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2013年3月29日 (金)

“サイバーテロ”…日本は大丈夫だろうか!

 370回目のブログです。

『春夜喜雨』(春夜に雨を喜ぶ) 杜甫

 好雨知時節(好雨 時節を知り)
   當春乃發生(春に当りて すなはち発生す)
   隨風潛入夜(風に随いて 潜かに夜に入り)
   潤物細無聲(物を潤して 細やかにして声なし)
   野徑雲俱黑(野径 雲はともに黒く)
   江船火獨明(江船 火は独り明らかなり)
   曉看紅濕處(暁に 紅の湿れる処を看れば)
   花重錦官城(花は 錦官城に重からん)

 桜の花が麗しき満開からひらひらと散っていく風景を眺めると、行く春を惜しむ微かな疼きを感ずるような気になりますが、天地の配剤は桜だけではなく、雨も時節を知っており、春には春の雨が発生するのだと、詩聖・杜甫(8世紀支那盛唐時代の詩人)が詠っています。

 “好雨時節を知り…”なかなか含蓄のある漢詩です。孔孟や李白、杜甫の古典に目を向ければ、支那・中国文明の豊かさに心から感動を移入することができるのですが、現代チャイナの文化、文明は、何事も金、金、金そして覇権、覇権、覇権、と乾いた空気ばかりが表面に出ており、感動どころではないように思えてなりません。

  韓国、サイバーテロか TV局や銀行、一斉にサーバーダウン

  聯合ニュースによると、韓国のKBSテレビとMBCテレビ、YTNテレビの3放送局と新韓銀行のコンピューターサーバーが320日午後、一斉にダウンした。警察がサイバー攻撃の可能性があるとして捜査を開始した。
         (2013/3/20 MSN産経ニュース一部抜粋)

 韓国は大騒ぎ、てっきり北朝鮮か中国の仕業だと考えたようですが、欧米を経由したサイバー攻撃だと判明しました。これだけの大掛かりな攻撃ですから、国家、国軍をあげて積極的に推進している中国が疑われるのは当然であり、たとえ欧米経由だとしても、迂回、拡散もあることですから、真実の発信元(攻撃元・テロ基地)がどこかは明確には分からないかも知れません。

 サイバーテロと言えば中国。中国は、国防費を25年間連続して毎年2桁伸ばしており、2013年度も10.7%増となっていますから、軍備拡張路線をひた走り、東アジアから太平洋そして世界の覇権を狙っていること明々白々と言えるでしょう。(因みに、わが日本国はこの10年間軍事費は横ばいから若干の下がり気味、2011年度では中国の40%くらいとなっています。ただし、中国の実際の軍事費は公表の倍はあると言われていますから、大変な軍事国家と断言できるでしょう)

  米と一触即発の中国サイバー部隊「61398」 

  米国が中国人民解放軍のサイバー部隊への警戒を強めている。米国企業や政府機関に対するハッカー攻撃が相次ぐ現状を受け、オバマ政権は徹底調査を開始。その結果、中国・上海に拠点を置く特別部隊「61398」の存在が明らかになった。米セキュリティー会社の報告では「世界中の20業種141企業からデータを盗み出した」とも。
            (2013/2/21 zakzak一部抜粋)

 「61398」は、サイバー攻撃を統括する総参謀部傘下の部隊としてコンピュータープログラムなどのサイバー技術に加え、英語にも堪能な精鋭を集め、大都会上海の郊外に巨大な本部を構えています。

 彼らは2006年からハッキング行為(他人のシステムを不正な手段で操作し機密情報を入手すること)を開始したとされ、米国の被害は甚大。テレコミュニケーションや宇宙開発などの最先端技術や、安全保障の機密情報が、易々と、タダで、組織的に、国家の意志で、無法に略奪されたと言うことに他なりません。

 かの中国では、現在、明確な数字はわかりませんが、最高度な知識と卓越したIT技術を有した国家犯罪者であるハッカー』は3000人いると言われています。彼らが陰湿な国際的犯罪を日夜行っていることを、私どもは肝に銘じておかねばなりません。

 今や、サイバー○○は、次のように先鋭化しています。

サイバー攻撃
      ↓
   サイバーテロ
      ↓
   サイバー侵略
      ↓
   サイバー戦争

 さらに、中国は、ネットでの自由な表現を厳しく禁止しており“Great Wall(万里の長城)ならぬ“グレート・ファイアーウォール”(Great Firewall・防火の長城)というネット言論規制検閲システムを確立しています。まことに背筋が寒くなりますが、中華人民共和国が、自由の無い恐るべき全体主義国であり、一党独裁国家であることをあらためて認識する必要があるでしょう。

 ネットでの言論規制は自動検閲システムに加えて、膨大な人数のサイバーポリスを組織しています。その数は、中国専門家によると10万人と言い、国境なき記者団は数十万人(2007)と報告しています。他の例も見ると、国境なき記者団のいう数十万人の数字に信憑性がありますが、最近はさらに規制、検閲を強化していますから、もうすこし増えているかも知れません。

 異様な国家、中国。これが、過去に歴史を誇った支那文明の今日の姿なのか…と嘆いても仕方ありません。わが国は、彼らのビヘイビアがもたらす災禍を拒絶しなければなりませんが、もうすでに、甚大な被害が発生しているのです。2011年9月にはわが国の防衛産業メーカーである三菱重工などがサイバーテロに遭いましたが、企業だけではなく、衆議院中央官庁、地方自治体までも続々と被害が発生しています。

 これらに対して、わが国のNHKや朝日新聞などのマスメディアは、親中、媚中姿勢のためでしょうか、厳しい取り上げ方をしていません。また、その雰囲気に添うように、官も民も備えが極めて不十分であり、この問題は、国家安全保障の観点から、国家レベルで対応する仕組み、人材確保などに早急に注力することが肝要だと考えます。

 ここまでくれば、サイバー攻撃は「戦争」だとの認識を持たねばなりません。

 海空によって尖閣や沖縄の主権が狙われ、マネーによって日本の国土が買収され、目に見えないサイバーによって中央官庁、先端技術企業、防衛産業の機密情報が狙われ、もう、実質的には戦いは始まっていると考えるべきではないでしょうか。

 わたし達は、危機管理や安全保障に弱い、わが「日本」の防衛に、真剣に対処しなければなりません。そして、流行語にならって「いつやるのか…今でしょう!」を実践に移さなければならないと考えます。猶予ならず、一刻を争うことであり、政治にはスピーディな対応が求められているのではないでしょうか。

みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回も
時事エッセー
です。

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コメント

 冷戦時代のソ連はアメリカに匹敵する膨大な核兵器と軍事力を持ちながらもなお軍備増強に走り、中近東・アフリカへと影響力を広げ、最後にアフガニスタンへの本格的侵出を企てた末にソ連体制の崩壊に至りました。
 当時、その過剰なまでのパワー政策について一方では19世紀末から続いてきた共産主義の世界革命思想の具現化の一つだという見方がありました。しかし、ソ連の内側の立場から、ソ連や東欧東亜の共産体制がアメリカなどの自由主義陣営によっていつ崩されるかわからないという防衛上の不安が、その不安の中にはいつまで国民を強圧的に抑えきれるかという自国内の治安上の不安も含まれていたと思いますが、外の世界に対して強権外交を展開させる主因となったのではないか、という見方もありました。
 ソ連同様に、現在の中国が軍事大国化に走るのも、幹部要人だけでなく共産党体制によって権益を得ている膨大な党員、軍人らの潜在心理の中に、「いつまでこの権益体制が守れるか」という不安が巣食っているからだと見えます。
 もともと国民の圧倒的な支持を得ての政権ではなく、第二次世界大戦とスターリン型共産勢力という暴風雨の中での混乱を利用し策謀と軍事力で国家統一を成し遂げた中共政権であり、自国民の支持を得でいません。経済大国化した今でも政治の民主化に踏み切れないし、世論調査を行うこともできないのは、彼らの政権の基盤に大いなる不安を抱えている証です。ということは、彼らは政権が強大化し、手中にした権益が大きくなれば大きくなるほど、将来への不安もさらに大きくなるという自縄自縛にかられているはずです。
 従って彼らが大きな外交的なミスを犯すか、治安上のミスを犯すことによって「転ぶ」まで政権の軍事化は続くと思うし、それを彼ら自身は自国を守る(実際には共産党政権の権益を守る、ですが)ための防御的政策だと主張し続けるのではないでしょうか。
 もちろん我が国は、こうした中国の思考を理解しても同情してはいけません。朝日・毎日・東京新聞グループの中国同情論は、第二次世界大戦前のドイツナチスへの同情論に似て、中国の政策を支援することになり、日本を含めた東アジアの平和はさらに脅かされ、中国国民の実質的な自由の剥奪はさらに進むことになります。

投稿: 齋藤仁 | 2013年3月29日 (金) 09時06分

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