凋落する朝日…新聞の信頼度調査(英)から!
649回目のブログです
“星多み 晴れたる空は 色濃くて 吹くとしもなき 風ぞ涼しき”
藤原為子(鎌倉期・風雅和歌集)
星が多く晴れている夜空は美しく、吹くというほどでもない風が実に涼しく感じられることよ…。
満天に輝く夏の夜の星の美しさ、風のもたらす清々しさ、まさに本来の夏の夜の清涼感を歌った見事な和歌です。
しかしながら、今夏の天候の異常さは並外れており、この和歌のような情緒に浸ることは到底できない雰囲気ではないでしょうか。30度から40度の熱暑、酷暑に加えて、大地震、豪雨、台風、山崩れ、堤防決壊、家屋浸水、などの荒れ狂う天変地異に接すれば、優雅な雰囲気に浸ることは皆目できそうもありません。
自然界が荒れ狂い、天変地異が生じるのは、古から、人間社会を司る政治が上手くいっていないことの表われとも言われていますが、果たしてそうなのかどうか、その一端をマスメディアの信頼度から考えて見たいと思います。暑さで思考力が大幅に低下していますが、お付き合いください。
■ 朝日新聞の信頼度は日本の有力紙の中で最下位 英調査
「朝日新聞の信頼度は日本の有力紙の中で最下位」という衝撃的な調査が発表された。英国オックスフォード大学ロイター・ジャーナリズム研究所が毎年行なっている国際的なメディア調査レポートの最新版『Digital NEWS REPORT 2018』による。
(週刊ポスト2018/7/13号)
およそ2ヶ月前の記事ですが、あの「朝日新聞」が有力紙信頼度でビリとは驚きです。事実なのかどうか、まさかと思い、イギリスの調査レポートに当たってみましたので詳細をご覧ください。
【メディアの信頼度】(BRAND
TRUST)
① NHK news
② 日本経済新聞(Japan Economic Daily)
③ 地方紙(A Local Newspaper)
④ 日本テレビ news
⑤ TBS news
⑥ 読売新聞
⑦ テレビ朝日 news
⑧ 産経新聞
⑨ フジテレビ news
⑩ 毎日新聞
⑪ 朝日新聞
⑫ ハフポスト日本版(HuffPost Japan)
⑬ バズフィードジャパン(BuzzFeed Japan)
⑭ 週刊新潮
⑮ 週刊文春
日経が新聞でTOPとは、どうも感覚が合いません。加えて、テレビが上位にあることには疑問を持ちます。テレビは、ニュースでは印象操作が強すぎると思いますが…。
あらためて上記の中から、新聞の有力紙を抜き出してみたいと思います。
【有力新聞の信頼度】(全国紙)
1.日本経済新聞
2.読売新聞
3.産経新聞
4.毎日新聞
5.朝日新聞
驚愕の事実。近年の朝日の異様さから見れば、さもありなんと納得せざるを得ませんが、あの朝日新聞が、記事の信頼度でビリだとは、隔世の感があります。なぜなら、わたしなどが田舎の高校の授業では、大学の入試問題には朝日新聞からの引用がほとんどであり、また、朝日新聞こそわが国でただひとつの“high-quality Paper”(高級紙)だと教えられ、家庭での朝日購読を勧められたものですから。
なぜこのような事態を招いたのでしょうか。わたしの見立ては次の通りです。
・朝日は、偏向・捏造・印象操作の体質をもっていることが、近年のSNSの発達で多くの国民に見破られてしまったが、依然としてそれを直そうとしていない。
・虚報や捏造記事がバレたら速やかに謝罪し修正を行うべきにもかかわらず、上から目線で何十年も頑迷にそれを受け入れない。(従軍慰安婦虚報記事…いまだに英文記事は修正せず性奴隷のまま)
・いまだに共産主義、社会主義の幻想を持つ記者がかなり存在するのではないか。(…かつて社内に、尾崎秀実などのコミンテルン工作員記者が存在し、共産主義勝利のための煽り記事が溢れていた)
・中華人民共和国や朝鮮(北朝鮮/韓国) に親和性を持つ一方、「反日」(反日本国・反日本歴史・反日本人・反皇室)の姿勢が強いのではないか。どうにも理解に苦しむところである。
・10代~30代の若い世代が、世界の趨勢、時代の要請、日本の自立に逆らおうとする朝日の論調に強い違和感を持っており、朝日を支持する割合が極めてすくない。
・紙からSNSへの流れが急速になってきたため、新聞の読者が減少。
朝日も例外ではない。
・朝日がいかにスクープを連発したところで、それが、権力監視
としての役目を発揮できる時代は終わりつつあるように思える。
スマホ世代は、朝日の記事が事実であるのかどうかを即時に確認
し合うと共に、朝日に信頼感がないために、常に疑問をもって
おり、冷静である。
1年半以上にわたって煽り続けたいわゆる「モリカケ」騒動が、
法律に触れる事実を提示す ることさえ出来なかったことから、
今後若い世代の朝日離れは加速するのではないか。
朝日に信頼を寄せるのは60代以上の情報弱者であることは明白。
以上を記しながら、朝日の記事を眺めましたら、7月29日、日曜日の『一面!』TOPに“中国礼賛”の記事が大きく載っていました。まるで、昭和の地上の楽園として「朝鮮民主主義人民共和国」を、平成の地上の楽園として「中華人民共和国」を褒め称えているようで、何か異様な感じがします。
朝日新聞としては、ニュースは事実のみを明確に、社説やコラムや特集は自由なご意見でお好きなように、しかし、すべてを署名入りの記事にすることこそが名誉挽回、読者回帰につながるのではないでしょうか。
みなさんはどのようにお考えでしょうか。
次回は
時事エッセー
です。
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コメント
せっかく調査レポートの転載をして下さるのならのなら、このレポートの「調査方法の概要」も添えて下さると良かったのですが。また、この調査結果の時間的変遷も知りたいところです。こうした調査の「バイヤス」がどの程度なのか、類推できるからです。(野宗さんご自身の見解バイヤスは、だいだい解っているつもりで、拝読していますので、念のため) 戦後日本をダメにした元凶は、①総評 ②朝日 ③岩波 という笑い話も、あながち無視 できませんなあ。
投稿: kawaski akira | 2018年8月 3日 (金) 18時53分
毎週金曜日、朝のお勤め?日課?(笑)、毎回ブログ記事を楽しみ拝読にしています。ありがとうございます!そうですね。スマホ時代の若手世代は、朝日新聞の偏向報道や、ダブル・スタンダードを(無意識に)喝破しているのでは。私は昭和33年戌年生まれの60歳。「活字」信仰を体感できた時代に学生時代を過ごしましたが、世代交代と共に朝日信仰は消滅加速すると達観しています。昨日の報道では、Googleが中国参入のための中国政府の前提条件(人権等の検索を規制)を丸呑みするそうです。Google社そのものの「情報操作」は(今後の遠景として)気になりますが、Googleの中国市場参入は、中国政府による一党独裁体制を崩す動きとして歓迎したいと思います。
それでは。
投稿: 野中志郎 | 2018年8月 3日 (金) 07時35分