今年の初夢…「日本の自覚」の年になるか!
358回目のブログです。
“新しき 年の始めの初春の 今日降る雪の いや重け吉事 ”
大伴家持(万葉集)
(あらたしきとしのはじめの はつはるの きょうふるゆきの いやしけよごと)新しい年のはじめの初春の今日降る雪のように、佳いことが積み重なりますように…。
あけましておめでとうございます。早いもので、この3月には当ブログも丸7年になりますが、これもみなさまのお蔭と感謝いたしております。本年もよろしくおつき合いください。
冒頭の和歌は、万葉集20巻4516首の最後に掲げられている有名な家持の歌です。千数百年前の万葉人が、年のはじめに、一年間の吉事を心清らかに望んだ姿が彷彿としてきますが、これは、時は変われど平成の御代でも変わらぬ国民すべての気持ちだろうと思います。
昨年師走に京都の下鴨神社を方丈記展見学を兼ねて参拝し、その折新年用「お屠蘇」(おとそ・一年間の邪気を払い長寿を願って正月に呑む薬酒)を頒けていただきました。さすがに京都で由緒ある神社のお屠蘇、上品で淡麗、いままで味わったことのない馥郁(ふくいく・よい香りがただよっているさま)としたものを感じました。
したがって、勝手な解釈ですが、今年は何か佳い事がありそうな予感がした次第です。
さて、今年の暦を見てみましょう。
平成25年(年号)
皇紀2673年(神武天皇即位を紀元・BC660年)
西暦2013年(キリスト生誕を紀元)
巳(十二支 み・へび)
癸巳(十干・十二支 みずのとみ)
平成も25年、日本の歴史は二千六百数十年、先の大戦(大東亜戦争・太平洋戦争)後68年、歴史の重みを感ずるところですが、それでは、例年に習って、初夢と行きます。
① 北朝鮮拉致被害者が帰国
横田めぐみさんなどの現在政府に認定された拉致被害者が帰国。そして、政府が国家主権の侵害を永年放置したまま適切な方策を講じなかったことに対して、全閣僚が膝を屈して拉致被害者、およびそのご家族に対して詫びた。そして残る特定失踪者(400~500人)は来年には帰国する見通しとなった。日本がやっと主権国家になったのである。
② 景気回復が本格化・株価大幅上昇
「国民経済」の視点からの積極的な金融・財政政策、構造改革により、長期デフレを脱し、消費と投資がダイナミックに動き出した。株価も15000円を狙う水準、為替も若干の円安へと好環境になってきた。マネーと物・サービスが動くことにより、国民全体が景気回復を実感するようになった。あわせて雇用環境も大幅に好転した。
③ 対中国、対朝鮮シフト成る
領海、領空侵犯をくりかえす、反日国家である中国や朝鮮(北&南)に対する「防衛力強化」(防衛予算激増による戦略的整備)、国土防衛基本法の制定、自由主義陣営の結束体制(=自由と繁栄の弧)確立などにより、わが国の基盤が安定した。
④ 安全・情報・危機管理体制の構築
政府中枢に日本版CIAを置くことが決定され、本格的な危機管理に乗り出した。
⑤ 安倍総理大臣以下全大臣が靖国神社に参拝
靖国参拝の結果、この政権が長期政権になる可能性が極めて大となった。(統計から)
⑥ 国旗「日の丸」が祝日にほとんどの家庭で掲揚
日の丸が街中に翩翻(へんぽん・旗などが風にゆれ動くさま)としており、明るいのどかな風景をとり戻した。
(今年、平成25年の正月、わたしの住む地域では、日の丸はほんの数軒しか掲げていませんでした。政治や経済に注文をつける国民はすべて国旗を掲げてから言うべきだろうと考えます)
(熊本県菊池郡菊陽町には国旗日の丸が3kmにわたって並んでいるという鉄砲小路があります。実際に見ればなかなかの壮観だろうと想像できますが、WEBでもその様子がうかがえます。http://teppokoji.wordpress.com/をクリックするか「鉄砲小路」で検索してみてください)
初夢でも、これでは多すぎますね。これが全部実現出来たら、それこそ天にも昇るような心地がするのではないでしょうか。少なくとも、景気回復と拉致者帰国と靖国参拝くらいは本腰を入れて実現してほしいと願っています。
そうは言っても、国家や政治家に何かを施してもらおうという考えは「甘え」そのものであり、それが、近年の我が国の弱体化の要因でもあります。ここで歴史上の有名な言葉を思い出しました。
『Ask not what your country can do for you.
Ask what you can do for your country.』
あなたの国家があなたのために何をしてくれるかではなく、
あなたがあなたの国家のために何ができるかを問おうではないか
(ジョン・F・ケネディ/第35代米国大統領)
ケネディ大統領の言葉は今の日本にこそあてはまるものではないでしょうか…未曾有の難局を乗り切るために。
つけ加えて、もうひとつ夢を見ました。それは、わたし及びわたしの家族が無病息災で一年を乗り切る夢でした。
いかがでしょう、みなさんも初夢を積極的に語られませんか。
ことし一年のみなさまのご多幸を心よりお祈り申しあげます。
次回も
時事エッセー
です
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コメント
体力の限界を超えた最後のお叫びを発せられる拉致被害ご家族の悲願達成に向かって、政府と政治の渾身の施策があるべく、小生も東京に向けて渾身の叫びを発し続けます。
投稿: 岡村昭 | 2013年1月 4日 (金) 17時14分