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2018年11月23日 (金)

徴用工問題…対韓政策を見直せよ! 

 665回目のブログです

201811231

   「江上」   王士禎
 
 呉頭楚尾路如何(呉頭
<ごとう>楚尾<そび>の路は如何<いかん>
 
 烟雨秋深暗白波(烟雨
<えんう>の秋は深く、白き波は暗し)
 
 晩趁寒潮渡江去(晩
<くれ>に寒き潮を趁<>いて、江を渡りて去れば)
 
 満林黄葉雁声多(満林は黄葉
<こうよう>にして、雁の声多し)

 江上は揚子江下流、王士禎(おうしてい)は中国清朝初期の詩人。呉から楚へ行く路はどんな様子だろうか。霧雨の降る秋は深まり、白い波は暗くてよく見えない。夕暮れに寒々とした揚子江を渡り切ると、辺り一面の林はすっかり黄葉し、群れ飛ぶ雁の鳴き声だけが聞こえてくる…。

 烟、雨、秋、深、暗、白、波、晩、寒、潮、林、黄、葉、雁 … これらの漢字一語一語が、すべて揚子江の物寂しい晩秋の景色を盛り上げている美しい漢詩です。

 

 いよいよ紅葉から落葉の季節となり、朝晩はさすがに冷え込むようになってきました。とは言え、晩秋には晩秋の自然の趣があり心を和ませてくれるものがあり、心が殺伐と荒れると言うことは有り得ません。

 

 ところが、朝鮮半島の国々においては、その心根が真逆であることに驚かざるを得ません。今、南の韓国と北の共和国における政治、人心の荒んだ異様な事象には言うべき言葉も見つからず、その姿は、近代国家以前の中世封建国家のままのようであり、全く以って不可解そのもの。朝鮮半島南部の大韓民国という国の最近の例を3点あげてみましょう。

 

 つい先日、日韓合邦時代に日本企業に動員されたとする元徴用工の損害賠償訴訟で、韓国最高裁が、昭和40年(1965)締結した日韓基本条約を覆す判決を下しました。日韓両政府は、これまで、請求権問題は解決済みとしてきましたが、これは、儒教でいう弟国であり、力も小さく声も小さい弱小国とみなす「日本」に対して、韓国サイドが、国際条約(日韓基本条約)など無視してよいとの国家姿勢を露骨示したものと言わざるを得ません。

 

 韓国は、日本に対して、1011日の国際観艦式への海上自衛隊の護衛艦に「旭日旗」の掲揚自粛を求めましたが、日本側は拒否。双方の要求が折り合わず、派遣を見送りしました。旭日旗は自衛艦旗であり、国内法令で掲揚が義務づけられていると共に、国際法上も国の軍隊に所属する船舶であることを示す「外部標識」に該当するもの。すでに半世紀以上掲揚されているものであり、もう、無茶苦茶。国際法も何もあったものではありません。

 

 いわゆる従軍慰安婦像を世界に設置。韓国、中国、台湾、米国、オーストラリア、カナダ、ドイツ、など世界で数十ヶ所にのぼっています。韓国の目的は、日本および日本人が「悪逆非道」な存在であることを主張するものであり、碑文の文言を見ても、歴史的事実など一切考慮されていないことが分かります。

 

 これらを見て思うには、日本人って猫のように甘く大人しく従順であり、反論をしないことが「和」を保つ秘訣だと考えている節があります。政治家しかり、外務省しかり、マスコミしかり、また、わたし達国民もだらしなく、とにかく争いを避けることが最善だという姿勢を取り続けていることに問題がありそうです。

 

 反論しましょう。強い姿勢を表明すべきだと思うのですが、もっともだらしないのは、国民のリーダーであるべき政治家ではないでしょうか。ご覧ください。

 

 自民党の石破茂元幹事長は、11/18韓国での講演でこのように発言。

 

 【自称元徴用工をめぐる異常判決】
  「先の戦争中での朝鮮の人々の雇用をめぐる判決は、
 
   日本人にとり大きな驚きをもたらした。」

 

 【国際観艦式・自衛艦旗「旭日旗」の不掲揚指示問題】
  「海上自衛隊の船が海自の旗を掲げ、入港することを拒否され、
 
   韓国への訪問を実現できなかったことは残念だった。」

 

 「驚き」「残念」とは何事でしょうか。徴用工の異常判決や旭日旗の不掲揚指示に対しては、国民の大半が怒り心頭に達している時に、驚いています、残念ですね、とは、石破さん、あなたは本当に日本の政治家ですか、真に自民党の政治家ですか、真面目に自民党総裁(=首相)をめざすのですか、と聞いてみたいと思います。

 日本の為には、石破氏が自民党総裁、首相にならなくて良かったとしみじみ思うところです。あまりにも甘く、国家防衛、国民防衛の観点が抜けています。石破氏は元防衛大臣でもあった人にもかかわらず、この体たらくですから、首相失格の烙印を捺されるのは必至と言えるでしょう。

 「驚き」や「残念」のような曖昧で軟弱で他人事と思える言葉では、韓国人の心には一切入っていきません。ためしに、テレビで韓流ドラマでも見て勉強してみては … 彼らは一日中どなりちらしていますから。倍返しどころか10倍返しの強い言葉を発して初めて聞く耳を持つのではないでしょうか。

 

 ここで、いわゆる徴用工の判決でのマスコミ各社の社説を一覧してみましょう。

 

  【朝日】徴用工裁判 蓄積を無にせぬ対応を
  【読売】判決 日韓協定に反する賠償命令だ
  【毎日】韓国最高裁の徴用工判決 条約の一方的な解釈変更
  【
産経】「徴用工」賠償命令 抗議だけでは済まされぬ
  【日経】日韓関係の根幹を揺るがす元徴用工判決

 

 読売、産経、日経、そしてあの毎日でさえ、この徴用工判決は日韓基本条約に違背するものとして「韓国政府」において徴用工問題を解決すべきであると明確に述べています。

 

 一方、朝日だけは日本政府に対して「多くの人々に暴力的な動員や過酷な労働を強いた史実を認めることに及び腰であってはならない」「日本政府の力量が問われている」として、徴用工は「日本政府側の問題」であるとの見解です。

 

 朝日は、いわゆる従軍慰安婦でも、自衛艦旭日旗でも、徴用工でも全て韓国寄り。日韓、日朝に関わるあらゆる問題において、韓国・朝鮮が正当であり、日本が不当、不誠実だとの考えを微動だにしていません。なぜなのか理由が分かりません。過去、自らが朝鮮半島で悪事を働き、今、申し訳ないとの謝罪の気持ちを永久に持ち続けているとしか考えられないのですが…。それとも100%自虐史観の持ち主でしょうか。

 

 さて、これだけ理不尽な攻撃を受けている日本として、反撃はどうしたらよいのか、国際政治学者でトランプ大統領の当選を明確に予言した藤井厳喜氏の主張などを参考に考えて見ました。

 

 在韓日本大使の帰国
 
   問題が解決するまで、大使を帰国させない
 
 ノービザ渡航の廃止
 
   商用であれ、何であれ、窓口規制を厳しく行う
 
   労働ビザの停止(後で強制労働だと言われぬため)
 
 輸出信用状の発行制限
 
 日本の資本財や中間財の輸出制限
 
   COCOMのような輸出規制
 
 韓国大衆文化の流入制限
 
   相互主義にもとづくこと
 
 日本人が半島に残した個人財産への補償を要求
 
   (最後の対処策として)

 

 最後に、マスコミを1社追加しますが、東京新聞の社説の文末をお読みください。

 

 「原則論をぶつけ合うだけでなく、原告と被告企業をつなぐ接点はないか、政府レベルでも探る必要があるだろう。例えば基金をつくって賠償をする方式も、専門家の間で論議されているという。
摩擦を拡大させず、冷静に和解策を探ってほしい。」

 

 また、また、話し合いを、摩擦を避けよ、基金設立による賠償を、冷静に和解を、です。まだ懲りないのか。何回だまされれば良いのでしょうか。馬鹿も休み休み言ってほしいものです。

 

 一部マスコミさんよ、いい加減目を覚ましてください!

 

 マスゴミ ⇒ マスコミ ⇒ マスメディア ⇒ メディア ⇒ 真のメディア を目指してほしいと願っています。

 

 ところで、みなさんはどのようにお考えでしょうか

 

次回は
時事エッセー
です。

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コメント

李氏朝鮮末期まで半島で文字を読み国家社会を憂う国民は、儒教を学び官に仕える宮廷人や官吏を除いて皆無に近かった。その点、万葉集の時代に既に庶民が歌を詠み、平安時代に女性が文学に興じ、室町・江戸期には公家や武家に縁のない庶民層が様々な文字文化を愉しんだ日本とは文化の質や高さにおいて大きく異なる。即ち、国家の建国時からシナの冊封体制に組み込まれ、中華思想に洗脳されることに慣れてきたコリアンは、欧米や日本の近代化の礎となってきた「自由な思想」「個の独立」といったものがない。そのため教養のある一部のコリアンが良識ある国家論や外交論を説いても、それに賛同する一般国民は少ない。文字文化の程度の低い、思考力の低い国民は、長い歴史の慣習と惰性に安住したがる。従って、彼らは一時的に理論や良識で納得しても、彼らの情念が自らの納得を拒絶する。征韓論から日清戦争に至る間の、李氏朝鮮の官吏や学者から庶民に至るまでのコリアンが見せた歴史の悲喜劇はそれでなかったか。日韓友好とやらで彼らを説得して韓国を日米のような自由かつ民主国家にと願っても徒労に終わるだけである。日本と同じ、話せばわかる、のアジア人同質論は愚者の妄想である。韓国も北朝鮮も同質の国であり、真の近代国家になるにはさらに百年かかるだろう。その間は「隣国は異質・異形の国だ」という意識で対応しなければわが国は裏切られ続けるであろう。

投稿: 齋藤仁 | 2018年11月24日 (土) 11時38分

韓国政府の悲惨な状況とそれへの対応については、今回の意見に賛同します。

その上で、韓国に対し強い態度を取るべしとの路線は床屋政談(上記意見がそれだとはいいません)的な「悲憤慷慨、断固膺懲」風なものでなく、長期的戦略的なものに裏付けられたものである必要があります。

そのためには、かってケナンがものした「X論文」の韓国版が必要であり、戦略的・長期的に韓国を変質させ(日本と西側世界にとって)好ましい方向に変えていく必要があります。

そこでは先に述べられた手段を含む、総合的な政治経済学術文化をあげた硬軟両様・対外広報の反対攻勢をとっていくことが求められ、戦後冷戦における米欧の先行事例が役に立つでしょう。

付言すれば、これまで在日韓国・朝鮮人が得てきた不当な特権の開示と是正、学術技術情報の流出制限なども必要でしょう。

(何よりも我が国の官民の情報が筒抜けという事態の改善が先かもいしれませんが)

韓国はもはや同盟国とはいえず、北鮮や中国と通じる仮想敵国になってしまったのですから。         ■

投稿: ヨシダオサム | 2018年11月23日 (金) 10時39分

提起された問題と強い対応が必要との方向については全く意義ありません。

問題は悲憤慷慨し膺懲せよとする床屋政談風(上記がそうだとはいいませんが)でなく、長期的に韓国を(我々と西側世界にとって)良い方向に変質させていく具体策の提示にあります。

かって冷戦においてはたしたケナンのX論文の対韓国版が必要になるでしょう。その中で米国などの長期戦略と具体的戦術が大いに参考になると思います。

韓国はもはや同盟国でなく、北鮮と通じる仮想敵国なのですから。 

投稿: ヨシダシュウ | 2018年11月23日 (金) 10時14分

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