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2011年8月 5日 (金)

“夢の音楽フェスティバル”…野外LIVEは最高!

 284回目のブログです。

“ 朝な朝な 咲くか苔路の 花よりも 盛りは見ゆる 庭の朝顔 ”
(慶運・鎌倉南北朝時代の歌人)

 庭の朝顔は朝毎に咲くせいか、はかないとされながらも、路地に咲く花よりも清らかで生き生きしているように見えるものだ…。

 依然として暑い日が続き、連日のように30度~35度ですから、多少バテバテの感じを否めませんが、特に世の中がもやもやしていると、余計にその感を強くしてしまいます。

 せめて朝顔のように、たとえはかない存在であったとしても、日常を清々と過ごしたいものです。

 考えてみれば、今年は3月に驚天動地の大震災、原発災害、それをめぐっての菅内閣の保身優先の不様な無策と失策、それにより日本全体に暗雲が立ち込め、世の中は逼塞状態に陥ったままになっていると言っても過言ではありません。

 こういう時だからこそ、生々とした感覚を取り戻そうと、先日、わが家のすぐ近くで催されたミュージック・フェスティバル(ライブ公演)に行きました。昨年と異なるのは、時勢がら、今年は何となく格別の感想を懐いたということでしょうか。

 このフェスティバルは正式には、『情熱大陸 SPECIAL LIVE SUMMER TIME BONANZA 2011』と言い、葉加瀬さんがプロデュース、主演したものです。会場は大阪万国博覧会(昭和45年・1970・高度成長のスタート)跡地の緑豊かな大阪万博公園

葉加瀬さんは、この万博公園のある大阪府吹田市の生まれで、天才ヴァイオリニストの名をほしいままにし、現在43歳、エネルギッシュな活動と演奏は、誠に素晴らしいものがあります。(因みに夫人はタレントの高田万由子さん)

開演は12時30分、終演は19時30分、なんと7時間という長時間です。この日はスタート時に雨が降りどうなることかと心配しましたが、幸い雨男・雨女もおらず、雲の中に少し晴れ間がのぞくという絶好の天候となり、青い芝生の上で、大いに楽しむことができました。

「情熱大陸」は毎日放送・TBS系列のテレビで毎週日曜日午後11時に放送される番組で、音楽・演劇・スポーツ・学術など、第一線で活躍する日本人にスポットを当て、その人の魅力と素顔に迫るものであり、非常に質の高い優良番組です。この番組のテーマミュージックの作曲者が著名な葉加瀬太郎さんというわけです。

 当日の出演者をご覧ください。この幅の広さは圧倒的で、こんなミュージシャンが一堂に会するチャンスはめったにありません。

   カサリンチュ(声×ヒューマンビートボックス)
   ナオト・インティライミ(シンガーソングライター)

   中孝介(シマ唄)
   ソノダバンド(インストゥルメンタル・バンド)
   押尾コータロー(ソロギタリスト)
   SING LIKE TALKING(佐藤竹善・藤田千章・西村智彦)
   Pia-no―jaC(ハイブリッド・インストゥルメンタル)
   SEAMO(シンガーソングライター)
   馬場俊英(シンガーソングライター)
   矢井田瞳(シンガーソングライター)

   西村由紀江(ピアニスト)
   沖仁(フラメンコ・ギタリスト)
   藤井フミヤ(シンガーソングライター・元チェッカーズ)
   鈴木雅之&鈴木聖美(ミュージシャン)
   トータス松本(シンガーソングライター・俳優)
   Rake(シンガーソングライター)

   葉加瀬太郎(ヴァイオリニスト)

 いやあ、なかなかの超豪華メンバーですね。このメンバー全員、個性的で、量感に溢れ、情感もいやが上にも増すなど、堪能するにじゅうぶんだったように思えます。

 それにしても、やはりライブ、見上げれば広い空、地面は弾力ある明るい緑の芝生、周囲は深い蒼緑の木々、まさに都会のなかの雄大な自然、これ以上のライブ会場は望めないでしょう。

 すべてのアーティストが言っていましたが、開放感あふれる会場で、1万数千人の聴衆を相手に演じるのは、いやがうえにも気分が昂揚してくるようです。そのあふれんばかりの情熱は、わたし達の耳や目に直接伝わり、それはある意味で至福の時ともいえるほどでした。

 至福の時…たしかにそうですが、ここでわたし達は、単に音楽を楽しむだけではなく、ミュージックアーティスト達の繊細で豊かな感受性を忘れてはならないと思います。

 彼らは、今年の東日本大震災に対して、深い悲しみを覚え、こころからの同情とアーティストならではの支援“同じ日本人としての絆”を発揮してきました。これは今も続いていることですが、彼らの感性から自然にあふれ出る誠実さに注目しなければなりません。彼らのビヘイビアは次の通りです。

 被災地でのチャリティ・フェスティバルを催す
 
全国各地にてチャリティの演奏会をおこなう
 
被災者によせる楽曲を作詞作曲する
 
ことあるごとに聴衆に大震災や被災者のことについて触れる

 今回のイベントでも、すべてのアーティストが大震災のことに触れ、被災者に心を寄せていることに涙を禁じることはできませんでした。彼らは素晴らしい誠意あふれる方々であり、あらためて人間性豊かな日本人として敬意を払います。

 それにひきかえ、菅首相をはじめとする内閣のザマは何でしょうか。お粗末極まりないと言っても決して言い過ぎではないと思います。

 ・場当たりの利己的な延命策しか講じない
・組織として最低限必要とされる内部の信頼感さえ欠いている状態である
・事実の隠ぺいにより被害がますます増大している(特に原発)
・保有する科学技術を生かさず(ex.原発SPEEDIによる拡散予測)
・復旧、復興に全力を傾注していない
・政府機能を働かすことができていない

 これらは、まさに不実そのもの、もはや人災であることを示していると断ぜざるを得ません。菅首相以下政府幹部は、その精神において、その心根において、ヴァイオリニストである葉加瀬太郎さんをはじめとするミュージシャンに著しく劣るのではないか。

 菅首相よ、彼らミュージシャンの爪の垢でも煎じて飲んではいかがでしょうか。

 それにしても、素晴らしい夢の音楽フェスティバルでした。みなさんも、チャンスあればライブに行かれることをお薦めします。

次回は
時事エッセー
です

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