マスコミよ襟を正せ!…反フジTV大規模デモに思う
287回目のブログです。
“ われのみや あはれと思はむ きりぎりす 鳴く夕影の 大和撫子 ”
素性法師(そせいほうし・平安前期)
(古今和歌集)
この花を私だけがすてきだなあと思っているだけでむなしく散っていくのだろうか、蟋蟀(こおろぎ)が侘しく鳴いているなかで夕日を浴びた大和撫子の花を…。
朝晩はやっと熱暑から解放された今週ですが、それに伴いこおろぎ(昔はきりぎりすという)のさみしい鳴き声が聞こえてきます。真の秋も間近でしょうか。
大和撫子と言えば「なでしこジャパン」(女子サッカー)がワールドカップで優勝し、大震災で沈滞するわが国を元気づけたとして、先日、やむなく退任せざるを得ないあの菅首相から、国民栄誉賞を受賞しました。(大変喜ばしいことですが、後述のように試合を放送したTVマスコミに大問題があったことを無視することはできません)
■ フジテレビに4000人が韓流抗議デモ
フジテレビが韓国の番組を多く放送するなど番組編成が偏向しているとして21日、東京・台場に約4000人が集まり、抗議活動が行われた。放送局へのデモとしては異例の大規模なものとなった。抗議活動は7日にもあった。
一時、街宣車も参加し、騒然となった。代表となった30代の男性会社員によると、今後はテレビ局を管轄する総務省への抗議活動も検討しているという。
(8/22 スポーツ報知一部抜粋)
フジテレビの偏向報道に反対する大規模なデモがあったことを知っている人はネットから情報を得ている若い世代を中心とする人たちだけでしょう。なぜならば、これだけの大掛かりなデモ(デモンストレーション・示威行動)を報道したマスコミはわずかにスポーツ報知のみだからです。
デモは、8月7日には数百人でしたが、8月21日には実際は6000人~8000人と言われていますから、近年まれにみる大規模なデモだということがわかります。取材したのはユーチューブ、ニコニコ動画(実況)、USTREAM(実況)などのネットやSBS、KBS(韓国放送公社)などの海外マスメディアですが、わが国のマスコミは取材したかどうかわかりません。
このデモは、中東(エジプト・リビア)革命やイギリス暴動の有力手段となった「新しい情報ツール・ネット」と同じもの(ツイッター・フェイスブック・パソコンなど)から呼びかけられたものであり、わが国初めての特異なデモとして、ある意味で、新しい情報社会のエポックメーキングと言うことが出来ます。
したがって、これを取材しない、あるいはこれを報道しないわがマスコミは、ジャーナリズム失格の烙印を押されるほど時代感覚が鈍っていると同時に、護送船団として批判を避け、既存利益、特殊権益を守ることに必死であると言っても決して言い過ぎではありません。
さて、フジテレビがなぜ若い世代から“異常な偏向報道”に関して指弾を受けているかを分かり易くまとめてみましょう。
① 韓流ドラマなどの放送が悪いというのではなく、一般ニュースや他の番組
のなかで何の脈絡もなく、サブリミナル(視聴者にわからないように潜在
意識に植え付けること)的に韓流マンセーを入れることが定常化している。
② フジは子会社に韓流の日本における権利を有しており、その利益のために、
一般の番組を利用しているのではないか。
③ 韓流を放送することによって、韓国政府の国家ブランドイメージアップの
予算から収入を得ているのではないか。
④ CMと一般番組を明確に区別する義務を果たせていない。
⑤ 電波は限られた国民の財産であり「日本国」の免許により電波特権
(使用料が他国に比し超格安・半永久使用)を与えられている存在で
あることを忘れ、法を無視し、勝手気ままな振舞をしている。
⑥ フジテレビは外国人保有制限銘柄であるが、外資規制比率の20%を
超過しているのは大問題だ。
⑦ 最近の反日非常識番組の具体例(一部)
・女子サッカーなでしこジャパンWC優勝時「国歌斉唱」をカット
・8/7のドラマで広島原爆の米愛称リトルボーイをTシャツにする
・東日本大震災のボランティアを騙し、番組制作にコキ使う
・各種の韓国料理が一番だとの市場調査ランキングをあからさまに捏造
・スポーツで日韓戦を「韓日戦」としばしば表現した。
いかがでしょうか。吃驚するようなことだらけですが、このようなことはひとりフジテレビだけではなく、他のテレビも多かれ少なかれ同じような問題点を抱えているのではないでしょうか。
フジテレビの実態について、私なりの判断をしてみたいと思います。
① フジTVが韓流モノを多く番組提供しようとも、視聴者が好んでいるのであれば、それ自体は特に問題はありません。これは、米流、華流、英流、独流、露流、印流であってもおなじこと。しかしながら、一般ニュースなどのなかで洗脳を目的にサブリミナル手法で韓流のイメージアップを図るのはご法度です。悪魔の手法であり恥を知るべき。
② 直接的であれ、間接的であれ、他国政府(韓国)からお金を貰うのは、これもご法度です。
③ 放送業界人であれば、法律に従うべきであり、広告放送ならば明示しなければなりません。(フジテレビは完全に法律違反である)
(放送法・第51条の2)
【一般放送事業者は、対価を得て広告放送を行う場合には、その放送を受信する者がその放送が広告放送であることを明らかに識別することができるようにしなければならない。】
④ 電波は限りある公共の国民財産ですが、テレビはいわゆる電波特権という庇護のもとにあります。したがって、日本国、日本国民を貶めるような行為は厳しく禁じられていることは常識中の常識ではないでしょうか。
⑤ 外国が日本のメディアに強い影響力をもつようになれば「国家安全保障上」大変な事態となるのは火を見るよりも明らかであり、そのために、TV会社は「外国資本は20%以内」と規制されています。
銘柄 外国人直接保有比率 外資規制比率
フジHD 28.50% 20.0%
日テレ 22.66% ∥
テレビ朝日 14.60% ∥
TBSHD 7.20% ∥
テレ東HD 1.19% ∥
(2011・7・27・19時公表 NSJより)
フジテレビや日本テレビは20%以上の外資書き替えは拒否して法を守らねばならないし、TV業界を管轄する「総務省」は指導、指示をおこない、それでも従わないならば『免許取り消し』を断固行わなければなりません。そうでなければ、まさしく“無法”そのものと言えるのではないでしょうか。このままであるならば、フジなどは日本国は眼中になく、国民を舐めているとしか思えません。
⑥ それにしても、フジの偏向した姿勢は悲しむべき事態と言えましょう。あの女子サッカーがWCに優勝しても国歌(君が代)は聞こえないようにし、国旗(日の丸)は映さないようにしているのですから。
冒頭に述べたように、これだけ大きな問題を内包している件に対して行われた大規模デモがスポーツ紙1紙を除いて一切報道されない、どんよりとした“闇”を何とかしなければ、わが国日本の自立、真の復興、大胆な復活は望めないのではないでしょうか。
そのためには、今回の整然としたデモに示された、堂々とした、溌剌とした、将来の日本を思う若い世代の奮起に期待するところ大なるものがあります。
戦後ずっと続く既得権益や特権にしがみつく既存体制を創造的に破壊し、日本の国益に寄与する新しいシステムの構築が俟たれます。わたし達もその方向でできるだけの努力を重ねようではありませんか。
みなさんはどのようにお考えでしょうか。
次回は
時事エッセー
です
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コメント
本件はマスコミの腐敗化、体たらくを表面化した解り易い例です。
日本のマスコミ特にテレビは最悪です。
さりとて新聞も頼りに成るどころか日本を破壊し続けて来ました。
然しながら、正確な報道よりも面白い報道、情動的な報道、自虐的報道を好み買い求める国民性にも大きな問題があります。
島田伸介が引退した翌日の読売朝刊の一面の半分がこの記事にうまりました。
いつから日本の新聞の一面を無くしてよい事に成ったのでしょうか?
この政治の混沌たる時期に三面記事が日本社会の全てなのでしょうか?
最近は三面記事が紙面の多くを覆う事が良くあります。
新聞社に抗議するとすいませんと言いながらそうしないと売れないそうです、そういう新聞が重要視されるのですとの談。
良いもの、正しいものを賞賛するより、優越官に浸れる情報を優先する国民性に問題があります。
政治家を選ぶ選挙も全く同様と思われます。
我々も真実を見つめ正さを指示する判断と、勇気を身に付けるべきと思います。
日本はいやな社会になってしまいましたね!
「義」をもって自分達の国を地域を良くする行動を取るべきです!
投稿: 長堀の中井貴一 | 2011年9月 2日 (金) 17時29分
①以前は最も中立的であったフジが親韓国になったことは非常に残念です。
②その原因のひとつが、韓国のフジ株式の取得であればゆゆしき敵対行為です。
③竹島の実行支配、国会議員の入国拒否、反日行動の日常化などを重ねれば近く日本の有識者の強い反撃に遭うと覚悟してもらいたい。
④日本の平和主義者のかたは、このような行為こそ戦争への道であると学習してほしい。
投稿: 川口宏和 | 2011年8月26日 (金) 16時09分
数少ないこのデモを取り上げたメディアでも、反韓 嫌韓が前に出ていた気がします。
今回のデモはあくまで 洗脳 捏造 偏向 隠蔽に対するものであり、一方的に韓国を批判するものでは無かったはずです。
やはりまだデモの意味がわかっていない デモが起こったこと自体知らない日本国民が多すぎます。
暴動 とまでは言いませんが、もっとこのような運動を広げていくべきだと思います。
投稿: デモ賛成派 | 2011年8月26日 (金) 11時35分
マスコミが、報道すべきこと、報道してはいけないこと、
報道がその筋から規制されること、意図して報道しないこと、まったく情報が入手できなったこと。報道協定、記者クラブ制度の枠内での報道。広告と報道の接点、サブリミナル効果の限界(すでに実証されている)。大本営発表、クチコミと流言飛語、扇動アジテーション。新しい情報メデイアと革命、内輪の井戸端会議。
マスコミ報道については、いろいろと考えされられます。
新しいシステムの構築を、というご意見に賛成です。
ただし国益という枠を超えて、
「個人の言論の自由」を全うするために。
投稿: 被災者k | 2011年8月26日 (金) 10時45分