大学人よ、朝日新聞を入試問題に採用するなかれ!
447回目のブログです。
“秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花”
“萩の花 尾花葛花 なでしこの花 をみなへし また藤袴 朝顔の花”
山上憶良(万葉集)
秋の野に咲いている花を指折り数えてみれば、七種の花があるぞ。…萩の花、尾花、葛の花、なでしこの花、おみなえし、それから藤袴、朝顔(今の桔梗のこと)の花。
有名な山上憶良の万葉歌。日本の誇る四季、そのひとつである「秋」の自然に私たちの先人は繊細な心を寄せてきました。この七種の花はつつましくも可憐な姿を秋の風にそよがせており、決して鮮やかで大柄なものはひとつもありません。
日本の四季。地震や洪水などの厳しい現象に見舞われることもありますが、素晴らしい自然に恵まれていることに感謝と喜びを感じます。山上憶良などの万葉人はそれを素直におおらかに和歌にする感性を有していました。
ところが、わが国のクオリティペーパー(quality paper・高級紙)を自称する朝日新聞が、日本国家、日本民族、日本国民、日本の自然、日本の歴史の誇るべきところ、良きところよりも“「日本人を貶める」報道”に、永年に亘って邁進してきたことには、驚き以外の何もありません。
9月11日、朝日新聞は社長の記者会見で、福島原発の「吉田昌郎調書」の誤報と従軍慰安婦強制連行の「吉田清治証言」の誤報について謝罪。
朝日は、福島原発の事故後、現地作業関係者650人が勝手に一斉に撤退したと報道し、東電の原発作業者の無責任さを糾弾しましたが、それが全くの誤報、というよりも「故意に捏造したもの」だったことが判明したのです。
また、その報道が世界に流れ、世界の人々に、いままで高く評価されていた日本人の誠実な仕事ぶりに大いなる疑問をもたせ、お隣の韓国のセウォル号沈没事故と同じ無責任な国民であるとの烙印を押されることになったのです。
また、朝日は、吉田清治という詐話師の発言≪済州島で200人の若い朝鮮人女性を無理やり狩り出した≫を根拠に従軍慰安婦強制連行(8~20万人)を全世界に報道し、日本政府、日本国民をまるで極悪非道な犯罪者の如く断罪し続けてきました。そして、今日になり、不承不承(いやいや/しぶしぶ)その吉田証言が虚偽だとして記事を取り消しました。取り消すまでの間が何と32年間!
ただ、朝日は吉田清治証言は取り消しましたが、日本国家の強制性はあったとして、慰安婦に関する問題は、韓国側の主張がすべて正しく、日本側が謝罪し、国家として賠償金を支払うべしとの考えを変えるつもりは決してないことを言明しています。
朝日は、自紙の記事が世界に拡散し、日本国家、日本人を不当に貶めたことについては全く触れず、今回の謝罪対象は、あくまでも読者と関係者のみだったことに注視しなければなりません。
国民に対しては決して謝罪しておりません。常識で考えれば、こんなとんでもない朝日新聞が、なぜクオリティペーパーとして印象付けられてきたのかを考えてみましょう。
① 大学入試問題には朝日新聞を題材にした問題が圧倒的に多い。
② 公務員、教員、エリート社員は一般的に上から目線、権力者意識
の持ち主が多く自らをハイレベルと認識。それが、朝日の体質と
極めてよく似ており、朝日に特別なシンパシーを感じている。
③ 進歩的文化人、左翼、イデオロギストは朝日を尊敬。
朝日新聞は大学入試出題数でダントツです。ごらんください。
2010年度大学入試出題実績
朝 日 265(大学) 518(記事)
b 社 15 16
c 社 21 32
d 社 3 3
e 社 16 26
(朝日新聞銀座シティ販売株式会社)
2013年度大学入試記事採用率
朝 日 50%
A 紙 20%
B 紙 14%
C 紙 13%
D 紙 3%
(朝日のJR社内吊りポスター)
いずれにせよ、朝日新聞の大学入試に採用される割合は極めて高いものがありますが、いまだにどうして大学教授は朝日の記事を入試に多用するのでしょうか。①大学教授に左翼リベラルが多く朝日的体質を有している。②朝日の記事は表面上綺麗な言葉を使っているとともに、分かりにくく、明確さを欠く“匂わす文章”が多く、読解力を試すのに適している…?。③インテリは朝日を読むものだという老壮世代の神話的思い込み。④朝日は日教組的体質に合致。というようなところが要因だと考えられます。
しかし、もう、来年からは朝日の記事を採用してはなりません。
それは、朝日が、従軍慰安婦強制連行や原発終息処理撤退などの誤報、意図的捏造をくりかえし、わたし達日本人を貶めに貶めてきていることが明々白々になったからです。こんな反日姿勢の新聞が、国家予算(=日本国民の税金)をつぎ込んでいる国・公・私立の大学の入試問題に採用されることは決して許されることではありません。
朝日は何も反省していないのです。
“「フクシマ50」の賞賛の裏に勝手に撤退した650人。傾く船から逃げ出すように。そしていまも漂流する廃船。”(素粒子欄5/20)
“爪楊枝(つまようじ)ほどの矢でも事実の土台が揺らげば害になる。吉田調書に関する小欄の過剰な表現を撤回しおわびします。”(素粒子欄9/13)
どうですか。吉田所長をはじめとする50人の命を賭した原発事故終息への懸命の努力を冷笑する高みのお説。そして韓国のセウォル号沈没事故の無責任な船長になぞらえて快哉を叫ぶ人間性皆無の筆。…それが全部捏造であったとは、何ともやりきれず、腹の底から怒りを覚えます。
一時「避難」を捏造語の「撤退」として揶揄、攻撃することが、爪楊枝(つまようじ)ほどの些細なことなのか。悪質な意図のもと、嘘の捏造によって、日本の危機を救った人達の名誉と尊厳を毀損(きそん・こわし傷つけること)することは、決してあってならないことではないか!
これでは日本の新聞とは言えません。朝日人は、日本の良きことのひとつでも感ずるように、まずは、自然にふれるか、万葉集を読むかなど、もっと人間らしさを育むようにすることが先決です。他人の批判や国家社会への意見を発するレベルに達するにはまだまだ遠すぎることを自覚すべき。わが国を貶める記事を好き勝手に70年間書いてきたのですから、もう、打ち止めにすべきではないでしょうか。
大学人よ、大学を良くしたいならば、日本を良くしたいならば、絶対に、朝日新聞の記事を入試問題に採用すべきではありません!
みなさんはどのようにお考えでしょうか。
次回も
時事エッセー
です
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