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2011年2月18日 (金)

血迷ったか!“民主党祝日改正案”

260回目のブログです。

    “ 雪ふれば 木ごとに花ぞ 咲きにける いづれを梅と わきて折らまし ”
            
             紀友則(平安時代の歌人・三十六歌仙)

雪が降るのでどの木にも花が咲いたことだなあ。どれを梅だと見分けて手折ればよいのだろうか。…という意味でしょうが、この歌には「木ごと」→「木毎」→「梅」となる文字遊びも含まれており、なかなかの風流心を感ずることができます。

 今年の雪は、例年以上の豪雪となり、生活に支障をきたしている地方も多々ありますが、降雪の量は、できれば紀友則の和歌にあるような風雅を楽しむくらいに抑えてほしいものです。

 わが国の一年は、暖かい春、暑い夏、涼しい秋、寒い冬の四季が明瞭であり、わたし達国民は、春夏秋冬の自然の移り変わりに自らを重ね合わせ、その豊かな恵みに心から感謝しながら生活してきました。

 そういうなかで、日本という歴史が培われ、日本文明が紡がれ、わが国特有の神道の基本である「(あかい)、(きよい)、(ただしい)、(なおい)」生き方に絶対的な価値を認めるようになったのです。そして、日本人が一番大切にしてきたものが三種の神器に象徴される「三つの心」すなわち、①素直さ(鏡)、②勇気(剣)、③慈しみ(玉)であり、われわれのアイデンティティと言えるでしょう。

 このような世界に誇ってよい素晴らしいアイデンティティは一朝一夕にできたものではなく、わが国の先達が苦心に苦心を重ね、いろいろな民族的および民俗的行事などを縁(よすが)に積み上げてきたものではないでしょうか。

 しかしながら、今、大変なことが起きようとしています。

     休日まで中国を配慮 ? 民主「休暇分散化」構想、今国会中の祝日法改正を目指す

民主党は、観光振興や渋滞解消などを目的に地域ごとに時期をずらした連休を導入する「休暇分散化」構想をまとめた。与野党で協議の上今国会中に祝日法改正案を議員立法として提出を目指す。中国の建国記念日「国慶節」(10月1日)に配慮し、10月第1週に連休を設けない方針。日中の観光客がかち合って渋滞・混乱することを懸念したというが、日本の休日が中国の行事に左右されるのは本末転倒だといえる。祝日の「意義」までも骨抜きにされる危険性もある。
白真勲参院議員が「韓国の秋夕(チュソク、旧暦の8月15日、韓国の旧盆で連休)との重複」についても確認するよう要望している。
(当初の休暇分散化構想は、鳩山由紀夫前政権が「新成長戦略」の一環として掲げ、前原誠司国土交通相(当時)が中心にまとめたもの)
                            (産経新聞2011/2/10一部抜粋)

 えっ! こんなこと、信じられますか。あきれてものも言えず、わたしには全く信じられません。民主党の国会議員のセンセイ方は“祝日”の意味を理解しているのでしょうか。祝日は「わが国民」(日本国民のこと!)がこぞって祝う日であり、中国(中華人民共和国)や韓国(大韓民国)にお伺いをたてたり、配慮したりすることは全く不要であり、それは当たり前のことではないか。これでは民主党は中国や朝鮮を宗主国として奉っているとしか見えません。わが国は中国の属国ではないし、韓国(朝鮮)の末弟でもありません。また、わが国の将来に責任を負うべき国会議員が、目先の銭のために、日本の心(精神)を売りとばすのはまさに言語道断ではないでしょうか。

 バカも休み休み言ってもらいたい。

 また、在日韓国人から帰化した白議員の言動をみると、いまだに忠誠先が韓国(朝鮮)にあるようで、帰化した当人は政治家にはなれず、その子孫からはじめて政治家にもなれるなどの法律上の規制がぜひとも必要だと考えます。

 祝日は、本来、国民としての同胞意識、共同体意識、連帯感、共通の歴史感覚の涵養をはかるものであり、民主党(もちろん民主党以外にも)が主張するような単なる休暇、休日、骨休みではありません。

 今、世相は荒れてきており、殺伐とした世の中になっているのは衆目の一致するところでしょう。そうであるとするならば、より穏やかな社会を育むためにも、わたし達は、民俗的なもの、習俗的なものにもっと触れることにより、自然な雰囲気で国民的意識にまとまっていかねばなりません。その契機になるのが「国民の祝日」ではないでしょうか。

ところが、彼らには、「祝日」(…これが大義)の意識は皆無であり、頭の中には「休日・休暇」しかなく、したがって、観光振興や渋滞解消という小義のために、祝日の意義を無視、抹殺しても、何らの痛痒も感じないのです。

彼ら、祝日法の改定を目論む国会議員は、歴史感覚のない連中であり、国家意識も薄弱、したがって、真の日本人から極めて遠い存在と言わねばなりません。あるいは、極論すれば、日本人ではないと言っても言い過ぎではないのではないでしょうか。

この問題は、消費税増税やTPP問題や小沢政治資金問題をはるかに超えた極めて重大なことがらです。永い歴史と伝統に培われてきた「国民精神」を蝕み、抹殺しようとする反日的悪魔の企みであり、いったん精神を病めば、その回復は容易ではなく、国自体が瓦解していくに違いありません。

 最近の菅内閣は国民から見離されており、早晩、内閣総辞職か衆議院解散は避けて通ることはできず、今、巷間(こうかん・世の中)、次の総理として前原外務大臣や岡田幹事長らが挙げられています。

 しかし、驚きますね。前原大臣は「祝日の意義」よりは「休日の価値」を認め、国旗国歌法にも反対、外国人参政権付与法には賛成、その他、八ッ場ダム建設反対(軽口)、尖閣諸島中国侵略事件船長釈放など、問題が多すぎます。市民運動家あがりの国会議員は真の国家意識が薄く、それゆえに国を守ることはできません。他の方も同じようなものでしょう。

 とすれば、祝日法改定案が通り、わが国はますます溶解の速度を速めていくに違いなく、まさに、亡国の「祝日法改正」というべきではないでしょうか。

血迷ったか!“民主党祝日改正案”
何はともあれ、祝日改正案の成立は阻止しなければなりません。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセー
です

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コメント

前原氏出身母体の松下政経塾について特集いただければと思います。どうもここ出身者の言動が気になっています。

投稿: 東田 | 2011年2月18日 (金) 08時15分

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