朝日新聞の特徴…その特異な体質をえぐる!
443回目のブログです。
“すなほなる 人のこころに くれたけのまがれる癖は いつかつくらむ”
明治天皇御製(明治41年<1908>)
素直である人の心にも、風潮に流されて、いつとはなく、呉竹のような曲がる癖がつくこともあるものだ…。
戦後、特異な風潮に流され曲がったままの精神は70年近く続いてきましたが、それを矯正(きょうせい・欠点や悪習などを正常な状態に直すこと)して来なかった政治の責任は大きなものがあります。
なにごとも、さわらぬ神にたたりなしとして、事実解明を先送りし、近隣諸国(韓・中・北・露)に膝を屈し、曖昧模糊とした対処を繰り返しペコペコと頭を下げてきた結果が、中国の尖閣侵略行為を促し、韓国の従軍慰安婦像世界各地設置などという不様な現実となってきていることは周知の事実です。
時の政権を担ったのは、自民党であり、民主党であり、公明党でもあります。かれらは己の責任を露ほども自覚しておらず、日本人の名誉と誇りを毀損し続けてきています。しかし、そんな彼らを選んできたのはわたし達国民でもあったのです。また、扇動マスコミの影響も極めて大きいものがあり、わたし達は、もっともっと、心の底から怒りの自覚をもつことが必要ではないでしょうか。
こんな情勢の時、いかがわしい風潮をリードしてきた、あの「朝日新聞」が32年間にわたる『捏造』(従軍慰安婦は一切無かったにもかかわらず、詐話師と積極的に組み、あったとして執拗に記事として掲載するなど)の事実を認めるという驚愕の事態が生じました。もちろん、例によって、単なる誤りとして責任は一切認めずという破廉恥な対応となっています。
朝日新聞って一体どんな新聞なのでしょうか。その特徴をアトランダムに記しましょう。
① 朝日の長所をできるだけ探してみました。まず、科学記事には科学に詳しい記者が書いているせいでしょうか、かなり充実した内容となっています。また、文化面も偏りがあるものの、文章がこなれているのが特徴でそれなりに読ませます。あとは、紙面が見やすい、100年以上の歴史があることでしょうか。そのほかに何とか長所を拾おうと考えたのですが、残念ながら全くありませんでした…とほほ。
② 上から目線の文章が多い。何か、市民(朝日では「国民」という意識はありません)に教えてやると言わんばかりの論の進め方です。
③ 天皇陛下、皇室に対する尊崇の念は一切なし。朝日だけが、皇室関係の記事において、尊敬語、丁寧語、歴史的用語を使用していません。(詳細は、小ブログ249回目「マスメディア・政治家の品性を問う」をごらんください)
■ 両陛下壁画を鑑賞(2010/10/10 朝日新聞記事)
奈良市滞在中の天皇、皇后両陛下は9日、唐招提寺と薬師寺を訪問した。唐招提寺では鑑真和上坐像を祭った御影堂で故東山魁夷画伯の障壁画を鑑賞。天皇陛下は「これはどこの柳」などと熱心に質問していた。薬師寺では故平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」を鑑賞し、かつてご夫妻で訪れたアフガニスタンの風景に懐かしそうに見入っていた。
わたしはこの記事に何とも言えない違和感を覚えましたが、次のように直せばすっきり落ち着くとわかりました。
■ 両陛下壁画をご鑑賞
奈良市ご滞在中の天皇、皇后両陛下は9日、唐招提寺と薬師寺を訪問された。唐招提寺では鑑真和上坐像を祭った御影堂で故東山魁夷画伯の障壁画をご鑑賞。天皇陛下は「これはどこの柳」などと熱心にご質問されていた。薬師寺では故平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」をご鑑賞され、かつて両陛下で訪れられたアフガニスタンの風景に懐かしそうに見入られていた。
朝日新聞は、日本国および日本国民統合の象徴である天皇や皇室に敬語を使用しない、即ち皇室を特別に敬うべきではないという社論(社の基本的考え方)に基づいての表現を採ったものと思われます。
④ 朝日新聞だけは、朝鮮人(韓国・北朝鮮)犯罪者、容疑者の韓国名や北朝鮮名を記さず、日本での「通名」のみを書きます。いわゆる朝鮮人の犯罪率が高いことは良く知られていますが「通名」が日本人の犯罪と受け取られることにより、朝鮮人の犯罪を薄める効果をねらっています。なぜ、朝日はここまで半島寄りなのか不思議です。
⑤ 朝日新聞の思考の特徴は歴史をどう見るかにおいて顕著です。日本人のほとんどは「ヒストリー」(事実)として捉えますが、朝日は、韓国と同じ「ファンタジー」(妄想)、あるいは中国と同じ思考回路の「プロパガンダ」(情宣)として捉えています。したがって『事実』そのものはさほど重視せず、自分の思い、イデオロギー、価値観、利権に沿ったもののみを選ぶという、日本人らしからぬ思考方法の持ち主と言えるでしょう。
⑥ したがって、朝日の辞書には、心からの反省とお詫びはありえない。
⑦ 扇動の体質が強烈。
“付け火して 煙よろこぶ 朝日かな”(川柳)
⑧ 「誤用・虚偽」よりも『捏造』体質が連綿として続く!
・『鈴木商店焼き討ち事件』
大正7年(1918)、三井・三菱とならぶ財閥「鈴木商店」を米の買い占めを行っている悪徳業者であると糾弾し、焼き討ちを煽りに煽りましたが、これは、大手商社と結託した朝日新聞の事実無根の執拗な「捏造報道」によったもの。
・『珊瑚記事捏造事件』
平成元年(1989)、沖縄西表島の巨大珊瑚に、朝日の記者自ら「K・Y」と傷つけ無残な姿にするとともに、記事で環境破壊における日本人の精神の貧しさを糾弾した超悪質な自作自演。
・『南京大虐殺問題』
昭和46年(1971)、朝日の本多勝一記者が「中国の旅」を連載、そのなかで南京大虐殺という虚構物語を書く → 昭和50年以後中学歴史教科書に記述 → 昭和60年(1985)南京大虐殺記念館建設 (これは朝日の煽り記事でありプロパガンダそのもの)
・『従軍慰安婦問題』
平成3年(1991)、朝日の植村隆記者が「従軍慰安婦」スクープ記事 →平成5年(1993)河野洋平官房長官談話で「権力による強制」を認め謝罪 → 平成9年、中学歴史教科書全社に記述
これの根拠になったものが、吉田清治という詐話師の発言≪済州島で200人の若い朝鮮人女性を無理やり狩り出した≫でした。この発言を大きく報じることを手始めに、以後朝日新聞は、詐話師・吉田清治をかつぎあげ、16回におよんで従軍慰安婦の強制的連行を大々的に、継続的に報道し、韓国政府と韓国民に寄り添い、日本政府、日本国民をまるで極悪非道な犯罪者の如く断罪し続けてきました。
ところが、平成26年(2014)8月5日になって“読者のみなさまへ”として「吉田氏が済州島で慰安婦を強制連行したとする証言は虚偽だと判断し、記事を取り消します。済州島を再取材しましたが、証言を裏付ける話は得られませんでした」と言う記事を載せたのです。
朝日新聞は本来行うべき事実確認を全く行わず、反日の立場から喜び勇んで記事を“捏造”し、マッチポンプ的にプロパガンダとして韓国と日本を32年間にわたり煽りに煽りました。特に韓国の主張、立場を全面的に支持し、わが国の主張と立場には異を唱えるなど、日本人としての誇りは全く見られず、結果的にわが国とわが国民を理不尽に貶め、その災禍は想像を絶しているのではないでしょうか…国連の諸機関や欧米のマスメディアが日本を非難し続けたり、韓国により慰安婦像が世界に設置されつつある厳しい現実をごらんください。
・『靖国問題』
昭和60年(1985)まで中国も韓国も問題提起は無しなるも → 同年8月、朝日の加藤千洋記者が「中国“日本的愛国心を問題視”」という記事を載せ中国にご注進 → 以後中国は反日の歴史カードとする
そのほか挙げれば切がありません。ここで刮目すべきは、全ての問題が朝日から始まったということです。朝日新聞は、虚偽、偏向、捏造は自由自在、マッチポンプとして付け火を喜ぶ異様な存在のマスコミ(蔑称として、マスゴミ、カスゴミ)に堕していると言っても決して過言ではありません。わたしたち日本および日本人の、歴史を貶め、先人を蔑み、名誉を傷つけ、国家利益を毀損し、子孫に恥をかかせ、一体何を目論んでいるのか皆目見当がつきません。自虐と反日。少なくとも、彼らが真の日本人ではないことだけは断言できます。
わたし達日本人は、誇りをもって、反朝日、非朝日ですすむ以外に平和と安寧を確保することはできないのではないでしょうか。
さいごに、あの傲慢といわれる朝日新聞が、かりそめにも一部の誤りを認めた背景の“ある噂”(あくまでもウワサです)を記しましょう。ご参考まで…。
・今回の、捏造と誤用の記事を載せたことは編集局の独断であり、経営陣に知らされず、 全社が大騒動になっているようです。社長・編集局長・捏造記者らは国会喚問に戦々恐々とのこと。
・朝日の実売部数が280万部(公表部数760万部)、ちなみに、読売は実売部数600万部(公表部数1000万部)と言う具合に、朝日の大激減はとんでもないことになっており、ここに来て、身に沁みついたイデオロギー(反日・親中・親韓・親北・親共産主義・左翼など)の転換を図らなければ大変なことになるのではないかと考え始めたとの噂が流れています。
・今年の新入社員で東大出身者がゼロ。いままでは多い時で3分の1を占めていただけに、入社試験にも来てもらえない人気の凋落ぶりに愕然ときているそうな。
もはや、朝日に猛省を促しても通じないと思われますが、みなさんは、彼らの言う“天下の朝日新聞”に何を望まれるでしょうか。
次回も
時事エッセー
です
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コメント
今年の8月15日も、例によってテレビ各局が戦争(実際には反戦)特集をやっていたが、視聴率が2ケタになった番組はなかったという。 ふりかえれば、テレビが普及した昭和40年代から一貫して日本のテレビ局は8月になると、米英蘭ソなどを正義の連合国群とし、シナ(中華民国)朝鮮は哀れな被害者、そして日本は国内に闊歩する軍国主義者が少数の平和主義者を弾圧しながら海外侵略を進める、といったディズニーアニメのような、あるいは山田洋二監督史観のような単純なドラマや討論会、歴史解説番組を流してきた。 だがネットを通じて様々な情報が入るようになった近年、漸く日本国民の多くが一党独裁が跋扈する中国の現状や頑なな信条・感情が国政を支配する韓国・朝鮮の実情を知るようになった。国際関係が現憲法前文と大きく異なること、先の戦争も現在の極東事情と同様に各国の思惑の相違と対立から勃発したと想像できるようになったこと、が大きい。 つまり朝日・NHK型のステレオタイプの戦争史観に国民がついて行けなくなっているのである。それがプライドとエリート意識の高い左派インテリには耐えられない。集団的自衛権問題に限らず、安倍内閣へのヒステリックな左派の反応は、国民に分かってもらえないことへの苛立ちが見える。それが左派の言辞を過激にしていく。だがこれは70年の反安保運動に国民が別離を告げたとき、ヒステリーが高じて内ゲバ、テロ、そして赤軍派の残虐な内部抗争へとなった光景と非常によく似ている。 朝日新聞やテレビ朝日社内でこれから陰湿な内部抗争が始まると私は見ている。
投稿: 齋藤 仁 | 2014年8月22日 (金) 11時21分
1 鈴木商店焼き討ち事件までさかのぼるなら、日共幹部伊藤律架空会見記(19500927のち全文取消し)や文化大革命・林彪事件などの反事実への固執事例なども欲しい所ですね。なお縮刷版では全てGHQの検閲なみに跡形をなくしていることも興味深い所です。
2 朝日の文化貢献では、2点 ①明治ではそう一般受けしたとも思えない夏目漱石の小説を連載したこと、②昭和では神風号訪欧飛行など民間航空・学生航空を振興したことぐらいでしょう。
投稿: 吉田 修 | 2014年8月22日 (金) 09時25分