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2013年10月11日 (金)

伊勢神宮「式年遷宮」…輝ける日本に向けて!

 398回目のブログです。

  “ たふとさに皆押しあひぬ 御遷宮 ”
                     
(芭蕉・俳聖・江戸前期)

 二十年に一度執り行われる伊勢神宮の御遷宮には、大御神の尊さを慕い、全国津々浦々から、押し合うように参拝している。まさに「お陰参り」そのもの…。

 10月2日は伊勢神宮内宮の、5日は外宮の「遷御」でした。8年におよぶ遷宮の中核をなすもの。浄闇(深い闇のこと)の中、幽遠なる神楽歌の調べに乗り、大宮司ら100名以上の奉仕員により、絹垣(きんがい・絹の帳)に囲まれた大御神が新宮へ渡御・入御される荘厳な儀式は、参列はできないにしても垣間見る映像からもそれを感ずることができます。

 芭蕉と同じような感懐を、わが国の歴史に誇る偉大な歌人が詠っています。

“何事の おはしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる”
(西行・僧侶/歌人・平安~鎌倉)

 神宮の神域で感ずるのは、教義を超えた純粋な神聖さであり、ありがたくかたじけない気持ちに溢れ、自然に涙がでてきてしまう…という意味でしょうが、これは、日本人だけが感ずるものではなく、英国の最も有名な歴史家も、伊勢神宮を訪れた際同じようなことを述べています。

Here, in this holy place,
I feel the underlying unity of all religions.”

(この聖地において、
  私はあらゆる宗教の根底をなす統一的なるものを感ずる)
    (アーノルド・トインビー、昭和42<1967>

  伊勢神宮は、わが日本人の心の故郷であり、精神の中心に位置する存在ですが、外国人も数多く訪れており、その神秘な静寂と荘厳に圧倒されるようです。

 今年の伊勢参宮は空前のブームといってもよく、全国からの参拝者で溢れている様子が映像に流されていますが、なぜこのような現象が生じているのかについて考えてみたいと思います。

  昭和28年(1953) 第59回式年遷宮  480万人
昭和48年(1973) 第60回式年遷宮  860万人
平成 5年(1993) 第61回式年遷宮  840万人
平成25年(2013) 第62回式年遷宮 1300万人
(予測)

 9月20日現在で900万人を突破しましたので、年末には1300万人にものぼると見られています。わたし達日本人にとっては喜ばしい驚異的な数字ですが、その理由を考えてみたいと思います。

  『3.11』が与えた心理的影響が大きい。

『2年半前の3月11日に起きた東日本大震災を経て、日本人の間に「自然が暴れず恵みをもたらすからこそ人は生きていられることを知らされ、命の源に思いを寄せる状況が生まれつつある」。ショックや不安から多くの人が「無常感」を抱き、過去からつながる永遠なるものに関心を持ち、あこがれが高まったことで「1300年前から常に未来を見据えてきた式年遷宮の制度が見直されている」
    (所功・京都産大名誉教授、9/21産経ニュースより)

  逼塞した時代であるだけに、20年に一度の式年遷宮で常に若々しいという“常若”(とこわか)の精神に触れたいという国民意識の盛り上がり。

  伊勢神宮が超絶したパワースポットとして若き女性の心に入り込んだ。今回は、若者や女性でも、単なる観光よりも「神宮」だけを目指す人が極めて多いのが特徴だと言われている。

  反日、侮日など屈辱的な外交環境が続いており、国民として、日本の根源的なもの“心静かに触れてみたい”との希求が高まった。

  遷宮の費用は、大東亜戦争(2次世界大戦)前は国の予算で賄われていたが、現在は国民の募材によっている。総費用は550億円。神社離れを懸念する神社界は総力でこれにあたった。

  三重県、伊勢市、地元も、強力にタッグを組んだ。

 それにしても、この国民として厳粛に受け止めるべき伊勢神宮の式年遷宮に「ケチ」をつける輩(やから・同類の者、よくない連中)がいることに驚きを隠せません。

 産経新聞は臨時祭主の“黒田清子さま”(くろださやこ・今上陛下の第一皇女)のお写真を掲載していますが、朝日新聞は掲載していません。さらに…。

  「戦前回帰」「日本の文化」 遷御の儀に84年ぶり首相

 安倍首相が2日夜、伊勢神宮内宮の「遷御(せんぎょ)の儀」に参列した。国家神道が隆盛だった1929(昭和4)年以来、戦後初の首相参列は何を意味するのか――。
     (2013/10/3日 朝日新聞デジタル一部抜粋)

 例によって、サヨクの日本キリスト教協議会の人の発言を援用して「憲法」「政教分離」の常套句を使って反日を煽りたてています。またしても、憲法違反、政教分離違反との紋切型用語。そして、自分では直接発言せず「匂わせる文章」で逃げを打ちながら煽っているのです。まさしく、ジャーナリズムというよりもアオリズム(煽リズム)というべきでしょう。

また、朝日は皇室に対しては敬語を使うことを今でも頑なに拒否しています。

 これに加えて、上に記したように、今、若い人が自然景勝地(山・河川・滝・森林・海)やお寺、神社をパワースポットとして訪ね、神社参拝に心を委ねるようになっており、この神社ブームにサヨクの人々は忌々しい気分にさせられているに違いないと思われます。

 というのも、神社参拝は当然、皇室への尊崇の気持ちに繋がっていくからに他ならず、反皇室、反日である彼らのイデオロギーを弱めていくことになるからです。

 しかし、彼らは、一千万人を超える伊勢神宮参拝者の純朴、純粋な気持ちをどう捉えているのでしょうか。普通の国民に、軽蔑の眼を向けるイデオロギスト連中には、これを機に、考えを変えなければ、広汎な国民的支持を得られないのではないでしょうか。

 伊勢神宮(正式名称は「神宮」)は、太陽神である天照大御神を祀る皇大神宮(内宮)と、衣食住の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮(外宮)の二つの正宮がありますが、わが国の皇室、ならびに国民の精神のよりどころとして、これからも長い歴史を刻んでいくためにも、遷宮の儀式は極めて大切なものだということを実感したように思います。

 東日本大震災後2年半、まだまだ真に明るい社会にはなっていませんが、この式年遷宮を機に、あらためて、輝ける日本を目指したいものです。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回も
時事エッセー
です。

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