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2016年7月 8日 (金)

共産党「自衛隊は人殺しだ」…この発言の異様さ!

 541回目のブログです。

 

 “梓弓 磯辺の小松 たが世にか 万代かねて 種をまきけむ”
 
               柿本人麻呂
(新古今和歌集)

 

 あの岩の上にある松は誰がいつ、その木の万年の寿命を願って種を蒔いたのだろうか…。

 

 磯辺に立つ、一本か二本の、緑豊かな松の木を感嘆した歌でしょうが、この柿本人麻呂の伸びやかな和歌の調べに、わたし達の心も清澄になってくるような気さえしてきます。

 

 長い風雪の歴史に耐え現在に残っている歌は、美しく素晴らしい存在感を示しています。一方、近年の政治現象の猥雑さはあまりにもそれとかけ離れており、醜い表情ばかりのように思えてなりません。

 

 共産党の藤野政策委員長は626日出演したNHK番組で、防衛費について『人を殺すための予算』と発言。これに対して、自民党・公明党・おおさか維新の会・日本のこころを大切にする党の政審会長は即座に取り消しを求めた。しかし、共産党と連携する民進党の山尾政調会長は発言の撤回を求めなかった。

 

 共産党にとっては、自衛隊は人殺し集団ということになるのでしょう。

 

 しかし、この人殺し発言は全国的に大きな波紋を広げました。今や、大方の国民は、5年前の東日本大震災や今年の熊本地震での自衛隊の献身的な救援救護活動を、また、尖閣諸島の厳しい一触即発の防衛対処を、直接、あるいはテレビ映像を通して、はっきりと瞼に焼き付けており、自衛隊への信頼感をゆるぎないものにしているのではないでしょうか。

 

 したがって、特に現在も地震被害が続いている熊本では、被災者、病院関係者などがこの発言に批判を強めるどころか、その人間性に反発の意を強めているのは当然と言わねばなりません。

 

 共産党は、国民の生命よりも、自党の権力の拡大、自党幹部のイデオロギー(サヨク教条主義的政治思想)を優先する“本心”が、思わず口から飛び出し大慌て、参議院選への影響をおそれ、即座に政策委員長を交代させました。

 

 考えられないのは、民進党の山尾政調会長が発言の撤回を求めず、共産党の「自衛隊は人殺し」発言に同調したことです。信じられません。山尾政調会長は検事出身の議員でもあり、国家防衛の意識は高いと思うのですが、現在の司法関係者(検事・裁判官・弁護士)はそんな意識のない人、あるいは常軌を逸したイデオロギー人の集まりなのでしょうか。

 

 今回の参議院議員選挙で、共産党はかなり伸びそうだと予測されています。共産党が戦術として「民共連携」「民共共闘」「民共合作」を掲げたところ、うまい具合に民進党がこれに同調。おそらく、美味しい果実は共産党のものになるのではないでしょうか。

 

 415日の小ブログで「“微笑む共産党”を警戒せよ!」と注意を促したのは、共産党が猫なで声で微笑しながら政治活動を活発に進めているからですが、彼らの基本的思想は全く変わっていません。2004日本共産党綱領(改定)を見てみましょう

 

 「自衛隊については、海外派兵立法をやめ、軍縮の措置をとる。安保条約廃棄後のアジア情勢の新しい展開を踏まえつつ、国民の合意での憲法第九条の完全実施(自衛隊の解消)に向かっての前進をはかる」

 

  つまり、自衛隊は憲法九条に違反する存在だからその解消を目指すとしています。軍縮→日米安保廃棄→自衛隊解消が道筋。しかし、共産党の隠された本心は、自衛隊という軍事組織を、中国共産党のように、日本共産党支配下の組織に鞍替えすること。すなわち、現在のような日本国・日本国民のための軍事力ではなく、日本共産党のための軍事力、いわゆる私兵にすることを目論んでいるのです。このことを決して忘れてはなりません。

 

  現在の国民の意識を見てみましょう。

 

   【自衛隊に対する印象】平成26(2014) 内閣府世論調査

 

   「良い印象を持っている」92.2%
 
     (良い印象を持っている         41.4%)
 
     (どちらかといえば良い印象を持っている 50.8%)
 
   「悪い印象を持っている」 4.8%
 
     (悪い印象を持っている          0.7%)
 
     (どちらかといえば悪い印象を持っている  4.1%)

 

  かれらは、国民の合意によって解消すると言いますが、それならば、90%以上の国民が自衛隊を認めているのですから、自衛隊解消の旗は降ろすべきではないでしょうか。それでも降ろさないということは、共産党が自らの独裁政治を志向していると断定しても良いでしょう。騙されてはいけません。

 

 「党は、一人の個人が世襲で『国民統合』の象徴となるという現制度は、民主主義および人間の平等の原則と両立するものではなく、国民主権の原則の首尾一貫した展開のためには、民主共和制の政治体制の実現をはかるべきだとの立場に立つ。天皇の制度は憲法上の制度であり、その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきものである」

 

  つまり、わが国の立憲君主制を共和制、いや共産党独裁制に変えようと目論んでいます。共産党は天皇の制度は憲法上の制度であると言い、国民の総意によって憲法を改定して天皇制を廃止したいと考えているのです。

 

しかし、これはいかにも暴論です。わが国の天皇や皇室は、二千数百年の輝かしき歴史的存在であるにもかかわらず、この歴史を全く無視した薄っぺらな考えであると言わねばなりません。共産党の思想は、過去は切り捨て、今だけがあればいい、自分だけが独裁的専制的権力を持てばいいという、豊かな歴史に背を向け、情緒と人間性を欠いた、国民を不幸に導く悪魔の思想ではないでしょうか。

 

  そんな考えを持っているのにもかかわらず、共産党は自らの政治的野心を密かにし、全てを戦術的に、あらゆる手を伸ばしてきました。まずは、14日の第190回通常国会での天皇陛下をお迎えした開会式において、これまでは天皇制を批判し欠席していた共産党が、180度方針を転換し出席したことです。今までは天皇陛下を無視してきたものを、内心はどうであれ、形式上迎えるという「ソフトな共産党」というイメージを狙ったものでしょう。完全に、偽装工作です。騙されないようにしなければなりません。

 

 今度の参議院議員選挙がどんな結果になるかは全く分かりませんが、一瞬でも気を緩めたりしますととんでもないことが起こります。甘い言葉には毒があります。美しい薔薇にはトゲがあります。美味しそうな蜜にも何かが隠されています。

 

 わが国をとりまく近隣からの侵略攻勢は、日ごとに厳しさを増しつつあることは周知の事実です。中国艦船の尖閣諸島周辺への“領海侵犯”は日常化してきました。今日、明日、明後日、何が起こっても不思議ではない危機的状況にあることだけは認識しなければなりません。

 

 このことを頭に置いて、参議院議員選挙では気概のある素晴らしい人物に投票しようではありませんか。

 

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

 

次回も
時事エッセー
です

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