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2010年11月 5日 (金)

文化の日…「明治の日」に思う! 

 245回目のブログです。

  “ 時ありて 花も紅葉も 一さかり あはれに月の いつも変わらぬ ”
                                             (藤原為子・鎌倉時代歌人)

 先週のブログの冒頭にあげた“樫の木の 花にかまわぬ 姿かな”(芭蕉)と同じ
風趣ですが、この和歌も、まさに、わが国の現在の強い願望を象徴しているように
思えます。

 いつも変わらぬ月、あるいは堂々たる太陽…自然にはまさしくそのまま存在して
いるのですが、ことわが国の政治のリーダー、トップ層は、本来、国家の藩屏として
そうあるべきにもかかわらず、実際はその真逆の存在になりはてていると言っても
言い過ぎではありません。

 わたしはこのブログを11月3日の「文化の日」に書いています。文化の日は、
元は「明治節」と言われており、混迷の今、あらためて歴史に燦燦たる明治維新を
顧みることも大切なことだと考えます。

 文化の日は明治天皇の御誕生日(嘉永5年11月3日)を祝い、明治時代にめざ
ましく発展した近代国家の文化をすすめる日として、昭和23年に制定されたそう
ですが、わたしなどは、学校では、文化の日は文化を大切にする日だとして教え
られ、明治天皇ゆかりの歴史的な日だとは教えられませんでした。

 こんな教育が数十年続いてきましたので、多くの国民が、わが国の歴史の重さや、
明治維新の偉業がどんな苦心のもとで成就したのかということを教えられずに育った
と言えるでしょう。
その国民のシャッポが菅・仙谷内閣であり、今や、日米同盟にガタ
をもたらせ、尖閣諸島・北方領土・竹島の領土問題、その他でやすやすと敗北しよう
としています。

 その意味で、即刻、国民の意識を変革する方策を講じなければなりません。菅氏
や仙谷氏のような、国家意識が薄く市民意識が強いリベラル左翼的反日主義では
なく、明確な国家意識、伝統的な歴史感覚を感得するようにするべきでしょう。

 そのためには、まず、国民の祝日を今のような曖昧な表現から、その趣旨を明確
に表現するように改めるべきです。

 具体的には、現在の祝日を祭日、祝日と休日に分け、祭日、祝日、休日の意義、
意味を明確にすること。(ex.文化の日⇒明治の日)

   国民の祭日
         1月 1日  元日
         2月11日  建国記念日(名称変更)
         3月21日  春の彼岸祭(名称変更)
         4月29日  昭和の日 
         9月23日  秋の彼岸祭(名称変更)
        11月 3日  明治の日  (名称変更)
        11月23日  豊穣祭      (名称変更)
        12月23日  天皇陛下御誕生日
   国民の祝日
         1月11日  成人の日
         5月 3日  憲法記念日
         5月 5日  子供の日(←こどもの日)
   国民の休日
         5月 4日  緑の日(←みどりの日)
         7月19日  海の日
         9月20日  敬老の日
        10月11日  体育の日 

   名称変更の理由
     ・建国記念の日→建国記念日(スッキリさせる)
     ・春分の日  →春の彼岸祭(どうして、昼と夜が同じ時間、春分をお祝い
               しなければならないのかという素朴な疑問に対応する。
               趣旨を明確にする。)                      
     ・秋分の日  →秋の彼岸祭(春分の日と同じ理由)
     ・文化の日  →明治の日(偉大なる明治、明治大帝御誕生日を明確に。             
     ・勤労感謝の日→豊穣祭(天地の恵み、万物の生産を祭る)
     ・こどもの日 →子供の日(何でもひらがなにすれば良いのではない)               

 今のままでは、本来重要な意義をもつ祝祭日までも、水が低きに流れるように、
休日の意味になってしまい、本来の目的である、同胞意識、共同体意識、共通の
歴史観の涵養がはかられず、国民教育上の成果を得ることができません。

 戦後65年、憲法からして曖昧模糊(意味がはっきりせずぼんやりしていること)
かつ欺瞞(あざむきごまかすこと)、祝日も曖昧、何もかも曖昧、それゆえに国民の
同胞意識、連帯感が薄く弱くなり、諸外国、特に周辺国家から軽視、無視、蔑視
され、独立心と国家意識をほとんど有しないわが国リーダーは媚態と土下座を
繰り返し、挙句の果ては領土を失う寸前に来ていると見ても決して間違っていない
のではないでしょうか。わが国の政治リーダーには、このような認識や意識を持ち、
早急な対応を望みたいものです。

 さて、最近のわが国を取り巻く環境は厳しさの上に厳しく、尖閣諸島問題、北方
領土問題、レアアース問題、沖縄米軍基地移転問題など重要課題ばかりです。
これは一面では菅・仙谷内閣の、デタラメな、信念なき外交の大失政によるところ
も多々ありますが、上に記したように、戦後65年“真の国家防衛”はどうあるべき
かという、国の基盤を真剣に議論し、決定し、実行に移すことを、国民はもとより、
国のリーダーさえもが避け、「生活が第一」「目先が大切」「官界・業界利権を守る
ことが大事」を優先してきた
からに他なりません。

 それにしても、国のリーダー、政治家達は何をしていたのか。前にも述べたことが
ありますが、国家の基本を今あらためて再認識する必要があります。

 昔、中学生のころに習いましたが、国家を構成する3要素は
       ① 主権(独立の権利)
       ② 国民(生命・安全・財産)
       ③ 領域(領土・領海・領空)

といわれています。わが国において、今、この3つの要素は十分に満たされて
おらず、すべてに亘って危うい状態にあるのではないかと思わざるを得ません。
主権については、靖国参拝などでかなり以前より、近隣諸国から内政干渉が際
立って増加してきており、それに応じて媚びを売る政治家やマスコミや経営者など
が闊歩しており、まさに危うい状態が続いています。国民の生命や安全も、北朝鮮
の拉致に見られる如く侵害されたまま放置されています。

 特に、領土・領海については、現在はっきり問題となっているものだけで、次の
ような項目を指摘できます。

  尖閣諸島  中国が自国領土を主張、領海侵犯繰返し、わが国を恫喝
          (菅・仙谷内閣は膝を屈し、穏便に、~、~、と土下座)
  北方領土  ロシアに60年以上侵略占領されたまま
          メドベージェフ訪島し、高らかにロシア領土と主張
  ガス田    中国が共同開発契約を無視し単独開発に乗り出す
  竹島    韓国が独島と称し、李承晩ライン設定以来実効支配中
  沖の鳥島 中国が日本領土を否定(領土でなく海洋であると主張)
  沖縄     中国が「琉球は歴史上中華圏であり中国領土である」と主張

 大変な事態ですが、わたし達が選んだ政治家・政党は事の重大さを全く認識して
いないように思えます。尖閣のビデオさえ国民や諸外国に公開せず、北方領土は
菅氏の「遺憾に思います」だけ、ガス田は契約無視に怒りの声もあげず、竹島は
「竹島の日」という記念式典に出席する政治家は1名のみ、沖の鳥島についても
有効な策を打たず、沖縄についても反論さえせず。…どうなっているのか。

 政治家や政党は、少なくとも次のことは即時実行すべきではないでしょうか。

 日本政府(現在は菅首相率いる内閣)は、明確な「領土死守宣言」を行う。
  (日韓併合100年謝罪談話に倣ったらどうですか、謝罪や叩頭ばかりでなく)
 各政党も同じく、明確な「領土死守宣言」を行う。
  (早く宣言した政党が選挙に勝利すること間違いなし)
 「領域警備法案」を制定し、自衛隊も領域(領土・領海・領空)を実質的に
  防衛出動できるようにする。
 「島嶼防衛基本法」を制定し、辺境の地を日本国家で防衛する姿勢(手厚い
  予算を含む)を明確にする。

 もう、待ったなし、一刻一秒を争います。がしかし、わが国「日本国」を守る(護る
・衛る)には“覚悟”が必要でしょう。菅氏は望んで首相になったのですから、その
覚悟は当然お持ちのはずだと思うのですが……。もしも(万が一?)お持ちである
ならば、今こそ、その覚悟を披瀝してほしいものです。

 とは言うものの、国の基盤は、何といっても【憲法】です。戦後65年、新憲法
(いわゆる平和憲法)は不磨の大典として取り扱われ、苔むしたまま、現在では全く
機能しなくなりました。この憲法を改正できなくては、諸外国から侮られっぱなしで
あるのは必定です。憲法改正こそが「平成維新」の第1歩であることを肝に銘じ、
憲法改正実現に向けて努力を重ねたいものです。

 今、明治維新への関心が高く、NHKでは「竜馬伝」が放映されて人気を博して
いますが、つい先日明治維新関連の映画が公開されました。

      映画 『桜田門外ノ変』

      監督:佐藤純彌
      出演:大沢たかお・長谷川京子・柄本明・北大路欣也
      原作:吉村昭「桜田門外ノ変」(平成2年、新潮社)
         安政7年(1860)、雪にけむる江戸城桜田門外にて、安政の
         大獄、無勅許で独断専行する大老・井伊直弼を斃した事件の
         全貌を、襲撃現場の指揮者を主人公として描く大作。
 
 明治維新は薩摩、長州、土佐だけでなく、水戸をはじめ各地の勤皇の志士、
支援者が一身を賭して成し遂げた一大叙事詩であることに、えもいわれぬ感動を
覚えます。明治維新に思いを馳せるには絶好のチャンスであり、この映画を鑑賞
されることをお薦めします。さすがに映画です。軟弱なTVとは一味も二味も違い、
濃密な時間に浸ることができるでしょう。

 文化の日(明治節・明治天皇御誕生日)の雑感を記しました。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回も
時事エッセー
です。

  ※今年は奈良遷都1300年ですが、2年後は古事記撰進1300年です。 
    それに因んで、大阪で講座が開かれていますので、ご紹介します。
      講座:『日本神話を読み解く』
      講師:白山芳太郎先生(皇學館大学教授、日本宗教学会理事)
      場所:毎日新聞社2階毎日文化センター(大阪梅田)
               毎日文化センターのホームページをご参照ください
                     http://www.maibun.co.jp/wp/?cat=4
                 メニュー「歴史」をクリック⇒「日本神話を読み解く」
    費用は有料ですが、興味深いテーマだと思います。

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コメント

あなたのような人が現れて光栄です!ただ、あなたが提案している休日案ですが、はっきり言って祝日法から廃止にして、どうしても必要ならばそれぞれの各法律へ収めるのが筋です。みどりの日なら5月第一日曜とし環境基本法に入れる。敬老の日ならば9月第一か第二日曜とし老人福祉法に入れる。体育の日は10月第二日曜としスポーツ基本法で規定する。憲法記念日自体、建国記念日と同列であるゆえに完全廃止とする。海の日は明治大帝に関係する日であり7月20日に固定し記念日とする。天皇誕生日は天長節の名称を復活させることと、皇位継承の際法律で規定せず、新祝日法にて皇統譜に記載された日と記入しいちいち国会で議決しなくてもいいように詔書で変更できる規定を設けること。成人の日は1月第二日曜とする。こどもの日は端午の節句の名称を設けること。そして文化の日は廃止して明治の日もしくは明治節を設ける。勤労感謝の日は新嘗祭の言葉を復活させ俗称を新穀感謝祭の名称を設ける春分および秋分の各日は秋季と春季の各皇霊祭を復活させる。そして極めつけは連休制度をこの祝日法から排除して別新法つまり連休新法の創設で祝日に拠らないゴールデンウイーク連休を設ければいいのです。あと、第一条の意義は戦後色であり抜本的改正してわが国の国情にふさわしい内容に改正すればいい。以上私のつたない提案ですが、反論あれば明治の日の協議会のコメント内でお願いします!

投稿: 古田 誉 | 2012年9月30日 (日) 15時03分

全く同感です。 11月3日が明治天皇さまの誕生日だとは今まで知りませんでした。

尖閣諸島のビデオ問題、私は遅かれ早かれユーチューブに出ると思っていました。 何故、コメント抜きに、「あの時のビデオにはこう写っています」と衝突翌日に発表しなかったのでしょうか。 そうすれば、国際世論を味方につけることが出来たのに。

何故乗組員をすぐに帰したのでしょうか。 石垣島で大接待をして、あらゆる「秘密」情報を得て(得たようにして)その上で帰したら、中国はあれほどの強硬路線は取れなかったと思います。(北方領土で我が国の漁船がロシアにそうされるように。)

これ以上国際的に日本の地位を下落されるようなことのないように心より思います。

憲法改正、祝日呼称変更など、それを論ずることによって、国の根本問題を国民に考えてもらうような仕掛け作りが必要に思います。 

ペマ

投稿: ペマ | 2010年11月 6日 (土) 18時56分

とても共感しました。

祝祭日の名称変更、大賛成です!

11/3は、桃山御陵参拝してきました。
いいですね。西村真悟先生がおられました。

いきなり名称変更は難しいかも知れませんが、
まずは政治家の方が、
その祝祭日の元々の由来に関して、その日を過ごしてもらえたらうれしいです。

投稿: のびー | 2010年11月 5日 (金) 11時54分

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