「日本の評価」…各種世界ランキングに見る!
436回目のブログです。
“ たゆまざる 歩み尊し 蝸牛 ”
北村西望(彫刻家)
(たゆまざるあゆみとうとし かたつむり) 北村西望(きたむらせいぼう明治17-昭和62)は長崎の平和祈念像を制作した文化勲章受章の著名な彫刻家。
背中に渦巻きの貝殻を背負ったカタツムリ、まったく動きは鈍く、ほとんど動かないように見えるが、しばらく目を離して見ると、かなりの距離を動いている。1㎜1㎜、遅々とした歩みであっても、このたゆまざる歩みはほんとうに尊いものだ…。
作者が全身全霊をかけ黙々と鑿をふるい、作品の制作に向かっている様子が感じ取られます。なにごとも、たゆまざる歩み、一歩一歩前進、コツコツの積み重ね、これを自然体で続けることこそ真に尊いものと示唆していますが、国もそのような姿勢が必要ではないかとも思われます。
わが国は、近年、近隣3ヶ国(大韓民国・中華人民共和国・朝鮮民主主義人民共和国)から異常な嘲りを受けており、当然のこと、正当なる反論を積極的に行うべきですが、一方で、雑音に惑わされない沈着冷静な堂々たる歩みをすることも大切な眼目と言えるのではないでしょうか。
さて、先月各種の世界ランキングが発表されました。お隣の韓国は全てのことに於いてランキングを異様に気にし、一喜一憂するそうですが、わたし達は、激情型の韓国とは異なり、それを冷静に眺め、それなりの感懐を持ち、ひとつの参考にすればよいのではないかと考えます。
◆ 世界平和度ランキング(2014年度)6/18発表
1位 アイスランド
2位 デンマーク
3位 オーストリア
4位 ニュージーランド
5位 スイス
6位 フィンランド
7位 カナダ
8位 日本
9位 ベルギー
10位 ノルウェー
~
28位 台湾
47位 イギリス
52位 韓国
~
101位 アメリカ
108位 中国
152位 ロシア
153位 北朝鮮
159位 イラン
162位 シリア
上記のデータは、経済・平和研究所(Institute for Economics and Peace・シドニー)が毎年調査しているもので、戦争、紛争、犯罪、テロ、軍事費など22項目の指標を数値化したものです。
わが日本は、平成23年(2011)は3位でしたが、尖閣の危機と韓国&中国の反日攻撃により、今年度は8位にランクダウンしたと指摘されています。特に、中国の尖閣&沖縄略取への強引な軍事行動さえなければ、あるいは、起こさせなければ、わが国の平和安全指数は完全にトップ級の3位であったと言えるでしょう。
そのためにも、わが日本国の防衛体制、防衛意識、防衛教育を充実強化することが肝要ではないでしょうか。
◆ 世界に良い影響を与えている国ランキング(2014年度)/BBC
(良い影響順位)(良い影響%)(悪い影響%)
1位 ドイツ 60 18
2位 カナダ 57 15
3位 イギリス 56 21
4位 フランス 50 22
5位 日本 49 30
6位 EU 47 27
7位 ブラジル 45 26
8位 アメリカ 42 39
9位 中国 42 42
10位 南アフリカ 39 31
11位 韓国 38 34
12位 インド 38 36
13位 ロシア 31 45
14位 イスラエル 24 50
15位 北朝鮮 19 58
16位 パキスタン 16 58
17位 イラン 16 60
日本の地位はまずまずというところではないでしょうか。もうすこし明確で広範囲な情報発信を行えばもっと上位に上がることは間違いないでしょう。それには、官・民・メディアのスクラムが必要となりますが、外国勢力に与しようとする政治家・マスコミ、また、ことなかれの官僚・民間では、なかなか難しいように思えてなりません…。
◆ 日本に対する各国の印象(2014年度)/BBC調査による
(好印象%)(否定的%) (差引%)
①ナイジェリア 72 13 59
②インドネシア 70 14 56
③ブラジル 70 19 51
④日本 50 6 44
⑤アメリカ 66 23 43
⑥UK 65 24 41
⑦ペルー 59 19 40
⑧ガーナ 59 21 38
⑨ロシア 49 12 37
⑩イスラエル 43 12 31
⑪オーストラリア 59 29 30
⑫カナダ 58 30 28
⑬アルゼンチン 43 16 27
⑭パキスタン 46 21 25
⑮フランス 58 34 24
⑯トルコ 40 18 22
⑰ケニア 45 26 19
⑱スペイン 46 30 16
⑲メキシコ 38 25 13
○インド 27 29 ▲ 2
○ドイツ 28 46 ▲18
○韓国 15 79 ▲64
○中国 5 90 ▲85
いやあ、驚きました。韓国の79%、中国に至っては90%の人が日本に否定的とは、恐るべき反日政策、反日宣伝、そのベースとなる徹底した悪質極まりない反日教育の結果がこの数字になっていることを、わたし達は厳しく肝に銘じて置かなければなりません。
そして、先の戦争で同盟国であったドイツで日本に否定的な国民が多いということも、きっちりと認識する必要がありそうです。(何か腑に落ちませんが…)
◆ 日本人の各国に対する評価 / BBC調査から作成
(ポジティヴ)(ネガティヴ)(差引評価%)
①イギリス 47 2 45
②日本 50 6 44
③カナダ 44 1 43
④ドイツ 46 3 43
⑤フランス 38 4 34
⑥EU 35 5 30
⑦アメリカ 37 8 29
⑧ブラジル 35 7 28
⑨インド 34 9 25
⑩南アフリカ 20 14 6
○ロシア 17 23 ▲ 6
○韓国 13 37 ▲24
○パキスタン 6 41 ▲35
○イスラエル 4 50 ▲45
○イラン 5 53 ▲48
○中国 3 73 ▲70
○北朝鮮 1 91 ▲90
わたし達日本人は、一応そこそこの健全な判断をしているようですが、一点、韓国にはまだまだ甘い判断をしているのが非常に気になります。彼らが世界に工作している非常識、卑劣極まりなき反日喧伝を、日本が悪いのだから仕方ない、と容認する穏やかで甘ったるい体質に浸りきっている情けない姿が彷彿として浮かんできます。
何はともあれ、わたし達は、日本が世界で尊敬される立ち場になることを目指し、冒頭に掲げた俳句にあるように、かたつむりのように、たゆまざる歩みをして行きたいものです。
世界ランキングを見ての感想でした。
みなさんはどのようにお考えになりますか。
次回も
時事エッセー
です
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コメント
仕事を通じドイツ訪問する度に出来るだけ仕事を離れた意見交換に勤めました。一般人は元同盟国として今も日本に好印象を抱いていると感じ続けていますが、インテリ層からは下記の様な2つの痛烈批判を受けた印象は忘れられません。①占領軍に制定させられた憲法から自立できない民族(日本)と同盟していた事が恥ずかしい。②(私は海外出張時でも拉致者救出運動のシンボルバッジを服に付けていので質問されます応答しますと)国家の総力挙げて救出行動していない頼りない民族(日本)と指弾されました。
投稿: 岡村昭 | 2014年7月 4日 (金) 11時25分