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2018年8月31日 (金)

世界で通じる日本語いろいろ!

 653回目のブログです


20188311

 “敷島の 大和の国は 言霊の さきはふ国ぞ 真幸くありこそ”
 
                 柿本人麻呂(万葉集)

大和の国は、言霊が幸いをもたらす国です。私は声に出して言いましょう。「どうか幸せで、ご無事であってください」と…。

 飛鳥時代ではなくても、現代でも「言霊」は生きています。お祝いの席では忌み言葉はご法度。明るさと華やかさが求められる席では、明るい話題と言祝ぐ言葉を乱舞させるのが一番の対処と言えるのではないでしょうか。

 

 さて、先週の小ブログでは、中華人民共和国の「孔子学院」が世界に向けて、破壊活動、弱いもの苛め、圧力などのシャープパワーをいかんなく発揮していることを述べました。

 

 一方、我が国の方策においては、えげつないシャープパワーは皆無ですが、ソフトパワーとして、世界に通じる「日本語」世界共通語として存在感を高めています。調べて見ますと、あるは、あるは、思っていた以上の言葉があります。

 

 日本語は言霊。中国のように強暴な圧力で世界に普及しようとするやり方は採らずとも、自然に世界に浸透してきているように思えます。どのような言葉があるかを見ていきましょう。

 

 【精神・美しい日本の心】

   「Omotenashi(おもてなし) … 東京オリンピック開催招致の際
 
 「Mottainai(もったいない) … 環境を守る共通語として広まる
 
 「Waka(和歌) … 古き良き日本文化として
 
 「Haiku(俳句)  
 
 「Zen() … 瞑想・健康・シンプルで静かな生活への憧れ

 【製造】

   「Kaizen(改善) … 工場の作業者が中心となって行う活動・戦略
 
 「Muda(無駄)
   「5S」(整理・整頓・清潔・清掃・躾) … 職場環境の維持・改善

 
 「Kanban(看板) … 在庫補充の指示票
 
 「Andon(行灯) … 設備故障の表示灯
 
 「Pokayoke(ポカヨケ) … 作業ミスを防止する仕組・装置

 【文化】

   「Geisya(芸者) … 芸者をテーマの映画や小説から火がつく
 
 「Ninja(忍者) … 今でも忍者が日本に存在すると思う外国人
 
 「Samurai()
  「Otaku(オタク) … 外国語でOtakuとはアニメオタクのこと

 
 「Kawaii(かわいい) … 原宿文化の輸出を契機に
 
 「Origami(折り紙) … 1枚の紙から立体への変化・とくに鶴
 
 「Manga(漫画) Comic book Manga
  「Emoji(絵文字) … 日本が発祥の地、世界に拡散

 【趣味】

   「Bonsai(盆栽) … 自然を身近に感ずる日本人の粋な文化
 
 「Karaoke(カラオケ) … 外国では個室ではなく店のステージで
 
 「Shogi(将棋) … チェスとは似て非なるものとして人気

 【スポーツ】

   「Judo(柔道)
  「Karate(空手
)
  「Sumo(相撲)

 【料理】

   「Sushi(寿司)
  「Sashimi(刺身
)
   「Tempra(てんぷら
)
   「Teriyaki(てりやき
)
   「teppanyaki(鉄板焼き
)
   「Sukiyaki(すき焼き
)
   「Tofu(豆腐
)
   「Miso(味噌
)
   「Ramen(ラーメン
)
  「Panko(パン粉
)
   「Sake(日本酒) … 世界中で国名がつく酒は「日本酒」のみ!

 【その他】

   「Tsunami(津波) … 地震国の日本で生れた言葉・世界で使用
 
 「Kamikaze(神風) … 不思議な力を発揮するものとして
 
 「Koban(交番) Kobanシステムとして世界中で注目
 
 「Bento(弁当) … 日本の食文化を代表・フランスから世界中へ
 
 「Nippon(日本) … 徐々に使用されるようになってきている
 
 「Hikikomori(ひきこもり) … 先進諸国の社会現象
 
 「SenpaiKouhai(先輩・後輩) … 英語に当てはまる言葉がなく

 まだまだあるかも知れませんが、それにしてもかなりの数の言葉がそのまま世界で通用するとは驚きです。日本語は、たしかに独特のニュアンスを持つことは事実でしょうから、そのニュアンスを殺さないように伝えるには日本語の方が良いのかも知れません。

 中国は、2003年、いよいよ世界覇権への道を確かなものにしようと、一党独裁体制にある共産党の指揮下にある人民解放軍の法規である「人民解放軍政治工作条例」を改定しました。新しい条例では「世論戦、心理戦及び法律戦を展開し、敵軍の瓦解工作を展開」することを明記。この三戦(世論戦・心理戦・法律戦)は単に中国軍だけでなく、政治、外交全般に通じるものであることは明白です。

 

 中国の世界への工作活動は、先週のブログでも記しましたように、世界に設置した孔子学院などを拠点に、①ハードパワー(軍事・経済力)②ソフトパワー(文化・価値観)③シャープパワー(破壊活動・弱いもの苛め・圧力)を駆使し、いよいよ活発化してきました。

 

 わが国は、その内の謀略的な振舞いに屈することなく、逆に、日本文化、日本精神の、世界への穏やかな伝播を心することが大切ではないでしょうか。

 

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

 

 8月も終わりとなりますが、まだまだ猛暑が続きそうです。おからだご自愛をお祈り申し上げます。

 

次回は
時事エッセー
です。

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コメント

残暑お見舞い申し上げます。「忍者」という言葉も広く世界で
認知されていますね。
追伸
本来の美しい日本語文字デザインは、残念ながらこの20年以上に渡り、中国製フォント文字により、どんどん侵略・浸食され続けています。このブログの文字デザインも、中国製フォント文字デザインにより、文化浸食されているのは残念です。これはブログ運営会社に対する中国側によるものです。

投稿: 野中志郎 | 2018年8月31日 (金) 13時29分

言霊。美しい言葉は,心を美しくします。憎しみの言葉は,自分の生命も縮めるといいます。日本語のすばらしい言葉を世界に広めていきたいものです。

投稿: 安見隆雄 | 2018年8月31日 (金) 11時32分

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