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2013年9月 6日 (金)

全国学力テスト結果…これから学ぶもの!

 393回目のブログです。

“あかあかと 日はつれなくも 秋の風”
芭蕉(奥の細道・金沢)

 秋の夕日は西の方に傾き、野や山を一面に赤く染め、旅を行く自分の顔にもしつこく照りつける。しかし、残暑ひときわ厳しいとはいうものの、もう秋、野末をわたる風は爽やかさとともに一抹のうら寂しい感じがするものだ…。

 千年猛暑がやっと終わりかけようとする時、9月、長月になりました。しかし、まだまだ異常気象が続き全国で被害が生じていますが、朝晩はそれなりに多少凌ぎやすくなってきました。そんな時ですから、上の芭蕉の句が何となくぴったりと嵌りそうです。

“秋田式”導入の高知が躍進、放課後補習も充実 全国学テ結果

 4年ぶりに全国全ての学校が参加し、27日に結果が公表された全国学力テスト。過去5回は都道府県別で成績上位、下位の固定化が進んできたが、今回は下位に低迷してきた高知が、小6の複数教科で全国平均との差で3ポイント以上正答率を伸ばすなど大幅な改善を見せた。トップ常連の秋田から取り組みを学んだり、地域ぐるみで放課後補習を支援したり。学力向上への努力が結実した好事例として文部科学省も注目している。
            (平成25/8/28 産経新聞一部抜粋)

 先日、平成25年度(2013)の小学校3年生、中学校3年生を対象にした全国学力テストの結果が公表されました。相加平均したランキング上位10および下位10都道府県は次の通り。

           (正答率)   (偏差値)
 1.秋田県   69.() 83.
 
. 福井県   67.6   76.
 
. 石川県   65.9   67.
 4. 青森県   64.6   61.
 5. 香川県     64.3   60.
 6. 富山県   64.2   59.
 6. 広島県   64.2   59.
 8. 東京都   63.9   58.
 9. 京都府   63.7   57.
10. 山口県   63.5   56.
    ~
36. 佐賀県   60.9   43.
36. 福島県   60.9   43.
36.岡山県   60.9   43.
36. 島根県   60.9   43.
40. 山梨県   60.7   42.
40. 高知県     60.7   42.
40. 和歌山県  60.7   42.
43. 三重県     60.2   40.
44. 滋賀県   60.1   39.
45. 大阪府   60.0   39.
46. 北海道   59.9   38.
47.沖縄県   55.8   18.

    (注・正答率は公立校のみ)

 これを見ると、秋田、福井、石川が学力優秀御三家として、その地位をがっちり守っていることがわかりますが、不断の卓越した努力のたまものと言えるのではないでしょうか。これらの上位校の学力に関しての教育姿勢を積極的に取り入れれば、高知県のように、ほとんどビリクラス(前回中学校46)から脱出できるというものでしょう。

 大阪府は橋下府知事の時(平成20)「教育非情事態宣言」を発し、20億円の予算を投入し、全科目の正答率で全国平均を上回ることを目標に掲げたのですが、満足する結果に至っていません。

 沖縄や北海道のように、日教組的政治闘争が強く、学力教育に注力しないところは必然的に下位に甘んじています。また、ランキングは学校給食費滞納率や離婚率、父子・母子家庭率との相関も強いようです。安定した家庭の環境と良識ある教師の学校こそが学業を盛り立てる極めて重要な要因であることが明白となったことに注目すべきではないでしょうか。

 さて、ここで、ブログ「国際派日本人養成講座」の人格を磨けば学力は伸びる…学力体力日本一の福井県の子育てに学ぶ”から一部引用させていただきます。

校舎に向かって深々とお辞儀をする中学生たち
給食に越前塗りの漆器を使う
地場産の安全な野菜を学校給食に
「この命を無駄にすることなく日々の勤めに励むことを誓います」
       (食後、声をあわせて唱える)
福井県は宿題が日本一多い
「部活して家に帰って、予習と宿題をするのが精いっぱい」
家事をする母親の傍らで宿題
「やることをやってから遊ぶ」習慣づけ
部活と勉強の両立
「稚心を去る」
「士気」ある人を育てる

 詳しくは上記ブログをご覧になってください。上位県ともなると、さすがに学校・家庭教育に迫力を感じます。圧倒されるのはひとり私だけではないでしょう。

福井と言えば、幕末の志士・橋本左内の出身地です。福井藩主の松平春嶽に側近として登用され、面会した西郷隆盛をして「一世の偉人なり」と言わしめたほどの明治維新で最も優れた人物の一人です。わずか26歳にして「安政の大獄」で刑死させられましたが、15歳の時に記した『啓発録』は、自らの生き方の戒めとして5箇条にまとめたものです。「稚心を去る」はその第一条です。

一、稚心(ちしん)を去れ(子供っぽいことをなくす)
二、気を振るえ(頑張る気持ちをもつ)
三、志を立てよ(心の方向を定める)
四、学に勉めよ(見習って実践する)
五、交友を択べ(仲間、友人の良いものを択びだす)

 学力が高いとか低いとかいうことについては、それなりの原因、要因があることがわかったのですから、その要因を、国民として、国家として、急ぎに急いで、強い意志で排除、克服しなければなりません。先進国も、中進国も、途上国も、教育の成果をもとめて必死にもがいているなか、わが国も、のほほんとしてはおれませんから。

 先達の、秋田県や福井県、石川県などの良い点を謙虚に学び、そのやり方を導入、実践するのが真の学校教育であり、それを支えるのが地域社会であり、本来のPTAのはずではないでしょうか。

 ゆとり教育の大失敗、理科教育の不活発、反日の歴史教育、大学のレベルダウン、国語教育の変質、国家意識なき文科省、教育委員会の機能不全などなど問題点は山ほどありますが、わたし達も、国民の一人として、地域社会の一員として、傍観すべきではないと考えます。何らかの動きをすべきではないでしょうか。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回も
時事エッセー
です。

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