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2018年12月28日 (金)

マイブログ注目ベスト3…この1年を振り返る!

 670回目のブログです               

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“雪降りて 年の暮れぬる 時にこそ つひにもみぢぬ 松も見えけれ”
 
                      (詠み人知らず)

 雪がしきりに降り、年が暮れた時になって初めて、風雪に耐え最後まで紅葉しない松というものの良さが分かるものだ…。

 論語の「歳寒、然後知松柏之後彫也」(歳寒くして、然る後に松柏の彫<しぼ>むに後<おく>るるを知るなり)が出典。気候が寒くなってからはじめて、松や柏が、他の植物の葉が枯れ落ちるなかで、枯れないで残ることがわかるということ。

 

 四字熟語で「歳寒松柏(さいかんしょうはく)。他の者がくじけてしまうような逆境においてもなお節操を守るという意味であり、孔子が挫けずに自分についてくる弟子たちを、冬になっても紅葉しない松と柏(=常緑樹)にたとえた言葉です。

 

 自分自身このような気魄の籠った1年をおくってきたかどうか、いささか反省する必要はありそうです。何はともあれ、あと3日で、平成30年(皇紀2678年・西暦2018年・戌年)が過ぎてゆきますが、特に今年は平成の御代最後の年となり、一抹の感慨を覚えざるを得ません。

 

 明くる年がどのような年になるのか、年末から世界の政治経済の情勢が緊迫化しており、予断を許しませんが、とりあえず、1年を振り返りたいと思います。

 

 今年も、毎週金曜日、小ブログを52回も発信しました。例年通り、1年の締め括りとして、反響の大きかったものを3点選びました。

 

改正入管法成立…不誠実な安倍自民党!

 

 (12/14 668回目) 外国人労働者(≒移民)の受け入れについては、今回と(6/22 643回目 外国人労働者50万人緊急移入策に異議あり!)(11/9 663回目 外国人移民激増政策…不誠実極まりない安倍首相の言葉!) の3回にわたり、強く批判しました。

 

 たしかに、完全失業率が2.4%、有効求人倍率が1.62倍ですから、人手不足であることは間違いないでしょう。それへの対策として、安倍自民党は、わが国の非労働力人口・ニート・フリーター(総計592万人)の活用はあきらめて実質的に移民に頼ることにしたと思われます。

 

 自民党は、産業界の安易な擁護者として存在し、将来的には1000万人の移民政策を推進したいとしており、安倍晋三・麻生太郎・河野太郎・石破茂などの有力各氏は積極的な移民論者であることに注目しなければなりません。

 

 ここで小ブログは問題点を指摘しました。()安倍首相は言葉を誤魔化していること、()単純労働者の移民は社会的問題を惹起すること、 ()世界的視野と長期展望が欠けていること、などです。

 

 安倍首相は、出入国管理法改正案について、頑なに「移民」ではないと強調していますが、これは、摩訶不思議で滑稽です。自民党が言う「入国の時点でいわゆる永住権を有する者」を移民と言う定義は世界中で日本だけの定義であり、完全に日本国民を愚弄していると言わねばなりません。国際的には1年以上の移住は移民。この問題は、利権の問題ではなく、国家の基本にかかわる問題ですから、もっと誠実に対応すべきではないでしょうか。安倍政権がすすめる「外国人受け入れ大幅拡大策」は誰が見ても「移民政策」です。

 

 単純労働者・3K移民の受け入れで日本に起きる問題は

 

   1. 日本人失業者の増加と賃金水準の低下
   2. 差別意識の高まり
   3. 民族主義の高まり
   4. 生産性の停滞
   5. 移民のマフィア化
   6. 治安の悪化
 

 移民政策を取るならば、併せて問題点への解決策を提示することが、誠意ある政治家の姿勢ではないでしょうか。

 

 我が国には朝鮮の在日問題があり、中国からの戦略的移民があります。さらに、欧米では移民問題が大問題となっていることなどを含めて総合的な対策が必須のはずです。安倍首相は、拙速、杜撰があまりにも過ぎ、このまま行けば、わが国史上最悪・最低の首相と称されるかも知れません。

 

「中国は米国の民主主義に介入している」
 
…ペンス副大統領演説を読む!

 

 (10/19 660回目)10月4日に行われた米国ペンス副大統領の対中国政策についての演説の中から要点をピックアップして紹介しました。トランプ政権が中国と本格的な覇権争いを演じていることはご承知の通りであり、その骨子はペンス副大統領の演説で明らかです。2~3拾いましょう。

 

 アメリカ政府は、中国が豊かになれば、いづれアメリカ的な価値観を持った民主主義国家になるとの『幻想』を抱き、いや、抱かされて暖かい支援を惜しまず施してきた。ところが、中国は、中国共産党革命から100周年にあたる2049年までに、世界の経済・軍事・政治のリーダーの地位をアメリカから奪取し、世界の盟主として君臨することを目指す戦略(軍事力の急速な拡大・違法な諜報活動・権謀術数の外交)を着々と取ってきている。

 

 現在、共産党は「メイド・イン・チャイナ(Made in China2025計画」を通じて、ロボット工学・バイオテクノロジー・人工知能など世界の最先端産業の90%を支配することを目指している。中国政府は、官僚や企業に対し、米国の経済的リーダーシップの基礎である知的財産を、あらゆる必要な手段を用いて取得するよう指示してきた。

 

 中国のキリスト教徒、仏教徒、イスラム教徒に対する新たな迫害の波が押し寄せている。キリスト教については、当局は十字架を取り壊し、聖書を燃やし、信者を投獄。新疆ウイグル自治区では、共産党が政府の収容所に100万人ものイスラム教徒のウイグル人を投獄し、24時間体制で思想改造を行っている。

 

 中国共産党は、米国企業、映画会社、大学、シンクタンク、学者、ジャーナリスト、地方、州、連邦当局者に見返りの報酬を与えたり、支配したりしている。

 

 その他、耳目をそばだてる話が続々と出ていますが、米国は断固反撃するとの決意を表明しました。全文を今一度読まれることをお薦めします。

 

“忖度”この美しい言葉を殺すなかれ!

 

 (1/26 622回目)昨年から“忖度”と言う言葉が流行語となり、一般国民も戯れ語として使うようになりましたが、忖度の意味は辞書によれば、

 

  【忖度】= 他人の心を推し測ること
        (新潮国語辞典・デジタル大辞泉・他)

 

 「忖度する」という言葉は、もともと他人の気持ちを敏感に感じ取り、慮る(おもんぱかる)ということであり、思いやりや優しい気持ちの道徳に関係あるもの。他人の気持ちを推し測る、わが国の伝統ある「忖度」の精神は「和」につながるものであり、世界に誇る上流の文化であり、美徳ではないでしょうか。

 

 忖度という言葉は悪徳ではなく、美徳であり、今回のモリカケ騒動によって薄汚れた言葉にすべきではありません。

 

 平成30年を振り返り、注目された3点を取り上げました。みなさまには今年1年お付き合いいただき有難うございました。小ブログは来年も何とか続けたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

 

 それでは、佳いお年をお迎えください。

 

次回は
時事エッセー
です。

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