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2019年5月 3日 (金)

「令和」の幕開けに期待する!  

 688回目のブログです

20181191

“なにごとも 思ひ入るとも 人はただ まことの道を ふむべかりけり”
                          明治天皇御製(明治37年)

 どのような事に思ひ入れて行くとしても、人として、ただただ誠の道を踏むべきである…。

 背筋をピンと反らして味わわなければならない御製です。新しい時代「令和」の幕開けであるからには、旧年の不実を反省し、これからは極力「まこと」の道を踏んで行きたいもの。まことは「誠」「真」「洵」「実」「信」などの字を当てることができます。人として最も重要なものーそれは「まこと」であることを明治天皇が諭されているのではないかと思います。

 五月一日、新天皇が御即位されました。一部の人を除いてはほとんどの国民がお祝いの気持ちを有しているのでしょう、街は慶祝ムードで溢れているように思われます。

 「令和」は「平成」の御代を引き継いでいくことになりますが、この時点で、難問は山積みのままであり、それの解決に全国民が叡知と力を結集しなければなりません。リアリズムで考えれば厳しい課題ばかりです。まず列挙してみましょう。

『憲法改正』

 現行の日本国憲法は米国占領下において成立したものであり、占領憲法とか押しつけ憲法とも言われてきました。出自に疑問があるにもかかわらず、72年間、一条、一項目、というよりも一言一句も改正することなく今日に至っています。

 その間、世界は激変し、わが国を取りまく安全保障環境などは一変しており、現行憲法のままでは対処不可能となってきました。また、憲法の基本的趣旨である前文が現実を無視した絵空事の表現となっていることや時代の進展に添った新しい価値観を取り込めないという問題点を解消するためにも憲法改正は待ったなしと言わねばなりません。

 諸外国では、アメリカ6回、カナダ19回、フランス27回、ドイツ60回、イタリア15回、オーストラリア5回、中国9回、韓国9回となっており、実情に合わせて改正していることが分かります。それに対して日本は0回。参考にしても良いのではないでしょうか。

『北朝鮮の日本人拉致』

 中学1年生の横田めぐみさんが拉致されたのが昭和52年(1977)、それから42年経過、今55歳。政府認定の未帰国者17名。この問題を解決できない日本は本当に“主権を有する国家”と言えるのでしょうか。

 「日本は戦後ずっと平和だった、平成時代も平和だった」 これは大変な間違い、嘘、錯覚、認識不足、寝言です。寝言は休み休み言いましょう。今から10年前、拉致被害者のある母親が会合で述べられた言葉をお読みください。

 『みなさん、わが国、日本は戦後60年平和だったと言われていますね。本当にそうなんでしょうか。北朝鮮はわが国に拉致という型の戦争を永い間仕掛けてきたのではないのでしょうか。ずっと、平和ではなかったのではないでしょうか……。…少なくとも我が家族においては平和ではありませんでした。』

 この悲痛な魂の叫びをあなたは、どう聞きますか。わが日本は戦争を仕掛けられていると認識すべきではないのでしょうか。この問題に関して、安倍首相以下政治家は不真面目すぎると判断します。

 ・『少子高齢化』

 令和の時代は少子高齢化で労働力不足は免れません。安倍自民党はそれに対処するために移民政策をとることを決定、とりあえず早急に50万人の移民を受け入れる方向で調整を始めました。移民には他民族との衝突がつきものであり、欧米ではそれを抑制しようと躍起になっていることに反し、安倍内閣は移民促進に躍起になっているのです。

 確かに人手不足ですが、そんなに順調に移民受入れが出来るとも思えません。そこで、これから日本人得意の異次元の「省力化」が急速に進んで行くことは間違いありません。それでも、日本経済は当分の間、労働力不足は続くと見なければならないでしょう。そうすれば、好むと好まざるとを問わず、必然的に賃金がアップ。それが日本経済を好展開させるようになるはずです。

 労働力不足に悲観する必要はありません。わが国には、高齢者・学生、出産・育児・介護などを除いても、非労働力人口は365万人もいるのです。またニートは57万人、フリーターは170万人も存在していますから、彼らが労働人口となる好ましい循環が訪れるのではないかと睨んでいます。令和の時代は、微温的な平成時代とは異なり、わが国の国力、経済力アップのために総合的、かつ長期的な「強い政策」を講じるべきではないでしょうか。

 ただ、基本的には、少子化は国力の低下を来たします。この1点に絞って「大胆な対策」を講ずることは、待ったなしではないでしょうか。

『科学技術の振興』

 現代は先端技術競争の真っ只中。これに勝利を得るための教育、人材育成、研究開発支援に積極的に対処しなければなりません。負ければ将来はなし。特に小・中・高の算数・数学教育の弱体化は早急に是正する必要があります。

 その他、挙げれば切がありませんが、新しい時代を拓いて行くためにも、わたし達国民および国家・社会のリーダーは凛とした厳しい姿勢をもって事に臨むことが肝要ではないでしょうか。時代は軟弱で悠長なことを許してはくれません。

 このように考えていた時、京都大学名誉教授の中西輝政氏がサンケイのオピニオン欄で「御代替わりの年はとかく内外の激動が日本を襲う」という歴史のジンクスに触れ「緩み」のなかで危機が生じることを指摘しています。そしてそのポイントは次の通りです。

 【令和の三大課題】
  ①財政の危機的状況
  ②政治の機能不全
  ③「日本史の宿命」たる中国問題

 なかなか含蓄のある鋭い指摘ですが、本当に手ごわいテーマだと思います。

 麗しき和を目指すためにも、大きな課題について、凛とした精神で、真剣に具体的に考えを廻らしたいものです。

 みなさんはどのようにお考えでしょうか。

次回は
時事エッセー
です。

 

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