
がボロボロになりそうな予感がしています。
「見識」ある政治家はいずこ!
「凛」とした政治家はいずこ!
みなさんはどのようにお考えでしょうか。
次回も
時事エッセー
です。
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コメント
藤岡教授の正論読みました。
すごくわかりやすかったです。
60兆円を超えるって、
ホント、世紀の大プロジェクトだったんでしょうね。その時のリーダーの活躍、苦労話も知りたくなりました。
投稿: のびー | 2010年8月20日 (金) 09時56分