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2011年12月30日 (金)

マイブログ注目BEST3…この1年を振り返る!

 305回目のブログです。

“眺めこし 花より雪の ひととせも 今日に初瀬の 入相の鐘”
  頓阿法師(鎌倉後期~南北朝)
      (僧・歌人・和歌四天王)

 春の花から冬の雪まで、ずっと眺めてきたこの一年も、今日で終わったと、初瀬(奈良県桜井市初瀬・長谷寺あり)の入相(夕暮)の鐘が響いている…。

 やっとこの一年(平成23年・皇紀2671年・辛卯<かのとう>・西暦2011年)が終わりました。わたしの家は入相の鐘や除夜の鐘は響かないところにあり、頓阿法師の詠う情趣に欠けるうらみがありますが、この一年、いろいろあったという感懐は、ある意味で、法師以上ではなかったかと思わざるを得ません。

 東日本大震災、原発事故、政治の無力露呈、国家防衛意識の欠如、経済の停滞、たかり精神の闊歩、国家基盤の弱体化…これ、まさに国家解体への道をまっしぐらに歩んでいる一年と言うべきでしょうか。

 それにしても、この一年は“無残な一年だった”と言っても言い過ぎではないと思います。

 さてここで、一年の締めくくりとして、今年のわたしの50数回にわたる未熟なブログ(時事エッセー)から、一応注目されたベスト3を選びたいと思います。

【1】「“安全神話”の深層をえぐる!」
7月22日(282回)

 安全だ、絶対に安全だと言われ続けてきた原子力発電ですが、それならば、どうして福島の原発事故が発生したのでしょうか。それを探っていきますと、原子力村(原子力安全委員会・経産省原子力部門・東電・原子力学者)は、アメリカから、事故発生の想定のなかで「電源喪失」が生ずれば大変なことになるとの情報が正式に寄せられていたにもかかわらず、それを無視、対応しなかったことが判明しました。

 なぜ対応しなかったのか…わたしは、その深層を抉り出したいと思いました。

 『それは、わたし達が“安全神話”に全面的に寄りかかっていることにあると思います。考えてもみてください。憲法の前文からして、世界の善意、近隣諸国の善意を信じれば、平和すなわち安全を保持できると規定しているのですから。

  わが国最高法規である憲法が、世界各国の善意を信じよというのですから、「自然」についてもやさしく信じなければなりません。しかしながら、現実は真逆であり「国家」も「自然」も普段は穏やかでおとなしい存在ですが、いざと言う時は暴威、猛威、牙をむき出してくるのです。

  にもかかわらず、わたし達は、大東亜戦争後60数年間、学校の教科書で、マスメディア(新聞・TV・雑誌)で、憲法前文の思想を大脳に刷り込まれてしまったのです。

  日本国憲法は、厳しいリスク管理を考えなくてもよろしい、もっと正確に言えば、「厳しいリスク管理を考えてはならない」と諭しているのです。

  外国からの侵略はけっしてありえないので国の安全を守る自衛隊は不必要であると繰り返し繰り返し教えられたわたし達が、自然の暴威はけっしてありえないので厳しい危機管理は必要ないと判断するのは、理の当然というべきでしょう』

 ということで、真の原因は現行憲法にあり、あらためて憲法前文を掲載し『憲法改正』しか日本再生の道がないことを力説しました。

【2】「“大阪都”構想…体制維新の光は西から!」
11月18日(299回)

 先日の大阪府知事・大阪市長のW選挙で大阪維新の会が圧勝しました。府民、市民は大阪維新の会が掲げる、大阪の二重行政を根本的に解決する「大阪都構想」、抜本的公務員改革を目指す「職員基本条例」、教育水準全国最下位からの脱却や微温的旧教育体制を維新する「教育基本条例」を支持したのです。

 わたしは、橋下市長・松井知事のバックには堺屋太一氏が泰然として構想、企画を練り上げていることを指摘し、堺屋氏の基本的なスタンスを一部紹介しました。

『経済の基本と社会の本質を変えるには、担当する人を入れ替えたり(政権交代)、予算の組み替えや執行を改めたり(政策転換)するだけでは絶対にできません。その基にある仕組み=体制(システム)を変えなければならないのです。

「大阪都構想は」明治以来の日本の仕組みを変える最初の具体的な提案です。そしてそれを大阪からはじめようというものです。

明治維新は偉大な改革でした。しかし、それは突然、江戸幕府の改革でできたわけではありません。まずは長州藩が、高杉晋作らの運動で武士身分にこだわらない寄兵隊を創り、藩政を革(あらた)めたことからはじまります。

大阪都構想は平成維新の尖兵、日本を改めるモデルケースです。』

 橋下市長(大阪維新の会代表)は、政治家として、権力なき理念は絵空事、理念なき権力は暴力と破滅、を基本姿勢として、理念実現のために厳しい権力闘争に挑んでいると思われます。

 わたしは、W選挙前に、橋下氏等をきちっと評価したと自負していますが、行く手は超難問、道をふさぐ勢力を打破するのも並大抵ではないと考えます。7人のSP、生命を危惧しながらの政治活動、“体制維新の光は西から”、期待したいと考えています。

 ところで、不思議な現象があるものですね。市長選で、民主党と自民党と共産党がタッグを組んだのです。利権的守旧派の結束…これは、あまりにも精神が不潔であり、哀れを催してしまいます。特に、自民党は政権奪取の気概までも失ってしまったのでしょうか。

 【3】「“日本の安全保障”を韓国に委ねていいのか!」
12月9日(302回)

 つい先日、経産省が、緊急時の石油を韓国で備蓄することを計画し、すでに韓国政府と打ち合わせを始めたとのニュースがごく一部で報道されましたが、わたしは、これにびっくり仰天。わが国日本もついにここまで来たかと、まさに天を仰いだ次第です。 

 この問題については、極めて穏当な常識論・良識論を述べたにすぎません。

『①わが国固有の領土である竹島を占領している韓国、すなわち紛争相手国に重要な戦略物質(石油製品)を委ねるのは、どう考えても異常である。

②これは、憲法前文の他国の善意にすべてゆだねるという「平和ボケ」の最たるものではないか。

③石油製品を日本国内(領土・領海)で備蓄する方法はいくらでも考えられると思う。タンカー備蓄であるとすれば、対馬や隠岐の島周辺の海上とし、それを海上保安庁や自衛隊で防衛する体制をとればいい。これは、島嶼振興、島嶼防衛、海上防衛にもつながり一石二鳥にも三鳥にもなるであろう。たとえば、竹島と隠岐の島の間は157kmあり、その中間の竹島寄りに備蓄、自衛隊などにより防衛する考えも一案である。

④もしも、どうしても韓国に備蓄する以外の方策がないとすれば、日本と韓国の両国が相互に石油備蓄を行い、平等な関係を構築すべきではないだろうか。』

 きわめて当たり前の考えだと思うのですが、政治家や官僚は自国の安全保障について筋の通った思考をしていない、する能力がない、あるいは他の思惑があるのではないかと考えてしまいます。

最近の国内調査によれば、韓国政府の国家文化政策による韓流ブームの影響で、韓国に対する親しみを感ずる人が増える傾向にありますが、あきらかに根強い嫌韓ムードも底流にあり、更には、韓国では反日勢力が大半だと言われています。このような時、韓国にわが国の重要な事項を委ねるのは大きな問題であると指摘しました。

それにしても、野田首相をはじめ、政治家も官僚も、半島(北&南)に対して政治的緊張感が全くないのはなぜなのか! 

 つい先日、北朝鮮の金正日総書記が死亡しましたが、何と、わが国政府の官房長官「哀悼の意」を表したのです。数百人のわが同胞を拉致した国家(敵性国家)の首領の死に対して、哀悼の意を表したために、北朝鮮は24日の党新聞機関紙「労働新聞」に「哀悼の意を捧げている日本国の官房長官」の写真を大きく掲載しました。

 何とバカなことよと世界の物笑いになっています。

まさに、日本の恥!

 どうして、民主党政府はタガがはずれているのか、韓国でも米国でも哀悼の意を示していないのに。それとも、元から北朝鮮にシンパシー(同情・共感・共鳴)を感じているのだろうか、拉致被害者がいまだに拉致されたままだというのに。…あぁ!

 今年はいろいろありました。一年間のお付き合いに心から感謝申しあげます。

 来年もよろしくお願いいたします。

 どうか佳いお年をお迎えください。

次回は
時事エッセー
です

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コメント

野宗さんへ

その通りですね。 東日本大震災など、日本が災害列島であることを認識させられた年でした。 日本の上層部が危機対応能力のないことを証明した一方、「絆」「我慢」「助け合い」「自助努力」の現場力は凄かったと思います。 

一方、金融資本主義という怪獣を檻に入れることを政治的に失敗した結果が欧州危機ですね。 「自分さえよければ」「自国さえ良ければ」の結果です。 (ドーア著 「金融が乗っ取る世界経済」わが師が86歳にしてこれだけの警告を放つのはすごい!) 

来年は米国、台湾、韓国、フランスなどの選挙の年。 中国、北朝鮮でも指導者の交代。 内向きにならざるを得ない年で、復興需要のある日本、今こそ大和魂で世界をリードするチャンスですが。 

良いお年を。

淺沼健一

投稿: 淺沼健一 | 2011年12月30日 (金) 23時09分

野宗さんへ

その通りですね。 東日本大震災など、日本が災害列島であることを認識させられた年でした。 日本の上層部が危機対応能力のないことを証明した一方、「絆」「我慢」「助け合い」「自助努力」の現場力は凄かったと思います。 

一方、金融資本主義という怪獣を檻に入れることを政治的に失敗した結果が欧州危機ですね。 「自分さえよければ」「自国さえ良ければ」の結果です。 (ドーア著 「金融が乗っ取る世界経済」わが師が86歳にしてこれだけの警告を放つのはすごい!) 

来年は米国、台湾、韓国、フランスなどの選挙の年。 中国、北朝鮮でも指導者の交代。 内向きにならざるを得ない年で、復興需要のある日本、今こそ大和魂で世界をリードするチャンスですが。 

良いお年を。

淺沼健一
 

投稿: 淺沼 | 2011年12月30日 (金) 23時07分

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