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2010年9月 3日 (金)

パワースポット人気沸騰!…この現象から何を学ぶか   

 236回目のブログです。

 秋風の待ち遠しい日々です。それにしても熱暑・酷暑は身にこたえ、本来ならば、
冒頭に、秋の和歌を一首引用するところですが、その気も失せるほどの状況が
続いています。

 それに加え、民主党の代表選挙が始まり、菅一派小沢一派がポストと金を
巡って、内輪の熾烈な勢力争いを行っていることが、世の中を一層暑苦しくさせて
いることは間違いありません。
 
 なぜなら、彼等は一言目には「国民のため」というフレーズを吐き、二言目以後も
同じ言葉を連発しますが、それが心にもないことであるのは明白であり、困惑…
いや、国民に不安を与え、国民を愚弄していると言っても過言ではないからです。

 彼等の発言はあまりにもウザイ(うざったい・不快だ)。 綺麗ごとを言うべきでは
ありません。ポストや金を求めるのであれば、「国民のため」ではなく「己のため」と
率直に言うべきではないでしょうか。その方が、真実味があり、好感が持てますね。

 こんな薄汚れた社会であり、不安に溢れた世の中だからこそ、若者の行動
(ビヘイビア)が目につきます。

  パワースポット人気 県内神社若者を魅了(島根県)

  特別な力が得られる場所として、全国各地で「パワースポット」と呼ばれる
  神社や山岳に人気が集まる中、県内の神社が大勢の若者を引きつけて
  いる。出雲神話の舞台だけにスポットは盛りだくさん。パワースポットは、
  風水学などの立場から力が得られるとされている場所。
  
  ヤマタノオロチ退治で知られる須佐之男命(すさのおのみこと)を祭る須佐
  神社(出雲市)
もその一つ。境内では、推定樹齢1300年のご神木「大杉」
  が参拝者の“スピリチュアル”をかき立てるといい、若い女性たちが木の幹
  に向けて手をかざす姿がみられる。

 
  ただ、神職は「数年前まで年間1、2万人だった参拝客が、今では10万人
  はいるのでは」と話す一方、「携帯のカメラで大杉を撮影するのに夢中で、
  鳥居や本殿は素通り。神社はお参りするところなのに」
と困惑する。
                     (2010/8/21 YOMIURI ONLINE一部抜粋)

 今の若者にとって(若者ばかりではありませんが)現実の薄汚れた社会・世の中
から逃避し、安心感を覚え、癒される所は、スピリチュアル(spiritual)な世界となっ
ています。スピリチュアルとは文字通り“精神的な”“霊的な”という意味。

 従来はオカルト的な扱いをしていたメディアも、最近は、神秘的な現象は世の中
にはたくさん存在しているし、若者や女性は大きな関心を持っていると判断し、
積極的に取り上げるようになりました。

 すでに放映を終えていますが、たとえば、テレビ朝日系列の「オーラの泉」が有名
です。三輪明宏、江原宏之、國分太一がゲストを囲んで、その人の背後霊や何の
生まれ変わりかを明言し、悩みを解決していこうとする、スピリチュアル・トーク
番組であり、視聴率の高さを誇っていました。

 メディアは、今は、そこへ行くとエネルギーを感得し、元気が湧出し、パワーが注入
される場所である“パワースポット”をとりあげるようになっており、その影響もあって、
パワースポットを訪れるのが若者や女性のブームになってきています。

 パワースポットは全国に数多くありますが、今、もっとも人気のあるパワースポット
は、読売新聞によれば、次の通りです。

    恐山    (青森県) イタコの口寄せ
    明治神宮(東京都) 清正井
    富士山(静岡・山梨) 浅間神社総本宮
    分杭峠  (長野県) 中央構造線上「気」
    伊勢神宮(三重県) 式年遷宮
    鞍馬山  (京都府) 由岐神社・鞍馬寺・貴船神社
    大神神社(奈良県) ご神体「山」
    須佐神社(島根県) 塩ノ井
    高千穂  (宮崎県) 天孫降臨

 さて、若者はどうしてパワースポットに関心をもつのでしょうか。それは、単に、
オカルト的なものや神秘的なものをちょっと覗いてみたいということだけではあり
ません。上記の人気スポットをご覧になれば、これらは歴史ある由緒正しい精神
の漲った神域であることから判断すれば、彼等の行動がそんなに軽はずみなもの
でないことは明白です。彼等は、現代に大いなる不安と不満を持っており、その
解消に、自らの精神性を日本の歴史と大地に委ね、その向上を求めようとしている
と考えるべきではないでしょうか。

 時代の流れは、「モノ」から「コト」へと動いており、これは「ハード」から「ソフト」へ
であり、そのソフトもモノに寄りかかったものではなく、たとえば、ゲームやレジャー
ランド(目に見えるもの)ではなく、知的で精神的なもの(目に見えないもの)を求め
始めて来ているように思えます。

 それが、パワースポットで得られるものと若者は考えており、そこを訪れることに
大いなる意義を認めているのです。

 気、エネルギー、パワー、情熱、感謝、気遣い、心遣い、優しさ、隣人愛、愛国心
などなど、無形の価値、精神性のあるものを求める姿は、今の政治家には少なく、
これはこれで、大きな問題です。

 昨今の政治家は、いわゆる「イデオロギー」「合理主義」「唯物主義」の信奉者が
多く、これでは、国難を打開する強い精神を持てないのではないかと危惧します。
先週のブログで引用した、著名な佐藤優氏(元外務省)の言葉をふたたび引用しま
しょう。

  「参議院選挙の結果がどうなろうと民主党は権力を手離さない。民主党という
   巨大な権力の器の中に、超越的なものに対する畏敬の念を欠いた、合理的
   計算で理想的社会を構築することができると考える人々が、官僚と手を組み、
   イタリアのムッソリーリ首相が理想としたファッショ体制が、知らず知らずの
   うちに形成されるのではないかという不安を筆者はもっている」

 超越的なものに対する畏敬の念を欠いた人々…それが、総理であり、仙谷
官房長官、千葉法務大臣であり、小沢一郎氏もしかり、その他諸々。彼らの言動
から判断すれば、彼らはわが国の歴史、伝統、文化、民俗、宗教に無理解、背を
向けていると言っても過言ではありません。

 ところで、記事のなかで、須佐神社の神職が、須佐神社に来る若者の多くが大杉
を撮影したり、手かざししたりはするが、神社本殿に参拝する人が少ないと歎いて
いますが、これは、まことに最もなことであり、神職の言うように、神社はお参りの
ための聖域です。

 若者よ! 神社に参拝せずして、真のパワースポットエネルギーを感得できる
わけがないではないか。折角訪問したならば、必ず、まず参拝すべきだ!

 若者、特に若い女性がスピリチュアルムードに浸ることはできても、神社、仏閣
に参拝しないのは、家庭や学校で参拝・礼拝の作法を教えていないからだと考え
られます。特に、学校では、政教分離とかいう理由で教えないようですが、参拝の
仕方を教えることは『情操教育』の一端であり、きわめて重要なことです。学校で
きちっと教えるべきことは言うまでもありません。

    神社参拝の仕方
      「二礼、二拍手、一礼」

    「たふとさに 皆押しあひぬ 御遷宮」 …<伊勢神宮>
                                (松尾芭蕉)

 パワースポットの人気沸騰に対し感想を述べました。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回も
時事エッセー
です。

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