「恥」を知れ!…不法な生活保護受給
326回目のブログです。
“ 心ここに なきか鳴かぬか ほととぎす ”
(井原西鶴・俳諧師・浮世草子作者・江戸前期)
ついうっかり他のことを考えていたために、お前の鳴き声を聞き逃したようだ。ほととぎすよ、今度はしっかり耳を傾けて聞くから鳴いておくれよ…。
「心不在焉、視而不見、聴而不聞、食而不知其味」(心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、食らえどもその味を知らず・「大学」)を参考にしたもの。
春は桜、秋は月、冬が雪なら、夏は“ほととぎす”。ほととぎすは、漢字で表記すれば、時鳥、郭公、子規、不如帰、杜鵑、杜宇、蜀魂、と非常にたくさんありますが、その鳴き声を聞きたいのであれば、真面目に耳を傾けるのが本筋というもの。
ところが、世の中を見れば、その美しい価値のある真面目さを追いやり、周辺に、塵(ちり)、芥(あくた)を敷き詰める現象―たとえば、ぐちゃぐちゃになった生活保護受給実態―が生じ、行き着くところまで行き着いた感あり、まさに濁世(じょくせ・濁り汚れた人間の世)と言うべきかも知れません。
■ 人気芸人の“おかん”が生活保護…厚労省が実態調査に乗り出す
全国の生活保護受給者が過去最多200万人を超えるなか、自民党が人気お笑いコンビのA氏周辺に関心を寄せている。テレビやラジオに数多くのレギュラー番組を持ち、週刊誌に「年収5000万円」と報じられる売れっ子芸人ながら、母親が生活保護を受けているというのだ。厚労省も実態調査に乗り出したといい、今後、国会で問題となる可能性もありそうだ。
(2012/05/16 ZAKZAK産経ニュース 一部抜粋)
■ 生活保護受給者が最多更新209万人
全国で生活保護を受給している人が2月時点で209万人となったことが16日、厚生労働省の集計で分かった。前月比で5499人の増加。昨年7月から過去最多の更新が続いている。
(2012/5/16 日経web 一部抜粋)
今、国会では消費税増税の論議がされていますが、ネットでは生活保護(ナマポと称す)の不正受給が喧しく議論されています。2012年度の生活保護費の予算は、なんと3兆7000億円(!)、税収の9%を占め、あの橋下市長の大阪市は市民18人に1人が生活保護を受けているという異常、異様な事態となっています。
2009年度は2兆8000億円でしたが今年は32%もアップ。その原因は、1つには経済不況による生活悪化があるのは事実ですが、民主党政権による「厚生省通達:窓口に来た人はできるだけ早く認めよ」という社会主義型無条件バラマキ政策も大きな要因です。
年収5000万円と言われるお笑い人気芸人は次長課長の河本準一。5000万円もあれば母親などを養うのは朝飯前のはずですが、その脱法、違法、不法な行為を、所属する有名な吉本興業は擁護、逆に、指摘した人(片山さつき議員など)を人権侵害だと脅す始末です。
ここで【生活保護の内容】を確認してみましょう。
○支給額
192,900円(住宅扶助を除く)
(東京都の例・母子家庭・母30歳・子供4歳・2歳)
○支給条件
① 働くことが困難である(たとえば、病気)
② 資産がない(預金・土地・建物・車など)
③ 親族の援助がない(親族へは確認書類「扶養照会」の通達あり)
○特典
●住宅扶助
●住民税非課税
●国民健康保険料免除
●介護保険全額無料
●医療費全額無料
●国民年金保険料免除
●NHK受信料無料
●自治体によるが、公共交通機関運賃無料・割引
●自治体によるが、上下水道使用料減免
●その他
生活保護者の激増、不正受給者の存在、生活保護の内容、いずれも驚きを隠せませんが、わたしの考えを述べたいと思います。
① 生活保護は「健康で文化的な最低限度の生活」(憲法25条)を保証するものであるが、支給条件①②③を厳格に照らし合わせ、あくまでも法の精神をつらぬき、フェアー(公平)でなければならない。
② 在日外国人(南北朝鮮・中国など)への支給率が日本人の3倍になっているが、これは歪な奇妙さであることを指摘したい。在日外国人に甘い基準、特権を付与することはアンフェアーであり、断じて許すべきではない。
③ 今、仮装養子縁組や、偽装離婚により、生活保護を不正に受ける輩が激増しつつあり、大問題だ。これを機に、厚労省や市町村は全国的に不正受給にメスをいれるべく実態把握を即時実施すべきである。不正受給は詐欺罪であり、犯罪だ。
④ 生活保護者だけを看る病院が大阪では34(!)、全国では104あることの異常さに注目しなければならない。これらは医療費の自己負担が皆無なのですべてオーバー医療となり、医療費の増加に拍車をかける一因ともなっている。
⑤ モラルの崩壊を指摘し、単に嘆くだけでは能がないと思う。「働くよりも、適当に働き楽に生活をしよう、健康的文化的生活は国が絶対的に保証しなければならないものであり、国民・市民はそれを受ける権利がある」という、誤った権利思想、戦後教育の結果がこのような事態を招いたものであることは明白な事実であり、この思想、考え方をただすことが重要だ。
⑥ 日本人の美徳のひとつに、労働=勤労(Work)であり、働くことそのものに価値と喜びを見出してきたことを挙げ得るであろう。しかし、それがいつの間にか、働かなくても食えるという、誤った戦後社会主義思想教育に影響され、労働=苦役(Labor)と考える人が増えてきたのが問題なのである。 今一度、労働についての考えを元に戻すよう、心ある人が発言しなければならないのではないか。
⑦ わたし達は、すべて「自立」「自己責任」「自助努力」を基本にした社会を目指すべきである。
⑧ そのためには、権利ばかり強調し、義務は唱えない現行憲法が完全に綻びたことを認識し、憲法改正に向け、尽力しなければならない。そうしないと、わが国は没落していく一方であることは、疑いのない事実である。
⑨ 福沢諭吉の言葉に「一身の独立なくして一国の独立なし」(学問のすゝめ)と言う言葉があるが、できるだけ自立し、どうしてもという人のみ生活保護を受けるべきだと思う。そのような人たちに安心して受給してもらうためにも、不正受給は断固排除されなければならないと思う
⑩ 5000万の年収があるような輩が生活保護とは「恥」を知れと言いたい。働ける人が働かず生活保護とは、これも「恥」だ。
⑪ さいごに、大阪市では、刺青(いれずみ)をした公務員が教師を除いて驚くなかれ百数十人、また、上記のように生活保護率はダントツのワースト日本一、異常極まりない実態への橋下市長の“命懸け”のメスを期待したい。
⑫ もうひとつさいごに。“経済成長が七難を隠す”という言葉があるが、真の生活保護受給者を減少させるためにも、政治には、政府には、経済成長への積極的な諸策を講じてもらいたい。
みなさんはどのようにお考えでしょうか。
次回も
時事エッセー
です。
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コメント
生活保護受給者の存在はあって当たり前と思うが、不正に受給している人たちがあまりに多いのが実態じゃないかな。
自分が知っているだけでも、足が悪いのをいいことに貯蓄をスイスに移し、奥さんと模擬離婚。生活保護を受けながらヘルパーに生活の全てを頼っている元公務員がいる。
少ない給料から引かれる税金で・・1時間700円くらいで掃除をしご飯を作ってくれるヘルパーに文句をいい、夜になると友達を呼んでバーべキューパーテイにカラオケ三昧!(装置も持っているのだ)
一例でしか無い!いくらでもいる。心臓が弱いと1級の身障者手当てをもらいながら貴金属業の重労働で月40万くらい稼いでいる奴
KGBがいる世界を望んでいるわけではないがあまりにひどい!お互いに監視して、このような不正を暴き受給できないようにしていかなければならない。
離婚して一人になれば手当てがもらえる制度があれば皆離婚して生活保護で暮らせば苦労は無いと考えるのは当たり前だ。
投稿: 仕事人 | 2012年5月30日 (水) 22時40分