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2012年2月 1日 (水)

思想と勇気…橋下政治に括目せよ!

 309回目のブログです。

“ 梅一輪 一輪ほどの 暖かさ ”
服部嵐雪(はっとりらんせつ)
    (江戸前期俳人・芭蕉の高弟)

 「寒梅」が一輪咲いた! この花を見ていると、まだまだ寒い冬とはいえ、わずかな、一輪ほどの暖かさが感じられるようだ。春までもう一息というところか…。

 先週の土曜日、1月21日は大寒でした。天候も懐も、政治も経済も、社会も教育も、いずれも大寒の相ありありですが、嵐雪の俳句にあるように、それでも梅一輪が咲くのですから、二輪、三輪、多輪、ちょっと先の暖かい春を見据えることも大切なことではないでしょうか。

 その春を求めて激しい政治行動を仕掛けているのが「大阪維新の会」の橋下市長、松井知事ですが、東京メディアでも連日とりあげられているのが橋下市長です。東京で、大阪のことをこれだけとりあげるのは珍しいことであり、橋下市長が、今、最も注目されている政治家であることの証左と言えるでしょう。

 橋下市長は着任以来、矢継ぎ早に方針を明示し、諸策立案実行に邁進していますが、一貫してブレなし、見事という他ありません。その一例を、国旗掲揚、国歌斉唱についてみてみましょう。

  「大阪府条例(国歌斉唱起立)」昨年6月施行

学校行事においての国歌斉唱時に、教職員が起立するよう義務付けたものであり、違反を繰り返せば懲戒処分となる

  「君が代訴訟」減給や停職は慎重に…最高裁初判断

1月16日、最高裁は「君が代斉唱不起立訴訟」で、①起立斉唱の職務命令違反に対する懲戒処分のうち、戒告は裁量権の範囲内 ②減給以上の処分をすることは過去の処分歴や本人の態度に照らして慎重な考慮が必要 との判断をくだした。

 要するに、最高裁は、不起立者には戒告程度の軽い処分をしてもよろしいが、減給のような厳しい処分はするなという判定、即ち現在の公教育における甘~い寛容的ムードを是認しました。これに対し、石原知事などは真っ向から異を唱えています。

 大阪府はこのような最高裁判決が出た翌日にもかかわらず、当時の橋下知事が成立させた「国歌斉唱起立条例」にもとづき次のような指示を出しました。橋下府政の成果が生き続いていることの証と言えます。

  国歌斉唱 全教職員の起立指示 府教委が職務命令

  学校行事での国歌斉唱時に教職員が起立するよう義務付けた大阪府条例が昨年6月に施行したことを踏まえ、府教委は17日、府庁で開かれた府立学校(高校、支援学校)の校長会で、2~4月に開かれる卒業、入学式での国歌斉唱時に全教職員が起立するよう職務命令を出した。
       (117日 産経新聞一部抜粋)

 これは大阪府の例ですが、大阪府とは水と油であった大阪市でも同一歩調を取るべく、「国歌起立条例案」が準備されています。公教育の正常化に対する橋下市長の意気込みはまぎれもなく強烈なものがあり、何事も“隗(かい)より始めよ”(言い出した者から始めよ)とまず市長および市長周辺が襟を正すよう指示しました。

    橋下市長、市幹部に「国旗への礼」指示

  大阪市の橋下徹市長は、市議会本会議場で壇上に並ぶ局長級の幹部らに対し、議場での着席時や答弁に立つ際に、国旗への礼を徹底するよう指示した。

2月議会には市立施設への国旗の常時掲揚や、市立校の教職員に国歌斉唱時の起立などを義務づける「国歌起立条例案」を提案する予定で、まずは幹部に範を示させる狙いがあるとみられる。
      (2012122  読売新聞一部抜粋)

 国旗に対する敬意は国家や国民に対する敬意と同じことですから、まず市幹部から範を垂れようとすることは、なかなか素晴らしい“姿勢”と言わねばなりません。

 このように次から次と健全な姿勢を求め、新機軸、良識ある諸策を果敢に実施するのが橋下市長の真骨頂というべきでしょう。

今、大阪の公教育現場では、厳粛なる晴れの式典である入学式や卒業式で、一部とはいえ国歌斉唱時に起立しない輩(教員)がいる以上、そんな反国家、反国民のイカレたイデオロギストを排除し、健全でいきいきした教育を、志向することは当然のことだと思います。

 しかしながら、この橋下市長の政治手法をこころよく思わない文化人も多くおり、民主党ブレーン・反橋下派急先鋒の北大教授山口二郎氏と橋下市長との激論が1月15日テレビ朝日で放送されました。

結果は、ディベートの天才と言われる橋下市長の完勝、山口教授の完膚なき敗北、KO、惨敗。(橋下氏の言は、正論、詭弁、自由自在。インターネットで動画をぜひごらんになってください。ビジネスマンにも大いに参考になります)
  
http://www.youtube.com/watch?v=8axj-unbdbs
  http://www.youtube.com/watch?v=21f_3QlOt1s

 橋下氏が単にディベートが上手いということだけではなく、事実認識、覚悟、政治センスにおいて月とスッポン、釣鐘に提灯、フルボッコされた山口教授のオロオロした目が気の毒なくらいでした。(政治学者も、こんな切れ者の政治家と勝負する時くらいは、事前に最低限「事実」を勉強してこなければ、歯がたたず、恥をかくばかりです)

 現在、わが国の政治が暗礁に乗り上げ、暗闇のなかで、方向性を見失っていることは、万人が認識しており、それだからこそ、政治に「人」を求めているのです。

国民が求めている「人」はわが国の真のリーダーです。いろいろの分野でそれぞれの優れたリーダーがいるのは間違いのないところですが、今求められているのは魅力ある政治家ではないでしょうか。

 魅力ある政治家…曽野綾子氏は“「思想」と「勇気」を兼ね備えている人”と述べています。(透明な歳月の光・産経H23/11/30より)

「思想は政治のテクニックだけではない。政治家になろうがなるまいが、その人の全人的な個人の歴史の上での深い歓びと怨念、その対処法の記録と結果、それらを人に語れるだけの強力な個性、読書によって培われてくる深い教養、のどれもが要るのである」

「面白いことに終戦記念日に靖国神社に参拝するかどうかは、勇気の有無をみせるリトマス試験紙の役を果たしている。竹下内閣以後だけでも、宇野、海部、宮沢、細川、羽田、村山、小渕、森、安倍、福田、麻生、鳩山、菅、野田の15人の総理が、中国の顔色をうかがって靖国参拝を行なっていない」

 それでは、橋下氏は思想と勇気を持つ政治家でしょうか。まだまだ未知のところと疑問点(たとえば在日外国人参政権付与に賛成していること、デマゴーグの要素もあることなど)は多々ありますが、上述の国旗・国歌問題への取り組みなどから判断すればかなりいい線を行くのではないかと思っています。(ちなみに、橋下氏は大阪護国神社には正式参拝しています)

 橋下氏には、これから4年間、国政に変な色気を出さずに、市政、府政、道州制など地方政治に全力を傾け、新たなる日本政治の真の魁(さきがけ)になってほしいものです。もしも国政にということであれば、石原都知事とタッグを組み、外政、内政の抜本的正常化に挑戦することを期待しています。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回も
時事エッセー
です。

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