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2016年9月24日 (土)

「嫌韓意識」の行方…覆水盆に返らず?

 552回目のブログです

 

  「月夜三叉口泛舟」(月夜三叉口に舟を泛かぶ) 高野蘭亭

 

   三叉中断大江秋(三叉<さんさ>中断す 大江<たいこう>の秋)
 
   明月新懸萬里流(明月新たに懸かる 万里の流れ)
 
   欲向碧天吹玉笛(碧天に向かって 玉笛を吹かんと欲すれば)
 
   浮雲一片落扁舟(浮雲一片 扁舟
<へんしゅう>に落つ)

 

 隅田川の河口に近く、今戸川が落ち込むこのあたりは中洲が川を分かち、 秋の気配が濃く漂っている。清々しい明月が中天にかかってその影を映し、大江の水は萬里に遠く流れていく。興に乗じ、澄み切った青空に向かって笛を吹こうとすると、一ひらの雲が私の乗る小舟を迎えるかのように漂ってきたのであった…。

 

 高野蘭亭は江戸時代中期の儒者にして詩作十万を数えると言います。詩吟でもよく詠われる名詩であり、その詩情豊かな優雅を湛えた情景が目に浮かぶようでもあります。秋はいいですね。秋は四季のなかでも最も心が落ちつく季節でもあり、情趣を存分に楽しみたいものです。

 

 天然自然は、日ごろは平穏な時を演出してくれますが、人間社会、特に近隣3ヶ国との関係はギスギスを通り越して険悪な情勢となっているようでもあります。中国とは領土と反日、北朝鮮はミサイル・核と反日、韓国は反日一本槍。…このうち、韓国とわが国との往来について考えてみたいと思います。

 

 昨年12月、日韓両政府は慰安婦問題をめぐり合意に達し「最終的かつ不可逆的解決」として和解。日本政府は先日10億円を韓国の財団に拠出し約束をすべて果たしました。ところが、919日韓国の慰安婦財団は日本政府に対して、安倍首相の“お詫びの手紙”を出してほしいと要求しました。

 

 韓国にとって、約束・合意とは何なのでしょうか。日韓両国で合意した「最終的かつ不可逆的解決」が何の意味をもなさないということは、韓国との約束、条約締結はできないことを意味しています。こんな状況が続くかぎり、日韓親善、日韓友好は絵に描いた餅となるに違いありません。

 

 ここで、日韓相互の訪問客数の推移を見てみましょう。

 

           韓国から日本へ   日本から韓国へ
  平成23(2011)   1,658,000(-32.0%)   3,289,000( 8.8%)
  平成24
(2012)   2,042,000( 23.2%)   3,518,000( 7.0%)
  平成25
(2013)   2,456,000( 20.2%)   2,747,000(-21.9%)
  平成26
(2014)   2,755,000( 12.2%)   2,280,000(-17.0%)
  平成27
(2015)   4,002,000( 45.3%)   1,830,000(-19.4%)
          
(カッコ内は前年比・日本政府観光局/韓国観光公社)

 

 韓国からの訪日客数で、平成23(2011)が前年比32.0%と大幅に減したのは東日本大震災と福島原発事故の発生によるもの。特に、韓国メディアは、放射能汚染については事実かどうかを問わず敏感に報道しました。

 

 その後は急回復、昨年度は何と400万人を超える空前の訪日。韓国では若年層の失業率が高いため“癒し”をもとめ、また、反日感情に疲れも見え、訪日客の数が増えていると言われています。

 

 一方、日本からの訪韓客数は過去3年減少の一途。その要因は『反日』の一言につきます。その契機は、平成24(2012)8月、韓国李大統領が竹島に侵入上陸し、日本国天皇陛下に謝罪の土下座を要求する侮辱発言でした。

 

 以前は、NHKなどが韓流ドラマを好意的に放映(韓国では日本のドラマは放映禁止!)、日本の女性層が多く訪韓したのですが、韓国の異常な姿と異様なふるまいが顕著になってくるにつれ、日本国内で反韓ムードが急速に高まり、平成25年は21.9%、平成26年は17.0%、平成27年は19.4%、というように過去3年間は二桁のマイナスが続いています。

 

 昨年12月に慰安婦問題で日本と韓国は和解したので、これからは韓国サイドの反日姿勢、反日政策もトーンダウンし、日本サイドの反韓意識も多少は弱まり、訪韓数も徐々に盛り返すかも知れないとの微かな望みがありました。

 

 しかし、韓国は、またぞろ新たな要求。これではどこまで行っても真の和解、合意はありえず、それどころか、反韓意識が高まる一方ではないでしょうか。その原因のほとんどすべてが韓国側にあることを指摘したいと思います。ここまでくると、日韓関係は当分の間、友好・親善ははるかに遠のいたと考えざるを得ません。

 

 ところが、日本人の韓国に対する感情や考え方に異を唱える人もいます。それはジャーナリストの黒田勝弘氏。黒田氏は産経客員論説委員で韓国に永年駐在、穏健なリベラル保守、韓国を最もよく理解している著名なひとりです。

 

 『今や、韓国人の方が「それはそれ、これはこれ」で日本を楽しんでいるようにみえる。逆に日本人が“反日情報”に過剰()に反応し韓国嫌いになっているのだ。ソウルの日本料理店は、依然、人気なのに東京のコリア・タウンの韓国料理店は閑古鳥が鳴いているという。これでは余裕が無さ過ぎる。』(H28/2/21産経)

 

 いやはや、これでは、約束違反も、契約違反も、条約違反も、気にするなとのこと。余裕をもって大目に見てやればいいじゃないかのご託宣。…黒田さんは、韓国人の方が日本人よりも余裕があって精神的に豊かだと言いますが、それは黒田さんが知韓・愛韓だからではないでしょうか。

 

 日本人はそこまでお人好しではないと見ます。昨年12月に、政府間で合意したことをもう破棄してほしいという“甘え”と“あつかましさ”と“不誠実”に対して、もう、いい加減にしてくれと怒りを覚えるのが日本人の本心だと思います。

 

 はっきり言いましょう。大韓民国のパク・クネ大統領に少なくとも敬意を払っている日本・日本人と、日本国の天皇陛下を日王と蔑み土下座を求める韓国・韓国人のどちらに品位があるのか、明らかにわが国日本ではないでしょうか。

 

 さいごに、在留外国人のうち近隣3ヶ国の推移をご参考ください。

 

          平成18(2006)  平成27(2015)
   中国     547,000(人)   666,000(人)
 
   韓国・朝鮮  (587,000)     (492,000)
   韓国               
458,000
   朝鮮               34,000

 

 ①今年から韓国籍と朝鮮籍を分けて表示。
②「朝鮮籍」とは、昭和20(1945)の敗戦直後、朝鮮半島に戻らず日本に残った朝鮮人60万人に対して、日本政府が付与した国籍。大韓民国建国後も韓国籍を取らず、また日本国籍も取得せず、当時の国籍をそのまま持ち続けている人が現在の朝鮮籍保持者。

 

 これを見ても、まだ戦後は終わっていないことを理解できます。また、北朝鮮配下の朝鮮大学校(東京都小平市)学長が、今年5月学生に「日米を壊滅」するための決起を促したことが判明するなど、朝鮮半島関連は、北も南も、キナ臭さで覆われています。

 

 そう考えれば、日本は、近隣3ヶ国から執拗に狙われているということを頭にいれておくべきではないでしょうか。

 

 みなさんはいろいろなご意見をお持ちでしょう。どのようにお考えでしょうか。

 

次回も
時事エッセー
です

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