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2015年12月25日 (金)

ブログで振り返るこの1年!

 513回目のブログです。

 

     除夜作(除夜の作) 高適(こうせき)
 
   旅館寒燈独不眠(旅館の寒燈 独り眠らず)
 
   客心何事転凄然(客心何事ぞ うたた凄然)
 
   故郷今夜思千里(故郷 今夜 千里を思う)
 
   霜鬢明朝又一年(そうびん 明朝 また一年)

 

 大晦日の夜、旅館の寒々とした灯りの下で、ひとり眠れないでいる。旅に出ているわたしの心には、どうしたわけか、ひしひしと寂しさが迫ってくる。今夜は、故郷のことを千里も離れた旅先から偲んでいる。明日の朝はもう新しい年、白髪頭のわたしもまた年を重ねるのか…。

 

 高適(こうせき)は李白と親交が深かった唐代の詩人。一年の最終の月である師走も終わりとなり、除夜の鐘がかすかに聞こえてくるときは、それとない寂しさが心の底から静かに湧いてくるものです。そんな時、唐代の詩人・高適の有名な漢詩「除夜の作」を口ずさめば、リズム感あふれる漢詩特有の悠然たる気分に浸ることができ、心の落ち着くのを覚えます。

 

 早いものでもう一年が過ぎ去ろうとしています。年々、一年が短く、速く感じられるようになりましたが、これは私個人の感想に過ぎず、平成27年、西暦2015年、この一年間、世の中は本当に進んでいったのか、あるいは停滞したままだったのかを、ブログに沿って振りかえりたいと思います。

 

 小ブログは、週1(毎週金曜日)ですから、今年一年で52回発信したことになります。多少は気の利いたものもあるかも知れませんが、ほとんどは取るにたえないものでしょう。せめてゴッタ煮であれば上々。しかし、これがブログというもので、ブログはWeb Log、すなわちWeb上の日誌という意味ですから、本来は気楽に読むべきものであり、その意味で小ブログはもう少し易しく分かりやすくしなければならないかとも思っています。

 

 今年は52のタイトルでブログ発信しましたが、その内の大きなテーマとしては「中国問題」「規律のゆるみ」「日本に機軸を」の3点をあげ得るのではないか思います。

 

【中国問題】

 

  4/03(475)「中国人の心の病…それをパラオに見る」
未だ英霊のご遺体が揚げられていないパラオ・コロール島近海に中国国旗「五星紅旗」を埋め込んだ事件に対して、不気味かつ愚かな行為と指摘しました。

 

  4/17(477)「アジアインフラ投資銀行…奇妙な参加論!」
中国の主導するAIIB
(アジアインフラ投資銀行)に、わが国のマスコミはこぞって参加を促し“バスに乗り遅れるな”と大合唱しましたが、安倍政権は参加せずと冷静に判断を下しました。小ブログはこのことを賢明な判断として強く支持しましたが、おそらく間違ってはいないと考えます。

 

 6/26(487)「“天安門事件”…これが中国の恥部だ!」
中国が大帝国を志向し世界の覇権を目指していることは明白。今や、向かうところ敵なしの観がありますが、最大の弱点は“天安門事件”にあります。天安門事件では数万人が殺されたと言われますが、一党独裁の情報統制のもと全ては闇の中。わが国にとっては、外交力を十分に発揮するためにも、天安門という最大の弱点を突くことが必要不可欠ではないでしょうか。

 

  8/28(496)「“安倍首相訪中”見送り…マスコミの誤報は続く!」
一部マスコミは「抗日戦争勝利記念日」に安倍首相が出席するという飛ばし記事を書きましたが、安倍首相は、これが反日の軍事パレードだとして訪中を見送りしました。マスコミの取材力不足と中国べったり偏向を指摘するとともに、安倍首相の断固とした決断に敬意を表しました。どうして、マスコミは中国に弱いのでしょうか…。

 

【規律のゆるみ】

 

 7/24(491)「“プラカード”…議会制民主政治を否定するもの!」
衆院安保法制委員会の中で民主党などの野党議員が「強行採決反対!」「自民党 感じ悪いよね」「アべ政治を許さない」などの色鮮やかなプラカードを掲げ、まるで街頭デモのようなパフォーマンスを演じたことを批判しました。
これは、議会制民主主義における代議士は国民に代わって議論し議決することが使命であることを蔑ろにしたもので、政治家としての規律のゆるみを示す現象ではないでしょうか。

 

 8/14(494)「“東芝問題”…これは他人事ではない!」
経済界と一般社会にスキャンダラスな事件として東芝の「粉飾決算」の経緯が連日ニュースで流れています。粉飾決算・不正会計は犯罪。経営者には企業倫理感社会感覚、ならびに危機感と責任感が求められますが、東芝の経営者はそれを有していなかった、…これが日本の巨大企業の現実であることに驚きを覚えるとともに、氷山の一角、他の会社にも「企業規律のゆるみ」が蔓延していることを憂慮しました。

 

 10/9(502)「ドイツを見習え? …VW偽装スキャンダルに思う」
フォルクスワーゲンが排ガス試験
(NOx・PM)に不正行為を働き合格した自動車業界史上最大のスキャンダル事件が世界を驚かせました。クリーンを標榜していたVWが実際はダーティ、真っ黒であることが露見。ドイツは嘘と出鱈目と不正による環境先進国の仮面をかぶっており、ここにドイツ国民・政府の倫理観の欠如を見ます。ドイツに見習うべきものは「憲法改正」(59)以外にはありません。

 

 11/6(506)「“共産党&自民党 in Osaka”…???」
大阪での政界地図は、大阪維新vs自民・共産・民主の熾烈な闘いとなっています。自民党の柳本卓治参院議員
(自民大阪府連元会長)は、5月の大阪都構想の住民投票の際、あろうことか「共産党の街宣車」に上って共産党をベタほめ、そして11月の大阪府知事・大阪市長のダブル選では、またしても「共産党・山下書記長と固い握手
志、理想、理念、規律をかなぐり捨て、不倶戴天の敵である共産党に媚びを売るとは、見ていて何とも悲しくなる風景であり、それにより、大阪府知事/大阪市長のダブル選は大阪維新の圧勝、自民の完敗。これは、大阪府民、市民が、あまりにも志・規律を喪失した政治家に嫌悪感を示したことを示唆しているのではないでしょうか。

 

【日本に機軸を】

 

 3/6(471)「歴史“history”は、物語“story”!」
中学の歴史教科書には神武天皇・明治天皇・昭和天皇・菅原道真・大石内蔵助・二宮尊徳・吉田松陰・高杉晋作・勝海舟・東郷元帥・乃木大将・八田与一・野口英世など日本歴史に欠かせない偉大な人物を掲載していないものが大半だということにメスを入れました。こんな教科書を使っておれば世界に通用する日本人が育たず、世界から蔑まれるのが落ちです。驚くなかれ、現在のほとんどの教科書は反日本・反日本文化・反日本歴史の立ち位置にあります。
歴史は物語です。Historystoryの意味を持っています。歴史を冷酷な冷めた目で見るのではなく、暖かく穏やかに接することにより、大きな流れと幅の広い奥行きが、交織のように色を混ぜ合わせながら様々な物語を織っていることを感知できるのではないでしょうか。

 

  8/7(493)「“日本のマスコミ”…壊れたテープレコーダー!」
マスコミは、安保関連法案に対する近隣諸国からの声として、中国と韓国の非難をあげましたが、待ってほしいもの。近隣諸国にはフィリピンや台湾やマレーシアなど多数あり、その声もあげなければあまりにも偏った言論となります。マスコミは安保関連法案の審議を煽りに煽りましたが、その点についての碩学のコメントも紹介しました。
“今回のジャーナリズムの対応は、日教組闘争・安保闘争・大学紛争の時と全く同じ構図です。言論の幼稚化、単純化、大衆運動化。これでこの種の言論人の体質を見るべきです。憲法学者の視野の狭さと展望の無さも、昔ながらです。”

 

 12/11(511)「中国は「発展途上国」…???」
政府は中国の植林・緑化事業にODAとして別枠で100億円拠出することに決めました。よく考えれば、中国はGDP世界2位、IMF
(国際通貨基金)のSDR(特別引き出し権)にも中国人民元が採用、その割合も日本円8.33%にたいして人民元10.92%、もはや発展途上国とは言えないことは明白です。そして、中国の国防費は10年間で何と4倍、日本の防衛関係費の3.3倍にも達しています。反日」を国是とし「軍備」を激増させ、アジアと世界の「覇権」を握ろうとする中国に、まだ“資金援助”(ODA)することは、まさしく利敵行為そのものではないでしょうか。どうして、中国や韓国などにペコペコするのでしょうか。茶番そのもの、即時中止すべきだと思いますが…。

 

 もう、いいかげんに目を覚ますべき時です。真面目で誠実で勇気ある“日本人”をとり戻すよう、お互いに努力しようではありませんか。

 

(過去のブログをお読みになりたいときは、インターネットでタイトルをコピー貼付して検索してみてください)

 

 平成27年最後のブログ。みなさんには今年もご愛読いただきありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。どうか佳いお年をお迎えください。

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コメント

心を静め、耳を澄ませば、高適が聞いたであろう除夜の鐘の音が、私に響いてくる。街の喧噪も、世の紛争も、みな遠のいていく。新たな年への儚い希も、今は捨て置こう。ただ、この今を噛みしめよう。

この一年の執筆、ありがとうございました。

投稿: kawaski akira | 2015年12月25日 (金) 10時13分

文字の間違いを訂正します。
・取るにたえないもの⇒取るに足らないもの
・英霊のご遺体⇒英霊のご遺骨
相変わらず時々間違いをおかしてしまいます。来年はこんなことがないように気を付けたいと思います。

投稿: のんちゃん | 2015年12月25日 (金) 05時41分

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