「慰安婦」「徴用工」… ジャパン・タイムズ英語表現を変更!
677回目のブログです
“思ふこと いふべき時に いひてこそ 人のこころも つらぬきにけれ”
明治天皇御製(明治44年)
思う事を言うべき時に人に言う。そうすることによってのみ人の心を貫くことができる。当たり前のことのように思えますが、言うべき時に言うことができず、大切な機会を逃したことが如何に多かったかを反省するばかりです…。
さて、日韓の間で様々な問題が横たわり、暗礁に乗り上げたままになっており、今や一触即発、外交断絶にまで至るのではないかと言われるほどです。日韓間の主要な懸案事項をあげてみます。
・竹島をめぐる問題(日本領土を韓国が占領)
・いわゆる慰安婦問題(約定破棄・世界にプロパガンダ)
・いわゆる徴用工問題(賠償請求・裁判)
・日本産水産物等の輸入規制問題
・日本海呼称問題(日本海を東海に・世界にプロパガンダ)
・仏像盗難事件(盗難仏像を返却せず)
・韓国海軍レーダー照射事件(危うく戦闘一歩前)
・韓国国会議長・天皇陛下に謝罪要求(慰安婦に)2月8日
それにしても、凄まじい問題ばかりであり、韓国サイドの不実には言うべき言葉もありません。このうちどんな人にも、子どもから大人まで、男子でも女子でも、理解できるのは、韓国の窃盗団が盗んだ仏像(重要文化財)を返さなくてもいいとの判決を韓国裁判所が下したことでしょう。もう、無茶苦茶、窃盗が正義とは、韓国人の民度を疑わざるを得ません。未だに近代社会を築けない遅れた民族なのでしょうか。
上に掲げた日韓間の主要な懸案事項が生じたのは、ひとつには韓国が未近代社会であること、ふたつには韓国サイドの小中華思想による日本蔑視であり、三つには、わが国の親韓・媚韓・屈韓の人々が反日姿勢と韓国アシスト姿勢を煽りに煽ったことにあるのではないでしょうか。
特にわが国の大半のマスコミは「言葉」「用語」の点についても、自虐、反日の立場をずっと守ってきていると言う摩訶不思議な現象があります。この件について、いわゆる慰安婦問題といわゆる徴用工問題で考えて見たいと思います。
朝日新聞は、平成26年(2014)、いわゆる慰安婦問題の誤報(…実際には「虚報」「フェイクニュース」というべきもの)を認め、読者に詫びましたが、英字報道においては従来路線を引き継いだままです。
ところが、その朝日と同調していた国内英字新聞大手の「ジャパン・タイムズ」が「慰安婦」と「徴用工」に関して、誤解を招く表現を用いてきたとして、昨年11月30日付の紙面において変更する旨を告知したのです。
私はそのことに気付くのが遅く今ごろになって気付きましたが、ジャパン・タイムズの決断には拍手を送りたいと思います。
まず、どのように変更したのかを見ていきます。
【慰安婦】
従来“ women who were forced to provide sex for Japanese troops before and
during World WarⅡ ”(第2次世界大戦前と戦中に、日本軍に性行為を強要された女性たち
変更“ women who worked in war time brothels, including those who did so
against their will, to provide sex to Japanese soldiers ”(自ら望まなかった者も含み、戦時下の娼館で日本兵相手に性行為を提供していた女性たち)
【徴用工】
従来“ forced labor ”(強制労働)
変更“ war time laborers ”(戦時労働者)
簡単に言いますと、今後は『戦時売春婦』『戦時労働者』と表現するとしているのです。
ジャパン・タイムズのこの変更は極めて常識的であり、高く評価したいと思います。加えて、NHKや朝日も、事実を歪めた表現を排し、常識的な線に変更してほしいもの。
ジャーナリズムの雄を自称する朝日新聞は、平成18年(2006)
“言葉は感情的で、残酷で、ときに無力だ。それでも私たちは信じている、言葉のチカラを。ジャーナリスト宣言。朝日新聞”
というキャッチフレーズでジャーナリスト宣言を大々的にキャンペーンしましたが、宣言は良しとしても、その根底には事実は事実として報道するという基本的な姿勢が不可欠のはずです。そもそも、誤報・虚報・捏造はもとより、自虐反日の姿勢が根本的に誤っていることを認識しなければなりません。
余りにも遅かったとは言え、ジャパン・タイムズ紙が、正しい用語、言葉に変更したことを評価したいと思います。
“過ちては則ち改むるに憚ること勿れ”(論語)
(あやまちては すなわち あらたむるに はばかることなかれ)
という有名な格言もありますから、NHKも朝日も、今からでも勇気を奮って英文表記を変更してはどうでしょうか。あらためて強くすすめたいと思います。
ところで、韓国がとうとう本性を表わしてきました。2月8日、韓国の国会議長が、いわゆる従軍慰安婦に関して、日本国天皇陛下の謝罪を要求したのです。日本の中枢に匕首を突き付けてきました。“日本を代表する首相から謝罪の一言でいい。近く退位するのだから、日王がそれを行うことを願う。日王は戦争犯罪の主犯の息子ではないのか。そのような人が、高齢の元慰安婦の手を握り本当に申し訳なかったと言えば、これを最後に問題は解決する”(日王とは韓国が使う天皇陛下を蔑んだ言葉)
まあ、まるで土下座を要求すると言わんばかりの強い口調です。まさに暴言の極みと言わざるを得ません。
それに対して、安倍首相は、僅かの憤りを表わし、謝罪と発言の撤回を求めました。河野外務大臣に至っては「発言には気をつけていただきたい」と苦言を呈したに過ぎません。
これが、わが国の内閣総理大臣と外務大臣の姿ですから開いた口が塞ぎません。本来ならば、直ちに閣議を開き、現代版の「暴韓膺懲」(ぼうかんようちょう/暴虐な韓国を征伐して懲らしめること)の策を講ずべきではないでしょうか。政府も、政治家も、マスコミも、国民も、平和ボケで指を咥えてポカーンと、…余りにも鈍くなってしまっているように思えてなりません。
韓国の国会議長が天皇陛下を中傷する言葉を吐くとは、これはまさしく「Point of no return」(帰還不能点)、日本国民は、もはや後に引けない段階に来ていると考えなければなりません。
厳しい怒りの声を発しようではありませんか。
みなさんはどのようにお考えでしょうか
次回は
時事エッセー
です。
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コメント
問題紛争が起きると、相手の主張が嘘だとわかっていても、日本人は解決後の互いの関係修復を考えて進んで妥協しようとする。謙譲の美徳といえばそれまでだが、ユーラシア大陸で生き抜いてきた民族にはそんな文化はない。西の白人も東のアジア人、南のアラブ人やインド人も、基本的には民族が混在する大陸を生き抜く文化、すなわち問題が起きたら、相手が100%正しくても自分たちが勝ち抜くために、捏造した事実或いはこじつけの事実も用意せず、ひたすら自分たちの言い分を主張し相手を罵倒し続けることで己の主張を既成の事実、正義に化してしまう。韓国や北朝鮮ばかりでなく、中国もロシアも同じ穴のムジナではないか。周辺国に勝つことが最大の美徳である大陸文化を考えれば、韓国民の多くは最近の対日外交の問題について反省する必要を感じていないことがわかる。半島の西側の中国やロシアの危険より先に半島国家そのものがわが国の危険物となる日は近い。
投稿: 齋藤仁 | 2019年2月16日 (土) 17時45分