なぜ短命内閣が続くのか!…その真因をさぐる
288回目のブログです。
“ 秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども
風の音にぞ おどろかれぬる ”
藤原敏行(古今和歌集)
初秋とは言え、見た目には夏とまったく変わりない光景ながら、気配は確実に秋になっている。とくに朝夕の風にそれがいち早く感じられるようだ…。
いよいよ秋、9月、長月(ながつき)という風情ある季節をむかえましたが、世間は出口のないモヤモヤした雰囲気にあふれており、なかなか風情を楽しむ精神的余裕を持つことはできません。せめて、政治の世界だけでも、風格ある姿勢を示して貰えればと思うや切なるところがあります。
先日民主党代表選挙が行われ、野田佳彦氏が選出され、新しい総理大臣になりました。綱領のない民主党は常識的にいえば真の政党とはいえず、政治権力獲得のための集団にすぎません。そんな民主党ですから、野田首相は、束縛を無視し、勝手気ままに、自分の思うように政治を行ってはどうでしょうか。
さて、退陣した菅首相は、明治維新以来最悪の総理大臣と称されても、一日も長く総理の椅子にしがみつきたいとの我欲まるだしで次々と延命策を弄しましたが、ついに刀折れ矢が尽き1年3ヶ月で幕となりました。
またも短期政権、短命内閣でしたが、どうしてこうも短命内閣が続くのでしょうか。もちろん、いろいろな要因は考えられるでしょうが、よくよく見ていくと、キーワードが浮かんできます。
キーワード = 『靖国神社 』
られた人々の御霊を慰め、その事績を永く後世に伝える
ことを目的に創建された神社です
以前のブログでも指摘しましたが、総理の在任期間は靖国神社に参拝するかどうかによって大きく差異が生じています。したがって、わたし達国民が安定した長期政権を望むのであれば、たとえ、中国や朝鮮(南北)が厳しく反発しようとも、総理大臣に対して厳粛なる靖国参拝を求めなければならないのではないでしょうか。
それでは、冷厳なる事実をごらんください。
(氏 名) (日 数) (在任期間) (参拝回数)
吉田 茂 <下に合算>
片山 哲 292 9ヶ月 0
芦田 均 220 7ヶ月 0
吉田 茂 2616 7年2ヶ月 5
鳩山一郎 745 2年 0
石橋湛山 65 2ヶ月 0
岸 信介 1241 3年1ヶ月 2
池田勇人 1575 4年4ヶ月 5
佐藤栄作 2798 7年8ヶ月 11
田中角栄 886 2年4ヶ月 6
三木武夫 747 2年 3
福田赳夫 714 1年11ヶ月 4
大平正芳 554 1年6ヶ月 3
鈴木善幸 864 2年4ヶ月 8
中曽根康弘 1806 4年11ヶ月 10
竹下 登 576 1年7ヶ月 0
宇野宗佑 69 2ヶ月 0
海部俊樹 818 2年3ヶ月 0
宮澤喜一 644 1年9ヶ月 0
細川護煕 263 9ヶ月 0
羽田 孜 64 2ヶ月 0
村山富一 561 1年6ヶ月 0
橋本龍太郎 932 2年7ヶ月 1
小渕恵三 616 1年8ヶ月 0
森 喜朗 387 1年1ヶ月 0
小泉純一郎 1980 5年5ヶ月 5
安倍晋三 366 1年 0
福田康夫 365 1年 0
麻生太郎 358 1年 0
鳩山由紀夫 266 9ヶ月 0
菅 直人 449 1年3ヶ月 0
この一覧表はトップ官僚から受け取ったものですが、よーくご覧ください。靖国参拝の有無により在任期間に大きな差異があることに気づかれるはずです。データを分析してみましょう。
戦後歴代全総理(30人)の在任期間
(平均日数)(平均在任期間)
靖国神社 参拝者12人 1392 3年9ヶ月
〃 非参拝者18人 396 1年1ヶ月
中曽根総理以後(17人)の在任期間
(平均日数)(平均在任期間)
靖国神社 参拝者 3人 1572 4年3ヶ月
〃 非参拝者14人 414 1年2ヶ月
中曽根総理以後の参拝者は中曽根氏を含めて3名ですが、非参拝者との在任期間の差が3年1ヶ月もあることに気づきます。驚くべき事実についてわたし達は胸に手を当てて静かに考える必要がありそうです。
この差は、単なる数字の差ではなく、目に見えない所の意思、それは神の意思、すなわち英霊の御心がそうさせているのではないでしょうか。そうであるとするならば、ある意味で、粛然とせざるを得ません。
そもそも、総理大臣はわが国を統率する立場であり、明治維新以来御国のために散っていった御霊を慰めることは当然の行為と言わねばなりません。それが歴史への共感を示すことであり、先人の苦心への敬意を表明することでもあり、それではじめて「国家を背負う」覚悟につながるのではないでしょうか。
長期政権のもとで自らの理想を実現する政治を行いたいのであれば、総理大臣は、中国(中華人民共和国)や朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国&大韓民国)がたとえ理不尽な要求を突きつけてきても、それを断固はねのけ、覚悟を決めて、心静かに参拝すべきだと考えます。
なぜならば、靖国神社への参拝は、わが国固有の厳粛なる慰霊行為であり、淡々と行われるべきものですから。
それを政治マターとして指弾する一部近隣諸国や、その国に迎合しひれ伏すわが国のマスコミやリベラル左翼集団の異様な心理と抗議行動に対しては、敢然と排除すべきではないでしょうか。
政治を安定させ、今、累卵の危うき状況になっているわが国を、堂々たる凛とした日本国にしていく必要条件が、総理大臣の靖国参拝に他なりません。
野田佳彦総理には真の勇気を振り絞って靖国神社に参られることを願っています。
みなさんはどのようにお考えでしょうか。
次回は
時事エッセー
です
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コメント
もくもくと仕事をしてきた野田さんに期待してみましょう!
正しく、まともな政治家を応援しましょう!
探せば居ますよ
然し、我々も政治家も皆人間です
マスコミに載って、つまらぬ事の詮索や小さな間違いで
政治家の芽を摘んで行く事は社会全体が止めないといけません
政治家の価値は価値ある政治行動をしたかどうかです
有望な政治家を大事の前の小事で潰してはいけません
最近の橋本知事へのマスコミ報道も要注意ですね
我々の社会を良くしてくれる政治家を支持すべきです
良い事もミスも何もしない政治家を望むのはもう終わりにしないと
良い政治家は出て来ません!
それは我々個人個人が充分な配慮をする事です。
投稿: 長堀の中井貴一 | 2011年9月 2日 (金) 17時43分
「新の勇気を振り絞って靖国神社に参拝する」ことができかった首相たちは、なぜ出来なかったのでしょうか?
靖国神社に祀られることなく、いまも、異国の地に散ったままの多くの人々(日本人のみでなく)の、怨念がなせる業だと愚考いたします。
(首相の姓名が5文字の方が、鳩山さん以外の3名で、この方たちは長期政権なのも不思議です)
ちなみに、野宗氏は靖国神社の日本庭園をご覧になったことがおありでしょうか?いろんな軍隊の部隊名で多くの記念植樹がされており、鎮魂の思いが溢れております。
投稿: 被災者K | 2011年9月 2日 (金) 10時45分