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2012年1月20日 (金)

増税一直線…マスコミに扇動されるな!

 308回目のブログです。

“いつの間に 空の景色の 変るらむ 激しき今朝の 木枯しの風”
津守国基(つもりのくにもと)
    (平安後期歌人・住吉大社神主)

 いつの間に空の様子がかわったのであろうか、朝、目が覚めてみると、昨日と打って変わって、荒く冷たい木枯しの風が激しく吹いている…。

 空の景色が変わりやすい今日この頃ですが、昨年の大震災をみれば、世の中も同じように変わり易く、まさに有為転変(はかなく変わっていくこと)を感じさせますが、まことに残念ながら、変わりのないのが“不実の横行”と言えるでしょう。

 年が明け、13日、民主党野田政権は改造を行い、一川防衛相、山岡国家公安委員長を更迭し、岡田氏を副総理に据えるなど、一応重厚な布陣としました。要するに今までが不適材不敵所であったことを認めたことに他なりません。

 そして、狙うはただ一点…「消費税の増税です。増税以外は眼中にない雰囲気ですが、はたして、国民はそれを理解し、納得し、受容するのか、そこには大いなる疑問があります。

 先週のブログで、わたしは「甘~い寛容の時代は終わったのだ!」と書きましたが、ほとんどの国民も、もう、世の中を甘くはないと考えています。本来、政治には“信頼”が不可欠ですが、今、それが決定的に失われているように思えてなりません。真面目にやれ!と思っているのではないでしょうか。

 その原因は多々ありますが、何と言っても、民主党マニフェスト(政権公約・国民との約束)総崩れにあります。ほんの一部を挙げてみましょう。

 八ッ場ダム建設中止→逆に建設継続
 
沖縄基地県外国外移転→断念・混迷の極み
 
天下り禁止→逆に積極的継続
 
公務員総人件費2割削減→逆に増加
 
埋蔵金発掘→発掘できずお手上げ
 
消費税4年間議論せず→増税積極的推進
 
高速道路無料化→実施せず
 
(その他もろもろ、すべて真逆となっている)

 これを見てもわかるように、マニフェスト(政権公約)の全てが“虚偽”“不可能”であったことが明白になっているにもかかわらず、首相、代表が「釈明」と「お詫び」を行っていないことに問題があります。

 政治はある意味で権力闘争そのものであり、その観点から言えば、民主党がエビ(甘~い公約)タイ(政権という利権)を釣ったのは当然のビヘイビアと言えなくもありませんが、一方、そのポピュリズムに乗りかかり、マスコミの扇動を受け、だまされた国民にも大いに責任があることも指摘しなければなりません。

 それにしても、民主党政府は“率直に”釈明とお詫びを行ってもいいのではないでしょうか。現状では、無責任な言い訳ばかりで、あまりにも「潔さ」が無さすぎ、国民もあきれ返り、それが支持率の大幅低下につながっているとみるべきです

たしかに、現在の政治家に潔さを求めるのは、八百屋で魚を求めるのと同じで、無駄なことかもしれませんが、これが政治への「信頼感」を徹底的に失わせている最大の元凶であると言わざるを得ません。

 野田首相は2年半前、自らの政治ビラに『マニフェストに載せたこと(例えば公務員人件費2割削減)は命懸けで実現する、載せなかったこと(例えば消費税増税)には基本的には手を付けない』と明記していますから、いやはや……。

 このようなふしだらな政治姿勢、不実が横行するなかで、万策を講ずることは差し置いて、いよいよ消費税増税のみが踏み出されました。それを強力に後押しするのが大手マスコミです。読売、朝日、日経…。彼ら新聞やテレビは消費税増税に向けて強力なキャンペーンを開始しました。1月14日の社説のタイトルをごらんください。

読売「野田改造内閣一体改革実現へ総力を挙げよ
                         
自公は『消費税』から逃げるな」
   朝日「岡田氏入閣、一体改革の先頭に立て」
   日経「岡田副総理をテコに一体改革を進めよ」

 まさに、どれもこれも増税キャンペーン一色と言ってよいでしょう。

 これに先立つことおよそ1ヶ月前の昨年12月4日、政府は、各新聞に消費税増税の広告を3億円もかけて載せました。賢明な読者は、これを、政府広告という飴、裏取引、一種の“やらせ”だと思われたに違いありません。

 それ、正解なんです。と言うのも、翌日12月5日の朝日は、社説で「消費増税は避けられない」と積極的な後押しをする始末。まさしくマスコミと政府の癒着が露骨に窺える場面です。

 一般的に、ジャーナリズムの本来の役割は「権力の監視」と言われますが、これでは「権力のお先棒担ぎ」だと言われても反論できないのではないでしょうか。

 今、消費税の増税には国民の大半が疑問を感じていますので、政府はその洗脳に躍起になっており、広告・電波利権・消費税免除・その他業界支援などの甘~い飴や法規制などの鞭を遣い、マスコミをコントロールし、自分らに都合の良い論調に仕向けていることは明白です。テレビでも、理論展開・現実分析に鋭い視点を提示する反増税論者の出演が激減してきています。

 おそらく、これからは消費税増税への扇動、すなわち、やらせ記事、やらせ番組のオンパレードだと思います。もうすでに、1月14日、民放であるテレビ東京に野田首相が出演、増税のみ力説、それにキャスターが相槌、増税ムードの盛り上げに余念がありません。

 わたし達国民は、マスコミの扇動に惑わされることなく、たった今、はたして消費税増税が必要なのかどうかを自らで考えることが大ではないでしょうか。

 わたしは、消費税増税の前に、政府・日銀が一体となり、喫緊の課題であるデフレ対策や急激な円高対策を講ずべきだと考えています。そのような、まだまだいくらでも打てる手を打たずに「増税一直線」につきすすむことには全く理解も納得も出来ません。したがって増税策を受容するわけにはいきません。

 どこかの標語にありました、“注意一秒・怪我一生!”

 マスコミの扇動に注意しましょう! 

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回も
時事エッセー
です。

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コメント

全く同感です。一部のメデイアが報道している様に、野田総理は精神異常域に追い込まれていると私は観察しています。何故なら、彼は2009年7月に新潮新書で”民衆の敵”なる一書を発刊しています。今彼はその一書と全く逆の行動を驀進しているからです。

投稿: 岡村昭 | 2012年1月20日 (金) 06時50分

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