“思っているモノは実在だ”…これが中・.韓・.北の思想!
391回目のブログです。
“朝露に よごれて涼し 瓜の泥”
芭蕉(江戸前期・俳聖)
夏の朝、さきほど裏の畑でもいだ瓜は 朝露にしっとりと濡れている。その瓜に少し泥がついて汚れているのが、かえっていかにも新鮮で、涼しく感じられるものだ…。
芭蕉の俳句は、いつ詠んでも、心が洗われるような気持ちになります。日本人の根源的な感性である神道には「明(あかい)、浄(きよい)、正(ただしい)、直(なおい)」という精神がありますが、おそらく、芭蕉は、もっとも日本的な感性として“赤き、清き、正しき、直き”心を俳句において発露したと思われます。
素晴しきかな芭蕉の心! 日本の精神を体現する芭蕉の直き心、すなわち素直な心に、わたし達も、今あらためて学ぶ必要があるかもしれません。…一方、近隣諸国ではとんでもない現象が生じています。
韓国では。このブログでも指摘しましたが、1965年の日韓基本条約締結時、日韓請求権協定ですでに解決済みの問題が蒸し返され、つい先日、新日鉄住金に対して、韓国司法は、当時の徴用工への賠償を命ずる判決を出しました。
それ以前では、窃盗した対馬の仏像を返還することを拒否。さらには、世界各地に従軍慰安婦像なるものを設置したり、その運動を強力に展開中。その他、反日教育を推進し、すべての悪は日本、全ての善は朝鮮韓国、韓国は日本に悪逆非道の仕打ちをされっぱなしであることを徹底して刷り込み中です。
どうしてこのような、事実無視の出鱈目な思考方法に至っているのか、わたしにはどうしても理解できなかったのですが、8月20日の産経正論の“「不都合な歴史」書き換える韓国”(筑波大学教授・古田博司氏)を読んで納得、膝を打ちました。
古田教授によれば
・近代化は日本が朝鮮に移植したのである。韓国人はそれを認めるのが嫌で日本時代を否定したい、歴史を変えたいという衝動が先に立つ。
・韓国・北朝鮮・中国の3ヵ国は超(ウルトラ)実念論の国々だ。これは「思っているモノは実在だ」という思想であり、これが彼らの近代的思考を常に阻害する。
・結局、中国と北朝鮮は共産主義の張子の虎、韓国は自由主義の「はぐれ者」にしかなれなかったのだ。
明快な論理と分かりやすい説明。韓国がなぜ国際条約を平気で無視したり、歴史事実を完全に否定するのかが、これでよくわかります。近代化できない民族性があると言うことでしょう。(教授の論稿を全文読まれることをお薦めします)
この観点から、中国の言動を見れば、なるほどと可笑しいくらい納得できます。
■ 大型犬をライオンとして展示 中国の動物園が一時閉園
中国河南省の動物園で、大型犬「チベタン・マスティフ」を「アフリカライオン」として展示していたことがわかった。米CNNの報道によると、子どもと一緒に動物園を訪れた女性がアフリカライオンの檻に近付いたところ、中の動物が「ワンワン」と吠えたという。
(2013/8/18 J-CASTニュース一部抜粋)
■ 日本企業がわがレアアース企業を不当に制限…訴訟準備だ=中国
中国レアアース企業は「日立金属が限られた企業にのみ特許の使用許可を与えるのは不当である」と主張、日立金属が保有する特許によって2029年まで中国企業が制限を受ける可能性があるとして米国で提訴する準備を進めている。
(2013/8/13 サーチナ一部抜粋)
ライオンの代わりに猿、蛇→ヌートリア、豹→キツネ、オオカミ→犬。20種類の動物のうち4種類がにせもの。お笑い種として済ますわけにはいきません。中国では、数多くの、パクリ&偽物のキャラクター、ブランド、食品があり、その実態も一部報道されていますが、インターネットで「中国偽物」として検索すれば、有るは、有るは、数えきれないほどのものが一覧画像で見ることが出来ます。
レアアースの特許についても、中国側が特許、国際特許について、いかに無知か、無理難題、国際法無視かということが分かります。特許使用権を日立金属から貰いたかったら、日ごろから信頼、信用、品格の向上に意を尽くし、きちっと特許料を払うか、自社の保有する特許とのクロスライセンスをすべきだということは、常識中の常識です。(クロスライセンスをするだけの自己保有の特許はないんでしょう。研究開発に注力していないのですから)
それを、自分の意に添わないからとか、特許で自分のビジネスに制約をかけることはけしからんという、特許の基本的性格を理解しない自己中心思想を発揮し、それもアメリカで訴訟するなど、まったく気違いじみているという他ありません。
どうして、この3ヵ国は、条約、特許、著作権などを全く理解できない「超アウトロー国家」なのでしょうか。近代化ができない要因が歴史的な国民性にあるとしか考えられません。
韓国も、中国も、もう、歴史的真実や国際法について見え透いた嘘を吐くことを止め、近代国家への道を歩む努力をすべきだと考えます。
それでも、難しいのでしょう。なぜならば、彼らは「思っているモノは実在だ」という“実念論”の国家ですから。嗚呼!…。
こんな前近代国家を相手ですから、わが国の外交、安全保障政策も大変です。とにかく、無自覚な深入りと安易な妥協は決して行わず、凛とした姿勢を崩さないことが大切ではないでしょうか。
みなさんはどのようにお考えでしょうか。
次回も
時事エッセー
です。
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