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2013年1月11日 (金)

「論理」「説得」「誠実」…これが安倍政権に望むこと!

 359回目のブログです。

“今日降りし 雪に競ひて我がやどの 冬木の梅は 花咲きにけり”
大伴家持(万葉集)

 今日降った雪に負けじとばかりに、わが家のまだ蕾も付けていない冬木の梅の枝に、真っ白な花が可憐に咲いた…。

 万葉の時代は梅と言えば白梅を指しましたので、雪を梅の花に見立てたのでしょうが、なかなかの情景であるとともに、万葉人らしい豊かな叙情の雰囲気をも醸し出している、わかりやすくて素晴らしい風流な歌です。

 わかりやすい中での叙景と叙情…これを現代の政治に置き換えれば、溢れるばかりの情熱を傾け、わかりやすい論理でもって事実を説明することにほかなりません。

 いよいよ安倍政権、安倍政治が始動しましたが、年明けから興味あるニュースに出会いました。

  マグロ初セリ、史上最高の1億5540万円 築地

新春恒例の初セリが5日、東京・築地市場で開かれ、青森県大間産のクロマグロが1匹1億5540万円の史上最高値で競り落とされた。落札者は、すしチェーン「すしざんまい」を展開する喜代村(木村清社長)だった。セリは過去数年と同様、香港資本のすしチェーン店との一騎打ちになった。
           (2013/1/5 日経新聞一部抜粋)

 新年早々、景気のいい話。こんな高値(昨年の約3倍)で落札したのは、おそらく、香港資本への対抗意識、人一倍のマグロへの愛着、それに加えて「話題づくり」も当然あったものと思います。その効果たるや歴然。TV、新聞、雑誌、ネットなどが大きく扱うとともに、次のような話題も提供することになったのです。

  首相動静(1月6日)

午後1時30分から同44分まで、すしチェーン店「すしざんまい」経営の木村清「喜代村」社長。(私邸)
       (時事通信 一部抜粋)

 何と、木村社長が新年早々安倍首相の私邸を訪問。木村社長のPR、Publicityの面目躍如たる顔が浮かびますが、一方、社長と面会した安倍首相サイドのデフレ脱却、景気回復への意気込みを伝えるエピソード、このスピーディなPublicityは、誰がシナリオを書いたのかわかりませんが大したものだと思います。(首相動静は全新聞に掲載)

 景気は気から。明るいニュースは幅広く、スピーディに拡散し、昨年までは陰鬱であった国民の気持ちを、何でもいい、年初から解きほぐしていくことが肝要であり、それを早速実行とは、天晴(あっぱれ)!と言わねばなりません。

 さて、昨年師走の総選挙で民主党が惨敗しましたが、その原因は、いろいろと指摘されています。わたしは、リベラル左翼ムードに酔い政策の論理に一貫性を欠いたこと、わかりやすく丁寧に説得する努力を惜しんだこと、さらに、誤りや過ちにたいして真摯に誠実に対処することが皆無であったことの3点を要因としてあげたいと思います。

 したがって、折角新政権になったのですから、この逆をいくべきでしょう。すなわち、①政策の論理に一貫性をもたせること、②わかりやすく丁寧に説得すること、③過ちに対しては誠実に対応すること、ではないでしょうか。

 たとえば、沖縄の普天間基地移転問題でも、東アジアの安全保障の実態やそれに対応すべきわが国の防衛・安全保障という現実的観点から政策を選定するという論理性をもたねばなりません。それにもかかわらず、民主党政権は、初歩的な論理に従わず、厳しい安全保障よりも観念的平和を夢想する愚を犯し、二進も三進もいかなくなりました。まずは、基本的な論理性を持たねばならないことは言うまでもないことです。

 また、原子力発電についても同じことが言えます。“脱”原発“反”原発“卒”原発、言葉は初々しく耳障りは良いのですが、この政策を唱える政党、政治家は、誰も、代替エネルギー、スケジュール、コスト比較、綜合エネルギー政策、それに伴う安全保障などを明示していないのです。たとえば太陽光発電で全電力を賄えるわけがないことは明白であるにもかかわらず明示しないのは全く無責任の謗りをまぬがれません。今のままでは「脱」「反」「卒」は単なるキャッチコピーに過ぎず、政策とは言えない幼稚な言葉だと言われても反論できないのではありませんか。これも、まずは、基本的な論理性を持って政策を提示してもらいたいものです。

 次に、新政権はすべてにわたって、国民や敵対するマスコミ・政党にも、丁寧な説明と説得を重ねてほしいと思います。

 【説明】ある事柄がよくわかるように述べること
【説得】よく話して、相手に納得させること
           (大辞泉)

 説得とは、単に相手に理解させることではなく、それ以上に行動に駆り立てるまでの範囲まで含まれると言われています。そのためには相手のレベルに合わせることも必要であり、データ・数字を使い、例を示すことも大事となります。それらによって、ひとを動かすのが説得というものではないでしょうか。わたし達国民は無知ではあっても馬鹿ではありません。

 3つ目は、誤りや過ちに対しては真摯に、誠実に対応することです。民主党の惨敗は、もって生まれた体質かもしれませんが、幹部の誰一人として、一度たりとも、自分たちのマニフェスト違背、失政、組織分裂に対して、国民に対し率直に詫びなかったことです。この極めて傲慢で鈍感な姿勢に国民は「嫌悪感」を催し、NOの刃をつきつけたものと考えています。政策の良し悪しではなく、体質に対する嫌悪を覚えたものであり、それだけに強烈に厳しいものになったのではないでしょうか。

 なぜ国民は嫌悪感を持ったのでしょうか。それは、わたし達日本人の持って生まれたDNAによるからです。わが国の歴史と伝統と風土により色濃く刷り込まれてきたものは、三種の神器である「鏡・剣・玉」に表象されている次の三つの心であり、これはほとんどの日本人本来持っている体質であり、特質、美質ともいうべきものです。

    ≪日本人の三つの心≫
・素 直 さ…(鏡)
・勇   気…(剣)
・慈 し み…(玉)

 政治が国家国民の為というのであれば、この日本人の琴線に触れるような振舞をすべきではないでしょうか。民主党の方は、わが国の歴史に学び、日本人の特質を感得し、どうしてもう少し素直にならなかったのか、理解に苦しみます。安倍新政権においてはそうならないようにしてもらいたいと強く望みます。「日本」を少し意識した普通の日本人的感覚で十分ですから。

 昨年、2012年(平成24年)は、日、米、中、露、仏、韓が新しい政権となり、今年2013年(平成25年)は、まさに「政治の年」と位置付けられています。わが国新政権においては、日本の存在感をいやが上にも高めていただきたいと切望するものです。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回も
時事エッセー
です

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コメント

哲学がなければ、目の周りの物しか目に入らない。
哲学があれば遠い未来社会が見えてくる。
盆栽・箱庭・一坪庭園など実物ばかりに気を取られていると内向き姿勢になる。
概念である ‘ユニバーサル’ (普遍的な) も’グローバル’ (全世界の) も発想の基礎とはならない。だから、日本人には世界観がない。

個人の意見は様々であるから、社会のことは政治的に決着する必要がある。
その決着のために、政治家は選出されて政治をする。
政治哲学を同じくする者同志が政党を作り、力を合わせて決着の能率を図るのが政党政治である。

だが、日本人には哲学がない。
だから、離合集散を自己利益にしたがって繰り返し、政治家たちは遠い世界を目指した政治的決着に執念を示さない。
ああ、空しい。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/

投稿: noga | 2013年1月11日 (金) 09時12分

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