文大統領「盗っ人猛々しい」…朝鮮民族の国民性を考える!
702回目のブログです
“滝の音は 山風ながら 激しくて うち散るほどの 波ぞすずしき”
後柏原院(第104代天皇)
滝の音は、山風が激しく吹くような音をたてて、勢いよく散る波の様子は何とも言えず涼しいことだ…。
今年も暑い暑い夏となりました。30℃~35℃、あるいは35℃以上という暑さには、もう慣れっことはいうものの、自然の涼しい所へ行ってみたいものです。海も確かに良いのですが、風流という観点から言えば「滝」に過ぎるものはありません。上の和歌にあるように、夏の滝を目にすれば確かに涼気を感じるのではないでしょうか。
暑いと言えば、今、日韓関係における韓国の激高した言動を省くわけにはいきません。
■ 文大統領「日本、盗っ人猛々しい」ホワイト国除外で
韓国の文在寅大統領は、安倍政権が輸出手続きを簡略化できるホワイト国のリストから韓国を外す政令改正を決めたことについて「徴用工判決に対す る明白な経済報復だ」「人類の普遍的な価値と国際法の大原則に違反する」「利己的な弊害をもたらす行為として国際社会からの指弾を免れることはできない」と訴え「加害者である日本が、盗っ人たけだけしく、むしろ大きな声で騒ぐ状況は絶対に座視しない」と強い言葉で非難した。(8/2 朝日WEB一部抜粋)
いつもながらの激越な言葉に目をむきます。温厚なTVコメンテーターの八代英輝国際弁護士は「ここまで言われたら、そうですかサヨウナラとしか…。事ここに至って反感を煽る演説を大統領がするというのは、残念。」と突き放しました。
なぜ、韓国最高位の大統領がこのようなえげつない言葉を発するのでしょうか。これに関連して、朝鮮(韓国)民族の国民性や国民感情について考えて見たいと思います。(「韓国人の世界」などを参照)
・「盗っ人猛々しい」に当たる韓国語は「賊反荷杖」という言葉であり「逆切れ」「居直り」「開き直って大口をたたく」が普通の翻訳語だそうですが、朝日はあえて「盗っ人猛々しい」と翻訳し“煽り”を演じたのではないかと言われています。例によって朝日特有の反日サヨク思想の煽りでしょう。それにしても「逆切れ」「居直り」「開き直り」だったとしても、大統領が使う言葉ではありません。下品と言われても仕方ありますまい。もっとも、品位を期待する方が間違いとも言えますが…。
・朝鮮半島は外民族の侵入と支配を繰り返し受けてきたため、外民族に対して被害者意識が非常に強く、社会不安から自分の感情を爆発させて不安を紛らわせたり、現実について深く考えない民族性を持つようになったようです。
・朝鮮民族は自分と他人、先人と現在の自分を区別できず、朝鮮民族全体の総体としての主観である「立場」と朝鮮民族全体の総体としての判断基準である「(普遍的)真実」を基本としています。
「立場」とは「朝鮮人の被害者としての歴史を十分理解し、その心情を受け入れた視点」のこと。韓国での「(普遍的)真実」とは「森羅万象全ての物事の因果について記載されている、民族の総体としての叡智の結晶」のことであり、周りの人が皆同じことを言っていれば、それこそが朝鮮の「真実」になるのです。現在の韓国社会では国定教科書の内容が全て「真実」として信仰されています。したがって、国定教科書が反日ですから反日=「(普遍的)真実」となり、これは未来永劫続いて行くことになります。…ああ、何も考えなくていい、都合のいい真実!
・韓国でよく言われる「恨」とは何でしょう。わたし達日本人には「うらみ」以外には思いつかず、なかなか理解できない言葉ですが…。
「恨(ハン)」とは「朝鮮民族の被害者としての歴史と、民族の苦難に対する嘆き及び自己憐憫による陶酔感を、時空を超えて民族間で共有することによって醸成される、粘着質の情緒」のことを言います。
分かりやすく言えば「被害者意識、責任転嫁、嫉妬、八つ当たり、逆恨み、怨念、執念が混ざり合ったもの」が「恨(ハン)の精神」(ソウル大学李教授)。
・朝鮮社会のタブーは、自分達が信仰する「立場」「真実」「恨」に対して異を唱えることです。
韓国に不利な事実や国際的視点は「歪曲」と呼ばれ、ヒステリックな反応(火病)と共に徹底的に弾圧され、無かったことにされます。また「歪曲」を行う異端の者は「親日派」もしくは「売国奴」と呼ばれ、朝鮮社会から排除されます。これが、朝鮮に特有な「魔女狩り」というものです。
…どうして韓国ではたびたび魔女狩りが行われるのか理解できなかったのですが、それは、朝鮮社会のタブーである、朝鮮(韓国)の「立場」「真実」「恨」に対して異を唱えたからだということで、良く理解できました。これが基本的な国民感情だとすれば、今日も、将来も、魔女狩りは無くなりませんね。
・「朝鮮では『約束』とは「相手と話し合う関係になること」を意味し、決して「遵守すべき相手との取り決め」を意味しません。そのため朝鮮人は『約束』を交わした後にその約束の妥当性について、相手と議論しようとします。
…胸にストンと落ちる説明です。今、韓国・文在寅大統領が、平成27年(2015)の慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決を確認した「日韓合意」を反故にし、昭和40年(1965)締結した「日韓基本条約」で解決済みの徴用工問題を取り上げ、先日は、韓国高官が「日韓基本条約」の見直しをぶちあげるなど、韓国の約束は他国の約束とは全く意味が異なることを示しています。
・朝鮮の道徳観は
自分の利益 > 親族の利益 > 民族の利益 > 法
法やルールを守れば損すると考えるので、国際法・条約・交際合意を守らない傾向が強いと言われます。また、韓国は超民族主義国家であり「愛民族心」は強く持っていますが「愛国心」は持っていないようです。上の道徳観の公式を見れば、国家が欠落していますので、愛国心の持ちようがないことが分かります。
と考えれば、韓国は、たとえ異質であっても朝鮮民族主義(チュチェ思想)を標榜する北主導の朝鮮連邦国家に吸収されることを望んでいると思われます。
・朝鮮は地政学上の条件から、周辺の大国によって翻弄されてきました。そこで、古来、その時代の最も力のある大国に対して忠誠を誓うという「事大」(小が大につかえること)という処世術を身に着けてきました。今、中国(中華人民共和国)に対して一切反発しないのは、中国を大国として認めているからです。
一方、日本に対しては、約束であれ何であれ、やりたい放題、反発のし放題。ということは、韓国は、日本を大国としてではなく小国と見なしているのでしょう。そうだとすれば、韓国と対等に外交をしようとするならば、毅然とした大国風の姿勢を示すことが大切となります。
以上から、日本人と朝鮮人は考え方も行動も、価値観も、全く異なる民族であることをお互いに認識し、両国間の交際をすることが肝要となってくるのではないでしょうか。
みなさんは、どのようにお考えですか。
次回は
時事エッセー
です。
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コメント
韓国の国際的な法・慣例を無視した対日外交は一世紀前なら開戦への誘発行動であり、アメリカなどの超大国に対しては今日でも取りえない外交であろう。文政権及び韓国民の対日侮蔑政策は、戦後メディアが作り上げた他国に阿諛追従しながら、自分たちが平安に生きられれば他からどう思われようと、というプライドを捨てた「戦後日本」が生み出した一種の反面教師現象といえよう。 朴政権から文政権へと続く対日侮蔑外交は、しかしながら、日本の未来を考えた場合、試練というより天恵といえるかもしれない。なぜなら韓国との問題が外交面で片付いたとしても、野宗氏が指摘しているような韓国民の反日感情は内なる炎として燻り続ける。しかも韓国に倍する反日政策をとっている北朝鮮が存在する。即ち、現在の文政権の反日外交にいかに対処するかは、日本の外務省や政府だけでなく、日本のメディア、日本の国民にとっても、将来必ずやってくる北朝鮮あるいは韓国・朝鮮連合、あるいは半島統一国家が採るであろう反日外交に対する実践的な練習になっていると思うからである。 いずれにしてもいかなる美辞麗句を連ねようと国際関係はパワーがすべてである。パワーの要因にはもちろん武力、経済力、情報力等々あろうが、対象国からパワーが軽視されれば同盟関係にあっても捨てられるし、一目置かれるパワーがあれば長年の敵対国でも友好の手(諂いの手)を差し伸べる。 マキュアベリの時代も21世紀も変わらぬ弱肉強食の国際社会、国家間も和して同せず、で孤高に生きるしかない。
投稿: 齋藤仁 | 2019年8月10日 (土) 10時58分